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日産自動車へ転職(中途採用)は可能か?年収はどの程度?

大企業への転職

これまでのキャリアを生かし、より広いステージでの活躍を目指して転職を考える人が増えてきています。

グローバル企業である日産自動車の中途採用にチャレンジしてみたいという人も少なくないでしょう。

そのためにはまず、企業についての知識を深め整理しておくことが不可欠です。

ここでは日産自動車の概要や業務内容について解説していきます。

また、実際に転職を考える際に気になる年収や福利厚生、社風などについても詳しく見ていきます。

日産自動車の企業概要

日産自動車は、日本を代表する自動車メーカーの一つです。

1999年にフランスのルノーと提携し、事実上外資系企業となったことで話題になりました。

では、グローバル展開をする日系企業である日産自動車とはどのような企業であるのか、詳しく見ていきましょう。

事業内容

日産自動車は、その名が示すように自動車事業を柱とした事業展開を行っています。

いわゆる「自動車メーカー」という業態であり、設計から販売までの一連の業務に携わっていることが特徴です。

この業務の流れの中で、事業内容は大きく3つの分野に分けることができます。

自動車開発事業

日産自動車ではいわゆる開発や設計、製造などの事業を「クルマ、モビリティサービスを創造するフィールド」と分類しています。

R&D(開発・研究)事業はこのフィールドの柱の一つであり、車体設計・エンジン設計や車両性能評価・性能解析までを行います。

注目を集めているEVやHEV、FCVのコーポネントシステムを開発事業も含まれます。

また、先端材料研究や自動運転研究も脚光を浴びています。

自動車製造事業

「クルマ、モビリティサービスを創造するフィールド」に含まれる自動車製造事業も、日産自動車の重要な事業です。

自動車の生産の根幹を支えている事業分野であり、様々な専門分野のスタッフに支えられています。

品質の向上はもちろんのこと、グローバル市場で求められるコスト削減も重要なミッションの一つです。

工場の立ち上げや、さらには、生産設備の開発から導入まで、業務は非常に多岐にわたり専門性も高いことが特徴です。

自動車販売事業

自動車販売事業は、「クルマづくりを支えるフィールド」と日産自動車では呼ばれています。

単に完成した車を売るだけではなく、マーケティングや販売に係わる事業分野の総称です。

日本国内はもちろんのこと、アジア各国や中国、中南米やアフリカまで世界中の市場を対象としています。

各国のマーケット分析から始まり、業務の範囲は販売ネットワークの管理や強化まで及びます。

また、自動車メーカーにとってアフターセールスも重要な業務です。

カーライフ商品の企画や販売、部品販売のネットワーク強化もこの事業分野に含まれています。

トップのメッセージ、企業理念

日産は、<人々の生活を豊かに>というVISIONの下、独自性にあふれ、革新的なクルマやサービスをお届けし、皆様にその価値を認めて頂くことを我々の使命としております。

様々な技術革新が進み、クルマを取り巻く環境が大きく変化する中、日産は、クルマの設計開発から生産、販売、サービスに至るあらゆる分野で、積極的に変革に取り組んでおり、さらに加速をしてまいります。

社長兼最高経営責任者 西川廣人

会社概要

会社名 日産自動車株式会社
所在地 〒220-8686 神奈川県横浜市西区高島一丁目1番1号
資本金 6,058億13百万円
事業内容 自動車、船舶の製造、販売および関連事業
従業員数 2万2209名(2017年3月末現在)

