電気工事職人ってどんな仕事?仕事内容や資格・向いている人の特徴を解説!

最終更新日:2023/12/15
私たちの生活に「電気」は欠かせません。
住宅やビルなどの実に幅広い場所で、電気設備にまつわる工事全般をおこなっているのが、電気工事職人です。
しかし電気工事職人の仕事に興味はあっても、どんな職業なのかよく知らない、という方も多いでしょう。
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電気工事職人の種類と
仕事内容

電気工事職人が活躍している現場は、かなり幅広いです。
今回は電気工事職人が活躍している分野を、次の2種類に分けてご紹介します。
・建設電気工事
・鉄道電気工事
建設電気工事
一戸建て、マンション、オフィスビル、コンビニ、空港、ダム、公共施設、鉄塔など、実にさまざまな建設物で電気工事がおこなわれています。
これらの建設物において、電気設備や配電盤にまつわる設計・施工をするのが、電気工事職人です。
具体的な仕事内容としては、コンセントや照明器具の設置、変電設備の配線、機器のメンテナンスなどが挙げられます。
またすでに建っている建物に電気設備を追加したり、新たな配線を加えたりするのも、電気工事職人の仕事です。
なお電気工事職人は電気設備の据え付けや配線だけではなく、穴掘りやペンキを使った塗装などの、電気工事と関係がなさそうな作業をおこなうこともあります。
鉄道電気工事
「鉄道電気工事」では、その名の通り、鉄道に関する電気設備の施工・保守をおこないます。
そもそも電車は、架線から送られてきた電気を取り込んで動く仕組みです。
電流は車輪を経由してレールに伝わり、変電所に戻っていきます。
また電車を動かすだけではなく、鉄道では踏切、信号、照明、通信設備、掲示器などでも電気が使われています。
これらの施工や保守をおこなうのが、電気工事職人の役割です。
ただ各種条件を満たさないと鉄道電気工事はできないので、どんな業者でも参入できるわけではありません。
電気工事職人の
1日の流れ
次に、電気工事職人の1日の流れを見てみましょう。
会社によって違いはありますが、よくある1日の流れは次の通りです。

