今や情報社会の現代に欠かせないお仕事の1つである「ITコンサルタント」。
ITの専門的な知見を活かしたアドバイスは、企業にとって非常に貴重かつ有効なものです。
そんなITエージェントですが、様々な理由から現在の職場から転職しようと考えている人も中にはいる事でしょう。
ITコンサルタントの転職に心強い存在が、「転職エージェント」や「転職サービス」です。
これらを上手に活用する事で、転職活動がよりスムーズに進められます。
この記事では、現在転職を考えているITコンサルタントに向けて、利用すべきオススメの転職エージェントを紹介します。
また、未経験者がITコンサルタントに挑戦するための情報もあわせて解説するので、ぜひ参考にしてくださいね!
転職エージェントと転職サイトの違い
ITコンサルタントが転職サービスを利用する上では、まず「転職エージェント」と「転職サイト」の違いを理解しておくことが大切です。
言葉は似ていますが、サービスの内容には大きな違いがあるため、混同してしまわないようにしっかり確認してください。
転職エージェントの特徴
転職エージェント
- 掲載されている求人や非公開求人の中から、専任のエージェントが求人を探してくれる
- 面接対策や応募書類の作成をサポートしてくれる。
- 面接日時の調整を行ってくれる
- キャリアの棚卸しや強みの確認などを一緒に進めてくれる
転職サイトの特徴
転職サイト
- 掲載されている求人の中から、自分自身で求人探しを進める必要がある
- 自分のペースで転職活動を進められる
- スカウトサービスがある場合、企業から直接オファーが来ることもある
- 面接対策を自分自身で行う必要がある
転職エージェントと転職サイトには、主に上記のような違いが挙げられます。
これらの違いを理解する事が、転職サービスを上手に利用するための第一歩です。
ITコンサルタントにオススメの転職エージェント
では次に、ITコンサルタントにオススメの転職エージェントを以下の3パターンに分けて紹介します。
- エージェントのサポートを受けたい場合
- 高年収やキャリアアップを目指したい場合
- 未経験からITコンサルタントへ挑戦する場合
自分のケースに当てはめながら確認してくださいね!
エージェントのサポートを受けたい場合
まずはエージェントのサポートを受けたい場合にオススメの転職エージェントです。
転職エージェントを利用するメリットは「自分の代わりに求人をさがしてくれる」、「面接対策のサポートをおこなってくれる」などさまざまあります。
このパターン以外での転職を考えている人にとっても、必ず1つは登録しておきたいところです。
- マイナビITエージェント
- ワークポート
- レバテックキャリア
- クラウドリンク
順番に見ていきましょう!
マイナビITエージェント
マイナビエージェントITの特徴
- 業界トップの求人数
- 非公開求人が多い
- コンサルタントの手厚いサポート
おすすめの転職エージェント1つめは、こちらの「マイナビITエージェント」です。
転職サービス大手の「マイナビ」が運営する転職エージェントの一つで、IT業界を専門に取り扱っています。
コンサルタントのサポートが手厚いだけではなく、非公開求人や独占求人もおおく所有しているので、とにかく求人をたくさん集めたい人にも大変オススメです。
ワークポート
ワークポートの特徴
- IT・WEB分野に強い
- 紹介してもらえる求人量が多い
- コンサルタントの手厚いサポート
続いてオススメする転職エージェントが、こちらの「ワークポート」です。
IT業界専門の転職エージェントではないものの、ITやWEBの分野の求人に特に強く、紹介してもらえる求人数も多いです。
また、コンサルタントにはIT業界出身者も数多くいるため、より的確なアドバイスやサポートを受ける事ができますよ!
