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電気工事士への転職は未経験でも可能!転職成功のカギや仕事内容を解説

電気工事士への転職は未経験でも可能 ガテン系の転職

電気のプロフェッショナルでもある電気工事士ですが、未経験でも十分に転職可能なお仕事でもあります。

電気工事士は、時に「建物に命を吹き込む仕事」とも言われるほど重要なお仕事で、私たちが当たり前のように利用している電気のウラには、彼ら電気工事士の活躍が欠かせません。

そんな電気工事士に転職しようと思っても、「未経験では無理なのでは…。」と不安に思う人も多いことでしょう。

専門性の高い知識や技術が要求されるため、こうした不安にかられるのは仕方ないですよね。

ここではそんな人に向け、未経験でも電気工事士へ転職できる理由や転職を成功させるポイントなどを解説していきます。

記事の終わりには役立つQ&Aも掲載するので、ぜひ最後まで読み進めてください!

電気工事士に転職したい30代必見!具体的な仕事内容やポイントを解説

未経験でも電気工事士に転職できる理由3選

未経験でも電気工事士に転職できる理由

タイトルにもあるように、未経験者でも電気工事士へ転職できます。

まずはその主な理由をみてみましょう。

未経験でも電気工事士に転職できる理由3選

  1. 資格取得は転職後でも可能
  2. 人材不足の影響
  3. ポテンシャル採用が狙える

それぞれ解説していきます。

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①資格取得は転職後でも可能

電気工事士として働くためには、「第二種電気工事士」という資格が欠かせません。

しかし、第二種電気工事士を持っていないと転職できないわけではないのです。

電気工事士募集の求人には、未経験や無資格でも応募できるものも少なくなく、転職してから第二種電気工事士の取得が可能な職場も多いのです。

業務に必須な資格であるため、会社によっては資格取得のサポートをしてくれることもあります。

無資格で転職した場合、作業の習得と資格勉強を同時進行する必要がありますが、すぐにでも電気工事の現場でキャリアを積みたい人には嬉しい点と言えます。

②人材不足の影響

電気工事士に転職しやすい背景には、電気工事業界が抱える人手不足の問題があります。
経済産業省が発表した調査によると、第一種電気工事士は2045年に2.4万人不足し、第二種電気工事士は2040年には2万人も不足すると試算されているのです。

出典:経済産業省 電気保安人材の中長期的な確保に向けた課題と対応の方向性について

同資料の中では人手不足解消の策として、「入職対象者の範囲拡大にとりくむ」と書かれています。

こうした影響もあって電気工事士への転職の間口が広くなり、未経験者でも転職しやすい状況が出来上がっているのです。

③ポテンシャル採用が狙える

電気工事士は「ポテンシャル採用」による求人が多いお仕事です。

「ポテンシャル採用」とは応募者のキャリアやスキルが充実していない場合でも、やる気や強い興味、熱意といった伸びしろに期待する選考方法の事をいいます。

経験や資格がなくても内定獲得が狙えるので、未経験者には非常に心強いですね!

未経験者歓迎の求人の多くは、このポテンシャル採用を導入しているので求人広告をよく確認してください。

電気工事士ってどんなお仕事?

電気工事士とは、一般住宅や商業施設、工場にビル、さらにはテーマパークや鉄道に至るまで、様々な現場の電気仕事に携わる人のことです。

私たちの周りにはいろいろな機械があふれていますよね?

パソコンやテレビ、スマートフォンやゲームといった一般家庭でも使用するものから、鉄道や遊園地の乗り物などあらゆるものに電気が使われています。

電気工事士がいなければ、普段当たり前のように使っているこれらの機械が使えません。

家のコンセントにコードを刺しても、肝心な電気が通っていなければ意味がないですよね。

電気工事士は私たちの生活になくてはならない、とても大切なお仕事なのです。

ダクト工事とはどんな工事?工事の種類や役立つ資格を解説します!

電気工事士が働く現場5選

電気工事士が働く現場

電気工事士のお仕事をより詳しく見てみましょう。

先ほども解説した通り、私たちの身の回りは様々な機械があふれています。

機械の使用に電気が不可欠な関係上、電気工事士が活躍する現場も非常に幅広いです。

ここでは電気工事士が働く現場を5つに厳選し、それぞれ詳しく紹介します。

電気工事士が働く現場5選

  1. 建築電気工事
  2. ビルメンテナンス
  3. サービスエンジニア
  4. 施工管理
  5. 鉄道に関する電気工事

電気工事士の理解をより深めてください!

