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職場のコミュニケーションを活発にして職場を良くするには

職場のコミュニケーション法 転職コラム

「職場でコミュニケーションがあまりなく、雰囲気が悪い…」
「職場の雰囲気を改善したいけど、職場を良くするにはどうすればよいかわからない」

こんなふうに悩んでいませんか?
職場の雰囲気が悪くて、なんとか良くしたいと思ってもどうしたらよいかわからない人も多いでしょう。

だからといって何もせずに、雰囲気の重い職場で働き続けてストレスを感じ続けるのも嫌ですよね。

コミュニケーションが悪い職場は、ストレスになるだけでなく業務そのものに支障をきたしてしまうことにもなりかねません。

職場を良くするには、自分から行動を起こすことが大切。

そこでこの記事では、職場の雰囲気が悪くて悩んでいる人に向けて、職場のコミュニケーションを活発にして職場を良くするにはどうすればよいか、雰囲気が悪くなる原因も併せて、解説していきます。

具体的には、

  • 職場のコミュニケーションが悪くなる原因
  • 職場を良くするには?コミュニケーションを活発にする行動
  • 【上司向け】職場を良くするには?コミュニケーションを活発にする仕掛け
  • 良い職場を作るための4つのポイント

といった内容をわかりやすく説明していきます。

5分ほどで読める記事になっていて、職場を良くするにはどうすればよいかが明確になると思いますので、職場を良くする方法がわからない人は是非ご一読くださいね。

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職場のコミュニケーションが悪くなる原因

コミュニケーションを活発にして職場を良くする方法を考えるために、まずは職場のコミュニケーションが悪くなる原因を突き止めることが重要です。

この章では、考えうる代表的な原因をご紹介していきますので、自身の職場が当てはまっていないか確認してください。

社内で悪口・陰口が横行している

社内で悪口や陰口が横行している職場は、コミュニケーションが活性化しづらくなります。

自分のことではなくても、誰かが陰口を言われているのを耳にしてしまったら、「もしかして自分の影で言われているのでは…」と疑心暗鬼になってしまいますよね。

このような悪口・陰口を言うのが当たり前になっている職場では、それぞれの信頼関係が築けていないためとても不安な心理状態になります。

気軽に話しかけたり、冗談を言い合ったりすることができなくなるので、コミュニケーションがなくなりどんよりとした空気の重い職場になってしまうのです。

雑談がない

職場を良くするには、雑談がないのはNGです。

雑談は一見仕事に関係のない話なので、仕事の生産性を下げると思われがちですが、コミュニケーションを活発にするには必要不可欠なもの。

職場のコミュニケーションが活性化すれば、自ずと仕事に関しても報連相や、新たな提案などが増えてきて、逆に生産性が上がるといった事例もあります。

雑談がない理由として、

  • 上司や会社が雑談に対して悪いイメージを持っていて怒られる
  • デスクにパーテーション(仕切り)があって、物理的に話しづらい
  • 仕事が忙しすぎて雑談する時間がない

などといったものが挙げられます。

このような職場は、雑談ができないことで周囲の人のことを知ることができず、どんな人か分からなければ話のネタが思いつかないのでさらに雑談ができないという悪循環に。

これではコミュニケーションを活発にして職場を良くするには、程遠いでしょう。

競争が激しすぎる

営業会社などで数字やノルマなどがきつかったり、社内の出世レースが激しかったり、常に社内で競争しているような会社は、雰囲気の良い職場は作りづらいでしょう。

同じ職場で働いているとはいえ、隣にいる人は仲間ではなく競争相手であり、どうにかして相手より優位に立とう、相手を蹴落とそうとしているからです。

そのような環境では、言い合いや否定など悪い意味でのコミュニケーションは活発かもしれませんが、良い職場と思えるような、良質なコミュニケーションが発生しづらくなるのも無理はありません。

職場を良くするには?コミュニケーションを活発にする行動7選

職場のコミュニケーションが上手く行かない原因をいくつか見てきましたが、この章では、その状況を改善するために具体的にどういう行動をすればよいかを、ご紹介していきたいと思います。

