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職場をやめる時にするべき事とは?職場をやめて後悔しないためにすること

職場をやめる時にするべき事とは 転職コラム

「職場をやめる時、後悔しないために気をつけるべきことはあるの?」
「職場をやめたいけど、どうやって進めればいいかわからない」

こんなふうに悩んでしまって、なかなか先に進めない人は少なくないのではないでしょうか?
職場をやめる時、後悔したくないと思っても、やめ慣れている人はあまりいないでしょうし、どんなことに気をつければいいかわかりませんよね。

やめた後に「こうしておけばよかった」と思っても、気づいたときには時すでに遅しとなっている可能性もあります。

こうならないためにも、事前に職場をやめる時にするべきことをしっかり押さえておくことが重要です。

そこでこの記事では、職場をやめる時、後悔しないためにするべきことをまとめました。

具体的には、

  • 職場をやめる時は要注意!会社に伝える前に考えるべきこと
  • 職場をやめる時に想定しておくべき後悔しやすいポイント
  • 辞めることを決断したら?職場をやめる時に必ず踏むべき手順
  • すぐに転職する人向け&しない人向け!職場をやめる時にするべき手続き

などといった内容を解説していきます。

5分ほどで読めるボリュームになっていて、職場をやめる時に押さえておくべき情報が網羅されているので、やめたあと後悔することがなくなるはずです。

ぜひ最後まで読んでください!

  1. 職場をやめる時は要注意!会社に伝える前に考えるべき5つのこと
    1. やめたい理由はなにか?を考える
      1. やめたい理由を明確化することは転職するときの「軸」にもなる
    2. もし友人がその理由でやめたいと言ってきたらなんというか?を考える
    3. やめた後どうなるか?を想像してみる
    4. 今の会社で続けたらどうなるか?を想像してみる
    5. 自分の市場価値を冷静に考えてみる
    6. 迷ったらどうする?キャリアコンサルティングを受けてみる
  2. 職場をやめる時に想定しておくべき後悔しやすいポイント
    1. お金がなくて「生活」できない
    2. 就活が上手く行かなくて「再就職できない」
    3. 円満退職をしなかったので「同業他社に転職できない」
    4. 転職したものの「前職の方が良かった」
    5. 伝えるタイミングを間違えて「ボーナスをもらい損ねた」
    6. 転職後は勤続年数が浅く「クレジットカードが作れない」
  3. 辞めることを決断したら?職場をやめる時に必ず踏むべき9つの手順
    1. 1.職場をやめる時期を決める(職場をやめる6~9ヶ月前)
      1. 職場をやめるおすすめの時期
    2. 2.副業を始めておく(職場をやめる6ヶ月前)
      1. おすすめはクラウドソーシング
    3. 3.転職先に求めることを明確にする(職場をやめる6ヶ月前)
    4. 4.転職エージェントに登録する(職場をやめる6ヶ月前)
    5. 5.円満退職をするための準備を始める(職場をやめる4ヶ月前)
    6. 6.転職先で内定を得る(職場をやめる3ヶ月前)
    7. 7.上司に退職意思を伝える(職場をやめる2~3ヶ月前)
    8. 8.有給休暇の消化について相談する(職場をやめる2ヶ月前)
    9. 9.社内・社外の人へ挨拶をする(職場をやめる1週間前)
    10. 補足2・貸与物の返却は確実に
    11. 補足1・退職届は必要か確認してからでOK
      1. 退職届は不要だが伝えた証拠は残しておこう
  4. 職場をやめる時の手続きと入手しておくべき書類4選
    1. 【すぐに働かない人向け】国民年金・国民健康保険への切り替える
      1. 切り替えに必要なのが「資格喪失証明書」
    2. 【すぐに働かない人向け】離職票の発行
    3. 雇用保険被保険者証をもらっておく
    4. 源泉徴収票の発行方法の確認
  5. まとめ

