一人で開業できる仕事おすすめランキング！独立に便利な資格も紹介

「会社に雇われずに、自分の力で仕事をしたい」と考えているものの、なかなか独立開業に踏み切れない人は多いのではないでしょうか。

フリー株式会社の調査によると、「開業・起業をしたいができていない人」の理由ランキング1位は「スキル不足」です。

参考：フリー株式会社
開業・起業に関する実態調査

独立開業に向けてスキルを伸ばしたい場合、有効なのが資格を取得することです。

資格を取得することで、独立時の信頼度を高めたり、受注できる仕事の幅を広げたりすることが可能です。

本記事では、一人で開業しやすい仕事をランキング形式で紹介し、独立に役立つ資格についても解説します。

一人で開業できる仕事を選ぶ際は、スキルや経験を活かせるか、参入障壁が低いか、リピーターを獲得しやすいかが重要なポイントになります。

これから独立を目指す方は、ぜひ参考にしてください。

関連記事：独立しやすい仕事ランキング！独立開業しやすい仕事の特徴も解説

また、建設業界に特化した求人サービス「GATEN職」では、独立を目指す方を応援する企業だけを集めた特集を紹介しています。

独立応援企業の各社社長からのメッセージや、独立に至るまでの体験談も無料で公開しています。

「この会社で、独立のノウハウを学びたい！」「独立支援のある職場で一から経験を積みたい！」という方に最適な求人特集となっています。

気になる求人企業が見つかれば、そのまま応募も可能です！

掲載企業は全て求人募集中なので、未経験の方もぜひチェックしてください。

一人で開業できる仕事おすすめランキングと活かせる資格

一人で開業できる仕事おすすめランキングの、おすすめの基準は以下の通りです。

一人で開業しやすい条件を満たしている、おすすめの仕事は以下の通りです。

一人で開業できるおすすめの仕事について詳しく解説します。

1位：Webライター

Webライターは、インターネット上の記事を執筆し、企業や個人クライアントに提供する仕事です。

初期費用が少ない	パソコンやインターネット環境さえあれば、特別な設備や高額なソフトも必要ない
時間や場所を選ばない	納期さえ守れれば、時間や場所の制約はない
参入障壁が低い	特別な資格が不要で、クラウドソーシングサイトには「未経験者歓迎」の案件も多く掲載されている
スキルや知識で勝負できる	スキルや経験によって、高単価な案件を受注できる
仕事が一人で完結する	リサーチ・執筆・校正・納品まで、全ての作業が一人で完結できる
継続案件やリピートが見込める	クライアントとの信頼関係が構築できれば、継続依頼や長期契約に発展するケースも珍しくない

クラウドソーシングサイトを利用すれば初心者でも仕事を見つけやすく、ライティング単価も経験を積むごとに上がっていきます。

フリーランス白書によると、Webライターを含む文筆系のフリーランスは、400万円以下の人が全体の約60%を占めていました。

引用：一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会 フリーランス白書2019

フリーランスのWebライターの方の中には、副業の場合も多く、定年収の方が多いと考えられます。

年収1,000万円以上稼いでいる方もいるので、スキルや経験を積めば、高年収も狙える仕事と言えるでしょう。

2位：Webデザイナー

Webデザイナーは、企業や個人のWebサイトのデザインを制作する仕事です。

初期費用が少ない	パソコンやインターネット環境、デザインソフト（Adobe Creative Cloudなど）があれば始められ、初期費用もラーニングコストもそれほどかからない
時間や場所を選ばない	基本的にオンラインで完結できるので、時間や場所を選ばない
参入障壁が低い	スクールや独学でスキル習得が可能で、未経験でもポートフォリオ次第で仕事が受注できる可能性がある
スキルや知識で勝負できる	自分の手がけた作品が実力の証明になり、ポートフォリオや実績からスキルを評価してもらいやすい
仕事が一人で完結する	Webサイトのデザインからコーディングまで一人で完結できる案件も多く、チームを組まずとも稼げる
継続案件やリピートが見込める	クライアントから信頼されればリピート率が高く、Webサイトは更新や修正が必要で、継続案件にもなりやすい

近年では企業がWebサイトの重要性を認識し、デザインの質を重視する傾向があり、案件の需要が高まっています。

株式会社日本デザインの調査では、フリーランスのwebデザイナーのうち、約60%の人が月収40万円未満という結果になりました。

引用：株式会社日本デザイン 【フリーランス103人にアンケート】月収いくらならフリーランスWebデザイナーに転身を検討する?4人に1人が「30万円〜40万円」と回答