職場の雰囲気づくりは、上司や会社の意向が最も強く影響しますが、いち従業員であっても行動次第で職場を良くすることは可能です。

職場を良くしたいのであれば、1つずつで良いので試してみてくださいね。

笑顔で「おはようございます!」と挨拶する

雰囲気が良くない職場は、挨拶がなあなあになっていることがよくあります。

配属したてや入社したてであれば、少し頑張って元気に挨拶などをするでしょうが、職場での歴が長くなると毎朝同じ顔ぶれだし、挨拶をするのが面倒になったり照れくさくなったりすることはありませんか?
朝の挨拶はもちろん、帰りの挨拶はとても大事な「承認行為」です。

相手の目を見て笑顔で挨拶をすることは、相手の存在に対して好意を持って承認していることになります。

反対に相手の目をみずに仏頂面で挨拶をしたり、そもそも挨拶すらしなかったりすれば、それは相手の存在を認めていない、強烈な否定のメッセージになります。

笑顔で挨拶なんて当たり前じゃん、と思うかもしれませんが、実際はできていない職場が多いのも事実。

職場を良くするには、今一度自身の挨拶の仕方を見直してみることをおすすめします。

笑顔で「ありがとう!」と感謝する

いわずもがなですが、「ありがとう!」と感謝されて、悪い気になる人はいないですよね。

職場を良くするには、この「ありがとう!」をしっかり言葉にすることがとても大切なのです。

この人がいてくれて助かった、ちゃんと仕事をやってくれてよかった、という思いを持っていても、それを言葉にしなければ相手には伝わりません。

ましてや、

「仕事なんだからやって当たり前」
「いちいちありがとうなんて言っていたらきりがない」

などと思ってしまっているのは問答無用です。

その人がいてくれてしっかり出勤して、自分の仕事を全うしてくれることは、本当に当たり前のことなのでしょうか?
この人手不足の時代、いつ転職してしまうかもわからない中で同じ会社で働いてくれていることはとても尊いこと。

やるべき仕事をやらずに、サボる人だってもちろんいます。

感謝の言葉はいくら言っても悪いことはありませんし、もし感謝されたら「また頑張ろう」「この会社に貢献したい」と思えて、自然と良い雰囲気になるのは想像できますよね。

当たり前のことを当たり前と思わずに「ありがとう!」と感謝を言葉にすることが、職場を良くするにはとても大事なのです。

質問&自己開示する

相手がどんな人かわかっているのと、全くわからないのと、どちらのほうが親近感を覚えますか?
例えば、いつもしかめっ面をしてパソコンの前に座っている年配の上司がいたとして、たまたま後ろを通りかかったらパソコンの背景画像がかわいがっている孫の写真だったとしたら、どういう印象になるでしょうか。

「いつも難しい顔をしていて近づきにくい上司」から「孫をかわいがっているおじいちゃん」に見えて、親近感が湧いてきますよね。

このように、「相手がどんな人か」をお互いが知っていることで、相手に親近感と安心感を覚えてコミュニケーションが活発になるということは大いにあります。

お互いに相手の人となりを知るために必要な行動は、「質問」と「自己開示」です。

質問をすることで自分の話をしてくれるので、相手を知ることができまし、相手に興味を持って知ろうとしている好意も伝わります。

また趣味やプライベートのことも出来る限り話すなど、積極的に自己開示をすることで、相手は自分がどんな人かを知ることが出来ます。

職場を良くするには、そこで働いている全員が全員のことを知っている状態を作ることがベストなのです。

自虐ネタはオススメ

自己開示の例で、オススメなのが「自虐ネタ」。

自分の失敗談や恥ずかしい部分、コンプレックスなどを包み隠さず開示することで、「この人は自分を信頼してすべてを話してくれている」「この人にもこんな人間らしい一面があるんだ」と好印象を持ってもらいやすくなります。

また後述しますが、自虐ネタは笑いを生みます。

笑いは緊張した雰囲気や、怒り、ストレスなどを吹き飛ばしてくれるとてもポジティブな力を持っています。

職場を良くするには最強の自己開示であり、笑いを生んでくれる自虐ネタが、とても有効なのです。

褒める・否定しない

少し思い出してみてください。

最近いつ職場の人を褒めましたか?
人を褒めるという行為は、意識していないと意外にできないもの。

褒められるととても気持ちが晴れやかになって、褒めてくれた人に対しても好意的な感情を持ちますし、仕事も頑張ろうと思えますよね。

逆に否定をされたら、その人に対して反感を覚えて仕事のモチベーションも下がってしまう人は多いはずです。

コミュニケーションを活発にして職場を良くするには、どちらのほうが良いかは言うまでもありませんよね。

オススメは「さしすせそ」

人間関係を円滑にする魔法の「さしすせそ」。

とても有名なので知っている人も多いのではないでしょうか。

それぞれ以下の言葉の頭文字を取ったものです。

さすがですね!
しらなかったです!
すごいですね!素晴らしいですね!
センス良いですね!
そうなんですね!