職場をやめる時は要注意!会社に伝える前に考えるべき5つのこと

職場をやめたいと思った時、始めにやるべきことは「本当にやめるべきか?」を冷静に判断することです。

これについてじっくり時間をかけて考えることで、後悔することの半分以上は防止できるはず。

この章では職場をやめる時、その職場を本当にやめるべきかを考えるための様々な視点をご紹介していきます。

やめたい理由はなにか?を考える

まずはその職場をやめたいと思った理由を、深堀りして考えることが必要です。

職場をやめたい理由を深堀りし、自分がどんなことを嫌に感じるか、いまの職場にどんな不満を感じているのかなどを考えることで、本当にその職場をやめるべきかが見えてきます。

例えば、「上司と合わない」という理由だった場合、

  • 上司のどんな部分が合わないのか
  • それはどのくらいの頻度で起こるのか
  • 合わないのは自分だけなのか
  • なぜ自分はその部分を合わないと感じるのか

などを考えることで、自分がやめたいと思っていることが、妥当性があることなのかがだんだん明確になってきます。

他にも、

  • やりがいを感じない → なぜやりがいを感じないのか?何にやりがいを感じるのか?
  • 給与が低い → なぜ給与が低いのか?どのくらいあれば満足するのか?
  • 残業や休日出勤が多い → なぜ残業や休日出勤が多いのか?なぜしたくないのか?

などと言ったことを徹底的に考えるのです。

「やめたいからやめるんだよ」と、このプロセスを少し面倒に感じてやらない人もいるかもしれませんが、これを中途半端にしてしまうと、次の転職先でもまた同じような悩みを抱えることになりかねません。

転職先の職場をすぐやめることにならないためにも、しっかり時間をかけて自分と向き合いましょう。

やめたい理由を明確化することは転職するときの「軸」にもなる

やめたい理由を深堀りして明確化することは、転職活動するときにも役に立ちます。

そこでみつけた職場をやめたい理由が、転職先に求める条件になることが多いからです。

仕事をするうえで譲れない「軸」を持つことで、転職先探しのときも早く判断できますし、転職後もやりがいと満足感をもって働けることになるはず。

自分の今後のキャリアのためにも、まずはやめたい理由を徹底的に考えるようにしてください。

参考までに2018年にエン転職で行った「退職を考え始めたきっかけ」についてのアンケートの結果を以下に記載しておきます。

自分のやめたい理由と一致するものがあるか、参照してみてください。

※出典:エン転職「「退職理由」について 」

もし友人がその理由でやめたいと言ってきたらなんというか?を考える

やめたい理由を自分で考えると、どうしても主観的な考え方をしてしまいがち。

そんなときは、もし自分の友人がその理由で「やめたいんだけど」と相談してきたとしたら、なんとアドバイスするかを考えてみるのも手です。

自分が思っているやめたい理由を、俯瞰してみられることでまた違った考え方ができる可能性があります。

できるだけ仲の良い、自分のことを親身になって考えてくれている友人を想像して、シュミレーションしてみるとよいでしょう。

やめた後どうなるか?を想像してみる

思考が偏ってしまうのは、「いま」の感情に囚われているときに起こりがちです。

そのため考えるときの視点として、「いま」から離れて、「将来」に目を向けることも考えを整理するためには有効な方法です。

もしあなたがこの先現職をやめたとして、どうなるでしょうか?
金銭的な面、キャリア形成の面、ストレスの面、人間関係的な面、様々な面からやめた後どうなるか?を考えることで、やめることのメリット・デメリットが明確になるはずです。