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①建築電気工事

建築電気工事は一般住宅はもちろん、病院や商業施設、学校にビル・工場まで、あらゆる建築物の配線工事や設計をおこなうお仕事です。

建物が出来上がっても、電気が通っていなければ施設として利用することはできません。

施設に電気を通すことで、あらゆる設備や機械を使用可能にするための、非常に重要なお仕事です。

電気工事士が「建物に命を吹き込むお仕事」と言われることがあるのはこのためで、社会に必要不可欠なお仕事です。

②ビルメンテナンス

ビルメンテナンスは、その名が示す通りビルの電気設備や機械などを安全・快適に使えるように管理するお仕事です。

自動ドアや防火設備、エレベーター・エスカレーターなど、一般住宅よりも電気設備が多いためため、さまざまな機械の操作や構造に詳しい必要があります。

また取り扱う設備が多種多様なため、それらに関連する幅広い種類の資格も必要です。

電気工事士はもちろん、「ボイラー技士」や「冷凍機械責任者」、「危険物取扱者乙種四類」などさまざまな資格が歓迎されます。

③サービスエンジニア

サービスエンジニアは、クライアントに何らかの機械的不具合が発生した場合、要請を受けて現場に移動して修理をおこなうお仕事です。

修理だけでなく、定期的な保守点検もおこないます。

クライアント相手のお仕事のため、急な呼び出しや休日出勤なども発生しやすいお仕事ですが、顧客と近い距離で仕事をしたい場合にはおススメのお仕事です。

自社の製品に関する知識はもちろん、クライアントとスムーズにやり取りをするためのコミュニケーション能力も要求されます。

人と接することが好きな人や、不具合に応じて柔軟な対応ができる人にはピッタリのお仕事です。

④施工管理

「現場監督」と呼ばれることもある施工管理ですが、電気工事士が活躍するのが「電気工事施工管理」のお仕事です。

「電気工事施工管理技士」と「電気工事士」は、一見似ているようでもお仕事の内容は違います。

「電気工事士」が電気工事に直接携わるのに対し、「電気工事施工管理技士」は電気工事現場の監理や作業指導などをおこないます。

現場での立場は電気工事施工管理技士の方が上ですが、その分責任が重大なお仕事です。

また、電気工事施工管理技士の資格は国土交通省が管轄していますが、電気工事士は経済産業省の管轄なのも解りやすい違いです。

電気通信工事施工管理技士の難易度は?資格取得のメリットも解説

⑤鉄道に関する電気工事

鉄道工事の現場でも、たくさんの電気工事士が活躍しています。

たとえ素晴らしい電車や線路が出来上がっても、電気が通らなければ運行できません。

というのも、電車は車体上部に取り付けられている「トロリー線」という部品に電気を流すことで動いているからです。

通電のための電気工事はもちろん、信号機や踏切などの設置や管理などさまざまな作業に従事します。

電車が運行していない深夜での作業が多く、始発に間に合わせるためのスピーディーな作業が大切です。

また、駅構内の設備・機械の設置やメンテナンスにも携わります。

切符販売機や改札機、スピーカーなどを快適に使用するには、電気工事士の力が不可欠なのです。

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未経験から電気工事士に転職するメリット2選

次に、未経験から電気工事士に転職するメリットを見てみましょう。

以下に挙げる2つのメリットを見てください。

未経験から電気工事士に転職するメリット2選

  1. 一生モノの技術が身につく
  2. 活躍の幅が広がる

それぞれ解説していきます。

電気通信主任技術者の平均年収はいくら?仕事内容や資格の難易度を解説

①一生モノの技術が身につく

電気工事士の技術は専門性が非常に高く、資格がなければ作業に携われません。

電気工事には危険が伴うために、資格がない人の作業は認められていないのです。

関連資格の取得や日々の業務に従事することで、一生モノの技術を身につけられます。

さらに、電気工事士には定年がありません。

キャリアを積めば積むほどに、電気工事士の腕を磨いていけますよ!

