大工の平均年収(約448万円)・給料・時給は低い?高い?経験・年齢別の平均年収も紹介

大工 給料 ガテン系の転職

厚生労働省の調査によると、大工の平均給料(賞与を含まない)は、約33万500円です。

また、大工の平均年収は約448万6,800円となっています。

大工の平均年収・給料データ
平均月給 約33万0,500円
平均賞与 約52万0,800円
平均年収 約448万6,800円

出典:厚生労働省令和6年賃金構造基本統計調査「職種(小分類)別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)」

大工の給料は、平均年収だけでは判断しにくい仕事です。

見習い期間は年収300万円前後から始まることもありますが、経験を積んで現場を任されるようになると月給や日給が上がり、年収400万円台〜500万円台を狙えるケースもあります。

一方で、働く会社や雇用形態によって収入差が大きい点には注意が必要です。

また、日給制で働く場合は1日あたりの単価が高く見えても、雨天や現場の切れ目で勤務日数が減ると月収が下がることがあります。

月給制の場合は収入が安定しやすい一方で、賞与や昇給制度の有無によって年収に差が出ます。

大工として給料を上げたい場合、単に経験年数を重ねるだけでなく、墨付け・刻み・造作・リフォーム対応・現場管理・後輩指導など、任される仕事の範囲を広げることが重要です。

この記事では、大工の平均給料・年収、見習い・中堅・親方クラスの収入、年齢別の給料推移、給料を上げる方法、求人を見るときの確認ポイントを解説します。

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※出典:厚生労働省令和6年賃金構造基本統計調査「職種(小分類)別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)」では、「企業規模計(10人以上)」を参考にしています。

  1. 大工の平均年収・給料
    1. 大工の平均年収は約448万6,800円
    2. 大工の平均給料は約33万500円
    3. 大工のアルバイト・パートの平均時給は1,487円
  2. 大工の賞与・初任給
    1. 大工の賞与は約52万800円
    2. 大工の初任給は約24万4,100円
  3. 大工の平均年収【経験年数別】
    1. 見習い期間(0~4年)の平均年収は約296万3,400円
    2. 中堅大工(5~10年)の平均年収は約412万7,200円
    3. 親方クラス(10年以上)の平均年収は約397万4,100円
  4. 大工の平均年収【年齢別】
    1. 10代大工の平均年収は約308万5,500円
    2. 20代大工の平均年収は約371万7,550円
    3. 30代大工の平均年収は約474万9,750円
    4. 40代大工の平均年収は約533万9,200円
    5. 50代大工の平均年収は約549万4,300円
  5. 大工が年収・給料を上げる方法
    1. 大工としての技術を向上させる
    2. 待遇の良い職場に転職する
    3. 独立開業して個人事業主になる
  6. 大工とは
    1. 主に木造の建築物の建築・修理を行う職人
    2. 大工になるために必須の資格はない
  7. 大工の給料に関するよくある質問
    1. 大工の給料は低いですか?
    2. 見習い大工の給料はいくらですか?
    3. 大工で年収500万円は狙えますか?
    4. 大工の親方の年収はいくらですか?
    5. 大工は日給制と月給制のどちらがよいですか?
    6. 大工の給料を上げるには何をすればよいですか?
    7. 大工は未経験からでも稼げますか?
    8. 大工で独立すると給料は上がりますか?
    9. 大工求人を見るときは何を確認すべきですか?
    10. 大工の将来性はありますか?
  8. 大工の年収はスキル・経験次第でアップできる

大工の平均年収・給料

大工の平均年収は平均だけを見ると建設業の中で極端に高いわけではありませんが、見習い・中堅・職長・親方・独立では収入の考え方が大きく変わります。

特に大工は、技術が給料に反映されやすく、最初は材料運びや掃除、簡単な補助作業から始まりますが、経験を積むにつれて、墨付け、刻み、造作、仕上げ、リフォーム、現場の段取りまで任されるようになり日給や月給も上がりやすくなります。

