高収入で稼げる職人ランキング【2026年最新】国の統計でわかる年収・日当の高い職種と稼ぐ方法

ガテン系のコラム

高収入を狙いやすい職人は、国の統計で見ると「電気工事士」「配管工」「建築塗装工」「重機オペレーター」「大工」です。

厚生労働省の令和7年賃金構造基本統計調査をもとにした職業情報提供サイト(job tag)では、電気工事士の平均年収は628.1万円で、建設関連の職人の中で最も高い水準です。

一方で、国土交通省が公表する令和8年度の公共工事設計労務単価では、型枠工・鉄筋工・とび工・左官・大工が1日3万円を超え、「年収が高い職種」と「日当が高い職種」は必ずしも一致しません。

また、設計労務単価は14年連続で上がっており、全職種の平均は25,834円と、初めて25,000円を超えました。職人の賃金は全体として上昇が続いています。

ただし、同じ職種でも、会社員か日給制か、一人親方かによって手取りは大きく変わります。

本記事では、国の統計をもとに高収入を狙いやすい職人を年収と日当の2つのランキングで紹介し、職種ごとの稼げる理由、年収を上げる方法、高収入の求人の見極め方まで解説します。

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高収入で稼げる職人ランキングの結論
  • 年収(会社員・全国)が高い職人は「電気工事士628.1万円」「配管工523.1万円」「建築塗装工497.7万円」「重機オペレーター487.9万円」「大工485.5万円」
  • 日当の目安(公共工事設計労務単価)が高いのは「型枠工31,671円」「鉄筋工31,267円」「とび工30,780円」「左官30,508円」「大工30,331円」
  • 年収を上げるには「資格の取得」「職長・施工管理へのステップアップ」「独立(一人親方)」が主な方法
  • 高収入の求人は「給与・待遇」「働きやすさ」「スキルアップの機会」の3点で見極める
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高収入で稼げる職人ランキング【年収・日当】

職人の収入は、どの統計を見るかで順位が変わります。ここでは、国が公表している2つのデータで、高収入を狙いやすい職人を紹介します。

データ わかること 対象 注意点
賃金構造基本統計調査(厚生労働省) 会社員として働いた場合の平均年収 従業員10人以上の事業所で雇われて働く全国の労働者 一人親方や日給制の短期就労は含まれにくい
公共工事設計労務単価(国土交通省) 1日(8時間)あたりの賃金の基準 公共工事に従事する技能労働者の全国平均 賞与なども含む額で、実際に受け取る日当とは異なる

年収ランキング(会社員・全国)

会社員として働いた場合の平均年収は、電気工事士が628.1万円で最も高く、配管工、建築塗装工が続きます。

■職人の平均年収ランキング(令和7年)

順位 職種 平均年収 月の給与(賞与除く) 平均年齢
1位 電気工事士 628.1万円 41.2万円 41.6歳
2位 配管工 523.1万円 36.9万円 42.9歳
3位 建築塗装工 497.7万円 34.9万円 41.6歳
4位 重機オペレーター 487.9万円 36.3万円 49.5歳
5位 大工 485.5万円 36.0万円 50.2歳
6位 左官・内装工・防水工・タイル工 466.9万円 35.5万円 41.6歳
7位 建築板金 454.2万円 確認できず 43.0歳
8位 建設・土木作業員 435.2万円 32.1万円 46.7歳
9位 とび・鉄筋工・型枠大工・解体工 414.5万円 32.0万円 41.9歳
参考 建設・採掘従事者全体 506.6万円 36.0万円 43.3歳

出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」、厚生労働省 職業情報提供サイト(job tag)
※平均年収は「きまって支給する現金給与額×12ヶ月+年間賞与その他特別給与額」。男女計・企業規模10人以上
※左官・内装工・防水工・タイル工、とび・鉄筋工・型枠大工・解体工は、統計上同じ分類のため同じ値です

電気工事士は月の給与が41.2万円と高いうえに、年間賞与も約134万円あり、ボーナスの差が年収の差を大きく広げています。

日当の目安ランキング(公共工事設計労務単価)