レバテックキャリア
レバテックキャリアの特徴
- コンサルタントがエンジニア出身
- キャリアコンサルタントの徹底サポート
- 内定率が高い
続いてオススメする転職エージェントが、こちらの「レバテックキャリア」です。
IT業界出身の腕利きコンサルタントが、転職成功に向けて徹底的にサポートをしてくれます。
また、経験者向きの転職エージェントであるため、年収アップを狙える求人をたくさん取り扱っていることが特徴です。
クラウドリンク
クラウドリンクの特徴
- 100%自社内開発求人に強い
- 審査基準をクリアした非公開求人多数
- 効率的で手厚い転職サポート
つづいてオススメする転職エージェントが、こちらの「クラウドリンク」です。
ITコンサルタントからSEへの転職を考える人は少なくありませんが、その際頭の痛いことは「他社への出向」と言う点です。
こちらのクラウドリンクは、扱う求人の多くが100%自社内開発の求人である事が最大の特徴で、じっくりと腰を据えて働ける職場を探している人にとってはオススメといえます。
もちろん、ITコンサルタントの求人も充実しているので、キャリアアップを狙いたい人にも向いていますよ!
高年収やキャリアアップを目指したい場合
つづいては高年収やキャリアアップを目指したい場合をみてみましょう。
この場合には、スカウトサービスを利用するのが大変オススメです。
スカウトサービスとは、登録しておけば、利用者のキャリアに興味をもった企業から直接オファーを受ける事ができるサービスの事で、手間が少なく済むだけでなく、年収アップを狙えるという点も特徴と言えます。
というのも、ここで挙げるスカウトサービスを利用している企業の多くは、即戦力となれる経験者を欲しがっているため、自然と年収もアップしやすいからです。
ここでは、そんなスカウトサービスの中からオススメのものを3つ紹介します。
- ビズリーチ
- リクルートダイレクトスカウト
- TechClipsエージェント
上から見ていきましょう!
ビズリーチ
ビズリーチの特徴
- スカウト型の転職エージェント
- 登録に審査がある
- 有料プランが用意されている
オススメのスカウトサービス1つめは、こちらの「ビズリーチ」です。
高年収を目指せる転職サービスとして、1度はその名を聞いたことがあるという人も、中にはいるのではないでしょうか。
求人数の3分の1が年収1000万円以上の高年収求人で、年収アップを狙いたい人はぜひ利用したい転職サービスの1つです。
リクルートダイレクトスカウト
リクルートダイレクトスカウトの特徴
- ヘッドハンターの質がいい
- コンサルティングのサポート体制も丁寧
- 無料で利用可能
- 自分でも求人検索が可能
つづいて紹介するスカウトサービスは、こちらの「リクルートダイレクトスカウト」です。
リクルートダイレクトスカウトは、登録後にヘッドハンターからのスカウトを待つというシステムをとっており、ビズリーチと同じく、取り扱う求人の多くは高年収のものばかりですよ!
加えて、運営元が転職サービス大手の一つ、「リクルート」である事もあり、ヘッドハンターが非常に優秀であることもみのがせません。
リクルートダイレクトスカウト(旧:キャリアカーバー)の評判の真相は?サポートの充実性や口コミも解説
TechClipsエージェント
TechClipsエージェントの特徴
- 自社サービス・ITコンサルに強い
- マッチング率が高い
- ミスマッチがほとんどない
つづいて紹介するのは、こちらの「TechClips」です。
こちらはエンジニアへの転職を考えるITコンサルタントに特にオススメで、サーバーエンジニアやフロントエンジニアなど、多くのエンジニア求人を保有しています。
登録後、コンサルタントが非常に緻密にカウンセリング行い、得られた結果から最適な求人を紹介するというスタイルです。
ミスマッチが少ないのが嬉しい点ですが、自分で求人探しを行う事はできないため、ほかのサービスと併用するのがおすすめですよ!