ただし、給料を見るときは金額だけで判断しないことが重要です。

月給・賞与・残業代・休日数・福利厚生を含めた年収で比較しましょう。

判断軸 給料に影響する理由 確認すべきこと
経験年数 見習い、中堅、職長で任される作業や責任範囲が変わり、給料にも差が出やすい。 ・見習い期間の給与
・経験年数別の昇給目安
・中堅になった後の給与水準
・職長になった場合の手当
雇用形態 正社員、日給制、請負、独立などで、収入の安定性や賞与・手当の有無が変わる。 ・月給制か日給制か
・正社員雇用か
・社会保険の有無
・賞与や退職金の有無
・現場中止時の給与扱い
担当作業 補助作業だけか、造作・墨付け・現場管理まで担当するかで、技術力の評価が変わる。 ・補助作業以外を任されるか
・造作工事に関われるか
・墨付けや刻みを学べるか
・現場管理や職長業務に進めるか
会社規模 工務店、ハウスメーカー、下請け、元請けなどで、給与水準や福利厚生に差が出ることがある。 ・賞与の有無
・昇給制度
・福利厚生
・退職金制度
・元請け案件の有無
現場の種類 新築、リフォーム、内装、木造、造作など、現場によって必要な技術や評価される経験が異なる。 ・担当する現場の種類
・木造住宅の割合
・リフォーム案件の有無
・店舗内装や造作工事の有無
・新築と改修の割合
資格・役割 職長、安全衛生責任者、建築大工技能士などの資格や役割が、手当や昇給につながる場合がある。 ・資格手当の有無
・職長手当の有無
・建築大工技能士の評価
・資格取得支援制度
・安全衛生教育の受講支援
独立の有無 独立すると売上は増える可能性がある一方で、道具代・車両費・保険・営業などの経費も発生する。 ・独立後の手取り
・道具代や車両費などの経費
・仕事量の安定性
・取引先の確保
・繁忙期と閑散期の差

大工の平均年収は約448万6,800円

厚生労働省の調査によると、大工の平均年収は約448万6,800円です。

この金額は、月給約33万0,500円に、年間賞与約52万0,800円を加えて算出されています。

大工の平均年収の算出方法

  • 月給約33万0,500円×12ヶ月
  • 年間賞与約52万0,800円

※出典:厚生労働省令和6年賃金構造基本統計調査「職種(小分類)別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)」

国税庁が示す日本の平均年収である約460万円と比較すると、大工の年収はやや低いといえます。

ただし、この金額はあくまで平均であり、見習い大工、経験豊富な職長、独立している親方が同じ収入になるわけではありません。

たとえば、見習い期間は年収300万円前後からと低めですが、5年以上など経験を積んで現場の中心として動けるようになると年収400万円台を目指しやすくなります。

さらに、職長として現場を任されたり、独立して安定した仕事を受けられれば、年収500万円以上を狙えるケースも少なくありません。

平均年収を見る際は、「自分が今どの段階にいるのか」「どの段階を目指すのか」をセットで確認することがポイントです。

大工の平均給料は約33万500円

厚生労働省の調査によると、大工の1ヶ月の平均給料は、約33万0,500円※です。

上記金額は、残業代や各種手当を含む金額となります。

※出典:厚生労働省令和6年賃金構造基本統計調査「職種(小分類)別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)」

