独立しやすい仕事ランキング!独立開業しやすい仕事の特徴も解説

独立しやすい仕事ランキング!独立開業しやすい仕事の特徴も解説 ガテン系の独立

「会社に雇われずに、独立して仕事がしたい」と考えている方も多いのではないでしょうか?

総務省統計局の調査(令和4年10月1日を調査期日として実施)によると、日本で本業がフリーランスの人数は、2020年時点で約209万人いると報告しています。

有業者のうち本業がフリーランスの数は209万人となっており、有業者に占める割合は3.1%となっています。男女別にみると、男性が146万人、女性が63万人となっています。

引用:総務省統計局
基幹統計として初めて把握したフリーランスの働き方

また、クラウドソーシングの大手であるランサーズの調べでは、2020年以降にフリーランスの人口が急増していることがわかりました。

フリーランスの人口・経済規模

引用:ランサーズ
新・フリーランス実態調査2021-2022年版

独立して仕事ができれば、より自由に仕事ができたり、努力次第で収入を増やせる可能性もあります。

しかし、すべての仕事が独立しやすいわけではありません。

仕事で独立して成功するためには、独立しやすい仕事を選ぶのが重要です。

本記事では独立しやすい仕事の特徴を解説します。

本記事の内容

  • 独立しやすいおすすめの仕事ランキング
  • 独立しやすい仕事の特徴

独立しやすい仕事の紹介もするので、独立して仕事がしたい人はぜひ参考にしてください。

独立しやすいおすすめの仕事ランキング

おすすめの独立しやすい仕事は以下の通りです。

独立しやすいおすすめの仕事ランキング

  • 1位:Webライター
  • 2位:Webデザイナー
  • 3位:Webエンジニア
  • 4位:動画編集者
  • 5位:建設業

    それぞれの仕事の詳細や、独立しやすい理由を詳しく解説します。

    1位:Webライター

    Webライターとは、インターネット上で公開される様々な文章のコンテンツを執筆する専門家です。

    Webライターの特徴
    初期費用や固定費 初期費用や固定費は少ない
    仕事する場所 働く場所は自由に選べる
    専門スキルや知識の必要性 自分の専門知識や得意分野を活かしやすい
    需要の高さ 需要は高く、仕事が獲得しやすい

    Webライターは参入障壁が低く、未経験者でも独立しやすい仕事です。

    Webライターが未経験者でも独立しやすい理由

    • 専門的な資格が不要
    • 仕事に必要な知識が実務や独学で身につけられる
    • クラウドソーシングサイトなどを通じて、未経験者でも仕事が受注できる
    • パソコンやインターネット環境さえあれば始められる
    • 自分の得意分野や趣味などを活かしやすい
    • 副業から始められる

    また、フリーランスとして活躍しているWebライターの平均年収は、260〜550万円だと言われています。

    フリーランス白書によると、Webライターを含む文筆系フリーランスの約70%の方が年収600万円未満でした。

    Webライターを含む文筆系のフリーランスの年収

    引用:一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会 フリーランス白書2019 

    フリーランスのWebライターの中には、副業として働いている方も多く、年収のばらつきが大きくなっていると考えられます。

    実際に1,000万円以上稼いでいるWebライターも全体の約5%いるので、スキルさえ高めていけば高収入を目指すのも十分可能です。

    Webライターに向いている人

    • 文章を書くのが好き
    • 情報収集が得意
    • コツコツ地道に作業が続けられる
    • 自己管理ができる
    • コミュニケーション能力が高い

    2位:Webデザイナー

    Webデザイナーとは、Webサイトの視覚的・機能的なデザインを担当する専門家です。

    Webデザイナーの特徴
    初期費用や固定費 初期費用や固定費は少ない
    仕事する場所 働く場所は自由に選べる
    専門スキルや知識の必要性 デザインスキルやコーディング・プログラミングスキルなど、多彩な専門スキルや知識が必要
    需要の高さ 需要は高いが、職業人口も増加傾向

