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墨出し職人ってどんな仕事?詳しい仕事内容や年収を解説!

墨出し職人ってどんな仕事?詳しい仕事内容や年収を解説!?

最終更新日:2024/01/19

建物をつくる際は、図面に従って、床や柱に墨で印をつける作業がおこなわれています。

この作業を担当しているのが、墨出し職人です。

墨出し職人は、「墨出し屋」や「測量屋」、「墨出し大工」などと呼ばれることもあります。

「印をつけるだけなら簡単そう」とお思いになるかもしれませんが、スピードと正確性が求められる、非常に専門性が高いお仕事です。

今回は墨出し職人とはどんなお仕事なのか、詳しくご紹介します。

墨出し職人に転職・就職するならどんな人が向いているのか、きついお仕事なのか、年収はどれくらいかといった点もお伝えしていきます

ガテ美

ぜひ最後まで目を通してくださいね!

墨出し職人の種類と
仕事内容

種類と仕事内容

墨出し職人とは、設計図通りに建物を建てるために、現場の壁や床、柱に印をつける職人のことです。

ドアを設置する位置や、タイルを貼る位置などを、墨でマーキングします。

墨出しをすることで、その後に現場へ入る作業員たちが作業内容を正確に把握でき、工事を効率的に進められるというわけです。

印を付けるときは、墨汁が入った「墨つぼ」と呼ばれる容器を使用し、糸車に巻き取られている糸に墨を付けて張った後、ピンとはじいて線を引きます。

この作業は基本的に2人1組でおこないます。

一度墨で印を付けたら簡単には消せないので、墨つぼを持つのは経験が浅い人、そして先端を持って線を引くのは経験豊富な人、と役割分担することが多いです。

現場作業における基本墨出しでは、次のような印をつけていきます。

・芯墨・心墨(しんずみ)…壁、柱、梁(はり)などの中心を示す墨。
・陸墨(ろくずみ)…各フロアの水平線をあらわす墨。

建設現場では、わずかな誤差が大きな問題を引き起こす可能性があるため、精度の高い墨出しが重要です。

ちなみに最近では、レーザーの光に沿って線が引ける墨出し器を使用するケースも増えてきました。

1日の流れ 墨出し職人の
1日の流れ

次に、墨出し職人の一日の流れを見てみましょう。

よくあるスケジュールは次の通りです。

1日の流れ

会社によって多少の違いはありますが、墨出し職人のような現場仕事は、8時に始業・17時に終業となっていることが多いです。

現場は夜になると暗くなり、作業しづらくなってしまうので、朝は早めの傾向があります。

また現場に直行・直帰することが多い、午前と午後に昼休みとは別の休憩が30分ずつあるといった点も特徴です。

ただし作業終了後は事務所に戻り、報告書の作成や、明日の作業に必要な道具の準備をおこなうケースもあります。

墨出し職人に
求められる要素・スキル6選

続いて、墨出し職人に求められる要素やスキルを見ていきましょう。

具体的には以下の通りです。

理数系の人
空間認識能力がある人
責任感がある人
注意力と集中力がある人
コミュニケーション力がある人
暑い場所・寒い場所での作業ができる人

①理数系の人

墨出しの仕事は、理数系の人に向いています。

なぜなら墨出し職人は、図面を読み解いてその通りに印をつける仕事なので、図記号や寸法の計算を理解しなければならないからです。

数字や計算に抵抗がある人は、墨出し職人の仕事を苦痛に感じる可能性があります。

②空間認識能力がある人

また二次元で書かれた図面を、三次元で素早く正確に認識する能力も必要です。

建築図面を正確に理解し、それを現場に応用する能力が求められます。

自分に空間認識力があるかどうか把握するのは難しいかもしれませんが、空間認識力が高い人は数学や物理が得意であり、絵や図を描くのが上手い、車の運転が得意といった特徴があります。

③責任感がある人

また、責任感の強さも墨出し職人に必要な要素です。

墨出し職人がつけた印をもとに、他の職人さんたちがドアや柱を設置していきます。

そもそも墨出し職人がつけた印や線がズレていると、出来上がりもズレてしまうので、「このくらいの誤差なら問題だろう」という大雑把な姿勢は許されません。

1mm単位で正確な作業ができる几帳面な人や、責任感をもって正確な仕事をしようと思える人が向いています。

④注意力と集中力がある人

墨出し職人には、長時間集中力を維持し、細かい注意を払う能力が必要です。

ひとつのミスが大きな問題を引き起こす可能性があるため、注意深く作業を進めようとする意識だけではなく、その意識をしっかり維持するための集中力も求められます。

細かい作業を長時間することが苦にならない人は、墨出し職人に向いているといえるでしょう。

⑤コミュニケーション力がある人

墨出し職人にはコミュニケーション力も求められます。

墨出しは基本的に、2人1組でおこなう作業だからです。

またひとつの建物の完成には、現場監督、大工、電気工など、さまざまな人が携わります。

単に先輩からのアドバイスを素直に聞ける、チームワークを意識できるというだけではなく、周りとの挨拶や声掛けを大切にし、現場の雰囲気を明るく和やかにしようと意識できる人が望ましいです。