TechClips(テッククリップス)エージェントのサポート内容・口コミ評判
未経験からITコンサルタントへ挑戦する場合
続いては未経験からITコンサルタントへ挑戦する場合です。
経験者であれば、上で解説してきたような経験者向け・業界特化型の転職サービスの利用が王道ですが、未経験者であれば下で紹介するような総合型転職エージェントを選びましょう。
- doda
- マイナビエージェント
それぞれ解説していきます。
doda
求人数 | 約260,000件 |
---|---|
対応地域 | 全国47都道府県 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://doda.jp/ |
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
dodaエージェントの特徴
- 取り扱い求人数が桁違い
- エンジニア・技術職・営業の求人が多い
- 面接対策などのエージェントサービスも手厚い
- 年収査定やレジュメビルダーなど転職準備のコンテンツが充実
- 転職フェアなども豊富
未経験からITコンサルタントを目指すうえでオススメの転職エージェント1つ目は、こちらの「doda」です。
転職サービス最大手の1つであり、様々な業界の求人を多数取り扱っていますが、IT業界のお仕事が特に充実しており、ITコンサルタントの求人も多くあります。
くわえて、コンサルタントのサポートが非常に充実しているのもうれしい点で、転職が初めての場合でも安心して転職活動に励むことができますよ!
dodaのエージェントは転職におススメのサービス!評判・口コミを徹底解説
マイナビエージェント
マイナビエージェントの特徴
- キャリアアドバイザーが丁寧にサポートしてくれる
- 非公開求人が多い
- サービスが充実している
- 20代など若者の転職に強い
つづいて紹介する転職エージェントは、こちらの「マイナビエージェント」です。
未経験でも応募可能な求人が非常におおく、非公開求人の数もとても充実しています。
「非公開求人」とは、一般には公開されていない求人の事で、独力のみでは見つけ出すことができません。
したがって、非公開求人の数が充実しているほど、未経験からITコンサルタントへ挑戦できる可能性が上がるという事です。
ぜひ活用しましょう!
コンサル業界に特化した転職エージェント
最後にコンサル業界に特化した転職エージェントをまとめます。
ITコンサルの仕事を探す場合、コンサルに特化した転職エージェントを利用するのもおすすめです。
具体的におすすめの転職エージェントは以下の通りです。
- JACリクルートメント
- アクシスコンサルティング
- アンテロープ
それぞれ解説していきます。
JACリクルートメント
JACリクルートメントの特徴
- ハイクラス求人に特化している
- 利用者の満速度が高い
- 紹介してもらえる求人の質が良い
JACリクルートメントは、ハイクラスの求人を多く取り揃えている転職エージェントです。
コンサルタント求人をはじめとして、多くのハイクラス求人を取り扱っているのが特徴的ですね。
ハイクラス層をメインに募集しているため、30~50代で転職を検討している方に向いています。
また面接対策やレジュメの作成サポートなど、手厚いサービスも受けられますよ。
これまでずっと同じキャリアを歩んできて、初めての転職活動だったとしても安心して効率的に進められます!
専門性が高く、ハイクラスの求人情報も多く取り扱っているのでぜひ利用してみてください。
アクシスコンサルティング
アクシスコンサルティングの特徴
- シニアコンサルタントの入社実績多数
- 企業別の書類・面談対策
- コンサルタントのキャリアを熟知している
アクシスコンサルティングはコンサル業界への転職サポートに特化している転職エージェントです。
コンサル求人を扱っているため、ITコンサルの求人も多くみられますよ。
これまでにも数万人の転職支援実績があるため、安心して利用できるのがメリットです。
掲載されている求人の中には、大手外資系の求人や国内コンサルティングファームなどさまざまです。
それ以外にもアクシスコンサルティングの支援期間は平均して3年。
転職をしてそのまま終わりにならないのがメリットです!
次の転職まで見据えたサポートをしてもらえるので、ぜひ利用してみてください。
アンテロープ
アンテロープの特徴
- 未経験からのハイクラス転職を可能に!
- 転職後も見据えた長期的なキャリア開発
- 何度でも相談できる専任コンサルタント
アンテロープは、アンテロープキャリアコンサルティング株式会社が提供する転職支援サービスです。
特に金融やコンサルティング分野に焦点を当てており、ITコンサルへの転職も狙えます。
また業界情報や仕事の内容の紹介、キャリアサポートなどさまざまなコンテンツが用意されています!