月収100万円以上の方も約10%いるので、スキルを高め実績を積めば、高収入を稼ぐのも十分可能です。

3位：ITエンジニア

ITエンジニアは、プログラミングやシステム開発、ネットワーク構築などを行う技術職です。

初期費用が少ない	パソコンやインターネット環境、ソフトウェアさえあれば始められ、比較的初期費用は少ない
時間や場所を選ばない	プログラミングやシステム設計、Web制作など、多くの仕事がリモートワークが可能
参入障壁が低い	求められるスキルの水準が高く、実績がないと案件が獲得しにくいので、未経験での開業は難しい
スキルや知識で勝負できる	学歴や年齢よりも、できることや過去の実績が重視され、スキル次第では高収入が目指せる
仕事が一人で完結する	システム開発やweb制作など、一人で完結する案件も多数ある
継続案件やリピートが見込める	納品して終わりではなく、運用や保守など、継続案件い発展するケースが多い

経済産業省の報告によると、IT人材は2020年までに約37万人、2030年には約79万人に拡大するという報告もあり、将来的にもIT人材の需要は高いと見込まれています。

引用：経済産業省（商務情報政策局情報処理振興課）「IT分野について」P1

例えば、プログラミングの実務経験があるエンジニアは月単価50万円〜80万円の案件を獲得することも珍しくありません。

Relanceの調べでは、専業フリーランスエンジニアの年収としては、500〜800万円が最も多いことがわかりました。

引用：Relance 【2023年版】フリーランスエンジニア白書 1000人に聞いた!フリーランスエンジニアの実態調査-2023年1月-

スキルや実績があれば、ITエンジニアは一人で開業するのに、ピッタリな仕事です。

4位：建設業

建設業は、職人や技術者が独立しやすい業種の一つです。

初期費用が少ない	工具や材料費がかかりづらい職種であれば、初期費用やラーニングコストは抑えられる
時間や場所を選ばない	受ける仕事を自分で選べるので、会社員として建設業で働くよりは、時間や場所の融通が利きやすい
参入障壁が低い	ある程度現場経験を積み、独立できるだけの技術を身につける必要がある
スキルや知識で勝負できる	経験や技術がモノを言う、腕一本で稼げる仕事
仕事が一人で完結する	一人で完結できる業種は意外と多い
継続案件やリピートが見込める	一度信頼を得れば、個人のお客さんや元請けから継続依頼がくる可能性がある

特に、大工、電気工事士、塗装業、内装工事などは経験を積んだ職人が個人事業主として独立するケースが多くあります。

国税庁の統計によると、建設業の個人事業主は67万人以上と、他の業種と比較しても圧倒的に多いことが分かります。

【業種別】個人事業主の人数
業種	個人事業主の人数（人）
建設業	671,748
農林水産業	328,736
弁護士・税理士・建築士等	168,448
医療保険業	164,611
不動産業	8,769
金融保険業	8,769
情報通信業	1,536
鉱業	112

参考：国税庁：国税庁統計年報、第148回 国税庁統計年報 令和4年版（2申告所得税、（4）所得種類別（業種別）人員、所得金額（合計））P136

全建総連東京都連の調べによると、建設業の多くの職種で、平均年収が500万円以上であることがわかりました。

引用：全建総連東京都連 2022年（R4年）賃金調査報告書 （1日あたりの賃金 × 240日で年収を計算）

技術を磨けば高収入を狙える職業であり、スキルを持つ人にとっては独立しやすい仕事と言えます。

建設業は未経験からでも転職しやすい業界なので、今未経験の方でも、今から建設業のスキルを身につけて、将来的に開業を目指すことが可能です。

GATEN職では建設系の未経験歓迎求人を数多く掲載していますので、まずはどんな求人があるのかチェックしてみてください！

5位：美容系サロン

美容系サロンは、エステ、ネイル、脱毛、リラクゼーションなどの施術を提供する仕事です。

初期費用が少ない	自宅の一室をサロンにするなど工夫をすれば、初期費用を抑えて開業できる
時間や場所を選ばない	自宅でも開業でき、営業時間も自分で決められる
参入障壁が低い	国家資格が必要な美容師などを除けば、特別な免許がなくても始められるジャンルも多い
スキルや知識で勝負できる	スキルが高ければ、実績や口コミでどんどん仕事が増える
仕事が一人で完結する	施術や会計、広告まで、全て一人でこなせる
継続案件やリピートが見込める	お客様に信頼されれば、リピートがどんどん増える