大工の平均給料を見るときは、「基本給だけなのか」「残業代や各種手当を含む金額なのか」を確認することがポイントです。

なぜなら、求人票に月給30万円と書かれていても、固定残業代を含む場合や日給月給制で勤務日数により変動する場合があるためです。

また、大工は会社によって給与体系が大きく異なり、月給制で安定している会社もあれば、日給制で働いた日数分だけ支給される会社もあります。

毎月の生活を安定させたい人は、月給制・社会保険あり・賞与ありの求人を探すようにしましょう。

大工のアルバイト・パートの平均時給は1,487円

短時間労働者として働く大工のアルバイト・パートの平均時給は、1,487円(令和6年)です。

一方、一般労働者の大工の平均時給は2,021円でした。

大工の平均時給
一般労働者 2,021円
短時間労働者 1,487円

※参考:厚生労働省職業情報サイト|job tag「大工」

短時間労働者とは、以下の条件を満たす者を指します。

短時間労働者とは※
  • 1週間の所定労働時間が、同一の適用事業に雇用される通常の労働者の1週間の所定労働時間に比べて短い。
  •  かつ、厚生労働大臣が定める時間数(30時間、平成22年厚生労働省告示第154号)未満である者。

    ※ここでいう「通常の労働者」とは、いわゆる正規型従業員を指し、終身雇用的な長期勤続を前提として雇用される者がこれに該当します。
    ※参考:20901-20950 第 6 短時間労働者厚生労働省

    厚生労働省によると、全国の短時間労働者の平均的な賃金額は、全産業:1,388円(時給)、建設業:1,504円です。

    大工の短時間労働者の平均時給は、全国平均と比較して高く、建設業全体と同程度の水準だと言えます。

    また、アルバイトやパートの大工は、時給や日給で働くケースが多く、正社員と比べると賞与や昇給の機会は限られやすいです。

    ただし、経験者であれば短期の補助作業やリフォーム現場で高めの時給・日給を狙える場合もあります。

    一方、未経験の場合は、材料運びや清掃、職人の補助から始まるため、最初の時給は高くなりにくい傾向にあります。

    正社員や職人として給料を上げたい場合、短期的な時給だけでなく、技術を教えてもらえる環境かどうかも確認しておくことをおすすめします。

    給与形態 メリット 注意点 向いている人
    月給制 毎月の収入が安定しやすく、正社員の場合は賞与や昇給、福利厚生がある場合もある。 残業代や固定残業代の扱いを確認する必要がある。 ・安定収入を重視する人
    ・正社員として長く働きたい人
    ・収入の変動を抑えたい人
    日給制 働いた日数分だけ収入になり、経験者では月収を上げやすい。 雨天や現場の切れ目、休みが多い月は収入が下がる場合がある。社会保険や賞与の有無も確認が必要。 ・経験者で高日給を狙いたい人
    ・働いた分を収入に反映させたい人
    日給月給制 月単位で給与が支払われるため管理しやすく、出勤日数が安定していれば収入も安定しやすい。 求人票上は月給に見えても、欠勤日数や休業日数によって給与が減額されることがある。 ・勤務日数が安定している現場を選べる人
    ・月給制に近い形で働きたい人
    ・欠勤や休業による減額条件を確認できる人
    請負制 案件ごとの単価で収入が決まり、技術力や仕事量によっては高収入を狙える可能性がある。 材料費、道具代、外注費、移動費、保険料などの経費も自己負担になる。仕事量が安定しないと収入も不安定になりやすい。 ・独立や親方を目指す人
    ・仕事量や経費を自分で管理できる人
    ・取引先を確保できる人
    完全出来高制 作業量や成果に応じて収入が変わるため、スピードや技術力が高い人は収入を伸ばしやすい。 仕事量が安定しないと収入も不安定になる。単価設定、品質責任、納期管理も重要になり、収入が月ごとに変動しがち ・営業力と技術力に自信がある人
    ・自分の成果で収入を伸ばしたい人

    関連記事:大工はきついと言われる理由6選!仕事を覚えられない・修業期間が長いなどよくある悩みを紹介

    大工の賞与・初任給

    大工の賞与は約52万800円、初任給は約24万4,100円です。

    大工の初任給は、建設業の中でも極端に低いわけではありませんが、未経験で入社した直後は低めからスタートするのが一般的です。

    最初から高い給料を期待するよりも、技術を身につけながら収入を上げていく仕事だと考えましょう。

    賞与については会社によって大きく差があるのが特徴で、工務店や建設会社によっては年2回の賞与がある反面、日給制や個人事業主に近い働き方では賞与がないこともあります。

