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経理への転職に!有利になる志望動機の書き方とは?

転職コラム

事務職の人気ポジションとして採用試験に於いて多くの応募を集める経理ですが、実は内定を勝ち取る為に有効な「志望動機」が存在する事をご存知ですか?

意外と常套句的な言い回しで済ましてしまいがちな志望動機ですが、しっかりと練り上げる事で転職活動を有利に進める事ができるのです。

今回は経理への転職を目指すにあたって抑えておきたい、採用試験を有利に運ぶ志望動機をご紹介します。

  1. 経理の仕事内容はどんなもの?
    1. 日常業務
    2. 月次業務
    3. 年次業務
  2. 経理に向いている人物像
    1. 地道な作業が得意
    2. 人と話す事が好き
    3. テキパキとした対応に自信がある
  3. 経理への転職に必要な資格
    1. 日商簿記3・2・1級
    2. FASS検定
    3. 給与計算実務能力検定
    4. ファイナンシャルプランナー
    5. 資格より実務経験が重要
  4. 無資格や未経験でも転職できる?
    1. 今までの経歴から経理に活かせそうなポイントをピックアップする
    2. パソコンスキルをアピールする
    3. コミュニケーション能力を磨いておく
  5. 志望動機の書き方のポイント
    1. 何故「経理」への転職なのか
    2. 何故「この会社」なのか
    3. 新しい環境でどんな事に挑戦したいのか
  6. 他の事務職との志望動機の違い
    1. 数字に対する強さをアピール
    2. パソコンスキルが備わっている事をアピール
  7. NGな志望動機は?
    1. 成長意欲があまり強すぎ
    2. 自分目線の志望動機
    3. 教育制度が整えている
    4. 前職の悪口をする
    5. 人間関係の問題
  8. 経理未経験者の志望動機の例文
    1. 具体例で説得力をあげる
    2. 資格の取得
    3. コミュニケーション能力の高さでアピール
  9. 経理経験者の志望動機の例文
    1. 今までの経験とスキルでアピール
    2. 会社研究の深さでアピール
    3. 意識の高さでアピール
  10. 志望動機をしっかり伝えて経理職に就こう!
    1. 仕事や企業に対する情熱のアピールも忘れずに
    2. 経理への転職を有利に運ぶ志望動機を作成する為に

経理の仕事内容はどんなもの?

志望動機を考えるに際して、まずは仕事内容をしっかりと把握していなければならないでしょう。

漠然とした「お金を扱う」というイメージが色濃い経理の仕事ですが、その内容は規模の大小やスケジュールで様々に分かれています。

日常業務

経理が日常的に行う業務は毎日の残高確認を含む「現金の出納管理」やあらゆる取引の重要書類である「伝票の起票」、各種数値の「経理システムへの入力」など毎日のお金の動きを記帳していく事が基本となります。

また「新規取引先の登録」やその企業の「与信審査」も経理の大切な仕事の一つです。

月次業務

日常業務よりも比較的処理する金額が大きくなるのが月に1度行う月次業務です。

具体的には「取引先への支払い」「取引先からの入金管理」「請求書の発行」「給与計算と支払い」などが挙げられます。

社内の資金管理に加えて外部企業との関わりが強い業務内容です。

年次業務

経理の仕事で大一番となるのが年度のまとめとなる年次業務です。

年次業務では年間の金銭動向を取りまとめる「年次決算」や自社の関連企業を含めた「連結決算」、法人として収めるべき税金の「税務申告」など月次業務よりも更に規模の大きい仕事が要求されます。