日当の目安となる公共工事設計労務単価では、型枠工・鉄筋工・とび工・左官・大工が1日3万円を超えています。

■主要12職種の設計労務単価(令和8年3月から適用・全国平均)

順位 職種 日額(8時間あたり) 前年度比
1位 型わく工(型枠大工) 31,671円 +5.0%
2位 鉄筋工 31,267円 +4.6%
3位 とび工 30,780円 +4.0%
4位 左官 30,508円 +4.1%
5位 大工 30,331円 +3.1%
6位 運転手(特殊) 29,442円 +4.8%
7位 特殊作業員 28,111円 +4.3%
8位 運転手(一般) 25,275円 +2.9%
9位 普通作業員 23,605円 +3.0%
10位 交通誘導警備員A 18,911円 +5.8%
参考 全職種平均 25,834円 +4.5%

出典:国土交通省「令和8年3月から適用する公共工事設計労務単価について」(令和8年2月17日公表)
※金額は加重平均値、伸び率は単純平均値。主要12職種のうち軽作業員(18,605円)・交通誘導警備員B(16,749円)は省略
※配管工・電工・塗装工・防水工などは都道府県別の単価のみ公表され、全国平均は公表されていません

設計労務単価は、基本給相当額・手当・賞与などを1日8時間あたりに換算した額で、残業代や深夜割増は含みません。日給制の職人が実際に受け取る日当とは異なります。

年収と日当で順位が変わる理由

とび工・鉄筋工・型枠工は日当の目安が高い一方で、会社員の平均年収では下位になります。

これは、2つの統計の対象と算出方法が異なるためです。

年収と日当で順位が変わる主な理由

  • 躯体工事(とび・鉄筋・型枠)は日給制や一人親方で働く人が多く、会社員の統計に入りにくい
  • 賃金構造基本統計調査は従業員10人以上の事業所が対象で、小規模な会社や個人の働き方は反映されにくい
  • 電気工事士や配管工は会社員として働く人が多く、賞与を含めた年収が高く出やすい
  • 日当が高くても、雨天や工事の切れ目で働く日数が減ると年収は下がる

「安定した月給と賞与で年収を上げたい」なら電気工事士や配管工、「日当の高さを生かして稼ぎたい」ならとび工・鉄筋工・型枠工というように、働き方に合わせて職種を選ぶのが現実的です。

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高収入を狙いやすい職人の職種別の特徴

ここからは、ランキング上位の職種について、年収・日当・仕事内容・稼げる理由を職種ごとに紹介します。

電気工事士(電気工)|平均年収628.1万円で職人トップ

電気工事士の詳細
平均年収(会社員) 628.1万円(平均年齢41.6歳)
主な仕事内容 建物や施設の電気配線・照明・コンセント・制御盤などの設置や点検、修理を担当
関連資格 ・第一種・第二種電気工事士
・電気主任技術者
・電気工事施工管理技士
将来性 住宅・ビル・工場・再生可能エネルギー分野などでニーズが高く、今後も安定した需要が続く

電気工事士が高収入の理由

  • 電気工事士の資格がないとできない作業が多く、参入障壁が高い
  • 住宅だけでなく、公共施設やビル、工場など幅広い現場で需要がある
  • 会社員として働く人が多く、年間賞与が約134万円と高い

電気工事士は、電気工事士の資格が必須の仕事であり、誰でも簡単に始められるわけではない分、高収入が期待できる職種です。

住宅の配線だけでなく、ビル・工場・公共施設など幅広い現場でのニーズがあり、安定した仕事量を確保しやすいのが特徴です。

また、新築工事だけでなく定期点検や緊急対応といった多様な仕事があり、経験と資格を積むほど稼げる環境が整っています。

電気工事士の年収は?条件別平均年収や給料アップのポイントを解説

配管工|平均年収523.1万円で賞与も高い

配管工の詳細
平均年収(会社員) 523.1万円(平均年齢42.9歳)
主な仕事内容 建物内外の給排水・ガス・空調などの配管工事、メンテナンスや修理も担当
関連資格 ・管工事施工管理技士(1級・2級)
・給水装置工事主任技術者
・液化石油ガス設備士 など
将来性 新築・リフォームともに需要があり、水回り設備の老朽化対策も進むため安定した仕事が見込まれる