    求人を見る際は、賞与の有無だけでなく、過去の支給実績、昇給制度、手当の内容まで確認することが大切です。

    確認項目 見る理由 求人で確認すること
    初任給 未経験スタート時の生活設計に関わるため。 基本給、日給、月給のどれで支払われるか確認する。
    賞与 年収に大きく影響するため。 年何回支給か、支給実績があるか確認する。
    昇給制度 見習いから中堅になる過程で重要なため。 何年目で昇給しやすいか、昇給基準を確認する。
    残業代 現場作業後の片付けや移動時間の扱いに関わるため。 固定残業代込みか、残業代が別途支給されるか確認する。
    手当 職長手当、資格手当、現場手当などで収入に差が出るため。 どの手当があり、いくら支給されるか確認する。
    社会保険 手取りだけでなく、将来の安心に関わるため。 社会保険完備か、退職金制度があるか確認する。

    大工の賞与は約52万800円

    大工の年間賞与(ボーナス)は、平均で約52万800円です。

    この金額には、年間を通じて支給される特別手当なども含まれています。

    大工の平均年間賞与

    • 大工の年間賞与は、平均で約52万800円
    • 年間を通じて支給される特別手当も含まれる

    ※出典:厚生労働省令和6年賃金構造基本統計調査「職種(小分類)別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)」

    大工の賞与の有無や金額は、雇用形態や企業の業績によって大きく変動します。

    安定した企業や工務店では、年2回支給されることも珍しくありません。

    また、親方クラスや現場責任者としての役割を果たすことで、成果に応じた報酬が得られるケースもあります。

    しかし一方で、賞与が1円も出ない会社もあるため注意が必要です。

    労働基準法では、賞与の支給が義務付けられていないため、正社員にも関わらず賞与がもらえなかったとしても、違法ではありません。

    大工の賞与に関するデータ
    年間平均賞与額 約52万800円
    支給タイミング 年1回または年2回が一般的

    出典:厚生労働省|令和6年賃金構造基本統計調査

    大工の初任給は約24万4,100円

    職業情報提供サイトjobtag大工」の「経験年数別の所定内給与額」によると、経験0年の大工の平均給料は、月24万4,100円です。

    大工の初任給も、おおむね24万4,100円程度といえます。

    一方『令和5年3月 新規学校卒業者の求人初任給調査結果』によると、建設業の大卒の平均的な初任給は、22.5万円です。

    大工の初任給は、建設業の中でも比較的高い水準にあります。

    職業別求人初任給 建設業

    出典:厚生労働省 東京労務局令和5年3月 新規学校卒業者の求人初任給調査結果

    大工の初任給に関するデータ
    大工の初任給平均額 約24万4,100円
    建設業の初任給平均額(大卒) 約22万5,000円

    大工は特別な学歴を必要としない、未経験からでも始められる職種でありながら、業界内でも高めの初任給が設定されるのが魅力です。

    昇給や資格手当等による昇給の伸びしろも大きく、若いうちから安定した収入を得たいと考える人には魅力的です。

    大工の仕事で収入アップを目指したい方には、建設業界に特化した専門の求人サイト「GATEN職」がおすすめです。

    GATEN職では、 未経験からでも1級・2級施工管理技士など現場で武器になる資格取得を支援する企業が多数掲載されています。

    関連記事:独立しやすい仕事【建設業の職人編】おすすめ6選!一人親方として独立しやすい仕事の特徴も解説

    大工の平均年収【経験年数別】

    厚生労働省のデータによると、大工の平均給料は経験年数に応じて、図のように上昇します。

    月々の給料をもとに年収を計算すると、大工の「経験年数別」の平均年収は、以下の通りです。

    大工の平均年収【経験年数別】
    • 見習い期間(0~4年)の平均年収は約296万3,400円
    • 中堅大工(5~10年)の平均年収は約412万7,200円
    • 親方クラス(10年以上)の平均年収は約397万4,100円