場合によっては、やめることを思いとどまるかもしれませんし、逆に一刻も早くやめるべきと退職意思を強くするかもしれません。

いずれにしても、職場をやめる時に「将来」に目を向けて思考することで、後悔のない選択が出来る可能性が高まるのは間違いないでしょう。

今の会社で続けたらどうなるか?を想像してみる

職場をやめた後どうなるか?を考えた後は、もし今の会社で続けたらどうなるか?を想像してみましょう。

職場をやめたいと考えているときはもし続けたらどんな将来が待っているか?なんて全く頭の中に無いことでしょう。

しかしその状態では、冷静な判断はできません。

無理にでも「もし続けたら5年後、10年後、その先どうなるか?」を考えることで、広い視点を持つことができます。

デメリットしか思いつけないのであればそれは考えが偏っている証拠、続けることでのメリットも必ずあるはずです。

例えば、勤続年数が増すことで職歴としてさらに厚みが増しますし、数年後は管理職を任されてマネジメントスキルを身につける機会を与えられるかもしれません。

このように無理にでも「今の会社で続けたらどうなるか?」を考えることは、考え方の偏りを軽減し、より良い選択ができる一助となるでしょう。

自分の市場価値を冷静に考えてみる

やめた後どうなるか?を想像することの1つでもありますが、もし職場をやめたとして、すぐに理想の転職先が見つかるかは「自分の市場価値」によります。

自分の市場価値は、どんな業界をどのくらい経験していて、いままでどんな実績を上げてきたのか、どんなことができるのか、をはじめ年齢や資格など総合的に判断されます。

当然、年齢を重ねれば重ねるほど、それに伴って経験やスキル、実績が無いと市場価値は下がります。

職場をやめる時は、その時点での自分の市場価値を冷静に判断し、今後どう舵を切っていくかを考える材料にすることが非常に重要になるでしょう。

迷ったらどうする?キャリアコンサルティングを受けてみる

「自分の市場価値と言われても、正直わからない」
「どれだけ考えても、職場をやめる理由が深堀りできない」

そんな人も多いのではないでしょうか?
自分で調べることも可能ですが、実はもっと効率的かつ正確に自己分析や市場価値などが分かる方法があるんです。

それがキャリアコンサルティング。

キャリアコンサルティングとは、国家資格を取得したキャリアコンサルタントが、あなたの自己理解を深めることを支援し専門的な知識と技能をもって適職に就くのを助けてくれます。

いままで解説したような「やめたい理由」や「市場価値」の他に、面談やテストを通して自分が本当にやりたい仕事、出来る仕事はなにか、について気づきを与えてくれるのです。

キャリアコンサルティングを受けるのはハローワークなどで、無料で行っているものがあれば応募すればOKですし、個人でやっている有料のものもあります。

値段はピンきりですので一度ためしにGoogle検索をしてみてください。

今後のキャリアを考えていく上で、やっておいて損することはないでしょう。

職場をやめる時に想定しておくべき後悔しやすいポイント

未経験の仕事を探す女性

職場をやめる時、後悔した経験はありませんか?
退職することが慣れている人はあまりいませんし、一般的には就職して数年働いてから転職をするでしょうから、前回の職場をやめる時に「こうしておけばよかった」と思っていても、それを覚えている人は少数派だと思います。

