キッチン職人ってどんな仕事?詳しい仕事内容や独立すると稼げるのか解説!
最終更新日:2024/06/03
キッチンの組み立てを専門に担当する、「キッチン職人」という仕事があります。
キッチン職人とは、TOTO、LIXIL、Panasonic、タカラスタンダード等のメーカーが作ったシステムキッチンの部材を、新築やリフォームの現場で組み立てる職業です。
リフォーム会社で働いているキッチン職人や、一人親方として活躍しているキッチン職人がいます。
今回はキッチン職人の仕事内容や、1日の過ごし方、独立すると稼げるのかなどを確認していきましょう。
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キッチン職人の種類と
仕事内容
キッチン職人とは、キッチンの組み立てを専門的におこなう職業のことです。
近年主流となっているシステムキッチンは、パーツを現場で組み立てれば完成するようになっています。
図面通りに蛇口や食洗機などの細かい部品を取り付けていくのが、キッチン職人の役割です。
なおシステムキッチンとは、わかりやすく言うと、コンロとシンクが一体化しているタイプのキッチンを指します。
システムキッチンではないキッチンとは、ブロックキッチン、セクショナルキッチン、コンビネーションキッチンなどのことです。
現場では、次の流れで作業をおこないます。
【キッチン職人の仕事の流れ】
① 機材の搬入
② キッチンパネルの貼り付け
③ キッチン上部の吊戸棚・レンジフードの設置
④ 調理台・給排水設備の組み立て
⑤ コーキング
⑥ 最終確認
システムキッチンの組み立てには、約1~2日かかります。
作業は2~4名ほどでおこなうのが一般的です。
なお、キッチンの新設・取り替えの現場では、まず養生や古いキッチンの撤去、造作工事(古いキッチンがあった場所の修繕)などがおこなわれます。
いわゆる「システムキッチン組立職人」の担当は、あくまでキッチンの搬入と組み立てです。
しかし中にはシステムキッチンの交換に必要な解体作業もできる職人や、システムバス・洗面台といった、他の水回りの組み立てもできる職人もいます。
求められる仕事の範囲は、就職先によってさまざまです。
①機材の搬入
まず、トラックで持ってきたキッチンの機材を、新築やリフォームの現場に運び込みます。
②キッチンパネルの貼り付け
機材を搬入したら、ダンボールの開梱作業と組み立てを、同時進行でおこなっていきましょう。
まずは壁にキッチンパネルを貼ります。
キッチンパネルとは、ガスコンロやIHクッキングヒーターの周りの壁に貼ってあるパネルのことです。
キッチンパネルを貼ると、油はね等の汚れが落ちやすくなります。
③キッチン上部の吊戸棚・レンジフードの設置
次にキッチン上方の設備を設置していきます。
具体的には、レンジフードや吊り戸棚です。
レンジフードとはコンロ上部の換気扇がある部分のことで、吊り戸棚は上部の収納を指します。
④調理台・給排水設備の組み立て
図面を確認しながら、キッチンの土台となる調理台を組み立てます。
収納部分と、その上の天板も設置していきましょう。
また、給排水設備も設置します。
⑤コーキング
キッチンと壁の間に、コーキングと呼ばれるゴム状のものを充填し、防水処理を施します。
⑥最終確認
最後に動作確認と調整を行います。
問題がなければ完成です。
キッチン職人の
1日の流れ
次に、キッチン職人の1日の流れを見てみましょう。
キッチン職人は、1日に1件から2件の現場を担当します。
まず、前日までにどの現場で作業をするのか共有があるので、確認しておきましょう。
当日の朝は、倉庫でシステムキッチンの機材を積み込んでから、現場へ向かいます。
現場では、2人以上で協力して組み立てを進めていきましょう。
現地集合の場合もあれば、他のキッチン職人と合流してから現場へ向かう場合もあります。
その現場での施工が終わったら、掃除をします。
次の現場がない日は、明日のスケジュールを確認して退勤です。
会社によっては、その場で解散となりますが、一度会社まで戻る場合もあり、さまざまです。
現場によっては、午前中やお昼すぎに作業が終わり、そのまま終業となります。
キッチン職人に
求められる要素・スキル5選
キッチン職人は未経験で始められるお仕事です。
経験・年齢・性別などを問わない求人が、多く見られます。
最初は普通免許さえあれば、何もスキルがない状態でも問題ありません。
キッチン職人に向いている人の特徴は、次の通りです。
① | 体力 |
---|---|
② | 協調性 |
③ | 集中力 |
④ | DIY経験 |
⑤ | 図面を見るのが得意 |
①体力
キッチン職人は、体力が重要です。
現場に機材を搬入するのは、力仕事となります。
また、時には重い機材を一人で持たなければなりません。
キッチンがエレベーターのない2階以上に設置されており、長距離の運搬が発生することもあります。
体力は働きながら身につけていけますが、連日体を動かしても頑張れる忍耐力や、持続力が要求されるお仕事です。
普段から筋トレ・運動・体を動かす仕事などをしているなら、キッチン職人の採用選考を受ける際に、ぜひアピールしましょう。
②協調性
キッチン職人はチームで仕事をするので、協調性が必要です。
他のスタッフと協力して、スムーズに仕事をこなす必要があります。
③集中力
キッチン職人は図面を見ながら、精度が求められる作業をこなします。
集中力が途切れないことも重要です。
疲れてきたとしても、だらけずに、手際よく作業を進められる人に向いています。
④DIY経験
キッチン職人はDIY経験があると有利です。
ドライバー等の工具を扱った経験があれば、仕事で役立ちます。
細かい部品の取り付けをしたり、コーキングをしたりと、器用さが必要な仕事です。
⑤図面を見るのが得意
キッチン職人は図面を見ながら作業を進めます。
家具の組み立てが得意で、図面通りにすぐ作れるような人や、家電の説明書に書かれている図解を簡単に理解できるような人に向いている仕事です。
空間認識能力がある人は、物と物の位置関係や構造を把握するのが得意だと言われています。
キッチン職人としても能力を把握できるでしょう。
キッチン職人って
独立しやすい?