    経験年数別の所定内給与額 大工

    大工の経験年数別 平均月収データ
    0年(見習い) 約24万4,100円
    1~4年 約24万9,800円
    5~9年 約31万600円
    10~14年 約33万3,200円
    15年以上 約33万1,300円

    ※出典:職業情報提供サイトjobtag大工

    一般的に大工の給料は経験年数が増えるほど上がりやすい傾向があります。

    ただし、年数だけで自動的に給料が上がるわけではなく、どの作業をどこまで任されるようになったかで変わります。

    見習いのうちは簡単な補助作業が中心になり、収入は控えめになりやすいですが、中堅になると業務範囲が広がることで給料も上がりやすくなります。

    さらに、職長や親方クラスになると、現場の段取り、若手育成、施主や元請けとのやり取りも担当するようになることから現場管理が給料に反映されていきます。

    経験年数別|大工の給料と伸ばすべきスキル

    見習い期間(0~4年)の平均年収は約296万3,400円

    大工として働き始めてから4年目までの平均年収は約296万3,400円です。

    この時期は道具の扱いや基礎作業を身につける期間であり、収入面では控えめな水準にとどまります。

    平均月収は約24万6,950円で、現場での作業に慣れ、体力や対応力を求められる毎日が続きます。

    しかし、経験を積むごとに仕事の幅が広がり、評価されることで確実に年収アップが見込めます。

    見習いのうちに基本をしっかりと身につけておくことが、将来の昇給や独立にも大きく影響してきます。

    見習い大工(0~4年)の年収データ
    平均月収 約24万6,950円
    平均年収 約296万3,400円

    出典:職業情報提供サイトjobtag|大工

    未経験から大工になる場合は、初任給だけでなく、教育体制・先輩の指導・資格取得支援・何年目でどの作業を任されるかを確認しましょう。

    中堅大工(5~10年)の平均年収は約412万7,200円

    大工としての経験が5年を超えた中堅層の平均年収は、約412万7,200円です。

    月収ベースでは約31万600円となり、見習い時期と比較して明確な収入の伸びが見られます。

    現場では中心的な役割を担うことが増え、職長補佐や後輩の指導を任される場面も多くなります。

    日々の業務で積み上げた技術力や信頼が収入に反映されるため、やりがいも感じやすい段階です。

    中堅大工(5~10年)の年収データ
    平均月収 約31万0,600円
    平均年収 約412万7,200円

    出典:職業情報提供サイトjobtag|大工

    この段階で収入をさらに上げたい場合は、得意分野を作ることが重要です。

    たとえば、「新築木造住宅に強い」「リフォームに強い」「造作家具や内装仕上げに強い」など、会社や現場にとって替えがききにくい人材になるほど、給料交渉や転職で評価されやすくなります。

    親方クラス(10年以上)の平均年収は約397万4,100円

    経験年数が10年以上の大工、いわゆる親方クラスの平均年収は約397万4,100円です。

    10~14年の平均月収は約33万3,200円、15年以上では約33万1,300円と、安定した収入を維持しています。

    現場全体を管理する責任ある立場に就くことも多く、作業の段取りや若手の育成、施主対応など幅広い業務を担うようになります。

    収入面では頭打ちの傾向があるものの、元請けとの関係性や独立の有無により、さらなる収入増も期待できます。

    また、親方として工務店を開業した場合は、500万円〜600万円を超えるケースもあり、経営能力によって収入の幅は大きく広がります。

    親方クラス(10年以上)の平均年収データ
    経験年数 平均月収 平均年収
    10~14年 約333,200円 約3,998,400円
    15年以上 約331,300円 約3,975,600円
    10~15年以上の平均 約332,250円 約3,974,100円