「知らなかったです!」「そうなんですね!」は、人が持っている教えてあげたい気持ちを、満足させるもの。

あとの3つはシンプルに相手を褒める言葉なので、言われたらとても嬉しいですよね。

この魔法の「さしすせそ」を意識して使えば、職場に活気が生まれて常に良い気分で働けるようになるでしょう。

とはいえ直接相手を褒めるのに慣れていない人は、照れくさく感じてしまったり、「急に褒めたら裏があると思われるのでは」と邪推してしまったりして、すぐに行動に移せない人もいるでしょう。

そんな人は、以下の方法がおすすめです。

照れくさいなら「陰褒め」がオススメ

「いままで褒めてこなかったので、いきなり直接褒めるのはハードルが高い…」
そんな人にオススメなのが、「陰褒め」というもの。

陰口は陰で悪口を言うことですが、陰褒めは陰で褒めることです。

例えば、「最近入社してきたAさんって、本当に真面目で安心して仕事を任せられるよね」といったことを、AさんがいないところでBさんに言うのです。

そうすると殆どの確率で、BさんはAさんにこう言います。

「そういえばこの間、〇〇さんがAさんのことを安心して仕事を任せられるって褒めてたよ」
直接的に誰かに褒められると、人によっては「この人、私のことを褒めてなにか裏があるんじゃないか」と思ってしまい、素直に受け止められないことがあります。

ですが又聞きで褒められたBさんは、直接言われるよりもその言葉に信憑性を感じて、素直に受け止められるのです。

陰褒めの注意点

「陰褒め」で少し注意してほしいのは、「必ずしも褒めた人に伝わるわけではない」ことが1つ。

もう1つは上記で言えばBさんに対してAさんを褒めていることを伝えているので、ともするとBさんが「Aさんが良いってことは、自分はダメなのか」と否定的に受け止めてしまう危険性があること。

前者の対策は、なるべくたくさんの人に陰褒めをすることで確実に伝えたい人に伝えることができるでしょう。

後者の対策は、AさんにもBさんに対しての陰褒めを伝えておくことです。

そうすればBさんがAさんに、褒められていたことを伝える時に、AさんもBさんに褒められていたことを伝えられるので、お互い良い気分で仕事ができます。

狙って陰褒めをしていることは決してバレないようにしないといけませんが、これができれば、職場に前向きな雰囲気が広がって、きっとコミュニケーションの活発な良い職場になるはずです。