マンションの一室や自宅で開業できるため、テナントを借りる必要がなく、初期費用を抑えられる点がメリットです。

施術の技術や接客スキルがあれば、特別な資格が不要な業種もあり、短期間で独立が可能です。

特に、SNSを活用した集客がしやすいため、個人でもマーケティングを工夫すれば十分に成功できる業界です。

6位：動画クリエイター

動画クリエイターは資格がなくても始められる仕事で、スキルやセンスがあれば独立可能です。

YouTube動画編集や企業のPR動画制作、SNS広告動画など、需要は年々高まっています。

機材や編集ソフトの導入コストが比較的低く、副業から始めやすいのが魅力です。

スキル次第で高単価案件を獲得できるため、実績を積めば大きな収入源となります。

7位：インストラクター・講師

インストラクターや講師は、必須資格がなくても始められる分野が多い仕事です。

ヨガやダンス、英会話やプログラミングなど、自身の得意分野を活かして開業できます。

資格や認定講師の肩書きを持っていれば、生徒からの信用度が一段と高まります。

集客のしやすさや信頼性を考えると、関連資格を取得しておくことが有利です。

8位：飲食業

飲食業を開業するには、資格や許可が必須です。

食品衛生責任者と防火管理者の資格を取得し、保健所や消防署への届出も必要となります。

飲食業は安定した需要がありますが、資格や設備投資の準備を怠ると開業できません。

飲食店を開く前に、必ず必要な資格や許可を確認しましょう。

9位：士業

士業は「士」の字が付く専門職の総称で、独立して事務所を開業できる職種です。

弁護士・税理士・司法書士・社会保険労務士など、それぞれ国家資格が必要です。

士業は独占業務が法律で定められており、資格がなければ業務を行えません。

資格を取得すれば、長期的に安定収入を得やすく、信頼度も非常に高い仕事です。

10位：運送業

運送業で独立する場合、車両と免許に加え、事業許可が必要です。

軽貨物配送ドライバーとしての開業は参入しやすく、個人でも始めやすいのが特徴です。

免許や許可を取得すれば、需要が高い分野のため安定した収入を得やすい仕事です。

配送業はEC需要の拡大により、一人で始めても案件を獲得しやすい分野です。

11位：ファイナンシャル・プランナー（FP）

ファイナンシャル・プランナー（FP）は家計やライフプランの相談に応じる専門職です。

税金・保険・年金・投資など幅広い知識が必要で、資格を持つことで顧客からの信頼が増します。

FPは資格によって知識の証明ができるため、独立後の集客に直結します。

特にAFPやCFP資格を持つと、専門性が高く安定した顧客獲得につながります。

12位：カウンセラー

カウンセラーは資格がなくても名乗ることは可能ですが、信頼性を得るには資格が不可欠です。

公認心理師や臨床心理士といった国家資格・民間資格が広く認知されています。

カウンセラーとして独立する場合、資格を持っているかどうかが相談者の安心材料になります。

信頼性を重視する分野のため、資格取得が独立成功の第一歩となります。

一人で開業できる仕事に有利な資格

一人で開業する際に、資格があると仕事の幅が広がり、信用を得やすくなります。

特に、独占業務を持つ資格や、一定の専門性を証明できる資格は、独立開業時に強い武器になります。

資格には大きく分けて「業務独占資格」「名称独占資格」「必置資格」の3種類があります。

業務独占資格は、資格がなければ業務を行えないため、競争が少なく、高収入を狙いやすい特徴があります。

名称独占資格や必置資格も、専門性を活かした仕事をする上で有利になるため、開業を考えている人は取得を検討してみましょう。

業務独占資格

業務独占資格とは、資格を持っている人だけが特定の業務を行うことが法律で定められている資格です。

この資格を持たないと業務を行えないため、独立開業後も安定した需要があり、競争が少ないのが特徴です。

主な業務独占資格は以下の通りです。

建築士（1級・2級）や社会保険労務士なども業務独占資格であり、資格取得後は個人での開業が可能なため、手に職をつけたい人におすすめです。

名称独占資格

名称独占資格とは、資格を持っていない人がその名称を名乗ることができない資格です。