まず朝は現場に集合し、全体で朝礼をおこないます。
朝礼では、その日の作業内容やスケジュールの確認などがおこなわれるので、よく聞いておきましょう。
朝礼が終わったら、午前の作業開始です。
現場のリーダーの指示に従って、役割を分担しながら作業を進めていきます。
10時頃になると、約15~30分の休憩です。
この小休憩は1時間の昼休みとは別に、午前と午後に1回ずつあります。
しっかり休息を取り、次の作業に備えましょう。
16時頃になると、今日の進捗状況の確認や、翌日の作業の確認などがおこなわれます。
そして周辺の掃除と片付けをして、事務所に戻り、各種報告や明日の準備をして解散という流れです。
そのまま現場から自宅へ直帰できるケースもあります。
電気工事職人に
求められる要素・スキル3選
続いて、電気工事職人に向いている人の特徴を見ていきましょう。
具体的には以下の通りです。
①将来性がある分野で手に職をつけたい人
②体を動かす仕事がしたい人
③電気工事に興味がある人
① | 将来性がある分野で手に職をつけたい人 |
---|---|
② | 体を動かす仕事がしたい人 |
③ | 電気工事に興味がある人 |
①将来性がある分野で手に職をつけたい人
電気工事職人は将来性がある仕事です。
電気は私たちの生活に欠かせないもので、季節に左右されることなく、一年中仕事があります。
AIの普及が進んでいるとはいえ、電気工事職人の仕事をすべてAIが肩代わりすることは現状難しく、今後も完全になくなるとは考えにくい仕事です。
さらに、未経験で始められる電気工事職人の求人はたくさん見つかります。
求人数そのものも多めです。
電気工事職人は高齢化が進んでいるので、特に若いなり手は需要があります。
資格がないとできない業務もあり、手に職をつけられる職業です。
需要がある分野で、一生ものの専門的なスキルを身につけたい人に向いています。
②体を動かす仕事がしたい人
電気工事職人は、「デスクワークをするよりも、現場で身体を動かしながら働きたい」という人におすすめの仕事です。
電気工事職人の仕事が大変だと言われるポイントのひとつに、「屋外での作業が多いから」「立ったりしゃがんだり、体力的にしんどいから」というものがあります。
体力は働く中で身につけられますが、最初は覚える内容が多いということもあり、体力的・精神的に疲れを感じやすいでしょう。
「体力に自信がある」「普段から運動をしている」という人なら、電気工事職人の仕事をスムーズに始められる可能性が高いです。
③電気工事に興味がある人
電気工事職人になるうえで特に大切なのは、電気工事に対する興味です。
電気工事に興味がある人なら、体力的に大変な作業や資格取得のための勉強も、根気強く頑張れるでしょう。
「電気の仕組みに関心がある」「物を分解したり修理したりするのが好き」「ものづくりが好き」という人に向いている仕事です。
「別に電気工事に対する関心があるわけではない」という人は、電気工事職人以外の職人系のお仕事も、並行して検討してみることをおすすめします。
電気工事職人って
独立しやすい?
電気工事会社で経験を積んだら、個人事業主(一人親方)として独立を目指せるのも、電気工事職人の魅力です。
電気工事職人として独立する場合、次の3つのステップで進めます。
①第二種電気工事士か第一種電気工事士の資格を取る
②その後、三年以上の実務経験を積む
③各都道府県に電気工事業者の登録申請をする
独立する際は、各都道府県に電気工事業者の登録申請をしなければなりません。
登録の条件は、「第二種電気工事士か、第一種電気工事士の資格を取り、その後三年以上の実務経験を積んでいること」です。
第二種電気工事士よりも上位の資格である、「第一種電気工事士」を取得していなくても、独立そのものはできます。
ただし第二種電気工事士は、担当できる業務の幅が限られているため、できれば第一種電気工事士を取得してから独立するといいでしょう。
もしくは、第二種電気工事士とは担当できる作業の範囲が異なる「認定電気工事従事者」を取得しておくという方法もあります。
ただ第一種電気工事士の資格を持っていれば、第二種電気工事士と認定電気工事従事者の作業範囲を両方カバーできるので、認定電気工事従事者は取得せずに第二種電気工事士→第一種電気工事士の順で取得を目指しても問題ありません。
まずは次のステップで無資格から電気工事職人の仕事を探し、少しずつスキルアップを目指しましょう。
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電気工事職人について調べる
まずは電気工事職人について情報収集します。
仕事内容、やりがい、向いている人の特徴、資格などについて把握しましょう。
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電気工事職人の求人を探す
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「GATEN職」は、現場系・職人系のお仕事探しに特化している求人情報サイトです。
電気工事職人を募集している企業も見つけやすいので、ぜひ活用してください。
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面接を受ける
電気工事職人の求人に応募した後は、企業からの連絡を待ちます。
書類選考を経て、1〜2回ほどの面接を受けるという流れが一般的です。
未経験者の場合は、なぜ電気工事職人の仕事に興味を持ち、その中でもこの会社が気になったのか、面接で説明できるように練習しておきましょう。
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内定獲得&業務開始
転職の場合、内定が決まり次第、今の勤め先に退職の意志を伝えます。
退職時期の相談しつつ、入社時期の調整を進めてください。
電気工事職人としての業務が始まったら、少しずつ仕事を覚えていきましょう。
電気工事職人の現場で
役立つ資格3つ
続いて、電気工事職人に求められる要素やスキルを見ていきましょう。
具体的には以下の通りです。
① | 第二種電気工事士 |
---|---|
② | 第一種電気工事士 |
③ | 認定電気工事従事者 |
積極的に取得して、電気工事職人としての腕を磨いていきましょう!
①第二種電気工事士
第二種電気工事士は、一般住宅や小さな店舗といった、規模がそこまで大きくない現場で配線工事や電気設備工事ができる資格です。
なお、「電圧が600ボルト以下の電気工事」に限られます。
ビルや工場で用いられている電気工作物の工事はできません。
第二種電気工事士の資格を取る際は、筆記試験と技能試験があります。
合格して申請すれば、誰でも免状を取得可能です。
ただし第二種電気工事士の資格を持っていても、後ほどご紹介する「認定電気工事従事者」の作業範囲をすべてカバーできるわけではありません。
そのため第二種電気工事士をすでに取得している人でも、認定電気工事従事者の資格を取る価値はあります。
②第一種電気工事士
第一種電気工事士は、ビル・工場といった規模が大きい現場で、配線工事や電気設備工事ができる資格です。
最大電力が500キロワット未満の電気工事を担当できます。
第一種電気工事士を持っていれば、第二種電気工事士と認定電気工事従事者が担当できる作業の範囲はカバーできるため、企業で重宝されます。
第一種電気工事士でも、筆記試験と技能試験があります。
さらに、3年以上の実務経験が必要です。
また、この資格に有効期限はないものの、5年に一度、定期講習を受けなければなりません。
第一種電気工事士を取得していると、第二種電気工事士よりも良い条件・待遇で働ける可能性が高いです。
高収入を目指す方は、第二種電気工事士から第一種電気工事士へのステップアップを検討してみてください。
③認定電気工事従事者
認定電気工事従事者という資格もあります。
これは、自家用電気工作物(600ボルト以下、500キロワット未満。電線路に係るものは除く)の電気工事ができる資格です。
基本的にそれ以外の電気工事はできません。
この資格でカバーできる作業範囲と、第二種電気工事士の作業範囲は異なるので、第二種電気工事士に加えてこの資格を取得すると業務の範囲が広がります。
また認定電気工事従事者の資格は、第二種電気工事士や電気主任技術者なら、決められた講習を受けて申請するだけで取得できるためお得です。
さらに第二種電気工事士や電気主任技術者の資格を持っていて、実務経験3年以上の方は、申請するだけで取得できます。
第一種電気工事士に合格している人も、講習を受ける必要はなく、申請だけで取得可能です。

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