    厚生労働省が運営する職業情報サイトによると、Webデザイナーの就業形態として「自営、フリーランス」が最も多く62.3%にもなりました

    Webデザイナーの就業形態

    引用:厚生労働省 Webデザイナー(Web制作会社) 職業情報提供サイトjob tag

    多くのWebデザイナーが独立して活躍しているのには、以下のような理由が考えられます。

    多くのWebデザイナーが独立して活躍している理由

    • スキルさえあれば仕事が獲得できる
    • 副業からスタートしやすい
    • クラウドソーシングサイトやSNSで仕事を見つけやすい
    • IT・Web業界の需要が拡大している

    株式会社日本デザインの調査によると、独立しているWebデザイナーの約60%の方が、月収40万円未満でした。

    フリーランスWebデザイナーの月収

    引用:株式会社日本デザイン 【フリーランス103人にアンケート】月収いくらならフリーランスWebデザイナーに転身を検討する?4人に1人が「30万円〜40万円」と回答

    月収100万円以上のWebデザイナーも10%程度いることから、スキルによっては独立して高収入を稼げる職業と言えるでしょう。

    Webデザイナーに向いている人

    • デザインに興味や関心がある
    • トレンドに敏感
    • 論理的な思考ができる
    • 細かい部分に気が配れる
    • コミュニケーション能力が高い

    3位:Webエンジニア

    Webエンジニアとは、WebサイトやWebアプリケーションなどの設計・開発・運用・保守を担当する専門家です。

    Webエンジニアの特徴
    初期費用や固定費 初期費用や固定費は少ない
    仕事する場所 働く場所は自由に選べる
    専門スキルや知識の必要性 プログラミングやデータベース・サーバー管理など幅広いスキルや知識が必要
    需要の高さ IT人材が圧倒的に不足しており、案件が豊富

    Webエンジニアの仕事は比較的案件が豊富で、クラウドソーシングサイトなどで容易に仕事が獲得できます。

    また経済産業省の報告によると、IT人材は2020年までに約37万人、2030年には約79万人に拡大するという報告もあり、Webエンジニアは将来的にも需要が大変高い仕事です。

    IT人材育成の必要性について 経済産業省

    引用:経済産業省(商務情報政策局情報処理振興課)「IT分野について」P1

    Relanceが行った調査によると、専業のフリーランスエンジニアの平均年収は約576万円であり、500〜800万円の方が最も多いことがわかりました。

    専業フリーランスエンジニアの年収

    引用:Relance 【2023年版】フリーランスエンジニア白書 1000人に聞いた!フリーランスエンジニアの実態調査-2023年1月-

    将来的にも需要が大変高いので、スキルや実績さえあれば、Webエンジニアとして独立して高収入を稼ぐのも夢ではありません。

    Webエンジニアに向いている人

    • ものづくりが好き
    • 好奇心旺盛で、学習意欲が高い
    • 問題解決能力がある
    • 忍耐力がある

      4位:動画編集者

      動画編集者とは、撮影された映像を編集し、魅力的な動画に仕上げる専門家です。

      動画編集者の特徴
      初期費用や固定費 高性能なパソコンが必要など、初期費用は少し高め
      仕事する場所 働く場所は自由に選べる
      専門スキルや知識の必要性 動画編集のソフトの使用法や映像理論に関する知識など、専門スキルや知識が必要
      需要の高さ 様々な種類の動画コンテンツがあり、需要は非常に高い

      動画編集者が独立に向いている最も大きな要因が、仕事の確保のしやすさです。

      スマートフォンを中心に、動画広告の市場規模は急速に伸びてきており、フリーランスで働く動画編集者の需要も大きく増えています。

      動画広告市場推計・予測  (2021年-2026年)

      引用:CREATIVE VILLAGE ショート動画やコネクテッドテレビの需要が急拡大。国内動画広告市場の課題と今後

      また、フリーランス白書2020によると、年収400〜800万円の動画編集者が最も多いことがわかりました。

      フリーランスの動画編集者の年収

      引用: 一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会 フリーランス白書2020

      需要が高く、800万円以上の高収入を得ている人も一定数いるので、スキルさえ身につけば独立後も安定して働ける可能性の高い職業と言えるでしょう。

      動画編集者が向いている人

      • クリエイティブな思考力がある
      • 細部まで手を抜かずにこだわれる
      • コミュニケーション能力が高い
      • 動画を見るのが好き