日産自動車採用職種・仕事内容

グローバル展開を行う日産自動車は、会社の規模が大きく採用職種の内容も多岐に渡ります。

様々な分野のプロフェッショナルを募集しており、自動車業界以外の人材も応募することができます。

なお、ほとんどの職種で一定以上の英語力が必要です。

自動運転ソフト開発エンジニア

自動運転実現を目指し、ソフトウェアの設計や検証を行い、業務にはコーディングや台上装置でのテスト検証まで含まれます。

開発はハードウエア仕様設計、サプライヤーと連携して行っていきます。

給与

予定年収:600万円から850万円 ※残業手当有り

グルーバル在庫管理

グローバル市場のニーズに応じ、タイムリーかつ最小コストでの車両供給を実現させるための在庫計画・在庫管理業務です。

在庫管理における様々なプロセスについて、アライアンススタンダードを構築することも求められます。

給与

予定年収:600万円から850万円 ※残業手当有り

アライアンス生産管理部企画担当

アライアンス生産管理について、機能定義やプロセスの構築が主な業務です。

生産管理業務は日産だけでなくルノーについても分析の対象となり、プロセス導入の際はルノーと日産の間で調整も行います。

給与

予定年収:600万円から850万円 ※残業手当有り

グローバルデジタルマーケティングデジタルカスタマージャーニー

デジタルカスタマージャーニーは新チーム発足に伴う課長級の募集です。

各国の情報収集を行い、デジタルマーケティングを統一した上での戦略立案を目指していきます。

サイトの魅力向上など、様々なプロジェクトメネジメントも重要な業務です。

給与

予定年収:1000万円から2000万円 ※残業手当有り

連結決算担当スタッフ

日産自動車グループの連結決算を毎月行っていく業務です。

決算は財務会計制度に則ります。

また、財務実績レポートを収益管理部署や役員に向けて作成する他、ステークホルダーに向けて有価証券報告書などの決算開示書類の作成も行います。

給与

予定年収:600万円から850万円 ※残業手当有り

グローバル移転価格担当(課長補佐職)

グループ内での移転価格関連を担当する課長補佐職の業務です。

移転価格の税制にも対応します。

また、各国の税務当局やグループ内の調整の他、提出資料や必要な分析資料の準備なども行います。

移転価格の設定や分析、利益モニタリングも担当します。

給与

予定年収:750万円から1000万円 ※残業手当有り

日産自動車の給与・年収

一般に外資系企業は実力主義である分、給与は高めと言われています。

もともとは日系ながら今ではグローバル企業である日産自動車も、募集要項などを見ると平均的な日本の企業よりも高い給与が期待できそうです。

ここでは日産自動車の実際に給与について見ていきましょう。

全体の平均年収

産自動車の平均年収765万円(有価証券報告書)

会社の業績により平均年収は上下しますが、近年はおおよそ750万円から800万円の間で推移しています。

全ての社員を含んでおり、職種や職位などでも年収は大きく変わることが一般的ですが、平均としては良好な数字です。

年代別の年収

年齢 平均年収
20~24歳 約300万円
25~29歳 約600万円
30~34歳 約650~約750万円
35~39歳 約670~約770万円
40~44歳 約720~約840万円
45~49歳 約820~約940万円
50~54歳 約900~約1000万円
55~59歳 約890~約1000万円

おおむね年齢に応じて上昇していきますが、30歳からは役職などで開きがみられます。

日産自動車の競合企業と平均年収比較

企業名 平均年収
日産自動車 平均年収765万円
トヨタ自動車 平均年収819万円
スズキ自動車 平均年収602万円
マツダ 平均年収635万円
三菱自動車 平均年収698万円

売上も世界トップクラスのトヨタ自動車はやはり平均年収も高く、800万円を超えています。

しかし、それ以外の自動車メーカーは軒並み600万円台で、日産自動車が唯一トヨタに迫る平均年収です。

給与に関する口コミ・評判

大手だけあり、収入には満足しています。

評価によっては下がる給与体系ですが、実際には大きく下がることはほとんどなく安定しています。
出張時の移動時間については考慮されていないのが不満です。

 

給与体系については明確な基準があり、納得感は高いようです。

また、同業種や他業種と比較しても給与水準が高いため、給与の額そのものへの不満はほとんど見当たりませんでした。

一方、成果主義ということもあり、職種や役職によっては業務の時間と給与のバランスについて不満の声も聞こえてきました。

日産自動車の福利厚生制度

転職を考える際は、給与の額だけでなく福利厚生が充実しているかどうかも気になるポイントです。

日産自動車は大企業だけあって、福利厚生制度も整っています。

ここでは日産自動車の代表的な福利厚生制度について解説していきます。

家族手当て

時間外勤務手当てや通勤手当はもちろんのこと、家族手当ても用意されています。

子供のいる家庭でも働きやすい制度が整っており、社内には保育所が設置されています。

共働きの女性でも安心して働くことのできる環境が整っています。

社内施設

近未来的なデザインの社屋はコストが掛けられており、重厚なエントランスや吹き抜けもある高い天井、統一されたデスクなど快適に仕事に向かうことのできる環境が整えられています。

