現在社員に対する社会の風当たりは強いです。
基本的に非正規雇用は正規雇用に比べて下に見られがちです。
確かに、派遣社員として働くデメリットもあります。
基本的に時給制で働くため給与は少なく、会社に派遣されてきているためいつ派遣契約が切られるかわからない。
キャリアが身につかないので将来性も乏しい…。
など、色々悪いことを言われることも多いです。
しかしそんな世間で囁かれるデメリットで、「私は派遣社員のままでいいのだろうか」なんて悩んでいる人も多いでしょうが、私はその問いにこう答えたいです。
「派遣社員でいい」と。
もちろんそれにはきちんとした裏付けもあります。
今回の私の説明で、きっとあなたは派遣社員でいることのストレスを和らげることができるようになるはずです。
どうしてあなたは「派遣社員でいい」のか
それでは早速、私がこのさきの身の振り方で悩む派遣社員の皆さんに「派遣社員でいい」と伝えたいのか。
どうして派遣社員でいいのか、ずばりお教えしたいと思います。
派遣社員のデメリットはメリットと表裏一体だから
記事の最初で紹介したような派遣社員のデメリットは、たしかに枚挙に暇がありません。
しかしよく考えてみれば、そこで出てくるデメリットというのは「派遣社員のメリット」と表裏一体の存在です。
デメリットは言い換えればメリットになり得ます。
そしてそのメリットとデメリットを考えて、どちらがより自分にとって価値のあるものか。
デメリットがあったとしてもメリットで帳消しにできるか、そこが重要なのです。
派遣社員として幸せに働き続けている人は多い
派遣社員の人口は、2019年現在で142万人。
日本の全労働者数のうち2.5%に過ぎません。
しかしその数はパート、契約社員数と同じく増加の傾向にあり、どれだけ多くの人が契約社員という働き方に魅力を感じているかわかるというものです。
事実派遣社員で働き続けている人は多いです。
年齢が上がっても最近は人手不足の企業が多くなっていることもあり、仕事に困ることはありません。
とはいえ、ある程度先の未来については、見通しを立てながら働く必要があります。
でないと「一生派遣」なんて呪いに苦しむことになるかも。
給与は低いけど「時間」が手に入る
まずいちばんよく言われるのが、「派遣社員の給与」についてです。
派遣社員は正規雇用でないこともあり、給与が低いとよく言われます。
しかし給与こそ低いかもしれませんが、その分お金では買えない「時間」が手に入ります。
バリバリ長い時間働けば確かにその分多くのお金が手に入るかもしれません。
しかしそれと引き換えに、貴重な人生を浪費する結果になってしまうのです。
時間とお金、自分にとってどちらがより重要な意味を占めているか、今一度考えてみると良いかもしれません。
時間を使って好きなことで稼げる
派遣社員は給与が低いとは確かに言えますが、その分他の職種で働く人より多くの時間があるので、その時間を用いて副業で稼ぐことが可能です。
時間があるので、派遣の仕事で別に好きでもない仕事していたとしても、俯仰のほうで好きな仕事で稼ぐことだって可能でしょう。
派遣社員は仕事してない空いた時間を、自分の夢を追いかけるための時間とすることだってできるのです。
派遣社員として働くだけで、あなたが自分の力を使ってお金を稼ぐことができる可能性がぐっと近づきますよ。
キャリアは手に入らないけど仕事が簡単
確かに、派遣社員は仕事を成功させることでキャリアアップはできません。
しかしその分、仕事内容は簡単です。
あくせく仕事に励む必要はないので、のんびり仕事したい方、仕事に対して野心を持ってない方は、派遣社員の働き方のほうがあってるはず。
難しい仕事であくせく働きたくないなら、派遣社員の働き方も検討してください。
いつ切られるかわからないけどまた働けばいい
派遣社員は、派遣会社との契約を切られた時点で、働くことができなくなります。
そのため「いつ契約を切られるか」というプレッシャーと常に戦いながら仕事することになります。
…なんんて話をよく聞くのですが、私は別に一つの職場の契約を切られたところで、また別の職場に移れば良いと思っています。
派遣社員が派遣先企業を変えるのって、そんなに難しいことでしょうか?