②活躍の幅が広がる

電気工事士が活躍する現場は建築物の数だけ存在するといっても過言ではありません。

住宅や病院、学校にテーマパークなど、電気を使用する施設は限りなくあります。

電気を使用する施設には必ず電気工事士の力が必要です。

また、施設に電気を通すだけでなく災害発生時にも電気工事士は欠かせない存在です。

専門性の高いお仕事である一方、さまざまな現場で必要とされるお仕事といえます。

未経験者が電気工事士への転職を成功させるカギ6選

未経験者が電気工事士への転職を成功させるカギ

電気工事士は未経験者でも転職しやすいお仕事です。

とはいえ、何の作戦もなしに転職活動をおこなっても内定獲得は狙えません。

ここでは、未経験者が電気工事士への転職を成功させるカギを6つ解説します。

未経験者が電気工事士への転職を成功させるカギ6選

  1. 電気工事へのやる気をアピールする
  2. 勉強意欲の高さを示す
  3. 大手以外の会社も視野に入れる
  4. 転職を決意した理由をハッキリさせる
  5. 職業訓練を受ける
  6. 転職サイト・転職エージェントを利用する

それぞれしっかり押さえて、転職成功の確率をアップさせてください!

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①電気工事へのやる気をアピールする

先ほど記事の中でも解説した通り、電気工事士はポテンシャル採用を狙えるお仕事です。

ポテンシャル採用を狙う上では、何よりも電気工事士へのやる気をアピールしなければなりません。

電気工事士は人手不足のため、伸びしろが期待されればたとえ未経験でも十分に内定獲得が目指せます。

面接の場では、「電気工事士のどこに惹かれたのか」「電気工事士としてどのような活躍を目指すのか」といった、具体的な内容を提示することでやる気の高さを効果的にアピールできますよ!

②勉強意欲の高さを示す

いくら未経験でも転職可能といっても、電気工事士として働くうえでは最低でも「第二種電気工事士」の資格が必須です。

未経験で転職した場合、作業の習得と資格勉強を同時進行しなければなりません。

電気工事士のお仕事は体力的にみても決して楽な仕事ではありません。

慣れない現場作業と資格勉強の同時進行は、想像以上に大変です。

しかし、資格取得が必須である以上資格勉強は避けて通れません。

また、第二種電気工事士を取得した後も学ぶべきことはたくさんあります。

「第一種電気工事士」「認定電気工事従事者」など、電気工事に関連する資格は多様なのです。

第二種電気工事士の資格だけで一人前の電気工事士になるのは難しいため、仕事に慣れてきた後も常に勉強し続ける必要があります。

勉強意欲の高さを積極的にアピールすれば、先ほどの「ポテンシャル採用」も狙いやすくなりますよ!

③大手以外の会社も視野に入れる

「せっかく電気工事士に転職するなら、大手を狙いたい!」という人もいることでしょう。

しかし、未経験者がいきなり大手企業を目指すのは考えものです。

確かに待遇や働きやすさは魅力ですが、大手企業の多くは未経験者を募集していません。

大手企業ほど経験や資格、実績などを重視する傾向が強いため、未経験者がいきなり挑戦するには敷居が高すぎるのです。

むやみに高望みせず、まずは未経験者でも応募しやすい中小企業からキャリアをスタートさせましょう。

電気工事士の転職シーンでは、スキルや経験さえ充実していれば学歴や年齢がネックになることはありません。

大手企業への転職はある程度キャリアを積んでからでも十分間に合うのです。

あせらずコツコツと電気工事士としてのキャリアを積んでいきましょう!

④転職を決意した理由をハッキリさせる

転職の理由があやふやな応募者に対しては、企業は不信感や不安感を抱いてしまいます。

「自分はなぜ転職をきめたのか」「数あるお仕事のなかから、なぜ電気工事士を選んだのか」といった根本的な部分を明確にしてください。

転職を決意した理由は、選考をおこなう企業にとっても非常に気になる要素です。

採用面接の場ではほぼ100%の確立で、転職理由について質問されます。

返答に詰まってしまうと「この会社もすぐに辞めそうだな…」と、イメージが大きく下がってしまいますよ!