このようなサポートによって、自分の状況に近い事例を参照してキャリアプランを考えられるようになります。
転職者の希望に合わせて、希望条件にマッチした求人が見つかるまでサポートしてくれるのも特徴的です。
「業務内容」「年収」「こだわり条件」「キャリアレベル」「雇用形態」「フリーキーワード」の6カテゴリーからコンサルタント求人を絞り込めるので、効率的に転職活動が進められますよ!
ITコンサルタントが身につけておきたい能力3選
次に、ITコンサルタントとしてキャリアアップを目指したい場合、未経験から挑戦する場合、いずれのケースにおいてもぜひ身につけておきたい能力を解説します。
以下に特に重要なものを3つ挙げました。
- プレゼンテーション能力
- 論理的思考力(ロジカルシンキング)
- コミュニケーション能力
それぞれ見ていきましょう!
①プレゼンテーション能力
ITコンサルタントは、ITの技術や知識を活かして、業務の効率化や業績アップについてアドバイスをするお仕事です。
したがって、優れたプレゼンテーション能力がない場合、いつまでたっても自分のアドバイスが受け入れられない事にもなりかねません。
自分のアドバイスがいかに有効であるか証明するためにも、高いプレゼンテーション能力は必須と言えます。
②論理的思考力(ロジカルシンキング)
論理的思考とは、「AであるからBである。よってCを行えばDという結果が得られる」といったように、物事を順序だてて考えることです。
なんの根拠も示されないアドバイスをしても、クライアントには納得してもらえませんよね。
アドバイスや助言を授けるITコンサルタントというお仕事の性質上、こうした論理的思考力はぜひ身につけておくべきものの一つといえます。
③コミュニケーション能力
ITコンサルタントは、常に人とかかわるお仕事です。
円滑に業務を進めるためにも、高いコミュニケーション能力は非常に役に立ちます。
分かりやすく内容を伝えるだけでなく、立ち居振る舞いや言葉遣いにも注意を払える人は、ITコンサルタントに向いているといえますね。
ITコンサルタントへの転職で役立つ資格
ITコンサルタントへの転職を希望する場合には、資格を身に着けておくことで有利に転職を進められる可能性があります。
続いては、ITコンサルタントへの転職への転職で役立つ資格についてご紹介します!
具体的には以下の通りです。
- ITストラテジスト
- ITコーディネーター
- 基本情報技術者試験
- PMP
これらについてそれぞれ解説します。
ITストラテジスト
ITストラテジストは、情報技術を活用したビジネス戦略の立案や実行を担う専門家を認定する資格です。
ITストラテジストを取得することで、企業の経営戦略とIT戦略をまてめて、情報システムの最適化や情報技術の効果的な活用方法を提案できる能力があると認められます。
ITストラテジスト試験は情報処理技術者試験の上位資格であり、国家試験である情報処理技術者試験の中でも高度なものに位置づけられています。
試験内容は企業のビジネス戦略とITを組み合わせた課題解決能力やリーダーシップ、コミュニケーション能力が問われるもので、専門知識と実践力が求められます。
ITストラテジストの資格を持つことで、企業内外での信頼や評価が高まり、キャリアアップにつながることが期待されます。
ITコンサルタントや起業する際にも役立つのでぜひ取得を目指してみましょう。
ITコーディネーター
ITコーディネーターは企業のIT化をサポートする専門家としての能力が証明できます。
そのため企業のITコンサルタントとしては非常にマッチしている資格です!