人と関わることが苦にならない人、チームで何かを完成させることを楽しいと思う人は、墨出し職人に向いています。

⑥暑い場所・寒い場所での作業ができる人

建設現場で働く職人たちには、体力が求められます。

重いものを運ぶ場面も多いからです。

しかし墨出し職人は、力仕事ではありません。

座り仕事ではないという意味では、デスクワークよりも体力が必要ですが、筋力がない人でも務まる仕事です。

とはいえ真夏も真冬も冷暖房がない環境下で作業しなければならないので、その点を覚悟できる人が向いています。

なお、気温の影響を軽減するために、空調服が貸与される会社もあります。

独立しやすい? 墨出し職人って
独立しやすい?

墨出し職人は、将来的に独立もできる仕事です。

会社を作らなくても、技術や実績が十分に身についていれば、フリーランスの職人として仕事を受注できます。

独立というとハードルが高く感じられるかもしれませんが、中には社内独立をした後に完全独立を目指せる会社もあります。

ただし「独立のしやすさ」は、個人の努力によるところが大きく、修業期間や勉強期間が必要です。

まずは以下のステップで墨出し職人のお仕事を始めて、少しずつスキルを身につけていきましょう。

  • step1
    STEP1 step1

    墨出し職人について調べる

    まずは墨出し職人について調べ、お仕事への理解を深めましょう。
    墨出し職人の仕事内容や年収、きついと言われる部分、将来的に取得すると有利な資格など、多くの情報を集めてください。

  • step2
    STEP2 step2

    墨出し職人の求人を探す

    墨出し職人への理解が深まったら、求人サイト・転職サイトで働きたいエリアのお仕事を探します。
    おすすめの求人サイトは、「GATEN職」です。
    GATEN職は現場系に特化した求人サイトなので、墨出し職人の求人も見つけやすくなっています。
    ぜひ利用してみてください。

  • step3
    STEP3 step3

    求人に応募する

    気になる墨出しの求人が見つかったら、早めに応募しましょう。
    GATEN職は、一般的な転職サイトと違って、登録なしで応募できるのが魅力です。
    ミスマッチのない企業を選ぶには、求人サイトの募集要項を見るだけではなく、その会社の採用サイトやSNS、実際に働いている人の口コミなども参考にすることをおすすめします。

  • step4
    STEP4 step4

    面接を受ける

    応募が完了すると、多くの企業ではまず書類選考があります。
    書類選考を突破すると、1〜2回ほどの採用面接です。
    墨出し職人や大工といった現場系のお仕事では、学歴や職歴よりも、適正や意欲などが重視されます。
    未経験者を歓迎している会社も多数あり、最初は知識や技術がない状態でも問題ありません。

  • step5
    STEP5 step5

    内定獲得&業務開始!

    面接が終わると、合否の連絡が来ます。
    内定を獲得できたら、現在働いている会社に退職の意志を伝え、入社時期の調整をおこなってください。
    未経験でも先輩がイチから仕事を教えてくれます。
    補助的な業務から始めて、地道な努力を重ねれば、将来的に資格の取得や独立も可能です。

現場で役立つ資格 墨出し職人の現場で
役立つ資格2つ

続いて、墨出し職人に求められる要素やスキルを見ていきましょう。
具体的には以下の通りです。

測量士
測量士補

積極的に取得して、墨出し職人としての腕を磨いていきましょう!

①測量士

測量士は、日本の国家資格の一つです。

測量に関する専門的な知識と技術を有する者に与えられます。

測量士の資格を持っていると、土地や建物の位置・距離・面積の測量を法的に実施することが認められるほか、測量業務の主任者として測量計画の作成ができるようになります。

測量士の資格を取得するには、国家試験に合格する必要があります。

この試験には専門的な知識が要求され、一定の実務経験が必要です。

②測量士補

測量士補は、測量士へのステップとなる国家資格です。

試験では、基本的な測量の技術と知識が問われます。

測量士は現場の主任者であり、測量に関するあらゆる業務に携われますが、測量士補は測量ができるものの測量計画の作成はできません。

測量士の指示に従って測量士補が作業をおこなう、というイメージです。

測量士補の試験は測量士よりも入門的な内容なので、測量士補の資格を取ってから測量士に挑戦する、という流れでステップアップできます。

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