配管工職人ってどんな仕事?詳しい仕事内容や1日の流れを解説!
最終更新日:2023/11/22
普段何気なく使っている水道や空調の管工事は、「配管工職人」がおこなっています。
人々の生活に大きく関わっている仕事ですが、人の目に触れにくい仕事でもあるため、配管工職人とはどんな職業なのかよく知らない、という方も多いでしょう。
そこで今回は、配管工職人の仕事内容を解説します。
1日の過ごし方や、向いている人の特徴、必要な資格についてもわかりやすくまとめました。
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配管工職人の種類と
仕事内容
配管工職人とは、住宅・ビル・マンションなどに必要な、給水管・排水管・ガス管などの取り付け・メンテナンスを行う仕事です。
配管工職人は、大きく分けて「衛生配管工」と「空調配管工」の2種類に分類できます。
「衛生配管工」とはわかりやすく言うと、水まわりの給水・排水に必要な配管工事を専門的に行う職人です。
たとえば洗面台、浴槽、トイレなどの取り付けや、配管を担当します。
消火設備の取り付けや配管も、衛生配管工の仕事です。
一方「空調配管工」は、冷暖房の配管を担当します。
冷凍機、空調機、送風機、空気清浄機などの据え付けを行なう場合もある職種です。
どちらの職人も、管を切断する・曲げる・別の管材とつなぐ・取り付けるなどの役割を担います。
普段はなかなか見えないところで私たちの生活を支えてくれている、とても大切な仕事です。
地味な印象を持たれることもありますが、配管工職人の仕事がいい加減だと、管材の接合部分から空気漏れや水漏れが生じかねません。
また配管工職人が取り扱う管材には、さまざまな種類があります。
それらを使い分けながら、設置場所に応じて配管の流れを考えなくてはならないのです。
場所に応じた対応力や、今までの現場の経験で培ったスキルが問われます。
しかしスキルが必要とはいえ、配管工職人は無資格でもスタートできる仕事です。
建設会社、ガス会社、電気工事会社などが配管工職人の求人を出しているので、まずは未経験からチャレンジして、少しずつスキルアップしていきましょう。
配管工職人の
1日の流れ
次に、配管工職人の1日の流れを見てみましょう。
配管工職人は基本的に、現場で勤務する仕事です。
朝は一度会社に集合してから現場へ向かう場合もあれば、現場へ直行する場合もあります。
現場に到着した後は、まず朝のミーティングです。
その日の作業内容を確認したら、午前の仕事に取り掛かります。
休憩は昼休みと、午前・午後に1回ずつある15分〜30分の小休憩の計3回です。
17時には作業を終えて、解散します。
直帰する場合もあれば、一度事務所に戻る場合もあり、現場によってさまざまです。
なお、午後の作業がない日は会社に戻って倉庫の整理をしたり、機材の整備をしたりする場合もあります。
配管工職人に
求められる要素・スキル4選
続いて、配管工職人に求められる要素やスキルを見ていきましょう。
① | 体力がある人 |
---|---|
② | 集中力がある人 |
③ | チームワークを大切にできる人 |
④ | スキルアップの意欲が高い人 |
①体力がある人
配管工職人は体力がある人に向いている仕事です。
きつい体勢で作業しなければならないことも多く、肉体的な負担が大きい職種といえます。
また、重い資材の運搬も必要です。
さらに閉所で長時間作業したり、屋外で暑さ・寒さに耐えたりといった大変さもあります。
体力に自信がない人は、日頃から体を動かす習慣をつけてトレーニングしておくといいでしょう。
②集中力がある人
配管工職人の仕事では、集中力が必要です。
配管工職人は狭い・暗いなどのきつい環境で作業しなければならないことが多いので、どうしても集中力が切れがちですが、そんな中でも丁寧かつ正確な仕事が求められます。
体力だけではなく、黙々と作業をおこなう集中力も兼ね備えている人は、配管工職人に向いているでしょう。
③チームワークを大切にできる人
チームワークを大切にできることも重要です。
現場では、年齢も経歴も異なる多くの職人さんが働いています。
周りと協力し合いながら、円滑に作業を進めなくてはなりません。
コミュニケーションを取りながら、他の人と連携して作業をおこなう意識が重要です。
困っている人を助けるのが苦にならない人や、人の指示を素直に聞ける人は、配管工職人に向いている可能性があります。
人と話すのが苦手だとしても、基本的な報告・連絡・相談や挨拶をすることは心がけましょう。
④スキルアップの意欲が高い人
さらに、配管工職人として成長したいという気持ちの強さも重要です。
配管工職人は未経験でも始められる仕事ですが、この仕事に就いた後は、基本的な施工技術や工法ごとの特徴といったさまざまなことを学習していく必要があります。
教えてもらったことをどんどん吸収して成長しようと思える人は、覚えが早く、つらいことがあっても前向きに仕事を続けられるでしょう。
そのような努力ができる人、仕事への関心が高い人であれば、先輩も仕事を教えることに対するモチベーションが高くなり、良い関係を築きやすい可能性があります。
また配管工職人の世界では、時代とともに新しい技術が登場することもあります。
日々学んでいく意識の高さが重要です。
配管工職人についての
あれこれ
配管工職人は慢性的な人手不足であり、将来性がある仕事です。
配管工職人は、私たちの生活に欠かせないガス・水回り・空調などの工事を手がけています。
簡単になくなる仕事ではなく、むしろ快適に生活する上で欠かせない存在です。
最近はAIやロボットによって不要となる仕事も増えていますが、配管工職人の仕事は繊細な手作業が多く、今のところすべての工程がAIやロボットに取って代わられるとは考えにくいでしょう。
このように需要が高い配管工職人ですが、いわゆる3K(危険、きつい、汚い)のイメージが強く、配管工職人になりたいと考える若手は不足しています。
この状況は簡単に変わらないと推測でき、またベテランの高齢化も深刻な問題です。
やる気さえあれば職歴・学歴に関係なく就職・転職しやすい状況は、今後も続くでしょう。
配管工職人って
独立しやすい?