差し入れやお土産を買ってくる

自然発生的にコミュニケーションを生み出すのにおすすめの方法が、「差し入れやお土産をおいておく」ことです。

休憩室などに誰かが買ってきてくれた甘いお菓子があって、付箋などで「○○に行ってきたお土産です。

皆さんで召し上がってください!〇〇より」と書かれていたとします。

きっとみんな食べると思いますし、食べたら普通ははお土産を買ってきた人に、「美味しかったよ、ありがとう!」と声をかけますよね。

そこから旅行に行った土産話に花が咲くかもしれませんし、甘いものが好きという食べ物の嗜好の話にも発展するかもしれません。

自然に話が盛り上がる上、前述の「自己開示」もできるので、このお土産作戦は、簡単な割にとても効果が高い方法です。

残業中や気難しい人には直接差し入れ作戦で対応

また少人数での残業中でピリピリしているときや、買ってきたお土産を食べないような気難しい人に対しては、直接差し入れをするのが効果的。

残業中なら「お互い遅くまでお疲れさまです。

よければ甘いものでもどうぞ。

」などと言って、チョコの一つでも渡せば、とても雰囲気が和むでしょう。

またお局のような気難しい人は、せっかく買ってきてくれたお土産を食べない可能性もあります。

その場合は、その人の好みを事前に把握しておいて、それを買ってきて「○○さんがお好きだってことを思い出してつい買っちゃいました。

よければ召し上がってください」とピンポイントで差し入れするのです。

人から好きなものをもらって、嬉しくない人はいませんよね。

職場を良くするには、こうしてお土産作戦や差し入れ作戦をすることが、簡単でかつ効果の高い方法なので、ぜひ試してみてください。

飲み会を企画する

雑談をして相手を知って自分も知ってもらうことが、職場を良くするには大切であることをご紹介しましたが、会社によっては仕事中それがやりづらいこともあるでしょう。

その場合は、飲み会を企画するのも1つの手です。

飲み会中はお酒の力もあり、普段はしないような自己開示や質問をしやすくなるもの。

仕事中に気を使いながら話すより、遥かに効率的で効果的なのが飲み会の場なのです。

「飲み会を企画して誰も来てくれなかったらどうしよう」と心配な人は、企画する前に来てくれそうな数人に事前に話を通しておく、つまり根回しをしておくのがおすすめです。

そうすれば飲み会企画を発表したときも、根回ししておいた人がすぐさま参加表明してくれるので、周囲も乗っかりやすくなります。

飲み会企画は少し勇気のいる行動かもしれませんが、職場を良くするにはとても有効な手段なので、ぜひ頑張ってみてください。

積極的に笑う

最後に、職場を良くするには最も重要な要素と言ってもよい「笑う」ことについて解説していきます。

コミュニケーションが活発でない職場や、ピリピリした雰囲気の職場に足りないのは、「笑い」です。

思い出していただくと分かると思いますが、上記のよう職場で働いているとき笑い声が聞こえることは、あまり無いのではないでしょうか。

雰囲気が悪いから笑いがないのではなく、笑いがないから雰囲気が悪いのです。

そのため職場を良くするには、「積極的に笑う」ことがとても効果的になります。

「誰かを笑わせる」ことは難しく感じる人も多いと思いますが、自分が笑うことはそう難しくはありませんよね。

笑うチャンスは意外に多いもの

面白いことがないので笑えない、という人もいるかも知れませんが、笑いは至るところに落ちているもの。

例えば、メールなどの文章で誤変換していることはよくあると思いますが、変に意味のつながる言葉になっていたら笑うチャンスです。

他にも、電話で社名を間違えられたり、かかっているラジオで面白い話をしていたり、上司や同僚がつまらないオヤジギャグを言ったりしたときは笑うチャンス。

周りに迷惑にならない程度の声量であることや、TPOをわきまえることは前提ですが、意識的に笑えることを見つけ出して笑うことで、職場の雰囲気はぐっと良くなるはずです。

自分自身も笑えるポイントを見つけるのが上手になって、楽しく毎日を過ごせるようになるので、ぜひ意識してみてくださいね。

【上司向け】職場を良くするには?コミュニケーションを活発にする仕掛け

もしあなたが管理職で、自身の管理する職場のコミュニケーションが悪いと感じている場合、それに最も影響を与えられるのはあなたです。

職場を良くするには、上司として「仕掛け」を作ることが大切。

この章では、職場のコミュニケーションを活発にしたい管理職が、作るべき仕掛けをいくつかご紹介していきたいと思います。

デスクの仕切りを外す

まず物理的な方法として、デスクに仕切りがある職場は、それを外すことが効果的に働きます。

仕切りがあると相手の顔が見えませんし、話しかけづらくて雑談はおろか、仕事上のコミュニケーションも取りづらくなってしまいます。

1人でも黙々と仕事をする人が多くなって、シーンとした重苦しい雰囲気の職場になることに。

そうなることなく、活発なコミュニケーションを取れる職場にするためには、デスクに仕切りがある場合はまず取り外すことから始めましょう。

MTGでコミュニケーションゲームをする

少し唐突に思われるかもしれませんが、MTGでコミュニケーションゲームをすることは、職場の仲間を知るためにはとても効果的です。

おすすめのゲームは、「質問を書いたカードを用意しておき、それを引いた人が書かれている質問に応えなければいけない」というもの。

とてもシンプルな内容ですが、ゲームにすることである程度強制的に自己開示をする機会を作ることができます。

カードに書く質問は、「意外な趣味」「始めて飼ったペット」「最近あったちょっと恥をかいた出来事」「過去の失敗談」など、その人の人となりがわかるようなものがベストです。