約10,000人程度が取得している資格となっていて、年間の合格率は大体5~7割程度とされています。
独学でも取得できるため、勉強をして取得を目指してみましょう。
基本情報技術者試験
基本情報技術者試験は、情報処理技術者試験の一つでIT分野の基礎知識や技能を評価する国家試験です。
情報技術者としての基本的な能力を証明する資格で、IT業界においては初級の資格となっています。
試験内容はプログラミング、データベース、ネットワーク、システム開発などのITに関する幅広い知識が問われます。
エンジニア向けの資格にはなっていますが、ITコンサルタントであればエンジニアとしての知識も必要になりますよね。
そのため資格を取得することで、IT業界への就職や転職に有利となるほか、自身のスキルを客観的に評価してもらうことができます。
ITに関する知識があることを証明できるので、ぜひ取得を目指してみましょう。
PMP
PMPを取得することでプロジェクトマネジメントの専門知識や経験、技能が高いという証明ができます。
PMP資格を取得するには、一定のプロジェクトマネジメント経験や勉強した経験がなければいけません。
また試験に合格した後も、定期的にプロジェクトマネジメントに関する研修や教育を受ける必要があります。
PMP資格は国際的な評価を受けており、世界各国の企業や組織で評価されているため、海外で活躍したい人にもおすすめです。
国内外問わず、ITコンサルタントとして活躍したい方は、取得を目指してみましょう。
ITコンサルタントの年収について
次に、気になるITコンサルタントの年収についてみてみましょう。
ITコンサルタントの年収は数あるIT業界の職種の中でもトップクラスを誇り、20歳から24歳までの平均は約450万円、30歳から34歳までの平均は約620万円、平均年収がピークを迎える50歳から54歳では900万円を超え、独立した人の中には1000万円以上の年収をたたき出す人もいます。
実績次第で、高年収を狙えるお仕事の一つといえるでしょう。
ITコンサルタントの将来性について
現在、情報社会は急速な勢いで拡大しており、ITコンサルタントの需要も増えています。
くわえて、現在日本は様々な方面からIT人材の不足が叫ばれており、2030年には最大で79万人ものIT人材が不足するという政府の調査結果もあります。
そのため、IT業界の中でも重要な立ち位置を占めるITコンサルタントの将来性も必然的に安定するいえるでしょう。
ITコンサルタントの転職が上手くいかない場合
転職エージェントや転職サイトを活用しても、なかなか思うように転職活動がすすまないITコンサルタントも少なくありません。
そんな時は闇雲に転職活動を続けるのではなく、一度立ち止まって上手くいかない原因を考え直してみましょう。
ここでは、ITコンサルタントの転職活動がうまく進まない原因に多いものを3つに絞って解説します。
- 転職の目的が明確でない
- 面接対策が十分でない
- 企業のニーズを理解していない
現在転職エージェントを利用しているITコンサルタントはもちろん、これから利用する予定の人も、しっかり確認してください!
転職の目的が明確でない
見落としがちな原因の1つとして、「転職の目的が明確でない」というものが挙げられます。
転職の目的が明確でないと、新しい職場に求める要素がブレるだけではなく、そもそも何を指針に転職活動を進めればいいのか分かりませんよね。
まずは自分がなぜ転職を決意したのかハッキリさせましょう。
たとえば、以下のような具合です。
- 残業が多くていやになった→残業が少なめの職場
- やりたい仕事に携われない→担当業務がハッキリしている職場
- 小規模なプロジェクトしか回ってこない→規模の大きな職場
このように、転職を決意した理由を改めて考え直してみることで、新しい職場に求める要素が浮き彫りになってきます。
自然と、エージェントも希望に沿った求人を探しやすくなるわけです。
曖昧な動機のままでは、エージェントも求人の探しようがありません。
担当するエージェントと話し合いなども行いながら、転職を決意した目的を明確にしましょう。
面接対策が十分でない
面接に何度も落ちてしまう場合、面接対策が不十分である可能性が非常に高いです。
いくら優秀な人材であっても、自己PRが上手にできなかったり、転職後の活躍のイメージが出来ていなかったりすると、企業も採用に及び腰になってしまいます。
面接の場では以下の事に気を付け、少しでも企業に魅力的な人材と思ってもらえるよう工夫しましょう。
面接の際に重視すべきこと
- ハキハキとした受け答え
- 5年後・10年後の具体的なキャリアプラン
- 応募先の企業を選んだ具体的な理由
- 自信が感じられる自己アピール
エージェントの多くは、面接突破のサポートも行ってくれます。
プロのアドバイスも受けながら、面接対策には万全を期してください。
企業のニーズを理解していない
たとえITコンサルタントとして活躍する自信があっても、企業が求める人材でなければ採用してもらえません。
たとえば、いくら仕事を完了させるスピードに自信があっても、応募先の企業がスピードよりも正確性を重視している場合、企業の目には魅力的にはうつりませんよね。
企業や職種が、応募者にどの様な要素を期待しているのか、しっかりと理解しましょう。
IT業界に特化した転職エージェントであれば、担当するエージェントもIT業界出身者である事が多いです。
経験者ならではのリアルな話などもききながら、自分の強みを活かせる企業を探してくださいね。
ITコンサルタントへの転職で転職エージェント利用の流れ
では次に、転職エージェントを利用する一般的な流れを確認しましょう。
先ほど解説したように、ITコンサルタント向けの転職エージェントは数多くあります。
しかし、利用する大まかな流れはどの転職エージェントも同じです。
円滑に転職活動を進めるためにも、ぜひ押さえておいてください。
会員登録
利用したい転職エージェントがみつかったら、早速会員登録をしましょう。
氏名、年齢、住所など基本的な事から、現在の転職状況や年収など様々な項目を入力しますが、いずれも簡単に済みます。
サクッと終わらせてしまいましょう!
