運輸業のなかでも欠かせないお仕事の1つであるダンプドライバーですが、給料はどの程度もらえるのでしょうか？

街中でダンプカーを見かける機会は多いものの、仕事内容や給料について詳しく知らない人も多いですよね。

この記事ではダンプドライバーの給料や年収、仕事内容などを解説していきます。

あわせてダンプドライバーの求人に強い転職サイト・転職エージェントも紹介します。

ぜひ最後まで目を通してください！

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ダンプドライバーの平均給料

早速ダンプドライバーの平均給料を見ていきましょう。

手がかりになるのが、厚生労働省が運営する職業情報サイト「jobtag」です。

同サイトによると、ダンプドライバーの平均年収は約463万円となっています。

この数字を単純に12か月で割ると、ダンプドライバーのひと月あたりの平均給料は約39万円となります。

出典:厚生労働省 jobtag ダンプカー運転手

ひと月あたりの額で考えると、比較的高給と言える金額です。

もちろん、ベテランのダンプドライバーのなかには平均以上の給料を稼いでいる人も少なくありません。

ガッツリ稼ぎたい人には向いているお仕事と言えます。

ダンプドライバーの仕事内容

そんなダンプドライバーですが、具体的にはどのようなお仕事なのでしょうか？

ダンプドライバーの主なお仕事は、ダンプカーを運転しての建築資材や土砂・砂利などの搬送です。

ダンプカーは、一般公道を走行できる「普通ダンプトラック」と一般公道の走行が認められない「重ダンプトラック」の2種類に大別できます。

普通ダンプトラックは、建築資材や土砂などを建築現場や工事現場に運ぶのが主なお仕事です。

高速道路や一般道などを利用して、時間に間に合うよう運搬しなければいけません。

運転するダンプカーの種類によっては大型自動車免許が必要です。

一方重ダンプトラックは、工事現場内での土砂・石などの運搬をおこないます。

一般公道の走行が許されないため、運転にあたっては免許がいりません。

しかし、重ダンプトラックの運転には専門的な技術が要求されるため、普通ダンプトラックの運転経験がある人が携わるのが一般的です。

ダンプドライバーの楽な点2選

ダンプドライバーのお仕事内容を押さえたところで、楽な点やつらい点にも注目しましょう。

この記事ではダンプドライバーの楽な点として、以下に挙げる2項目を解説します。

あわせてこちらの記事も参考にしてください。

人と接する機会が少ない

ダンプドライバーのお仕事の多くはダンプカーの運転です。

飲食業や宿泊業といったお仕事と比べると、人と接する機会は非常に少ないです。

運転中は一人の時間を満喫できるので、コミュニケーション得意でなかったり一人で黙々と作業に打ち込みたかったりするタイプの方にはピッタリと言えます。

勿論、運転中に好きな音楽やラジオ番組をBGMとして流したり、車の内装を自分好みにアレンジしたりといったことも可能です。

オフィスや店舗でのお仕事では味わえない楽しみですね！

荷物の積み下ろしがない

ドライバーにつきものの作業が、荷物の積み下ろしです。

軽貨物ドライバーや運送ドライバーといったお仕事では、車の運転以外にもこうした作業が避けられません。

ところがダンプドライバーの場合は別です。

ダンプドライバーが運ぶのは、砂利や土砂、石などがほとんどです。

こうした積載物は人間の手ではなく、ショベルカーなどを使って積み込まれます。

その間、ドライバーは運転席から見守るのが一般的です。

もちろん、積み荷を降ろす際も人力ではありません。

ダンプカーのダンプとは、英語の「dump(どさっと捨てる)」からきています。

その名の通り、荷台を操作して傾斜をつけ、一気に荷物を下ろすのです。

(ただし、ダンプカーは和製英語なので英語圏の人には通じません。英語ではdump truckやtipper truckとよばれます。)