配管工が高収入の理由

  • 生活に欠かせないライフラインを支える仕事のため、景気に左右されにくい
  • 古い建物の修繕・交換・メンテナンスの需要も非常に多い
  • 管工事施工管理技士や給水装置工事主任技術者などの国家資格で、手当や役職につながりやすい

配管工は、水道・ガス・空調といった生活に欠かせない設備の配管工事を行う職種です。

ライフラインを支える仕事のため景気に左右されにくく、安定した需要があります。

さらに、古い建物の修繕やメンテナンス工事も多く、継続的な仕事につながりやすいのも特徴です。年間賞与は約81万円で、電気工事士に次いで高い水準です。

配管工の平均年収・給料・時給【高い?】経験年数別・年齢別の平均年収や年収アップの方法を解説

建築塗装工|平均年収497.7万円で独立もしやすい

建築塗装工の詳細
平均年収(会社員) 497.7万円(平均年齢41.6歳)
主な仕事内容 建物の外壁・屋根・内装・鉄部などに塗料を塗り、見た目を整えたり劣化から守ったりする
関連資格 ・塗装技能士(1級・2級)
・有機溶剤作業主任者
・足場の組立て等作業主任者 など
将来性 住宅やマンションの外壁塗り替えは10年前後で必要になり、リフォーム需要が安定している

建築塗装工が高収入の理由

  • 新築だけでなく、定期的な塗り替え工事の需要が多い
  • 仕上がりの品質が評価に直結し、腕のよい職人ほど単価が上がる
  • 道具と材料で始めやすく、独立後に元請けとして受注できれば収入が伸びやすい

建築塗装工は、建物を雨風や紫外線から守るための塗装を行う職種です。

住宅の外壁塗装は定期的な塗り替えが必要なため、景気に左右されにくい安定した需要があります。

経験を積んで職長を任されたり、独立して元請けとして仕事を取れるようになったりすると、さらに収入アップを目指せます。

塗装工(外壁塗装)の平均年収・給料・時給【高い?】経験年数別・年齢別の平均年収や年収アップの方法を解説

重機オペレーター|日当の目安は1日29,442円

重機オペレーターの詳細
平均年収(会社員) 487.9万円(平均年齢49.5歳)
日当の目安 29,442円(設計労務単価・運転手(特殊))
主な仕事内容 油圧ショベルやブルドーザー、クレーンなどの建設機械を操作し、掘削・整地・運搬を行う
関連資格 ・車両系建設機械運転技能講習
・移動式クレーン運転士
・大型特殊自動車免許 など
将来性 インフラ整備や災害復旧で需要があり、平均年齢が高く若手の担い手が求められている

重機オペレーターが高収入の理由

  • 資格が必要で、操作の技術が工事の進み具合や安全に直結する
  • 扱える機械が増えるほど現場で重宝され、手当がつきやすい
  • 平均年齢が49.5歳と高く、若い担い手の需要が大きい

重機オペレーターは、建設現場で油圧ショベルやクレーンなどの重機を操作する仕事です。

資格と技術がそのまま評価につながるため、扱える重機の種類を増やすほど収入アップを目指しやすい職種です。

重機オペレーターの一人親方は稼げる?リアルな年収事情・仕事の取り方を解説

大工|日当の目安は1日30,331円

大工の詳細
平均年収(会社員) 485.5万円(平均年齢50.2歳)
日当の目安 30,331円(設計労務単価・大工)
主な仕事内容 住宅などの骨組みや床・壁・天井などの木工事を行う
関連資格 ・建築大工技能士(1級・2級)
・木造建築物の組立て等作業主任者
・二級建築士 など
将来性 平均年齢が50歳を超え、担い手不足から技術を持つ大工の価値が高まっている

大工が高収入の理由

  • 平均年齢が50.2歳と高く、若い大工の不足で技術者の価値が上がっている
  • 新築だけでなくリフォーム・リノベーションの需要も多い
  • 棟梁や独立など、経験に応じて収入を上げる道がある