        5位:建設業

        独立している人数が最も多い業種は「建設業」です。

        建築業の特徴
        初期費用や固定費 車両や工具、事務所等の費用が必要
        仕事する場所 現場による
        専門スキルや知識の必要性 専任技術者の資格、建設業許可を取得することをおすすめ
        需要の高さ 職人の高齢化が進んでおり若い担い手に需要がある

        建設業は職人や技術者が独立しやすい分野であり、大工や塗装工、電気工事士など、専門的なスキルを持つ人が個人で事業を展開するケースが多いです。

        さらに、元請けや下請けの構造が複層的になっているため、小規模な事業者でも比較的仕事を確保しやすいのも特徴です。

        国税庁の統計によると、建設業の個人事業主は67万1,748人と、他の業種と比較して圧倒的に多いことがわかります。

        【業種別】個人事業主の人数
        業種 個人事業主の人数(人)
        建設業 671,748
        農林水産業 328,736
        弁護士・税理士・建築士等 168,448
        医療保険業 164,611
        不動産業 8,769
        金融保険業 8,769
        情報通信業 1,536
        鉱業 112

        参考:国税庁国税庁統計年報、第148回 国税庁統計年報 令和4年版(2申告所得税、(4)所得種類別(業種別)人員、所得金額(合計))P136

        全建総連東京都連の調べでは、建設業の中でも土木の年収が高く、平均で約700万円であることがわかりました。

        建設業の一人親方の職種別平均年収

        引用:全建総連東京都連 2022年(R4年)賃金調査報告書 (1日あたりの賃金 × 240日で年収を計算)

        建設業は職種によって年収が異なるので、高収入を目指したいのであれば、職種選びも重要です。

        建設業が向いている人

        • 安全意識が高い人
        • 体力や持久力に自信がある人
        • 社交的で円滑なコミュニケーションができる人
        • 論理的思考力や計画性がある人
        • 新しい技術や知識を学び続けられる人

        建設業は職人が高齢化していることもあり、若い担い手の需要も高いです。

        建設業への転職を考えている方は、建設業専門の求人サイト「GATEN職」で、未経験からスキルを身につけられる仕事、今よりも腕を磨きつつ独立に向けたスキルアップができる仕事を探してみてください!

        独立しやすい仕事の特徴

        独立しやすい仕事には以下の特徴があります。

        独立しやすい職種の特徴

        • 初期費用や固定費が少ない
        • 仕事する場所が自由に選べる
        • 専門スキルや知識を活かせる
        • 需要が高い

        比較的独立にしやすい仕事もあれば、そうでない仕事も中にはあります。

        独立を考えるなら、なるべく独立しやすい仕事を選ぶ方が、独立後に成功する可能性も高くなります。

        独立に向いているかを判断するためにも、独立しやすい仕事の特徴を把握しておきましょう。

        初期費用や固定費が少ない

        独立する場合、なるべく初期投資や固定費が少ない仕事を選ぶのが重要です。

        以下のような理由で、初期投資や固定費が少ない仕事は独立に向いています。

        初期費用や固定費が少ない仕事が独立に向いている理由

        • 事業失敗時にリスクが少なく、再挑戦もしやすい
        • 早期の収益化がしやすい
        • 事業の方向性を柔軟に変えられる
        • 独立までの期間を短縮できる
        • 売上が不安定でも、ある程度の期間は耐えられる
        • 金銭的なプレッシャーを減らせる

        独立して失敗する最たる理由に、資金繰りの悪化が挙げられます。

        日本政策金融公庫の調査によると、開業時に苦労したこととして、半数以上の方が「資金繰り、資金調達」を挙げていることがわかりました。

        「資金繰り、資金調達」や「顧客・販路の開拓」などが課題

        引用:日本政策金融公庫 2022年度新規開業実態調査

        初期費用や固定費が大きい事業は資金繰りが悪化しやすく、失敗するリスクが非常に高くなるでしょう。

        日本政策金融公庫の調査によると、開業資金が250万円未満のケースは増加傾向で、2022年には500万円未満で開業した人が全体の40%以上になりました。

        開業費用と資金調達

        引用:日本政策金融公庫 2022年度新規開業実態調査

        独立してすぐに仕事が軌道に乗るとは限らないため、独立後の生活資金を用意するのも大切です。

        初期費用や固定費があまりかからない仕事を選んで、資金に余裕を持って独立しましょう。

        仕事する場所が自由に選べる

        仕事する場所が自由に選べると、独立へのハードルを大きく下げられるでしょう。

        仕事する場所が自由に選べると、以下のようなメリットがあります。

        仕事する場所が自由選べるメリット

        • オフィスなどを借りる必要がなく、固定費を削減できる
        • 通勤にかかる時間を短縮できる
        • 仕事する時間が自由に選べる可能性が高く、副業からチャレンジできる
        • 世界中のクライアントと繋がれる可能性があり、収入の可能性が広がる