また、登録後には後日行うエージェントとの面談があるため、日程の調整も忘れずに。
会員登録にあたって注意したい事は、「派遣サービス」へ登録をしてしまわないようにする事です。
「派遣サービス」とは、派遣社員の求人を紹介してくれるサービスなので、うっかり登録してしまうと、正社員の面接を受けたつもりが実は派遣社員の面接だったという事態になりかねません!
エージェントから連絡がくる
会員登録が終わったら、担当してくれるエージェントとの面談を行います。
自分が望む待遇や環境、得意な開発言語など、求人探しに必要な情報をしっかりエージェントに伝えてください。
大まかには、以下の様な事柄について質問されます。
- 転職を希望する時期
- 希望する年収
- 実務経験の程度
これらの質問にまだハッキリとした回答が出来ない場合は、そのように伝えましょう。
応募&面接対策
紹介された求人の中に応募したいと思うものがある場合、早速応募しましょう。
応募した後には、面接対策を立てる事が大切です。
自己PRや志望動機、自分の強みやキャリアプランなど、面接を突破するためには練らなくてはならない対策がたくさんあります。
とはいえ、それらを独力のみで完璧なものに仕上げるのは、非常に困難ですよね。
そんな時には、迷わず担当のエージェントに相談してください。
面接突破のためのヒントや、具体的な自己アピールのコツなど、的確にアドバイスをしてくれます。
それだけでなく、就職活動や転職活動をする上で非常に難しい応募書類の作成もサポートしてくれるのです。
転職エージェントを利用する上で最も大きなメリットの一つが、「面接対策を一緒に練ってくれる」と言う点なので、不安な事や分からないことがあれば、遠慮せずに相談しましょう!
内定獲得&引き継ぎ
面接を突破できれば、晴れて内定獲得です!
内定が獲得できた後は、退職する意向を現在の職場に伝えて、業務の引継ぎなどを行いましょう。
ここで大切なのは、退職の意向を伝える際には「すでに次の職場の内定を貰っていることを伝える」という点です。
新しい会社の内定を既に獲得していれば、職場としても引き留めるわけにもいきません。
角が立たないように、今までお世話になったことのお礼や感謝の気持ちを述べ、あと腐れなく職場を後にしたいところです。
ITコンサルタントへの転職で転職サービスを上手に利用するポイント6選
では次に、転職サービスを上手に利用する具体的なポイントについて、詳しく解説していきます。
転職サービスは非常に心強い存在ではあるものの、何も考えずに利用していたのではメリットを最大限享受することはできません。
ここでは、転職サービスを上手に利用するポイントの中から、特に重要なものを6つに絞って解説します。
転職サービスを上手に利用するポイント6選
- エージェントには誠実な対応をする
- 情報はもれなく記入する
- 複数のサービスを併用する
- 気になる求人には早めに応募する
- 条件は広めに設定する
- 相性の悪いエージェントは変更してもらう
せっかく転職サービスを利用するなら、最大限効果を発揮させたいですよね!