面接突破の最大のポイントは、いかに面接官に良い印象を植え付けられるかにかかっています。

いざ考え直してみるとなかなか思うように答えが出ない転職理由ですが、面接官に良い印象を与えるための武器でもあるので、じっくり時間をかけて振り返りましょう。

転職理由についてより深く理解したい人は、こちらの記事も参照してください。

異業種転職理由で好印象を与えるために抑えておくべき3つのポイント

⑤職業訓練を受ける

「未経験でも転職しやすいのはわかったけど、ある程度の知識はつけておきたい!」という人は、ハローワークが紹介する職業訓練校に通うのも手です。

職業訓練校では、現場で活かせる技術を現役の電気工事士が直接指導してくれます。

受講料もかからないので、費用の心配もありません。

それだけでなく、定められた条件さえ満たせば職業訓練給付金の受給も可能なのです。
職業訓練を受講して経験を積めば、未経験者の転職成功率が大きくあがります。

経験と転職への意欲両方を評価してもらいやすいからです。

未経験での転職に不安がある場合は、住んでいる地域を管轄しているハローワークに相談してみましょう。

ただし、いつでも好きな時に受講できるわけではありません。

受講や応募には期間が定められているので注意しましょう。

⑥転職サイト・転職エージェントを利用する

未経験者が電気工事士に転職する上では、転職サイトや転職エージェントといった「転職支援サービス」の活用が非常に有効です。

上で解説したハローワークでも転職活動はできますが、求人票には必要最低限の情報しか記載されていません。

情報が少ない分企業の雰囲気や業務内容が掴みづらく、せっかく内定を獲得してもいざ働き始めると「思っていたイメージとちがう…。」と悩むケースも多いのです。

転職サイトや転職エージェントを活用すれば、企業に関するより深い情報が得られるだけでなく、転職に関するサポートも受けられます。

未経験の分野に転職する場合、充実した情報やプロのサポートは非常に強力な武器です。

ぜひ活用してください!

転職エージェントとは?どのエージェントを使えばいいのか?

電気工事士を目指す未経験者が活用すべき転職サイト・転職エージェント3選

電気工事士に強い転職支援サービス

上では、転職支援サービス活用の重要性を解説しました。

そうはいっても、山のようにある転職支援サービスからどれを選ぶべきか迷ってしまう人もいることでしょう。

そんな人に向け、ここではおススメの転職サイト・転職エージェントを3つに厳選して紹介します。

この機会にぜひ登録して、電気工事士への転職を成功させてください。

転職支援サービスの利用が初めての場合は、あわせてこちらの記事も読みましょう。

上手に活用するためのポイントが満載ですよ!

転職の成功率を倍にする転職エージェント活用術

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未経験者が電気工事士に転職する上で有利な資格3選

いくら電気工事士が未経験者でも挑戦しやすいといっても、やはり資格がある人のほうが優遇されます。

転職成功のためには、前もっての資格取得が非常に有効なのです。

ここでは未経験者の電気工事士への転職を後押ししてくれる資格を、3つ厳選して紹介します。

未経験者が電気工事士に転職する上で有利な資格3選

  1. 第二種電気工事士
  2. 第一種電気工事士
  3. 認定電気工事従事者

上から順番に解説します。

石工事業とはどんなお仕事?仕事内容や必要な資格を解説します!

①第二種電気工事士

第二種電気工事士は、電気工事士として活躍するために必須の資格です。

低圧の電気工事に携われる国家資格で、規模の小さな店舗や施設・住宅など600V以下で受電する電気工事に従事できます。

電気工事士への登竜門として毎年多くの人が受験する、非常に人気の高い資格です。

資格を取得することで、採用確率のアップはもちろん転職先の選択肢が大きく広がりますよ!

試験は学科試験と実技試験の2つからなり、合格率は例年60%前後と比較的難易度が低いのも嬉しい点です。

また受験資格が設けられていないので、誰でも受験可能ですよ!

②第一種電気工事士

第二種電気工事士の上位資格に位置づけられているのが、「第一種電気工事士」です。

第二種電気工事士が扱える業務範囲に加え、500Kw未満の電気設備を扱えます。

第二種電気工事士よりも大規模な電気工事に従事できるので、すでに電気工事士として活躍している人が多く狙う資格です。

一方で受験資格に制限はなく、第二種電気工事士同様だれでも受験できます。

ただし、第一種電気工事士を名乗るには免状の発行が必要です。

免状発行のためには3年以上の実務経験と申請手続きが必要なので注意しましょう。

しかし、免状を持っていなくても試験に合格した事実さえあれば、転職に非常に有利になります。

転職活動に盤石の態勢を敷きたい場合は、取得を検討しましょう。

③認定電気工事従事者

「認定電気工事従事者」とは、500Kw未満の自家用電気工作物の電気工事に従事できる資格です。

大きな特徴として、第二種電気工事士を取得していれば試験なしで取得が可能な点が挙げられます。

試験に合格する必要はなく、所定の講習を修了するだけで取得できる非常にねらい目の資格なのです。

応募前に第二種電気工事士を取得した人は、ぜひこちらの講習も修了してください。

携わる業務範囲が広がるだけでなく、転職も大きく有利になりますよ!