荷物の積み下ろしで体を痛める運送ドライバーも少なくありませんが、ダンプドライバーであればこうした心配はありません。

ダンプドライバーのつらい点2選

一方で、ダンプドライバーには辛い点もあります。

次の2項目を見てください。

良い点ばかりでなく、つらい点にもしっかり目を向けましょう。

危険と隣り合わせ

先ほども触れた通り、ダンプドライバーのお仕事のほとんどはダンプカーの運転です。

当然事故に遭う可能性も高まります。

特に大型ダンプともなると、ちょっとした不注意が大きな事故につながりかねません。

常に気を這って運転しなければならないので、運転が苦手な人にはつらいお仕事です。

待機時間がある場合も

配送場所へ到着しても、すぐには積み荷を降ろせない場合も多いです。

そうした場合は荷物を降ろせるまで社内で待機しなければいけません。

近年では環境への配慮などから、待機状態でのアイドリングを禁止している会社も多いです。

真夏や真冬での待機には暑さ・寒さ対策などか欠かせません。

特に真夏の長時間の待機には熱中症のリスクも伴います。

ダンプドライバーに必要なスキル4選

ダンプドライバーの給料を上げるには、どのようなスキルが必要なのでしょうか。

この記事ではそんなスキルのなかから、特に重要なものを4つに厳選しました。

「ダンプドライバーはダンプカーが運転できればそれでいい」と考える人もなかにはいますが、これは大きな間違いです。

上に挙げたスキルを身につけなければ、給料アップは難しいです。

こちらの記事も参考になるので、ぜひチェックしてください。

①繊細な運転技術

豪快なイメージがあるダンプカーですが、実は繊細な運転技術が求められる車でもあります。

砂利や土砂、石などを運び込む現場がいつも舗装されているとは限りません。

急な坂道や崖のわき、でこぼこ道などを運転する機会も多いのです。

単に運転が得意なだけでは、こうした道を乗りこなすのは簡単ではありません。

なかでも重要なのがバックの技術です。

ショベルカーでの積み込みや荷下ろしの際には、作業がしやすいポイントまで丁寧にバックしなければいけません。

このように、繊細な運転技術はダンプドライバーにとって欠かせないスキルなのです。

②安全運転への意識

ドライバーである以上、安全運手への意識は絶対に欠かせない要素です。

周囲の迷惑や危険を考えずに自分勝手な運転をする人は、ハンドルを握る人間として失格です。

運転が主なお仕事であるダンプドライバーの場合はなおさらで、運転が好きなことと安全運転への高い意識は、常にセットでなければいけません。

とくに大型のダンプカーの場合、わずかな運転ミスが大事故につながる可能性があります。

最悪の場合多くの死者を出す恐れがある仕事として、常に安全運転に配慮する必要があるのです。

➂体力

上で触れた通り、ダンプドライバーは常に安全運転に気を配って運転しなければなりません。

もちろん普段のドライブでも安全運転に対する配慮は必要ですが、常に緊張の糸を張りつめておくのは体力を使うものです。

ダンプドライバーの運転時間は普段のドライブよりも非常に長いです。

気を張っての長時間の運転を毎日続けるには、相応の体力が要求されます。

④時間を守る心がけ

ダンプドライバーは、時間にシビアなお仕事です。

工事現場へ土砂や砂利などを運搬する場合、荷物が届かないと現場の作業員たちはいつまで経っても作業を始められません。

安全運転に対する配慮はもちろん大切ですが、同時に時間を守る心がけも大切なのです。

渋滞に巻き込まれた場合には別のルートを使うなど、時間厳守のために柔軟な対応も求められます。

ダンプドライバーが給料を上げるには転職も1つの手

「長くダンプドライバーを続けているが、なかなか給料があがらない…」という場合には仕事の出来不出来ではなく職場そのものに問題がある場合があります。

そうした場合には思い切って転職してみましょう。

環境や待遇が改善見込みがない職場で働いていても、体力や時間を消耗するだけです。

この記事ではダンプドライバーの求人に強い転職サイト・転職エージェントを3つ紹介します。

転職するにあたっては、こうした転職支援サービスの利用が不可欠です。

有効活用して、給料アップを狙いましょう。

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