業務独占資格とは異なり、無資格でも同様の業務を行うことは可能ですが、資格があることで信頼性が向上し、仕事を受けやすくなります。

主な名称独占資格は以下の通りです。

また、調理師資格を取得すれば、飲食店の開業や料理教室の運営で信用を得やすくなるため、資格を活かした開業を考えている人には大きなメリットとなります。

必置資格

必置資格とは、特定の事業所や企業が業務を行う際に、法律で定められた有資格者を最低1人は配置しなければならない資格です。

この資格を持っていると、独立開業だけでなく、企業との業務委託契約を結ぶ際にも有利になります。

主な必置資格は以下の通りです。

また、消防設備士や衛生管理者の資格は、特定の事業所の安全管理を担う仕事であり、個人事業主としても需要のある資格の一つです。

一人で独立開業を成功させるポイント

特に資金計画や資格取得、集客方法の確立など、事前に押さえておくべきポイントがあります。

独立開業を成功させる4つのポイント
資格取得	働きながら資格を取得して将来の独立に備える
副業から開始	小規模で始めてリスクを減らす
資金計画	初期投資とは別に半年分の運転資金を確保
集客戦略	SNSを活用して継続的に集客

働きながら資格を取得する

独立開業を目指すなら、まずは現在の仕事を続けながら資格取得を進めることをおすすめします。

働きながらであれば、安定した収入を得ながら将来の準備ができます。

資格は顧客からの信頼を得るために非常に大きな役割を果たします。

収入があるうちに資格取得を進めておくことで、リスクを抑えて独立に備えられます。

副業から始める

いきなり大規模な事業を始めるより、副業から少しずつ始める方がリスクを減らせます。

現在の生活基盤を維持しつつ、独立に必要な経験を積むことが可能です。

副業で実績を積めば、独立後の不安を大きく減らすことができます。

スモールスタートで段階的に成長することが、独立成功の近道です。

初期投資とは別に運転資金を用意する

独立開業には初期費用だけでなく、半年分程度の運転資金を準備することも重要です。

十分な資金を確保することは、精神的な安心にもつながります。

また独立直後は経営も安定しにくく、資金不足で事業継続が難しくなると廃業リスクが高まります。

生活費を含めた資金準備は、開業の成功を左右する大切な要素です。

SNSを活用して集客する

集客は独立開業の成功に直結する最重要ポイントです。

SNSを活用すれば、低コストで効率的にターゲットへ情報を届けられます。

SNSを使った集客は、広告や口コミと並んで大きな効果が期待できます。

継続的に情報発信を行うことで、安定した顧客獲得につながります。

一人で開業できる仕事への独立準備（資格取得）にはGATEN職がおすすめ

記事内で紹介した、一人で開業できる仕事の特徴は以下の通りです。

独立を成功させるためには、スキルの習得や資格の取得が大きな武器になります。

建設業やITエンジニア、美容系サロンなど、一人で独立開業したいなら、実務経験を積みながら資格を取得できる仕事を探してみてください。

また、建設業で独立開業を目指したい、働きながらスキルを磨きたいという方には建設業に特化した求人サイト「GATEN職」がおすすめです。

未経験からでも転職できる土木の案件や、経験者がよりスキルアップを目指せる職場も多数紹介しています。

GATEN職の詳細
運営会社	株式会社アール・エム
対応地域	全国
求人数	7,279件（2025年10月時点）
業種	建設業界中心
未経験	○
雇用形態	正社員、契約社員、アルバイト、業務委託
特徴	会員登録なしで求人に応募可能
住所	〒541-0052 大阪府大阪市中央区安土町2-3-13 大阪国際ビルディング5F
厚生労働省事業者届出番号	51-募-000945

GATEN職は、建設現場で働く「ガテン系」の職種に特化した求人サイトです。

土木や建築系の職人の求人を約7,000件以上掲載しており、独立歓迎の求人も多数掲載されています。

土木業での独立に向けてより高度なスキルを身につけたいという方も、ぜひGATEN職で求人を探してみてください。

「GATEN職」の独立歓迎の求人はこちら

関連記事：建設業で独立・起業・開業する方法は？必要な資金や手続き・独立後の年収を解説