スターバックスやコンビニエンスストアなども併設され、利便性の高さも特徴です。

社外施設

独身寮が用意されており、地方出身の新入社員も安心して働きはじめることができます。

また、単身赴任寮も備えられているため、転勤などでもスムーズに対応することが可能です。

日産自動車の福利厚生制度はプライベートなレジャーなどもサポートしており、福利厚生法人会員制リゾートなどが用意されています。

充実した保険制度

雇用保険や労災保険、健康保険を完備しているのはもちろん、厚生年金もあるため不安なく働くことができる環境が整えられています。

また、民間などの各種保険を割引価格で加入することができるという、大企業ならではの特典も魅力です。

福利厚生に関する口コミ・評判

さすがに大企業という印象で、福利厚生は圧倒的に手厚いという感想です。

社屋が素晴らしいです。クリンネスが徹底され、全ての場所がきれいだと思います。

おしゃれな職場や休憩スペースで、気持ちの良い環境です。

豊富なメニューを揃えた食堂もあり、満足しています。

働く女性をサポートする制度が充実しています。

大企業ならではの福利厚生制度を用意しており、満足しているという評判がほとんどです。

「ダイバーシティ」を掲げる社風だけあって、女性社員へのサポートが充実していることにも注目です。

勤務時間・休日休暇

「ワークライフバランス」という考え方が注目を集めており、仕事だけでなくプライベートを充実させたいという人が増えています。

転職を検討する際には、給与などの待遇だけでなく勤務時間や休日などの条件についても調べておくことが大切です。

特別休暇

日産自動車は、子育て世帯などの働く女性をサポートする制度の充実に力を入れているのが特徴です。

子育てのための休職制度や時短勤務制度のほか、特別休暇を年間で12日使うことができます。

これらの制度は、介護のためにも使うことができます。

週休2日制

日産自動車は基本的に週休2日制をとっており、ワークライフバランスを重視する人も伸び伸びと働くことのできる環境になっています。

年間休日も121日で、プライベート重視する人でも満足できる数字です。

もちろん年次有給休暇も取得することができます。

夏季・年始年末休暇

年始年末休暇の他、夏季休暇も用意されています。

それぞれ9日間程度もの休暇を取ることができ、旅行や帰省、家族との時間など余裕を持って休暇を楽しむことができます。

さらに、ゴールデンウィークも休日であり、十分な休日休暇が用意されています。

フレックスタイム制度

多様な働き方に対応して、日産自動車ではフレックスタイム制度も設けられています。

事業者によって勤務時間帯が異なり、最適な勤務時間帯になるように調整されています。

なお、一般的な勤務時間は8:30~17:30の実働8時間(休憩60分)です。

勤務時間・休日休暇に関する口コミ・評判

一定の時間までに業務を終了する事が奨励されています。

サービス残業はありませんが、少し勤務時間が長めです。

有給休暇を消化するように、休暇促進日が設定されています。

ゴールデンウィーク、夏季、年始年末は一斉休暇となり、10連休以上になることがほとんどです。

事業所や部署によって多少ばらつきがあるものの、基本的に残業を少なくすることが推奨されているようです。

また、季節の休暇が非常に長いことは大きな魅力です。

社内の教育・研修制度

  • 「新入社員研修、3年目研修」若手の育成を目的とした研修です。
  • 「リーダー研修」リーダー層が対象となります。
  • 「マネージャー研修、キャリアビジョン研修」マネジメント層対象の研修です。
  • 「AEEP(アライアンス交流プログラム)」ルノーと日産のアライアンス業務を早期から体験する研修です。
  • 「V-FASTファシリテーター研修」部門を越え迅速な課題解決を目指すプログラムです。