また、外部に公表する資金関係の開示資料作成も経理が担当するケースが多いです。

経理に向いている人物像

数字を向き合う機会の多い経理職ですが、その様々なスキルが求められる職業なのです。

ここで一般的に経理に向いているとされる人物像を自分と照らし合わせてみましょう。

地道な作業が得意

経理の仕事では企業が扱うあらゆるお金の流れを管理する事になります。

企業の活動支える根幹部分を担う為、経理には膨大な数字や書類を確実に処理・管理する必要があるのです。

それ故経理には「正確性を強く意識出来る人」や「コツコツと作業に取り組む事を苦にしない人」が向いていると言えます。

人と話す事が好き

意外に思われるかも知れませんが、経理という職業ではコミュニケーション能力が重要視されます

経理はデスクでひたすら書類の処理を行っているだけではなく、問題が発覚した場合すぐさま該当者に確認・修正を依頼するアクションが必要です。

また、様々な関係機関と協力して進める連結決算や取引先とのやりとりなど、経理職では想像以上に人と話すシーンが想定されます。

「コミュニケーションを取る事が得意」「間に立って物事を調整出来る」といったタイプの人は経理職に適性があるのです。

テキパキとした対応に自信がある

経理では日々の仕事でも書類整理から入力業務、担当部署への確認作業など様々な仕事への切り替えが要求されます。

月次業務や山場である年次決算では膨大な数字の処理をこなす事も必要です。

こうした目まぐるしい環境下でも「正確性を欠く事無くスピーディーに対応出来る人」は、経理職に於いて喜ばれる人材となります。

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経理への転職に必要な資格

経理は社内のお金を司る財務のスペシャリストです。

専門的な知識やスキルも要求される為、採用試験前に取得しておくあるいは勉強進めておく事が望ましい資格がいくつか存在します。

日商簿記3・2・1級

財務系資格の登竜門として知られている日商簿記資格は経理の採用試験に於いても優遇対象となる場合が多いです。

中には必須資格としている企業も存在します。

3級から1級までに加えて入門として初級が設けられていますが、現実的に経理の採用試験で有利に働くのは日商簿記2級からでしょう。

FASS検定

FASS検定は経理業務の基礎知識を網羅出来る資格として近年日本の大企業の採用試験でも注目を集めている、経済産業省実施の資格試験です。

出題内容は経理の月次業務や決算処理の方法論など、日商簿記よりもやや実務的な資格となっています。

給与計算実務能力検定

給与計算実務能力検定は内閣府が認可している団体が実施している資格試験です。

社会保険から労働関係法、所得税や住民税と言った実際の給与に関わる様々な知識を身に付ける事が出来ます。

将来的に社会保険労務士を目指す人にもオススメの資格です。

1級、2級と分かれていますが経理職の採用試験に際しては2級を取得しているだけでも実力をアピールする事が可能でしょう。

ファイナンシャルプランナー

経理関係に留まらず節約や老後、投資、不動産など幅広く実生活に即したお金の知識を身に付けられるのがファイナンシャルプランナーです。

FP技能試験と略される事も多く、1級から3級までが実施されています。

経理に役立つ知識が身に付くのは2級からと言えるでしょう。

資格より実務経験が重要

以上が経理の採用試験で有効とされる代表的な資格です。

転職活動と並行して勉強しておきましょう。

ただし、資格の有無よりも実務経験が重視される傾向にある事にも留意しておきましょう。

無資格や未経験でも転職できる?

経理の仕事では法的に資格が必要とされている訳ではなく、どのような業態の企業でも財務を支える人材として需要があるので未経験や無資格でも転職を諦めてしまう必要はありません。

ただし、その場合には自分が如何に会社に貢献出来るかを上手に採用担当官へ伝える事が重要です。

今までの経歴から経理に活かせそうなポイントをピックアップする

未経験や無資格から経理への転職を試みる場合には、まず自分のキャリアを棚卸ししてみると良いでしょう。

自分が今までどんな事をして来たのか、どのような点に力を注いで来たのかを整理する事で経理に活きるスキルを見出す事が出来ます。

パソコンスキルをアピールする

自前でPCを所有して普段からインターネットやワード、エクセルといったソフトを使用しているのならば基本的なPCスキルが備わっている事をアピール出来ます。

少しでも早く仕事に馴染める人材は企業にとっても貴重なのです。

コミュニケーション能力を磨いておく

人と人とのやりとりも重要な経理で円滑なコミュニケーションが図れる事をアピールする為に、普段から論理的な思考力と明快な喋り方を意識しておきましょう

面接ではこうした人間力も評価対象となります。

採用担当に魅力を伝える履歴書・職務経歴書の自己PRとは
採用担当者に正しくアピールするための、履歴書、職務経歴書の書き方について説明しています。そもそも、採用担当者が履歴書や職務経歴書を読んで、何を知りたいのか考えれば、自ずと答えが見えてくるはずです。