建築士の転職におすすめの転職サイト・転職エージェント!特化型から総合型まで紹介

電気工事士に転職したい未経験者が多く寄せる質問3選

電気工事士に転職したい未経験者が多く寄せる質問

最後に、電気工事士への転職を目指す未経験者から多く寄せられる質問にQ&A形式で答えていきます。

電気工事士に限らず、未経験の分野へ転職する際にはお仕事や業界に関する情報集めが重要です。

ここでの解説をぜひ転職活動に役立ててくださいね!

電気工事士に転職したい未経験者が多く寄せる質問3選

  1. 電気工事士の平均年収は?
  2. 電気工事士に向いている人は?
  3. 電気工事士に将来性はある?

順番に回答していきます。

建築業界の今後の流れと現状について〜課題や取り組みなども解説〜

①電気工事士の平均年収は?

A.電気工事士の平均年収は、約511万円です。

出典:厚生労働省 job tag 電気工事士

ただしこれはキャリアや年齢を総合した平均なので、未経験者の場合は年収は低くなります。

企業によっては資格手当を付与する場合もあるので、年収アップを狙いたい場合は積極的に資格を取得しましょう!

また、電車が運航していない夜間に作業を行う鉄道電気工事の現場では、夜勤手当がつくために年収が高めの場合が多いです。

②電気工事士に向いている人は?

A.手先が器用な人、コミュニケーション能力・安全意識が高い人などが向いています。

電気工事士の作業は精密な操作が要求されます。

「プラモデル作りが趣味」「日曜大工歴が長い」など、細かな作業が得意な人であれば業務の習得も早いです。

また、電気工事士のお仕事にはチームワーク力が欠かせません。

建築現場には、大工やとび職などさまざまな職人が集まります。

彼らと連携して工事を進めるためには、高いコミュニケーション能力が必須なのです。

さらに、安全意識が高いことも重要です。

電気工事士のお仕事は危険と隣り合わせのため、漫然と仕事をしていては大けがに繋がり、最悪の場合命を落とすことさえあります。

これらの要素に自信がある人は、面接の場でも意識的にアピールしてください。

未経験者でも「素質あり」と認められれば、十分に転職可能ですよ!

建築業界で広く求められるスキルは、こちらの記事でも詳しく解説しています。

ぜひ参考にしてください!

建築業界に向いている人とは?建築業界でもとめられるスキルや仕事内容

③電気工事士に将来性はある?

A.大いにあります。

私たちが電気に囲まれて生活をしている限り、電気工事士のお仕事はなくなりません。

また、人間が電気のない生活に移行することも考えづらいですよね。

先ほど解説した通り、電気工事士が携わる現場は非常に多岐にわたり、そのどれもが私たちの生活に直結する重要なものばかりです。

電気工事士の需要も非常に高く、将来性は明るいです。

また、天災によって被害をおった街の復興にも電気工事士の力が欠かせません。

人の命に直結するお仕事に携わることで、大きなやりがいも得られますよ!

まとめ~未経験でも電気工事士へ転職できる!~

この記事では未経験で電気工事士へ転職したい人に向け、転職可能な根拠やお仕事の内容などを詳しく解説してきました。

電気工事士は社会になくてはならないお仕事です。

あらゆる機械に囲まれた現在では、電気がなければ日常生活が成り立ちません。

さらに業界を襲う深刻な人手不足も手伝って、未経験者が電気工事士に転職しやすい環境が整っているのです。

また、転職にあたってはあらかじめ第二種電気工事士を取得しておくと成功率をよりあげられます。

職業訓練なども視野に入れつつ、資格取得も検討してみましょう。

加えて、転職サイト・転職エージェントの活用もとても重要です。

未経験者の転職に非常に心強いパートナーになってくれるだけでなく、体力や時間の節約にも大きく役立ちますよ!

この記事で解説した内容を参考にしつつ、ぜひ未経験から電気工事士への転職を成功させてくださいね!

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