そこでこの章では、職場をやめる時に想定しておいたほうが良い後悔しやすいポイントをご紹介していきます。

知っていて選択をするのと、知らずに後悔するのでは圧倒的に前者のほうがよいですよね。

それではみていきましょう。

お金がなくて「生活」できない

職場をやめる時に想定しておくべきことの最も大きな1つは、「お金のこと」。

勢いで職場をやめたものの、「貯金がまったくない」「もっと早く失業保険をもらえると思っていたのに」などと後悔しやすいことの一つです。

次の仕事を決めずにやめるケースでは、特に直面しやすい問題でしょう。

実家暮らしであれば生活費にそこまで困ることは無いかもしれませんが、一人暮らしの方は「家賃」「食費」「携帯代」など必ず出ていく出費があります。

「やめてからアルバイトをすればいいや」と思っているかもしれませんが、アルバイトを始めると疲れてしまって就職活動が進まないなんていうことはよくある話。

職場をやめる時の判断基準として、「半年~1年は働かなくても生きていけるだけの貯金」があるかどうか、を考えておくようにしましょう。

就活が上手く行かなくて「再就職できない」

今の職場が嫌でとにかくやめたいという思いでやめたものの、就活が上手く行かないことも後悔しやすいポイント。

いまは人材不足で超売り手市場ではありますが、もちろんだれでも就職できるわけではありません。

職を選ばなければなにかしら就職は可能だと思いますが、それでは前職の問題が解決できずに、最悪の場合もっと悪い職場で働かざるえないということにもなりかねません。

それでは職場をやめたのが、正しい選択だったとは言えませんよね。

やめてから一定の空白期間をあけて仕事探しをするでも良いですが、可能であれば働きながら転職活動を進めて行くほうが、後悔しづらい選択ができるでしょう。

円満退職をしなかったので「同業他社に転職できない」

「どうせやめるのだから別に今の会社には迷惑をかけても良いだろう」と考えている人は、やめてから後悔することになるかもしれません。

職場をやめる時に後悔しないためには、円満退職はマストです。

世間は狭いもの、やめる時にもめてしまうと転職先でそのことを知っている人がいたらあなたはマイナスからのスタートになります。

特に同業他社は会社間で知り合いも多く、転職先に入社する前にもうあなたの情報がすべて知られている、なんて可能性もゼロではないのです。

最悪の場合、前職で円満退職をしなかったことが原因で、同業他社の選考で落とされてしまうということも。

やめてから後悔しないためにも、現職は円満退職できるように準備をしておくことが賢明でしょう。

転職したものの「前職の方が良かった」

後悔しやすいポイントの1つとして、「前職の方がよかった」ということも多くあげられること。

やめたい理由を深堀りしなかったり、自分が求めるものを理解していなかったり、転職先の企業をよく調べなかったりしたがために、安易に転職先を決めてしまうとこうなってしまいがちです。

「前職の給料と比べて8割ぐらいに減ってしまった。」
「人間関係が嫌でやめたのに、さらに人間関係が悪い会社に入ってしまった」

こうならないためにも、職場をやめる時は自己分析と企業研究は怠らずに行っておいてくださいね。

伝えるタイミングを間違えて「ボーナスをもらい損ねた」

ボーナス支給後は退職が多い、なんていう話を聞いたことはありませんか?
これは職場をやめる時に、ボーナスが入るのを待ってから会社に伝えているからにほかなりません。

もしあなたが会社の社長だったら、やめることがわかっている人にボーナスを払いたいとは思わないでしょう。

そのため職場をやめる時、退職意思を伝えるタイミングを間違ってしまうと、もらえたはずのボーナスがもらえなかった…ということになるわけです。

そのため職場をやめる時、退職意思を伝えるタイミングは「ボーナスの後、または直前」にするようにすれば後悔することはなくなるでしょう。

転職後は勤続年数が浅く「クレジットカードが作れない」

転職後に意外と陥りやすい後悔が、「クレジットカードが作れない」問題。

「ローンが組めない」も同じ問題ですが、転職してすぐは勤続年数が浅いのであなたの信用は一旦ガクッと下がってしまいます。

こういった信販会社は、お金を返してくれないと事業が成り立たないので、しっかり安定した仕事がある=しっかりお金を返してくれる人にしか貸しません。

転職した会社に入ってすぐお金に困りやすい時期、クレジットカードでのキャッシングでしのごうと思っても、事前に作っていないと新規では作れない可能性が高いのです。

そのため職場をやめる時は、事前にクレジットカードを作っておいてからやめるようにしましょう。

辞めることを決断したら?職場をやめる時に必ず踏むべき9つの手順

これまでのプロセスの中で、やめることを心に決めたらあとは然るべき手順を踏むだけです。

この章では職場をやめる時に、必ず踏むべき手順を9ステップでご紹介していきます。

計画的に抜け漏れなく退職に向かうことで、失敗しない退職を実現してください。

1.職場をやめる時期を決める(職場をやめる6~9ヶ月前)

職場をやめることを決断したら、まずは職場をやめるタイミングを決めましょう。

やめる時期を決めるポイントは、以下の4つです。

  • 円満退職のため繁忙期は避ける
  • ボーナス支給後につたえる
  • 引き継ぎ期間を2~3ヶ月程度は確保する
  • 最も求人が多い時期に転職活動を始められるようにする(1月~3月・8月~9月くらい)