志望動機の書き方のポイント

自分の強みや入社後のビジョンが見えて来たら、その思いを文字にして志望動機を作成する段階に入ります。

まずは志望動機を書く際に一般的に重要視されているポイントを確認しましょう。

何故「経理」への転職なのか

数ある事務系職業の中で、数あるお金を扱う仕事の中で何故「経理」という職業を選んだのかを明確にしましょう。

財務に興味がある、コツコツと作業を積み重ねる事が得意な自分の強みを活かして貢献したいなど、自己投資を惜しまない姿勢を強調すると好印象です。

専門性の高い経理職への興味を押し出して書いてみましょう。

何故「この会社」なのか

応募する会社を選ぶ時には自宅からの距離や福利厚生、待遇面を考慮する人も多いでしょう。

しかし、こうした理由を志望動機に記してしまうと仕事への熱意を伝える事は難しくなります。

応募先企業の規模や独自性、社風や経営理念をしっかりと把握して「どこに魅力を感じたのか」をアピールする事が大切です。

新しい環境でどんな事に挑戦したいのか

採用担当官の多くは「何故前職を辞めてまで経理という新しい環境で仕事したいのか」というポイントを重要視しています。

仕事や自分の将来のビジョンが見えている人なのか、この人が取り組もうとしている事は自社の繁栄に貢献してくれるのかなどをチェックしているのです。

新天地へ踏み出す前に、自分の意志で取り組みたい事をまとめておきましょう

他の事務職との志望動機の違い

経理以外にも事務職としては人事労務や一般事務、総務などが挙げられます。

これらの事務職では経理よりも人と接する機会が多い為、コミュニケーション能力が重要視される事が多いです。

一方経理の人選を行う企業側は、まず実務能力を優先している事が想定されます。

経理と他の事務職との違いを把握する事で、自ずと志望動機にも違いが見え、経理への熱意が表れてくるでしょう。

数字に対する強さをアピール

経理は事務職の中でもお金にまつわる業務のスペシャリストという位置づけです。

膨大な数字と向き合いながら正確さと時にスピード感も要求されます。

売り上げ管理や多くの計算をこなす仕事に就いていた経歴があるなど、毎日触れる数字に対する自分の強みを活かしたいという意志を強調しましょう

パソコンスキルが備わっている事をアピール

経理において数字の処理・管理業務の多くはPC上のソフトを介して行われます。

専門ソフトの使い方は入社後の研修を通して身に付けてくれれば良いという企業が殆どです。

逆に言えば、基本的なPCスキルは可能な限り入社前に備えている事が望ましいと言えます。

ワードやエクセルが使える、IT関係の資格を持っているもしくは勉強中であるなどPCの扱いに慣れている事をアピールする事も効果的です。

NGな志望動機は?