言いたくないようなことを強制するのはNGですが、ちょっと言いにくいことや普段言わないようなことをカードに書いて、意外な一面を垣間見ることができたらゲームとしては成功でしょう。

終わる頃には全員笑顔になって、MTGあとも至るところでコミュニケーションがうまれることでしょう。

上司自ら失敗談を話す

上司はいつも仕事ができなければいけない、部下から尊敬されるために失敗してはいけない、と思い込んでいませんか?
もしそう思っているとしたらそれは改めましょう。

上司が話した失敗談は、雰囲気の良い職場を作るのに一役買います。

上司の失敗談を聞いた部下は、「上司が失敗しているなら、自分も失敗して良いんだ」という心理的安全性を確保することができます。

また上司を「失敗する1人の人間」として再認識できるので、親近感を覚えることにもなります。

場の雰囲気を作っているのは殆どの場合上司です。

その上司に気軽に話しかけられる職場は、コミュニケーションが活発になる可能性が非常に高いです。

職場を良くするには、上司である自分が恥を忍んで失敗談を積極的に話すようにしましょう。

部下の意見を受け入れる

職場を良くするには、上司のあなたが部下の意見を頭ごなしに否定するのではなく、一度しっかりと受け入れることが大切です。

職場のコミュニケーションが活発に行われないのは、上司であるあなたの部下に対する対応にも原因があるかもしれません。

部下がなにか意見や提案をしてきた時に、どのような反応をしているか、思い出してみてください。

もし「それは間違っているよ」「そんなことできるわけないだろ」などと、跳ね返してしまっているようであれば、即改善する必要があります。

そのような上司を持つ部下は、
「この人に意見を言っても意味がないから言わないようにしよう」
「なにか提案しても多分否定されるから、考えるだけ無駄だ」
と思っているかもしれません。

このような思いを持っているのでは、自由に意見を言い合える良い職場にはなりえませんよね。

仮にそれが間違っていたとしても「意見を言ってくれてありがとう」と感謝をすれば、コミュニケーションが悪化することは無いでしょう。

同じ目標や目的を追っている仲間という意識付けをする

競争が激しい職場の場合、仲間意識よりも競争意識のほうが勝ってギスギスした雰囲気になりがち。

このときメンバーの目線は、お互いが正面を向き合って対立している構図になっています。

しかし同じ職場で働いているのであれは、本来戦うべき相手は社内の人間ではなく、競合他社などの社外にあるはずです。

この状況を改善するために上司としてすべきことは、「みんな同じ目標や目的を追っている仲間」「みんな会社を良くしようとしていることは同じ」などと事あるごとに話すこと。

こうすることで「対立」ではなく、同じゴールを目指してともに横並びで走る「並走」や「協働」の意識が芽生えるのです。

職場を良くするには、対立ではなく並走することが大切。

上司として協働の意識を職場全体に浸透させることができれば、前向きなコミュニケーションが活発な職場に生まれ変わることでしょう。

職場を良くするには?良い職場を作るための4つのポイント

これまで職場を良くするためにするべき具体的な行動を、いくつか紹介してきました。

最後に良い職場をなるために押さえておくべきポイントをいくつか紹介しておきたいと思います。

「心理的安全性」が確保されていること

世界的大企業GAFAの1つであるGoogle社のリサーチチームは、以下のようなことを発見したと述べています。

チームの効果性が高いチームに固有の 5 つの力学のうち、圧倒的に重要なのが心理的安全性です。リサーチ結果によると、心理的安全性の高いチームのメンバーは、Google からの離職率が低く、他のチームメンバーが発案した多様なアイデアをうまく利用することができ、収益性が高く、「効果的に働く」とマネージャーから評価される機会が 2 倍多い、という特徴がありました。

引用:Google re:work「効果的なチームとは何か」を知る」

ここに出てくる心理的安全性とは、一言でいうと「この職場では自分が何をしても、何を聞いても避難されること無く安全が確保されている」というような認識を、職場にいる人が持っていることです。