「派遣社員は先が見えない」とはいうものの、私なら「何かあったらその時考えればいい」と思っている派です。
世間からの目線は冷たいけど社内の面倒な人間関係とは無縁
確かに派遣社員への風当たりは冷たいです。
派遣社員として働いているだけで、世間から無意味なバッシングを受けることさえあります。
しかし派遣社員は、企業内で働く社員とは違い、面倒な人間関係で困ることはありません。
職場が逐一変わる派遣社員は、一つの職場で起きる様々な事件とは無縁な生活を送ることができるのです。
社内の人間関係が煩わしい方はぜひ、派遣社員として働くことも考えてみてはいかがでしょうか。
派遣社員なら子育てに集中できる
派遣社員は赤ちゃんや小さい子供がいるお母さんにこそおすすめの働き方です。
先程も言ったように、多くの時間が手に入る派遣社員という働き方。
子育ての合間に、自分の空いた時間を利用して働くことができます。
子育てにしっかり時間を割きたい方こそ、派遣社員とう働き方を考えるべきなのです。
「派遣社員のままでいいのか」と悩んでいるのはあなただけじゃない
多くの派遣社員が「派遣社員のままでいいのか」と悩んでいます。
確かに派遣社員は非正規雇用で不安定な仕事だと言えます。
だからこそ、社会の不安定さが叫ばれる中「不安定な仕事についているストレス」は大きいでしょう。
しかし派遣社員でこれからもやっていくのか、と悩んでいるのはあなただけではありません。
そこまで頭を悩ませる「今後も派遣社員でいる問題」を考えておきましょう。
発言小町の質問「もう派遣でもいいですか?」
発言小町に実際こんな質問がありました。
離婚を控えた40歳。パート主婦です。
子どもは中・小・保育園児の3人。
転職回数多く、ろくなキャリアもありません。これから離婚して子ども3人を抱えて一人でやっていかなくてはなりませんし、
年齢的にも最後の就活と考えて1年頑張っていましたが、
正社員はもう諦めた方がいいかと思い始めました
引用:もう、派遣でもいいですか?
このように、「派遣社員で働くしか無い」という、消去法として派遣社員を捉える人がとても多いです。
この人のように、「本当は正社員でしっかり給与をもらいながら働きたい」と思っているけど仕方なく派遣社員…という考えなら、派遣社員はやめたほうがいいかもしれません。
契約社員でキャリアを積んで正社員の道を探るか、もしくは派遣社員でも正社員登用前提の紹介予定派遣で働くのがおすすめです。
「正社員で働くべき」という社会的抑圧
世間は「働くなら正社員で働いて当たり前」それ以外はダメ人間、という価値観がまかり通っています。
私個人としても、たしかに何も考えず派遣社員一本で暮らしているのはどうかと思います。
派遣社員は昇給もしにくく、福利厚生も十分に受けられません。
だからこそ、しっかり先を見据えた上で派遣社員として働くべきだと考えています。
正社員だからって偉いわけではありません。
派遣社員より仕事ができない正社員だってごまんといます。
派遣社員であることで、社会的に無用な抑圧を受けないためにも、派遣社員として働く理由を自分の中でしっかり作っておきましょう。
自分にあった働き方をするのが一番
結局結論としては、「自分にあった働き方をする」ことに落ち着きます。
確かにやりたい仕事があったとしても、その仕事につくほどのスキルや資格がないときついですが、後から身につけられる能力ならミニケルことができます。
年齢的に苦しいなら、また別の働き方で幸せを見つければいいだけの話。
それに、人間「働くこと」だけが幸せの在処ではないはずです。
自分にとってより幸福感を得られやすい生き方、それに付随する働き方を考えて、それに合わせて働き方を考えてください。
幅広い正社員求人ならスタッフサービス
これからも、様々な理由で「派遣社員」として生きていくつもりなら、スタッフサービスに登録して仕事をもらってください。
派遣会社の数は多いですが、スタッフサービスほど幅広く仕事を紹介してくれる派遣会社も珍しいです。
豊富な案件量、紹介先企業の安定さ、福利厚生など、どこを取っても一流です。
派遣社員としてこれからも生きていくつもりなら、スタッフサービスに登録するべきでしょう。
未経験からの正社員なら「ハタラクティブ」
未経験から正社員の道を諦めるのはまだ早いです。
ハタラクティブなら、未経験から正社員へ就職できる求人が多く揃っているので、スキルや経歴に自信のないあなたでも十分可能性があるのです。
しかしこの正社員求人には年齢制限があるのがネックです。
若くして「派遣社員でもいいのか」と悩んでいる方で、正社員でしっかり働きたい方向けですね。
「派遣社員でいい?」派遣社員でいいんです!
今回は「派遣社員として働き続けてもいいのか」と悩んでいる方のために、派遣社員として働き続ける未来について考えました。
派遣社員として働くこと自体は、デメリットが多いと思いきや実は結構メリットがあります。
派遣社員お働き方のほうが、仕事における幸福度が高いなんて人もいるでしょう。
しかし何も考えず、ただただ「派遣社員として働くだけ」というのは危険です。
自分の中で確固たる「派遣社員でいる理由」を考えて働いてください。