起業や独立のきっかけは?
私の場合は「独立」というよりも、「事業承継」がきっかけです。
父が病気で倒れ、急遽、私が会社を継ぐことになりました。それまでは父のもとで30年ほど現場に出ており、他の会社での勤務経験もあります。そのため、仕事内容や現場のことは十分に理解していました。
幸い、事務員も引き継ぐことができたので、大きなトラブルもなくスタートを切ることができました。いきなりのことでしたが、長年培ってきた経験があったからこそスムーズに経営者としての道を歩み始められたと感じています。
経営者になってよかった事
経営者になってよかったことは、自分の時間を確保できるようになったことです。現場に出ていた頃は仕事に追われる日々でしたが、経営者になってからは事務所にいる時間が増えました。自分でスケジュールを管理できるので、趣味の時間を大切にできるようになりました。
例えば、私はスポーツを趣味としていますが、事務所から30分ほどの場所に練習場があるので用事があればすぐに戻れるように時間を調整して練習に行ったりしています。体が楽になったことに加え、自分の裁量で時間を使えるのは大きなメリットだと感じています。
経営者になって大変だった事
経営者になって大変だと感じたのは、ありがたいことではありますが仕事の依頼が多すぎることです。お客様からの仕事を断らなければならないことが心苦しく、申し訳ない気持ちになります。
また、時折現場に出ることもあります。特に昔からのお付き合いがあるお客様からは直接お願いされることも。そういった時は、率先して現場に向かうようにしています。もちろん責任感が伴うので、従業員がミスをしたときとはまた違う重みがありますね。

建設業で起業するメリット
建設業で起業するメリットは、時間を自由に決められること、そして安定した収入が見込めることです。会社員とは違い、自分で仕事のスケジュールを組めるため、時間に縛られることなく働けます。仕事が安定すれば収入も安定し、生活が豊かになります。
また、やりがいという面では、責任の重さが挙げられます。もし従業員がミスをしてしまったら、社長である自分が最終的に責任を取らなければなりません。そういった大きな責任感が重圧に感じることもありますが、同時にそれが社長業の面白さでもあるのだろうと思います。
独立を目指す人(若者)に一言
独立を目指すなら、まず10年は経験を積むべきです。これまで建設業はやったことが無かったという方は、最初の1年間は体を動かして基礎体力をつけることが何よりも大切です。この仕事は、体力と同時に技術も必要なので、焦らずに一つずつ覚えていってください。
当社では、独立を夢見る方を積極的にサポートします。資格取得にかかる費用は会社が半額負担しますし、自分で作った道具を仕事で使うこともできます。また、独立後も仕事をお任せするなど、協力会社として支援していくので、安心して技術を磨ける環境ですよ。
スポーツなどをされる方は、そういった活動の支援もしているので、仕事だけでなくプライベートも充実させたい方はぜひ一度ご応募ください!お話し出来ることを楽しみにしております。