これらを総合的に踏まえて、最適な時期を自身で判断しましょう。

職場をやめるおすすめの時期

筆者が考える職場をやめるのにおすすめのタイミングは、「3月末」です。

なぜかというと、この時期に決算期を迎える会社が多く、半期や通期の区切りで退職が増えるため、それを補充するため募集が多くなりやすいからです。

繁忙期は3月までという会社も多いので、3月末であれば繁忙期を抜けて落ち着いてからやめることが可能。

さらにボーナス支給は12月という会社がほとんどだと思うので、3月末退職だとして2~3ヶ月間の引き継ぎ期間を確保して逆算すると、ちょうど12月のボーナス支給後に伝えられることになります。

同じ考え方で「9月末」もおすすめではありますが、ボーナス支給後に伝えたとして少し引き継ぎ期間が確保しづらいかもしれませんので注意しましょう。

2.副業を始めておく(職場をやめる6ヶ月前)

職場をやめる時に、事前にやっておいたほうが良いのは「副業」です。

これはあまり提唱している人はいないかもしれませんが、個人的には必ず踏んでおいたほうが良いと考えているステップです。

「副業」をおすすめする理由は2つ。

1つは、やめた後にすぐ転職せずに空白期間ができてしまった時や、転職先をすぐやめてしまったときでも収入を確保できる「保険」になるから。

もう1つは、在職中に副業をはじめることで会社への依存度が減り、ストレスやプレッシャーをかんじにくくなることで、やめたい理由が解決する可能性があるからです。

やめた後にはじめても良いですが、副業にもいろいろあるので自分に合わなかったり、軌道に乗るまでは思ったより稼げなかったりして、計画が狂う可能性もあります。

そのため在職中に副業を始めて軌道に乗せておくのは、転職を成功させるためにもとても重要なステップになるわけです。

副業解禁を国が推し進めてますが、もし仮に副業禁止の会社であってもやめるのであれば問題ないですし、続けたとしてもばれない方法も検索すればいろいろでてきます。

おすすめはクラウドソーシング

筆者がおすすめする副業は、ずばり「クラウドソーシング」です。

世の中にはいろいろな副業情報が溢れていますが、どれも特徴が違い、状況や人に応じて合う合わないがあります。

転職を考えていて、副業の目的を「収入を得るための確実な手段」として定めるのであれば、クラウドソーシングが最適でしょう。

例えば、全くスキルがない人でも、PCとネット環境、タイピングがある程度できれば、「Webライター」としてブログ記事を調べて記事にまとめる「Webライティング」の仕事ができます。

3ヶ月~6ヶ月やれば、副業でも月5万円稼げますし、専業でやれば15~20万円以上も普通に得られるでしょう。

プログラミングのスキルがある人はそういった案件もありますし、動画編集やサムネイル画像作成、ロゴ作成など自分のスキルに応じた案件を見つけることもできるでしょう。

アルバイトみたいに時間と場所を拘束されること無く仕事ができるので、「面接とバイトがかぶった…」という気まずい思いをする必要もありません。

職場をやめる時、自分を助けてくれる副業。

代表的なサイトであるランサーズやクラウドワークスなどに登録し、試しにはじめてみることを強くおすすめします。

3.転職先に求めることを明確にする(職場をやめる6ヶ月前)

職場をやめる時、転職先に求めることを明確にしておく作業は、転職先で後悔しないためにとても重要なステップです。

転職先に求めることを明確にしておくことで、入社してから「前と変わらない…」「前職よりも状況が悪化している」などという事態を防ぐことができます。

例えば、残業が多すぎることが職場をやめる理由だったとしたら、転職先に求めるのは「前職より残業が少ないこと」ですよね。

収入アップを理由にやめるのであれば、転職先に求めるのは「現職より高い年収」でしょう。

実際は転職先に求めるものは、こんなに単純なものではないと思います。

自分は転職先に何を求めているのか?を紙に書き出し、優先順位をつけて明確にしておくことで、納得して長く働ける転職先をみつけられるでしょう。

4.転職エージェントに登録する(職場をやめる6ヶ月前)