        フリーランスと企業のマッチングサービスを手がけるITプロパートナーズの調査によると、フリーランスとして独立した理由として「働き方の自由度を求めて」と答えた人が最も多く、全体の84.2%にものぼりました。

        ITプロパートナーズフリーランスとして独立した理由

        参考:ITプロパートナーズ
        【調査結果】フリーランスになると本当に働き方の自由度は上がるの?

        独立したいと考えたきっかけとして、「通勤することなく、好きな場所で働きたい」という人も多いです。

        仕事する場所を自由に選べれば、働き方の自由への道が近づくだけでなく、費用や時間のコストを下げられるなどメリットが大きいです。

        専門スキルや知識を活かせる

        独立する際には、今持っている専門スキルや知識を活かせる仕事を選んでください。

        専門スキルや知識を活かせる仕事を選ぶ理由

        • すぐに受注しやすく、早期に収益があげられる
        • 専門性が高いほど市場価値が高く、高単価な仕事に繋げやすい
        • 独立までの期間を短縮できる
        • 高いモチベーションを維持しやすい

        専門スキルや知識を活かせる仕事で独立すると、特に収入に対するメリットが大きいです。

        また、専門スキルや知識を必要とする仕事は、報酬額が大きい傾向にあります。

        日本政策金融公庫の調査によると、現在の事業に決めた理由として「これまでの仕事の経験や技能を活かせるから」と答えた方が最も多く、40%以上になることがわかりました。

        事業の決定理由は「これまでの仕事の経験や技能を生かせるから」が最も多い

        引用:日本政策金融公庫 2022年度新規開業実態調査

        新しい仕事にチャレンジするのではなく、今まで積み上げてきたスキルや知識を活かして独立すると、成功する可能性が高くなるでしょう。

        需要が高い

        仕事の受注に困らないためにも、なるべく需要の高い仕事で独立するのがおすすめです。

        需要の高い仕事には、以下のような特徴があります。

        需要が高い仕事の特徴

        • 市場が拡大する可能性が高い
        • 社会の変化に適応できる
        • 生活に不可欠で、安定したニーズがある
        • 専門性が求められる
        • 競争が少ないニッチな分野

        具体的には、以下のような業界が需要が高いです。

        需要が高い業界

        • IT・デジタル業界
        • Web広告業界
        • クリエイティブ分野
        • コンサルティング業界
        • 医療・介護業界

        需要が少ない仕事で独立しても、仕事が獲得できずにお金に困る可能性が高いです。

        市場調査などを実施し、需要を見極めた上で、独立するようにしてください。

        独立しやすい仕事への転職にはGATEN職がおすすめ

        仕事での独立を成功させるためには、独立しやすい仕事を事前に把握することが大切です。

        独立しやすい仕事の特徴は以下の通りです。

        独立しやすい職種の特徴

        • 初期費用や固定費が少ない
        • 仕事する場所が自由に選べる
        • 専門スキルや知識を活かせる
        • 需要が高い

          仕事で独立すれば、収入が増える可能性があるだけでなく、自分らしく自由に働けます。

          しかし、独立するためには職種に合った専門的な知識や、独立後に困らないレベルのスキルを身につけている必要があります。

          未経験からまずは独立予定の職種に転職し、働きながらスキルを身につける、経験はあるが今よりスキルアップを目指せる職場へ転職するというのも、独立を成功させるための方法の一つです。

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          運営会社 株式会社アール・エム
          対応地域 全国
          求人数 6,709件(2025年時点)
          業種 建設業界中心
          未経験
          雇用形態 正社員、契約社員、アルバイト、業務委託
          特徴 会員登録なしで求人に応募可能
          住所 〒541-0052
          大阪府大阪市中央区安土町2-3-13 大阪国際ビルディング5F
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