心理的安全性があれば、発言することが怖くなくなって、活発なコミュニケーションが行われることなるでしょう。

職場を良くするには、この心理的安全性が確保されているかどうかが、重要なポイントになるわけです。

「点」ではなく「線」で付き合うこと

自分が伝えたことを、数日後にもう一度会った時相手が覚えていてくれたら、嬉しくありませんか?
なぜこれが嬉しいかと言うと、自分のことを覚えてくれていることで、「相手にとって自分は重要な存在であり、その時だけの関係だけではなく、これからもずっと付き合っていこうと思ってくれている」と感じるからです。

逆に以前話したことを覚えられていなかったら、「私のことはどうでも良いんだな」と、軽んじられている気がしますよね。

後者のような関係性の人が多い職場では、コミュニケーションが活発になることは難しいでしょう。

つまり相手と良い人間関係を構築して職場を良くするには、「点」ではなく「線」の付き合いをすることが肝心なのです。

仕事量や残業が適正であること

仕事量や残業があまりにも多い職場は、いくら頑張っても良い職場にはなり得ません。

忙しすぎて雑談をする暇も無いでしょうし、疲れ切って飲みに行く気力も出てこなければ、会社に対して不満が溜まって愚痴も多くなるでしょう。

これでは良い人間関係を築くことはできず、愚痴によってネガティブなパワーが蔓延した雰囲気の最悪な職場になってしまいます。

職場を良くするには、残業や仕事量が適正な範囲内に収まっていることが、必要最低限の条件と言えるでしょう。

仕事でしっかり成果が出ていること

いくら信頼関係が構築できていたとしても、職場にいる集団ははあくまで仕事でつながっている関係です。

そのため自分が任された仕事をしっかり全うすることが責任であり、その責任を全うすることで会社やチームとしてしっかり成果を出すことが、その職場にいる目的なはずです。

それを忘れてしまうのは、いくらコミュニケーションが活発になったとしても、本末転倒です。

成果が出せなければ、業績が悪化しボーナスがカットになるかもしれませんし、リストラや早期退職を募ることもあり得ます。

そうなれば必然的に職場の雰囲気は悪くなりますよね。

職場を良くするには、職場の人間全員がそこにいる意味や目的をしっかり認識し、成果を出すことで会社を発展させることが、大前提になるわけです。

まとめ

ここまでコミュニケーションを活発にして職場を良くするにはどうすればよいか?など、良い職場を作るための方法を解説してきました。

最後にまとめておきたいと思います。

  • 職場のコミュニケーションが悪くなる原因は、「社内で悪口・陰口が横行している」「雑談がない」「競争が激しすぎる」などが代表的
  • 職場を良くするには、「笑顔で挨拶と感謝をする」ことが基本
  • 周囲を褒めたり、積極的に質問や自己開示したりすることで、職場のコミュニケーションが活発になる
  • 簡単かつ効果的な方法は、「差し入れやお土産を買ってくる」「飲み会を企画する」ことでコミュニケーションをせざるを得ない場を作ること
  • 笑うことは、職場を良くする最強の方法
  • もしあなたが上司なら様々な「仕掛け」を作ることで、雰囲気の良い職場を作れる
  • 職場を良くするには、「心理的安全性」を確保し、「点」ではなく「線」で付き合うことがポイント
  • 職場を良くするには大前提として、「仕事量や残業が適正であること」「仕事でしっかり成果が出ていること」は必須

どうせ働くならコミュニケーションが活発に行われていて、雰囲気の良い職場で働きたいのは当たり前ですよね。

一方で様々な原因から、そういった良い職場で働けるのは非常に貴重なことかもしれません。

いまの職場のコミュニケーションに疑問を感じていて、働きづらい職場で働きづつけるのは自分に取ってあまり良いことではありません。

だからといって一度固定された職場の雰囲気は、何もしなければ改善されないでしょう。

職場を良くするには、少しでも改善できるように、自分ができることから行動を起こしてみることが大切です。

ここでご紹介したことを自分の職場でぜひ実践してみてください。

きっとその頑張りを誰かが見ていてくれているはずです。

あなたの職場が活発にコミュニケーションの行われる、良い職場になることを願っています。

頑張ってくださいね。

職場の人間関係で悩む人へ。こうすれば人間関係は改善できる
「職場で苦手な同僚がいて悩んでいる」 「上司が怒ってばかりいて、会社に行くのが辛い」 こんな風に悩んでいませんか? なるべく関係を持たないようにしたくても、仕事上でコミュニケーションが必要になってしまうのが職場というもの。 ...
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