次のステップはいよいよ転職活動の本番、求人探しです。

転職サイトに登録して自力で求人を探すのもOKですが、在職中だとなかなか時間が取れずずるずると続けることにもなりがち。

おすすめは自身でも探しながら、転職エージェントに登録してエージェント側でマッチした求人を見つけてもらうことです。

転職先に求めることを明確にするのが、少し難航する場合もあると思いますが、転職エージェントに行って相談することで明確になるというメリットもあります。

また手間のかかる「面接日や入社日の調整」も代行してくれますし、「応募書類の添削」「面接の対策」なども対応してくれます。

働きながら転職先を探すのであれば、圧倒的に効率的な転職エージェントの利用はマストといえるでしょう。

5.円満退職をするための準備を始める(職場をやめる4ヶ月前)

転職活動をしつつ、社内では円満退職をするための準備を着々と進めましょう。

円満退職になるかどうかで最も重要なことは、「引き継ぎ」です。

職場をやめる時、引き継ぎをしっかりせずに退職されると、会社は現状を回復するために多くの経費と労力をかける必要があります。

その間、顧客の信用を失う出来事も起こりやすくなりますし、新たな仕事を得るチャンスを失うことにもなり得ます。

クライアントの連絡先一覧や作業手順などを「引き継ぎ表」としてExcelにまとめ、あなたがやめた後に会社が損失を被らないようにきっちり引き継ぎできる準備をしておきましょう。

そうしておけば円満退職できるだけでなく、やめた後に会社から「ちょっと教えてほしいんだけど…」と連絡がかかってくることも無いので、ストレスや負担も減るはずですので。

6.転職先で内定を得る(職場をやめる3ヶ月前)

転職エージェントのサポートを得ながら、転職先で内定を得ましょう。

人によってかかる時間は異なるかもしれませんが、働きながらであれば焦る必要もありませんよね。

じっくりと自分の納得の行く求人をみつけ、長く働きたいと思える転職先で採用をもらえるように、全力を尽くしてください。

ここで注意することは、まだ現職でやめることを伝えていないので、「いつから入社できるか」という交渉が必要な点です。

これも転職エージェントが代行してくれますが、「一刻も早く入社して欲しい」と考えている会社も少なくありません。

できるだけ転職先の希望に応えつつも、現職を円満に退職することも念頭に入れて入社日を調整するようにしましょう。

7.上司に退職意思を伝える(職場をやめる2~3ヶ月前)

無事に転職先が決まったら、いよいよ現職の上司に職場をやめる意思を伝えましょう。

一番緊張する瞬間ですので、躊躇するかもしれませんが転職先が決まっていることが、あなたの背中を押してくれるはずです。

時期的には、転職先に入社する2~3ヶ月前がベスト。

このくらい余裕があれば、会社としてもあなたが抜けた穴をうめるために人事異動の調整もできますし、採用活動も可能なはずです。

気まずいからと言って、ギリギリまで伝えないと円満退職にならないかもしれませんし、慰留されやすくなりますし、会社によっては有給休暇を使わせてもらえないなんてことにもなりかねません。

有給休暇をつかわせないことは明らかに違法なため戦うことはできますが、それも円満退職の妨げになります。

慰留されたり、退職時期を引き伸ばされたりして、まちがっても転職先に迷惑をかけることだけはしないようにしましょう。

何回か面談を重ねて退職日が確定したら、転職先に入社出来る日を伝え、確定させましょう。

8.有給休暇の消化について相談する(職場をやめる2ヶ月前)

職場をやめる時、意外に難航するのが有給休暇のことです。

どのくらい残日数が残っているかにもよりますが、勤続年数が長かったり、普段有給休暇をあまり使ってこなかったりして、多く残っている人はすべて使用してやめるのは引き継ぎという観点から見ても難しいでしょう。