配管工職人として独立する場合、一人親方というケースが多いです。
一人親方になれば仕事を自由に選ぶことができ、収入の上限もなくなります。
自分で事務作業をこなさなければならない大変さもありますが、自由度の高い働き方を目指したい人や稼ぎたい人は、独立を目指してみるのもいいでしょう。
配管工職人として独立するには、まず建設会社や設備会社に入社して、経験を積みます。
独立したとしても技術がなければ、安心して仕事を任せてもらえないため、まずは充分に下積みすることが重要です。
また、働きながら資格の取得を目指しましょう。
資格を持っていると配管工事に詳しくない人でも、安心して仕事を任せられそうだという印象を抱きやすくなるため、営業面で有利です。
さらに働きながらコネクションを広げられると、独立後に仕事を見つけやすくなります。
まだ未経験者だという人も、まずは次の流れで配管工職人になり、少しずつスキルを磨いていきましょう。
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配管工職人について調べる
まずは配管工職人について情報収集します。
仕事内容、向いている人の特徴、厳しい面などについて把握しましょう。
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配管工職人の求人を探す
転職サイトや就活サイトで、配管工職人の求人を検索します。
この際は、現場系のお仕事探しに特化しているサイト「GATEN職」を活用してください。
鳶職人や塗装職人など、建設現場で活躍する職人系の求人を豊富に掲載しています。
もちろん配管工職人の求人も見つけやすいです。
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求人に応募する
気になる求人に応募します。
一般的な求人サイトでは、応募前にサイトへの登録が必要ですが、GATEN職なら登録不要です。
忙しい人でも、面倒な手間を省いてお仕事探しができます。
会員登録をする場合も、「名前」「メールアドレス」「パスワード」を入力して、送られてきたメールのURLをクリックするだけです。
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面接を受ける
求人に応募した後は、企業からの連絡を待って、書類選考に進むという流れが一般的です。
履歴書や職務経歴書を準備しておきましょう。
書類選考を通過すると、多くの企業では、1〜2回ほどの面接が実施されます。
未経験者の場合は建設業界への志望動機、経験者の場合は今まで経験した現場について聞かれやすいので、対策しておくことをおすすめします。
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内定獲得&業務開始
内定後は、今の勤め先に退職の意志を伝えましょう。
退職できる時期が分かったら、転職先に希望の入社時期を伝えます。
入社後は基本的な内容から配管工職人の仕事を覚えていきましょう。
配管工職人の現場で
役立つ資格3つ
続いて、配管工職人に求められる要素やスキルを見ていきましょう。
具体的には以下の通りです。
① | 配管技能士 |
---|---|
② | 管工事施工管理技士 |
③ | 作業環境測定士 |
積極的に取得して、配管工職人としての腕を磨いていきましょう!
①配管技能士
配管工職人としての技術や知識を証明できる「配管技能士」は、目指す人が多い資格です。
1級・2級・3級に分かれています。
どの等級でも、学科試験と実技試験の両方があり、1級を受けるには実務経験が必要です。
なお2級では一定以上の学歴が必要ですが、学歴がなくても実務経験を積めば受験できます。
配管技能士の資格を持っていると、管工事の専任技術者になれるというメリットがあるほか、周囲や顧客からの信頼も得やすくなります。
どの資格を取るか迷っている配管工職人は、まずは配管技能士から検討してみるのがおすすめです。
②管工事施工管理技士
管工事施工管理技士は、専任技術者や主任技術者になるために必要な資格です。
1級と2級に分かれており、1級に合格すると、監理技術者になれます。
監理技術者とは簡単に言うと、一定の額以上の発注を請け負う際、必ず現場に必要となるポジションです。
キャリアアップを目指している人におすすめの資格となっています。
③作業環境測定士
作業環境測定士とは、その名の通り、作業員の健康に害がない安全な環境作りに取り組む仕事です。
建設現場では粉塵が舞っており、また使用している化学物質が人体に与える影響も懸念されます。
作業環境測定士はこれらの悪影響から作業員を守るため、測定計画を立て、サンプリングや分析をおこないます。
管工事施工管理技士と一緒にこの資格も持っていると、さらに自身の業務の幅が広がるでしょう。
あくまで職人としての腕を磨きたい、という人には不要な資格かもしれませんが、キャリアアップを考えているなら検討の価値があります。
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