上から順番に見ていきましょう!
①エージェントには誠実な対応をする
転職エージェントを利用する場合、担当してくれるエージェントとの間には信頼関係が不可欠です。
いくらプロのエージェントとはいえ、エージェントは複数の利用者を同時に担当していることがほとんどなので、不誠実な利用者よりも、誠実な利用者に対して力を注ぐこともあるでしょう。
丁寧な言葉遣いを心掛ける、面談には遅刻しない、など、基本的な事をしっかりとこなしていけば、エージェントにも転職意欲の強さを感じてもらえます。
②情報はもれなく記入する
転職サイトから応募する場合、転職エージェントに登録する場合、どちらのケースでも情報を入力する機会があります。
その際、住所や氏名、年齢など、入力が必須の項目の他に、中には入力が任意の情報がある場合もあります。
そういった場合には、たとえ任意の項目であっても可能な限りもれなく情報を記入する事がオススメです。
情報がより具体的なものであるほど、企業にとっても担当するエージェントにとっても利用者の人物像が鮮明になります。
③複数のサービスを併用する
非常に大切な点として、「複数のサービスを同時に併用する」と言うこともわすれてはいけません。
転職サイトや転職エージェントにはそれぞれ強みがあるため、1つだけのサービスを利用していると、紹介してもらえる求人に偏りが出てしまう事があるからです。
また、複数利用することで、紹介してもらえる求人数が増える事も大いに期待できます。
ITコンサルタントに限らず、転職活動をする上では、まずは十分な数の求人を確保する事がたいせつなので、必ず複数のサービスを併用するようにしてください。
ただし、あまりにも多くのサービスを併用してしまうと、スケジュールや求人の管理が大変になってしまいます。
オススメとしては、2〜3つ程度のサービスの併用がオススメです。
もちろん管理能力に自信があり、それぞれのサービスをきちんと把握できる人であれば、併用するサービスの数を増やしても問題ありませんが、いきなり多くのサービスを併用するのは考えものです。
まずは2〜3つ程のサービスを併用し、余裕があれば新たにサービスを追加してください。
④気になる求人には早めに応募する
気になった求人には早めに応募しましょう。
求人への応募には時に勇気が必要ですが、二の足を踏み続けていると、他の利用者に先を越されてしまう事にもなりかねません。
また掲載されている求人には、応募可能な期限が設けられています。
応募に対して慎重になりすぎてしまい、好機を逃してしまわないように注意してくださいね。
⑤条件は広めに設定する
応募先の企業の条件を広めに設定しておくことも大切です。
転職活動において、100%自分の理想とする企業を見つける事は、非常に困難であると言わざるを得ません。
とくに、専門性の高いお仕事であるITコンサルタントの転職となると尚更で、希望する条件に合致する求人だけをさがしていると、いつまでたっても応募できる求人が見つからないことも。
そうならないためにも、応募先の企業に求める条件を広めに設定しておくことが重要なのです。
まずは、自分が望む条件を思いつくだけ紙に書き出してみましょう。
ある程度条件が出そろったところで、次は絶対に譲れない条件と、可能であれば備わっていてほしい条件とをピックアップしてください。
こうした作業を行う事で、自分が本当に企業に求めている条件を浮かび上がらせつつ、広い条件を設定する事ができます。
⑥相性の悪いエージェントは変更してもらう
いくら担当のエージェントがプロといっても、人間である以上は相性が合わないこともあります。
連絡がおそい、希望の求人を紹介してもらえないなど、エージェントとの相性に違和感を覚える理由はさまざまありますが、いずれにせよそのような場合には、担当するエージェントを替えてもらう事も大切です。
とはいえ、エージェントに直接交代のお願いをするのは気が引けますよね。
その際には、利用している転職エージェントのサイトの申請フォームやお問い合わせページから交代を申請しましょう。
直接伝える事がない分、申請がしやすいです。
ただし、申請は担当のエージェントの目にも止まる可能性が大きいので、角が立たないよう丁寧な文面を心がけてください。