労働者にとっても会社にとっても最も良いのが、「買取り」です。

有給休暇を買い取ってもらえれば、働く側としては手取り給与が増えて、収入が不安定になりやすい転職期を乗り切る蓄えになります。

会社にとってもしっかり引き継ぎをしてもらえるので、安心でしょう。

上司への切り出し方としては、

「有給休暇はできれば使いたいのですが、残日数も多く、全て使うと引き継ぎがしっかり行えない可能性があります。なるべく迷惑はかけたくないので、会社さえ良ければ買取でも私は結構です。」

などと伝えるようにしましょう。

9.社内・社外の人へ挨拶をする(職場をやめる1週間前)

最後のステップです。

職場をやめる時、円満退職をするための仕上げとして、社内・社外に挨拶をしましょう。

これをしておくか否かで、職場をやめたあとのあなたの印象が変わります。

しっかり挨拶をしておけば、職場をやめたあとも貴重な人脈が財産としてあなたに残ります。

人脈はいつ活きてくるかわかりませんので、持っておいて損はありません。

取引先に対してもできれば対面で挨拶ができればベストですが、充分に挨拶の期間を確保できないケースがほとんどなので、電話でもOKです。

電話もできないほどタイトであれば、最低限メールだけでも送っておきましょう。

補足2・貸与物の返却は確実に

会社で働いていると、色々と貸与されるものがでてきます。

職場をやめる時、この貸与物は確実にすべて会社に返すことを忘れないようにしてください。

これを忘れるとやめた後も会社から連絡が来て、気まずい中を貸与物についてのやり取りをしなければいけなくなります。

場合によっては、「会社まで持ってきて」と言われ、会社まで返しに行かなければいけなくなる可能性も。

こうならないためにも、職場をやめる時に貸与物が何があるかを整理しておいて、最終日に一つ残らず返しておくようにしてください。

補足1・退職届は必要か確認してからでOK

以上職場をやめる時の手順を9ステップご紹介してきました。

補足として、職場をやめる時に上司へ退職意思を伝える際に、退職届を書いて渡す必要があるのか?について触れておきます。

基本的には、退職届は必須ではありません。

書くのも手間でしょうし、内容はあまり前向きなものではないことのほうが多いでしょうから、依頼されなければ書かないほうが良いものです。

退職届は不要だが伝えた証拠は残しておこう

ただ注意点として退職届を提出しないと、上司に退職意思を伝えたか、いつ伝えたかなどが残らないので、「伝えたエビデンス=証拠」は残しておいたほうが無難です。

でないと、上司が後々になって「聞いてない」と言い出して、退職時期を引き伸ばされたり、急に無理やりやめたように捉えられたりする危険性も無いとはいえません。

上司に伝えた後に、メールなどで「本日はお時間を取っていただいてありがとうございました。

急な退職の相談になってしまい申し訳ございませんでした。

」などと、御礼とお詫びという体で送っておくことで、その日に退職意思を伝えたエビデンスになります。

職場をやめる時の手続きと入手しておくべき書類4選

職を変えるときは、なんだかんだ色々な手続きが発生するもの。

職場をやめる時に必要な手続きとそれに使用する書類をそれぞれご紹介しておきます。

いざというときに困らないためにも、必要になる手続きをしっかり把握しておきましょう。

【すぐに働かない人向け】国民年金・国民健康保険への切り替える

職場をやめてからすぐに働かない場合は、いままで会社で加入していた社会保険を、国民年金・国民健康保険に切り替える必要があります。

特に国民健康保険の切り替えについては、なるべく早めにしておかないと、病院に行きたい時に手元に保険証が無いことになりかねません。

保険証がないと、かかった医療費が全額自己負担になってしまいます。

後で手続きをすれば保険適用になる部分は還付されますが、それも少し面倒ですし、一定期間をすぎると還付してもらえなくなるので、なるべく保険証は手元にある状態にしておいたほうが良いでしょう。