仕事に対する志望動機は人によって様々ですが、採用側があまり快く思わない志望動機というものも存在します。

資格や能力が備わっていて面接も手ごたえがあったのに採用試験に受からなかった、なんて事にならないよう気をつけたいNG志望動機を確認しましょう。

成長意欲があまり強すぎ

意外と書いてしまいがちな自分の成長を企業に期待するコメントですが、企業側はまず自社の利益を重要視します。

なので、以下のようなものがだめでしょう。

  • 「入社すれば成長できそうであるため」

もちろん従業員の成長なしに企業の繁栄は考えられませんが、まずは企業に対する奉仕の精神を表に出しておく事が大切です。

自分目線の志望動機

  • 「福利厚生がしっかりとしているため」

のように自分目線の志望動機はあまり好ましくないでしょう。

福利厚生はしっかり働いてくれる従業員の為に企業が整備する制度ですが、最初からこのメリットに目がくらんでいると思われてしまっては仕事への情熱を疑われてしまいます

教育制度が整えている

  • 「教育制度がしっかりとしているため」

上記のように、教育制度に過度に期待するのも禁物です。

確かに社内研修・教育制度が充実している事は企業側の人材育成に対する姿勢を判断する材料になります。

しかし企業は主体的に勉強する従業員の入社を望んでいるのです。

自分の成長を教育制度に頼っていると思われてしまうので研修・教育に関する記述は避けた方が無難と言えるでしょう。

前職の悪口をする

仕事に就いてから自分に合わないと思って辞めた、と言う事は次の入社先でも起こりうる事態です。

せっかく採用してもすぐに辞めてしまう社員を雇いたい企業があるとは考えにくいのではないでしょうか。

長続きしなさそうな雰囲気を感じてしまう事は書かないようにしましょう

  • 「前職の仕事には向いていないと思ったため」

のような前職への悪口はしないでください。

人間関係の問題

同僚や先輩、上司など日々仕事を共にする仲間がどのような人物であるかは入社してみないと分かりません。

コミュニケーション能力も要求される経理において人間関係の不得手はマイナス査定となるでしょう。

経理未経験者の志望動機の例文

経理未経験者が経験者を抑えて内定を勝ち取る為には、志望動機に工夫を凝らして採用担当官の注目を集める事が大切です。

いくつか例文を見てチェックポイントを押さえましょう。

具体例で説得力をあげる

経理という仕事に対して興味を持ったきっかけを今までの経験から具体例を挙げて説得力を持たせています。

情熱的な仕事に対する姿勢をアピールする為に有効な方法です。

例えば

  • 「前職の販売職では在庫管理を任されており、経理処理の重要性を実感しました」

資格の取得

応募先企業でどのように貢献するつもりであるかを、資格を有している事に絡めてアピールしています。

入社後の明確なビジョンを持って業績貢献に前向きである姿勢を採用担当官に伝えられるでしょう。

例えば

  • 「少しでも早く即戦力になりたいと考え、日商簿記2級の資格を取得しました」

が有効的でしょう。

コミュニケーション能力の高さでアピール

資格を有していなくても「今までの経験」から経理に活かせるスキルを持ち出して、企業への貢献意識がある事をアピールする事は可能です。

直接数字に関わるスキルでなくとも経理に活かせる能力をアピール出来れば、それだけ経理という仕事に理解が深いという事も証明出来ます。

例えば

  • 「前職で培ってきたコミュニケーション能力を活かし、各部署の調整をスムーズにしたいと考えております」

経理経験者の志望動機の例文

既に経理経験者でありキャリアアップなどの目的で転職する場合の志望動機は、前職場での実績や経験を具体的な数字・エピソードを交えて伝える事が効果的です。

今までの経験とスキルでアピール

今までの具体的な仕事で培ったスキルを挙げて即戦力である事をアピールしています

また、入社後のビジョンを添える事で採用担当側にも「この人を雇った後のイメージ」を想像しやすくしている事もポイントです。

例えば

  • 「現職では決算業務を担当していますが、将来的には財務や経理部門を担いたいと考えております」

会社研究の深さでアピール

応募先企業の具体的な業務形態を把握している事をアピールしており、「この会社だからこそ志望した」という企業に対する熱意が感じられる例文です。

数ある企業からその会社を選んだポイントを伝える事は内定を勝ち取る為に重要なポイントとなります。

例えば

  • 「御社では海外の子会社とやり取りする機会もあるため、連結決算や有価証券報告書の作成業務に関われると考え志望しました」

意識の高さでアピール

具体的な社内体系への理解が深い事に加えて、自分の目標に向かって既に前進している事をアピールできる文面です。

即戦力としての能力が備わっていながら更に主体的な向上心を持ち合わせている事で、採用担当官の注目を集めましょう。

例えば

  • 「海外の子会社とのやり取りがスムーズにおこなえるよう、現在は英会話スクールに通っております」
転職の成功率を上げる!職務経歴書の書き方マニュアル
職務経歴書の書き方一つとはいえ侮ってはいけません。職務経歴書をしっかり、採用担当者に魅力を与える書き方にするだけで、あなたの転職成功率をぐっと上げることができます。

志望動機をしっかり伝えて経理職に就こう!

経理への転職を目指すにあたって重要な志望動機のポイントは、自分が活かせる「経験」や「スキル」を上手に伝えられるかどうかです。

毎日の数字処理業務における正確性や地道な作業を苦にしない心持ち、業務を円滑に進める為のコミュニケーション能力やPC関係のスキルなど経験の有無を問わずアピール出来るポイントは多いと言えるでしょう。

仕事や企業に対する情熱のアピールも忘れずに

仕事に対する熱意や応募先企業に対する想いは、具体的なエピソードや事例を挙げる事でグッと説得力を増す事が出来ます。

自分が入社する事で企業に貢献出来るポイントを明示した上で、将来会社内でどのようなポジションに就きたいのかやどのような事に挑戦したいかをアピールしましょう。

能動的に思考・行動して社内を活性化させてくれる人材を企業は望んでいるのです。

経理への転職を有利に運ぶ志望動機を作成する為に

経理への志望動機を考えるにはまず自分のキャリアを棚卸しして、経理に於ける自分の強みを整理してみる事が有効です。

見つけた自分のアピールポイントが実務的な能力なのか、性格や人間的な面によるものかを把握して上手に志望動機へ結びつけましょう。

この記事で紹介した要点を参考にして、無事経理への転職を成功させてくださいね。

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