型枠大工は、建築現場においてコンクリートを流し込む際に使用する型枠（フォームワーク）を構築する仕事にあたります。建物の構造や形状に応じて適切な型枠を設計し、現場で設計通りに正しく組み立てるスキルが必要になります。この作業を怠ると、コンクリートが正しい形状や強度を持たない可能性があり、それが建物の安定性や耐久性に影響を与える可能性がでてきます。

型枠解体工事とは、コンクリートを流し込み完全に固まったら組み立てた型枠を解体していく工事になります。出来上がったコンクリートを傷つけることなく丁寧に、段取りよく作業を進める必要があります。作業手順を正しく進めないと、資材の落下や足場からの転落といった大きな事故に繋がってしまいますので慎重に安全第一で作業を行ないます。

型枠大工の仕事は、覚える技術が多いというわけではありません。コツを覚えれば比較的早く仕事を覚えることができます。全くの未経験の方でも、熟練した技術者の指導や経験を積むことによって、迅速に仕事をマスターすることが可能です。
型枠職人の数は年々減少していますが、その一方で職人の需要は高まる傾向にあります。建物が存在し、構造物が必要とされる限り、型枠大工のスキルと専門知識は不可欠です。将来においても建築需要が続く限り、型枠職人は必要不可欠な存在として求められるでしょう。