教育・研修制度に関する口コミ・評判

人事部主催の全社教育と応募型教育が設置されており、非常に充実しています。

必修講座と自由に履修できる講座があり、技術関連から語学関連まで、豊富なメニューから選ぶことができます。

毎日の業務が忙しく、なかなか研修の受講が進みません。

TOEICが必須ですが、もう少しe-learningを充実してほしいと感じます。

かなり研修制度は充実しているようですが、その分日常の仕事との両立が大変であるという声も聞かれます。

職場の雰囲気や社風

いきいきと働くためには、仕事の環境も重要です。

特に、職場の雰囲気や社風が自分に合っているかどうかは、転職の前にしっかりと把握しておくことは欠かせない作業です。

ここでは日産自動車の雰囲気や社風について見ていきましょう。

従業員の多様性

会社の理念にダイバーシティを標榜しているように、日産自動車は国籍や文化、年齢や性別など様々なバックボーンを持った人たちの集合体です。

伝統的な日本企業とは全く異なる社風であり、社員一人一人の個性が生かされる職場の風土が醸成されていることが大きな特徴です。

変革の推進

新技術の開発など、自動車メーカーには常に革新的な考えを取り入れることが求められます。

日産自動車は社員にも「変革の推進」という意欲を求めています。

そのため、前例の踏襲ではなく、未経験の分野に果敢に取り組んでいく姿勢が評価される社風です。

職場の雰囲気や社風に関する口コミ・評判

海外のような考えが強いと感じます。

それなりにマイペースで仕事を進めることができます。

納期を守るためにチームプレーで仕事をしています。職場が団結していると感じます。

1999年を境に、入社した社員の考え方や英語力が大きく異なります。

ルノーとの資本提携で大きく企業文化が変わったという感想が多くみられます。

また、部署によって個人で仕事を進めるか、チームで仕事を進めるかという違いもあるようです。

いずれの場合も、多様な人材が個性を発揮している様子がみてとれます。

日産自動車への転職で役立つ転職サイトorエージェント

転職にも様々な方法がありますが、ヘッドハンティングなどをされない限り転職者が主体的に動いて転職活動を行う必要があります。

現在、主流となっているのは転職サイト、またはエージェントを利用した転職活動です。

ここでは代表的な転職サイトやエージェントを紹介していきます。

リクナビネクスト

リクナビNEXT

転職サイトの代表的な存在が「リクナビネクスト(リクナビNEXT)」です。

新卒を対象とした就職活動サイト「リクナビ」と同様、株式会社リクルートによって運営されています。

転職したビジネスパーソンの約8割がこのサイトを利用したという実績があり、転職業界のシェアを圧倒しています。

常時公開されている案件は5000件を超えており、企業からの掲載依頼も絶えません。

求人数だけでなく、情報の新鮮さもリクナビネクストの魅力です。

毎週更新される新着求人数は1000件を超え、同じ企業の様々な職種をリストアップするという用途にも適しています。

サイト内のコンテンツも充実しており、書類などの基本的な書き方などが学べる他、様々な書面のフォーマットをダウンロードできるサービスも整えられています。

また、登録しておくだけでオープンオファーやプライベートオファーなど、企業から直接メッセージを受け取ることのできるスカウト機能も特徴の一つです。

リクナビNEXTの口コミ・評判は悪い?サービス内容や利用の流れも解説!
リクナビNEXTは国内最大級の転職サイト。国内最大級がゆえ抱える求人数も膨大です。リクナビNEXTの、他にはないメリットとデメリットを調べてみることにしましょう。

リクルートエージェント

リクルートエージェント

リクナビネクスト同様、リクルートによって運営されるのが「リクルートエージェント」です。

こちらは転職エージェントで、専任アドバイザーと二人三脚で転職活動を進めていけるという強みを持っています。

転職エージェントでは案内総数・内定決定数ともNO.1の実績を持っており、非公開求人数も10万件にのぼります。

エントリーシートの書き方から面接対策まで圧倒的なノウハウを持っており、個別の相談や希望にも親身にアドバイスをしてくれることが特徴です。

転職サイトのような手軽さはありませんが、真剣に転職を検討している転職希望者には強い味方となってくれます。

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まとめ

このように日産自動車は、日系企業とグローバル企業双方の長所を併せ持った、大変に魅力的な自動車メーカーです。

給与や福利厚生、休日休暇などの待遇も高水準で、転職希望者からも人気を集めています。

その分、競争率は上がり、求められる人材レベルも高く、選考を通過することは簡単ではないのが現実です。

しかし、企業分析を行い、書類作成や面接対策などの準備をしっかり行って選考に臨めば、内定を勝ち取ることは決して不可能なことではありません。

まずは転職サイトに登録して情報を集めたり、転職エージェントに相談して対策を練ったりするなど、積極的に行動を起こすことが大切です。

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