大工は住宅の骨組みから内装まで、木工事全般を担う職種です。

日当の目安は1日3万円を超え、腕を磨いて棟梁や独立を目指すことで、さらに収入を伸ばせます。

大工の平均年収(約448万円)・給料・時給は低い?高い?経験・年齢別の平均年収も紹介

左官・内装工・防水工|平均年収466.9万円

左官・内装工・防水工の詳細
平均年収(会社員) 466.9万円(平均年齢41.6歳)
日当の目安 左官30,508円(設計労務単価)
※内装工・防水工は全国平均の公表なし
主な仕事内容 左官:壁や床をコテで塗り仕上げる
内装工:クロス・床材・天井などの仕上げ
防水工:屋上・外壁・ベランダの防水処理
関連資格 ・左官技能士
・内装仕上げ施工技能士
・防水施工技能士 など
将来性 建物の改修や定期的な防水工事の需要が多く、仕上げの技術を持つ職人は不足している

左官・内装工・防水工が高収入の理由

  • 仕上げの品質が建物の見た目や耐久性を左右し、技術が評価されやすい
  • 防水工事は10〜15年ごとの改修需要があり、仕事が途切れにくい
  • 材料と道具があれば独立しやすく、独立後の請求単価も高い

左官・内装工・防水工は、建物の仕上げや耐久性を担う職種です。

左官の日当の目安は1日30,508円と、とび工や大工と並ぶ水準です。防水工は施工ミスが雨漏りに直結するため、確かな技術を持つ職人ほど高い単価で仕事を受けられます。

左官職人の平均年収・給料・時給【稼げる?】年収1000万を目指すコツや経験年数別・年齢別の平均年収も解説

とび工・鉄筋工・型枠大工|日当の目安は1日3万円超

とび工・鉄筋工・型枠大工の詳細
日当の目安 型わく工31,671円/鉄筋工31,267円/とび工30,780円(設計労務単価)
平均年収(会社員) 414.5万円(平均年齢41.9歳)
主な仕事内容 建設現場で足場や鉄骨を組み、鉄筋や型枠を組み立てて建物の骨組み(躯体)をつくる
関連資格 ・とび技能士(1級・2級)
・足場の組立て等作業主任者
・鉄筋施工技能士、型枠施工技能士
・玉掛け技能講習 など
将来性 都市部の再開発や大型工事で需要が高く、高所作業や躯体工事ができる人材は不足している

とび工・鉄筋工・型枠大工が高収入の理由

  • 高所作業や重量物の扱いなどリスクの高い作業に対して、日当が高く設定されている
  • 足場の組み立てや鉄骨建方など、ほかの職人では替えが効かない専門技術がある
  • 若手の就業者が少なく、技術を持つ人材の希少価値が高い

とび工・鉄筋工・型枠大工は、日当の目安が主要12職種の上位3つを占める職種です。

一方で、会社員の平均年収は414.5万円と低めに出ます。日給制や一人親方で働く人が多く、天候や工期で働く日数が変わるためです。日当の高さを年収に結びつけるには、仕事が途切れにくい会社を選ぶことや、職長を任されるまで経験を積むことが大切です。

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土木作業員|インフラ工事で需要が安定

土木作業員の詳細
平均年収(会社員) 435.2万円(平均年齢46.7歳)
日当の目安 特殊作業員28,111円/普通作業員23,605円(設計労務単価)
主な仕事内容 道路や橋、トンネルといった社会の基盤(インフラ)を作るための工事全般を実施する
関連資格 ・土木施工管理技士(1級・2級)
・車両系建設機械運転技能講習
・玉掛け技能講習 など
将来性 インフラの老朽化対策や災害復旧工事が多く、景気に左右されずに安定している

土木作業員が稼ぎやすい理由

  • 道路や橋などのインフラ整備は需要が高く、人手不足が続いている
  • 夜間工事も多く、深夜割増賃金により収入が増える
  • 重機の資格を取ると、特殊作業員やオペレーターとして日当が上がる