これはダメ!転職サービスを利用する上でのNG行為4選
転職サイトや転職エージェントなどのサービスを利用する上では、やってはいけないNG行為がある事もわすれてはいけません。
ここではそんなNG行為の中から、特にやってはいけないものを4つに絞り解説します。
特に、先ほども触れた通り、転職エージェントを利用する上では、エージェントと利用者との信頼関係が大変重要です。
そのことも意識しながら確認してみましょう。
転職サービスを利用する上でのNG行為4選
- 経歴に虚偽がある
- エージェントからの連絡を無視する
- エージェントに勧められるままに応募する
- 違うエージェントから同じ求人に応募する
順番に詳しく解説していきます。
①経歴に虚偽がある
絶対にあってはならない事の一つに、「経歴に虚偽がある」ということが挙げられます。
エージェントが求人を紹介する上で考慮するのは、利用者が望む条件だけではありません。
利用者の強みや実績なども大変重視して求人を紹介するのです。
そのため、転職を成功させたいあまりありもしない実績や事実でない強みなどを作り上げてしまうと、エージェントはそれらにそった求人探しをおこない、結果的に、集まった求人が今の自分にはとても応募できないようなハイクラスなものばかりになってしまう恐れがあるのです。
そればかりか、たとえ内定を獲得できたとしても、経歴詐称として内定を取り消されてしまう事にもなりかねません。
そうなった場合、エージェントとの信頼関係の構築は非常に困難です。
たとえ経歴に自信がない場合でも、虚偽の経歴を自称する事は絶対にやめましょう。
②エージェントからの連絡を無視する
エージェントからの連絡を無視する事もいけません。
せっかく求人を紹介しても、利用者からなんの音沙汰もなければ、エージェントも大きな不信感を抱いてしまいますよね。
時には忙しかったり時間が合わなかったりして連絡に応対できないこともありますが、そのような際には、後から必ず折り返しの連絡をするようにしてください。
③エージェントに勧められるままに応募する
転職エージェントを利用する上でありがちなのが、「エージェントに勧められるままに求人に応募する」という点です。
確かに転職エージェントは転職を考えている人にとって心強い存在ですが、エージェントには転職成功のノルマや目標が課せられている事がおおくあるため、とにかく多くの求人を紹介される場合もあります。
それらの求人が理想のものばかりであるとは限りませんよね。
エージェントの勢いに呑まれて、理想とは程遠い求人に応募する事は絶対にやめましょう。
エージェントはあくまでも利用者の転職をサポートする存在であり、転職をするのは自分自身だと言うことをわすれないでください。
④違うエージェントから同じ求人に応募する
複数の転職エージェントを利用している場合に特に避けるべき事に、「違うエージェントから同じ求人に応募する」という事が挙げられます。
時間を無駄に浪費してしまうばかりでなく、企業やエージェントから管理能力を疑われてしまう事にもなりかねません。
応募済みの求人や面接に落ちてしまった求人などは、しっかりと管理してください。
ITコンサルタントの転職に関するQ&A
では最後に、ITコンサルタントに関して良くある質問について、Q&A形式で解説していきます。
未経験からITコンサルタントに挑戦する人はもちろん、現在ITコンサルタントとして活躍している人も、おさらいのつもりで確認してみましょう。
まとめ〜ITコンサルタント向けの転職エージェント〜
この記事では、ITコンサルタントが転職する上でオススメの転職エージェントや転職サイトについて解説してきました。
転職エージェントや転職サイトにはそれぞれ強みがあるため、複数のサービスを併用する事が大切ですが、管理が大変にならないためにも2〜3つのサービスを併用する事がオススメです。
また、転職エージェントを利用する上では、エージェントとの信頼関係の構築に努めてください。
ITコンサルタントが転職する上では、転職エージェントや転職サービスの利用は不可欠です。
この記事を参考に、ぜひ転職を成功させてくださいね!