「キッチン職人は独立しやすい」
「キッチン職人は稼げる」
と言われることがあります。
独立できるのは他の建設業の技術職も同じですが、キッチン職人は比較的独立しやすい職種です。
たとえば大工なら、一人前になるまでに十年必要だと言われていますが、キッチン職人はもっと早い段階から独立できます。
さらにキッチン職人は、稼ぎやすい職種でもあります。
キッチンを1台取り付けたときの報酬は、おおよそ5万円前後です。
キッチンの取り付けは1人ではできないので、もう1人パートナーがいたとすると、半分が自分の取り分となります。
独立を目指す場合は、ユニットバスや洗面台といった、他の水回りの取り付けもできるようになっておくと仕事の幅が広がるでしょう。
水回りをまとめてリフォームしたい、という需要があるためです。
【キッチン職人が独立するまでの流れ】
①キッチン職人として未経験から会社に入る(例:リフォーム会社)。
②実務を通じて、システムキッチンの組み立てを覚える。基本的に1人で現場を任されることはない。先輩の指示を仰ぎながら学んでいく。
③会社の研修や、タカラスタンダードが実施している「システムキッチン施工士認定研修」などを通じて、スキルアップを図る。
④開業手続きをする。
なおキッチン職人が独立するにあたって、建設業許可は必要ありません。
工事の金額が500万円以上なら必要ですが、請負金額が500万円を超えるケースは稀です。
まずは次のステップを参考に、キッチン職人としての第一歩を踏み出しましょう。
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キッチン職人について調べる
キッチン職人の仕事内容について、理解を深めます。魅力やつらいところ、年収の相場などを把握しましょう。
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キッチン職人の求人を探す
キッチン職人について理解が深まったら、実際に求人を検索します。キッチン職人の仕事を探すなら、建設現場の仕事探しに特化した求人サイト「GATEN職」がおすすめです。時期にもよりますが、未経験歓迎のキッチン職人の求人も取り扱っています。
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求人に応募する
気になる求人が見つかったら、早速応募します。GATEN職では、面倒な会員登録なしで企業への応募が可能です。
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面接を受ける
応募後は、まず書類選考が実施されます。書類選考を突破すると、次に面接です。キッチン職人の選考では、体力やDIY経験、器用さ、やる気などが重視されます。キッチン職人に興味を持ったきっかけや、なぜ数ある企業の中でもその会社なのかということを、具体的に伝えましょう。
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内定獲得&業務開始
内定獲得後は、キッチン職人としての毎日が始まります。機材の運搬や開梱、掃除などの作業を手伝いながら、システムキッチンの組み立て方法も少しずつ学んでいきましょう。
キッチン職人の現場で
役立つ資格3つ
続いて、キッチン職人に求められる要素やスキルを見ていきましょう。
具体的には以下の通りです。
① | システムキッチンメーカー認定の施工免許 |
---|---|
② | 電気・ガス・水道の資格 |
③ | ユニットバスの組み立てスキル |
積極的に取得して、キッチン職人としての腕を磨いていきましょう!
①システムキッチンメーカー認定の施工免許
システムキッチンのメーカーは、研修や講習を実施しています。
たとえばタカラスタンダードは「システムキッチン施工士」の認定をおこなっており、この認定を受けると、タカラスタンダードのキッチン・キッチンパネルの施工が可能です。
メーカー認定の施工免許を取るには、メーカーが実施している研修や講習に参加する必要があります。
働きながらメーカー認定のキッチン職人を目指せる企業に就職・転職するといいでしょう。
②電気・ガス・水道の資格
無資格のキッチン職人や、メーカー認定の施工免許は持っているが他の資格はないというキッチン職人の場合、できる業務は「キッチンの組み立て」のみです。
キッチン周りの電気・水道・ガス工事は、それぞれの資格がないとできません。
電気工事やガス工事なども一手に引き受けたいなら、資格が求められます。
システムキッチンの取り替えや新設に必要な複数の工事を担当できるようになれば、組み立てだけを引き受ける職人より、高い年収を期待することが可能です。
ただし会社によっては、それぞれの国家資格を持つ専門の職人がいる、あるいは外部から手配しているなどの理由で、自社の社員に電気・ガス・水道の資格を求めないこともあります。
③ユニットバスの組み立てスキル
できる仕事を増やしたいキッチン職人は、ユニットバスの組み立ても覚えるといいでしょう。
ユニットバスは、メーカーが作った部品を現場で組み立てるだけで完成します。
ユニットバス職人としてのスキルも身に付けると、新築やリフォームにあたって、「ユニットバスとシステムキッチンを両方組み立てたい」という需要に応えることが可能です。
ユニットバス職人に必要な資格はありません。
しかしシステムキッチンと同じく、各ユニットバスメーカーが実施している研修・講習があります。
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