土木作業員は、道路や橋などのインフラを支える仕事です。

普通作業員から始めて、重機や施工管理の資格を取得すると、特殊作業員や重機オペレーターとして日当の目安が1日5,000円前後上がります。

さらに、夜間工事では深夜割増賃金がつくため、働き方次第で収入アップが期待できます。

土木作業員の平均年収は約415万円!給料が高い理由や年齢・経験別の平均年収を解説

土木工事とは?建築との違いや仕事内容をわかりやすく解説

職人が年収を上げる方法

同じ職種でも、資格・役職・働き方によって収入は大きく変わります。職人として年収を上げる主な方法は、次の3つです。

方法 収入が上がる仕組み 向いている人 注意点
資格を取る 資格手当や、資格がないとできない作業の担当で給与が上がる 会社員として安定して稼ぎたい人 実務経験が受験資格になる資格も多い
職長・施工管理になる 役職手当や管理業務の評価で給与が上がる 現場をまとめる経験を積みたい人 現場作業より管理の比重が増える
独立する(一人親方) 仕事を請け負う単価が上がり、売上がそのまま収入になる 技術と人脈があり、自分で仕事を取れる人 社会保険・道具代などを自分で負担し、収入が不安定になりやすい

資格を取って手当と担当範囲を広げる

職人の収入は、資格の有無で大きく変わります。

電気工事士や配管工のように資格がないとできない作業がある職種では、資格を取るほど担当できる仕事が広がり、資格手当もつきやすくなります。

収入アップにつながりやすい資格の例

  • 電気工事士(第一種・第二種)
  • 1級・2級の施工管理技士(土木・建築・管工事・電気工事)
  • 車両系建設機械運転技能講習・移動式クレーン運転士
  • 各職種の技能士(とび・型枠・鉄筋・左官・塗装など)

職長・施工管理にステップアップする

現場で経験を積んだあとは、職長や施工管理として現場をまとめる立場になると収入が上がりやすくなります。

職人としての経験は、工程や品質を管理する施工管理の仕事にも生かせます。

施工管理技士の資格は、職人としての実務経験が受験資格に使えるため、現場で働きながら目指せます。

施工管理の仕事内容とは?年収、向いている人の特徴をわかりやすく解説

独立して一人親方として稼ぐ

技術と人脈がそろえば、独立して一人親方になることで収入を伸ばせます。

全建総連の賃金調査(2022年、東京都連の組合員)では、1日あたりの平均賃金は常用(会社に雇われる働き方)が17,929円だったのに対し、一人親方は21,848円、手間請負は22,871円でした。

一人親方の賃金からは、社会保険料や道具代、車両費などを自分で支払います。収入が増えても、手元に残る額は経費次第で変わる点に注意が必要です。

出典:全建総連「賃金」

建設業で独立して一人親方になるには?手続き・費用・資格について分かりやすく解説

職人として高収入を目指すための求人の見極め方

職人として高収入を目指すための求人の見極め方

職人として高収入を目指すなら、会社選びも重要になります。

単に給与額だけを見るのではなく、職場環境やスキルアップの機会など、長期的に稼げる環境かを見極めることが大切です。

給与・待遇は十分か

職人として高収入を目指すなら、基本給だけでなく手当や報酬制度の内容まで求人を見極めることが大切です。

一見給与が高そうな求人でも、残業代が含まれていたり、賞与がなかったりすると、実際の年収が少なくなる場合もあります。

反対に、基本給が低くても、資格手当や賞与がある会社は、実質的な年収が多くなるケースも多いです。賃金構造基本統計調査でも、電気工事士と型枠大工などの年収の差は、月の給与以上に賞与の差が大きく影響しています。

求人の給与や待遇のチェックポイント

  • 日給や月給の基本額
  • 賞与や歩合給、出来高制の有無
  • 資格や役職などの手当の内容
  • 残業代が別途支給されるか
  • 給与の支払い方法(日払い・週払い・月払い)
  • 昇給や評価制度は明確か
日給制の求人は、日当に月の稼働日数をかけた月収と、雨天時の扱いまで見ておくと、実際の年収を見積もりやすくなります。

