起業や独立のきっかけは?
独立のきっかけは、率直に言って金銭的な理由でした。
人に使われることを好まず、自分の考えを反映させ、お客様と直接話し合いながら理想の形を作り上げたいという思いが強かったんです。 そのため元々ずっと独立したいと考えていました。この仕事を18歳で始め、21歳で独立しましたので、会社に勤めていた期間は2年ほどです。
経営者になってよかった事
お客様から「ありがとう」「頼んでよかった」といった言葉をいただく時が、一番嬉しく感じる瞬間です。あとは車を運転していて、自分が塗った建物を見たときに「ここ、自分が手掛けたんだな」と思えるのは、やはり嬉しいものです。塗装は最長で10年ほど持つので、その建物が長く残るのを見られるのは良いことですね。
独立当初は仕事がなかなか取れず苦労しましたが、2、3年経ってようやく安定しました。しかし、景気の良し悪しに関わらず、今は仕事が楽しいと感じています。苦しい時も、それを乗り越えるための努力そのものが楽しいですし、現場を自分のペースで進められるのも良い点です。お客様や知らない人と繋がっていき、縁が広がっていくのも喜びの一つです。
経営者になって大変だった事
独立して最初の苦労は、とにかく仕事が取れないことでした。元々勤めていた会社の下請けとして仕事をもらっていましたが、自分の現場と呼べるものはなかなかありませんでした。自分の現場を少しずつもらえるようになったのは、独立から1年ほど経ってからです。
また、一人で独立したため、事務や経理関係もすべて独学でこなさなければなりませんでした。仕事以外のことはすべて独学です。正直なところ、休みはほとんどありませんでした。昼も夜も働いていました。しかし、周りから「どうせすぐに潰れる」「お前には何もできない」と言われたのが悔しかったので、絶対に見返してやろうという気持ちで乗り越えました。

建設業で起業するメリット
建設業で起業するメリットは、仕事そのものが「楽しい」ということです。特に、塗装は下地が重要なので、下地のことを学ぶと、塗装以外の様々な仕事にも繋がっていきます。また、何かを修復する際には必ず塗装が必要になるので、仕事が途切れることはありません。 この仕事は奥が深く、学ぶべきことが非常に多いです。しかし、その分、定年がなく体が動く限り長く続けられるのも大きな利点です。80歳でも現役で働いている人がいるように、手に職をつけておけば、年齢に関わらず必要とされる存在になれます。
独立を目指す人(若者)に一言
当社の従業員には、現状ほぼ各々の現場を任せています。会社全体の利益を上げてもらいながら、「このようにすればもっと利益が上がる」ということを教えて身に着けていただいています。そのため現場のお金の計算も本人たちに任せています。 現場を受注するのは私ですがその後は本人に任せるので、自分の裁量で仕事を進められる点に、大きなやりがいを感じていただけると思います。
当社は、独立してもらうための前段階だと考えていただければと思っています。弊社の経験を存分に活用して、ステップアップしてほしいというスタイルです。中には、それが嫌だと感じる人もいるかもしれませんが、その経験が必ず将来に繋がると信じています。
やる気次第ですが、2〜3年頑張れば、ある程度のことはできるようになると思います。 もちろん、資格取得も全面的にバックアップします。仕事に必要な資格の費用は、基本的に全額を当社が負担します。資格を取って辞められても構いません。重い物を運ぶ作業もありますが、女性の方でも活躍できます。
当社は身に着けられる技術の高さと幅広さには自信がありますので、技術を身に着けたいと思っている方には、ぜひ将来の夢を叶えるお手伝いが出来たらと思います。