切り替えの手続きは、管轄の市・区役所にいけば簡単にできます。

退職日の翌日から起算して14日以内に手続きを行うのが期限です。

切り替えに必要なのが「資格喪失証明書」

職場をやめる時、社会保険から国民建国保険に切り替える手続きに必要なのが「社会保険資格喪失証明書」。

この書類は、前職で勤めていた会社から発行される書類なので、こちらも退職前に申請して入手しておいたほうが手続きはスムーズに進むでしょう。

会社によっては、退職後いつまでたっても届かなかい、催促してもなかなか対応してくれない、なんてこともあるようなので、後悔しないためにも会社の総務部などに早めに確認しておきましょう。

【すぐに働かない人向け】離職票の発行

職場をやめてからすぐ働かない場合、失業保険の給付(求職者給付)を受けることになる人もいるでしょう。

その申請手続きに必要なのが、会社から発行される「離職票」。

やめた後に離職票が必要なことに気づいて、気まずい中連絡をし、離職票の発行をお願いするのは嫌ですよね。

会社によっては離職票の発行を後回しされて、なかなか手元に届かないなんていうことも聞きます。

そうならないためにも、在職中に離職票の発行を依頼して手に入れておくことをおすすめします。

雇用保険被保険者証をもらっておく

雇用保険被保険者証は、転職先で雇用保険に加入するために必要な書類です。

会社によって必ず必要と言われるパターンと、雇用保険番号だけわかればOKというパターンがあります。

できれば職場をやめる時に、雇用保険被保険者証をもらってからやめるのが安心ですが、もしもらえなかったとしてもハローワークに行けばほぼ即日で入手可能です。

雇用保険番号も同様にハローワークにいけば教えてくれるので、仮に会社からもらえなくてもそれほど困らないと言えますね。

源泉徴収票の発行方法の確認

源泉徴収票は、転職先の会社にほぼ必ず提出が必要な書類です。

何に必要かというと、「年末調整」をするためです。

年末調整とは1月~12月の1年間の所得を申告し、所得税を確定するもの。

転職のタイミングがちょうど年の変わり目であれば必要ない書類ですが、年の途中で転職をする人のほうが多いと思いますので、必ず入手しておきましょう。

発行のタイミングは職場をやめる時ではなく、大半がその会社での所得が確定してから。

つまり最後の給料が振り込まれてからなので、在職中に入手するのは難しいでしょう。

発行のされ方は、郵送やWeb上で出力するなど会社によってまちまちだと思いますので、発行方法を会社に確認しておいてください。

まとめ

ここまで、後悔しないために職場をやめる時にするべきことを様々な視点から解説してきました。

最後におさらいしておきましょう。

・やめるのを決断する前に「キャリアコンサルティングを受ける」などして「やめたい理由はなにか?」をじっくり深堀りして考える
・職場をやめてから後悔しやすいポイントは「お金がない」「再就職できない」「前職の方が良かった」「ボーナスをもらい損ねた」「クレジットカードが作れない」などがある

【職場をやめる時に必ず踏むべき9つの手順】
手順 時期 やること
ステップ1 6~9ヶ月前 職場をやめる時期を決める
ステップ2
6ヶ月前 副業を始めておく
ステップ3 転職先に求めることを明確にする
ステップ4 転職エージェントに登録する
ステップ5 4ヶ月前 円満退職をするための準備を始める
ステップ6 3ヶ月前 転職先で内定を得る
ステップ7 2~3ヶ月前 上司に退職意思を伝える
ステップ8 2ヶ月前 有給休暇の消化について相談する
ステップ9 1週間前 社内・社外の人へ挨拶をする

【職場をやめる時に入手しておくべき書類4選】
対象者 必要な場面 必要書類 発行元
すぐに働かない人 国民年金・国民健康保険への切り替え 社会保険資格喪失証明書 会社
すぐに働かない人 失業手当の申請 離職票 会社
全員 転職先での雇用保険加入 雇用保険被保険者証 会社
ハローワーク
全員 転職先での年末調整 源泉徴収票 会社

仕事をやめるのは人生の一大事。

それだけに職場をやめる時は、色々と考えながら進めないと後悔することになりかねません。

少し大変かもしれませんが職場をやめてから後悔しないように、この記事に書いてあることを1つずつクリアしていきましょう。

あなたのキャリアを豊かになることを心から願っています!

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