資格手当や賞与制度が整っている会社は、努力がきちんと収入に反映されやすく、働くモチベーションも維持しやすいでしょう。

働きやすい職場か

働きやすい職場かどうかは、長く職人として活躍するために欠かせない要素です。

どれだけ給与が良くても、体力的に過酷だったり、人間関係のストレスが大きかったりすると、長く働き続けるのは難しくなります。

安定して働き続け、収入アップに繋げるためにも、職場の環境面は応募前に確かめておきたいポイントです。

働きやすい職場かを判断するチェックポイント

  • 休日・休暇制度
  • 有給休暇の取得実績や消化率
  • 労働時間と残業時間
  • 社会保険の完備や交通費の有無などの福利厚生
  • 平均勤続年数や離職率
  • 教育・サポート体制

働きやすい環境は、結果として職人としての成長や収入の安定にもつながります。

目先の給与にとらわれず、「無理なく働き続けられるか」「長期的にキャリアを築けるか」という視点で求人を比べてみてください。

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スキルアップのための機会があるか

将来的に収入をアップさせたいのなら、資格支援制度や昇格制度が整った求人を選ぶのがおすすめです。

建設業の職人にとって、スキルと経験は収入に直結します。

スキルアップができない職場にいると、何年働いても収入アップが見込めません。

従業員のスキルアップに力を入れている会社には、次のような特徴があります。

スキルアップに支援のある求人の特徴

  • 資格取得支援制度がある
  • 技能講習などの受講機会がある
  • OJT(現場教育)が整っている
  • キャリアアップ制度がある
  • 資格手当が充実している
  • 独立支援制度がある

スキルと経験が収入に直結する建設業界では、成長できる環境かどうかが、将来の収入に直結します。

求人を見る際は、成長できる見込みがあるかどうかも判断材料になります。

高収入の職人に関するよくある質問

職人で一番儲かる職業は?

会社員として働く場合の平均年収では、電気工事士(628.1万円)が最も高い職人です。

一方、日当の目安となる設計労務単価では、型枠工(31,671円)・鉄筋工(31,267円)・とび工(30,780円)が上位です。

安定した年収を重視するなら電気工事士・配管工、日当の高さを重視するなら型枠工・鉄筋工・とび工が候補になります。

職人で年収1000万円は稼げる?

会社員の職人の平均年収は400万〜600万円台のため、年収1000万円は平均を大きく上回る水準です。

目指すなら、施工管理などの上位資格を取って職長・管理職になるか、独立して人を雇い、元請けとして仕事を受けるなどの方法があります。

独立後の売上が1000万円でも、経費や社会保険料を差し引いた手取りは大きく減ります。「売上」と「所得」を分けて考えることが大切です。

未経験から年収1,000万円稼げるおすすめの仕事|年収1,000万円稼げる仕事の特徴や注意点も紹介

未経験からでも高収入の職人になれる?

未経験から始めても、資格と経験を積めば高収入を目指せます。

多くの職種は見習いから始まり、資格の取得や経験年数に応じて給与が上がります。資格取得支援制度がある会社を選ぶと、働きながら費用の負担を抑えて資格を取りやすくなります。

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未経験でも稼げる仕事ランキング!男女別・年代別に紹介

職人の賃金は上がっている?

国土交通省の公共工事設計労務単価は14年連続で上がっており、令和8年度の全職種平均は25,834円です。

平成24年度と比べると94.1%上昇しています。人手不足を背景に、職人の賃金は上がる傾向が続いています。

設計労務単価の推移

  • 令和7年3月:全職種平均24,852円(前年度比+6.0%)
  • 令和8年3月:全職種平均25,834円(前年度比+4.5%)
  • 平成24年度比:+94.1%

出典:国土交通省「令和8年3月から適用する公共工事設計労務単価について」

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建設業は、需要が高い上に人手不足も続いているので、高収入が稼げる業界です。

建設業には数多くの職種がありますが、高収入を稼ぎたいなら、職種選びと会社選びの両方が重要です。

安定した年収を求めるなら電気工事士や配管工、日当の高さを生かすならとび工・鉄筋工・型枠工など、自分の働き方に合う職種で経験を積むことが、高収入への近道になります。

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