    出典:職業情報提供サイトjobtag|大工

    独立して親方になると、受ける仕事量や単価によって年収の上限は広がりますが、独立後は売上がすべて手取りになるわけではないため注意が必要です。

    材料費、道具代、車両費、保険、外注費、税金などの経費もかかるため、売上と手取りを分けて考えることがポイントです。

    親方や独立を目指す場合は、技術力に加えて、見積り、営業、元請けとの関係づくり、人材管理、原価管理も重要になります。

    「GATEN職」では経験者優遇の求人も多く、福利厚生が充実している企業も多数掲載しています。

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    関連記事:鳶(とび)職と大工の違いとは?それぞれの仕事内容や向いている人の特徴も解説

    大工の平均年収【年齢別】

    大工の年収は年齢とともに上昇し、40代~50代でピークを迎える傾向があります。

    若年層ではまだ現場経験が浅いため年収は控えめですが、30代以降になると経験値に応じて昇給し、安定した生活を築ける水準に達します。

    特に50代では年収が約549万4,300円となっており、建設業界内でも高い収入を得ていることが分かります。

    大工の年齢別 平均年収・月収データ
    年齢層 平均月収 平均年収
    10代 約25万7,100円 約308万5,500円
    20代 約30万9,800円 約371万7,550円
    30代 約39万5,800円 約474万9,750円
    40代 約44万4,900円 約533万9,200円
    50代 約45万7,900円 約549万4,300円

    出典:職業情報提供サイトjobtag|大工

    ただし、収入の上昇には実務経験や信頼度、現場での責任範囲などが大きく関係するため、年齢だけで自動的に増えるものではありません。

    また、体力的な負担が大きい仕事であることから、40代後半以降は健康管理や働き方にも注意が必要です。

    年齢別|大工の給料を見るときの考え方

    10代大工の平均年収は約308万5,500円

    10代で働く大工の平均年収は約308万5,500円です。

    平均月収は約25万7,100円で、一般的な10代の給与水準と比べても高めの水準となっています。

    大工は学歴や資格がなくても挑戦しやすい職業のため、高卒で現場に出て早期から稼ぎたいという若者にも人気があります。

    若いうちから現場経験を積むことで、20代以降の昇給スピードや技術力に大きな差が生まれます。

    一方で、体力的な負担が大きい仕事でもあるため、自己管理や安全意識を持ちながら仕事に取り組むことが求められます。

    10代大工の収入データ
    平均月収 約25万7,100円
    平均年収 約308万5,500円

    出典:職業情報提供サイトjobtag|大工

    20代大工の平均年収は約371万7,550円

    20代大工の平均年収は約371万7,550円です。

    月収換算では約30万9,800円で、10代と比較して技術力や責任のある仕事を任されるようになることで収入が上がります。

    20代の時期は、資格取得や現場での信頼構築を通じて、職人としての基盤を固める重要な時期でもあります。

    経験年数が5年を超える頃からリーダー的なポジションに就く機会も増え、年収400万円台も視野に入ってきます。

    将来の独立や職長昇進を見据えたスキルアップの取り組みが、収入面でも差をつけるポイントです。

    20代大工の収入データ
    平均月収 約30万9,800円
    平均年収 約371万7,550円

    出典:職業情報提供サイトjobtag|大工

    30代大工の平均年収は約474万9,750円

    30代大工の平均年収は約474万9,750円で、職人として中堅の域に入る安定した収入水準です。

    平均月収は約39万5,800円で、現場ではリーダーや班長としての立場を任される機会も増えてきます。

    30代では現場の中心人物としての役割や後輩育成、施主対応など、職域が広がるのが特徴です。

    経験と信頼が収入に直結する時期であり、資格の有無や担当する案件の規模によって年収の差も広がります。

    将来的な独立や役職昇進を視野に入れて行動すれば、年収500万円以上を現実的に狙えるポジションといえるでしょう。

    30代大工の収入データ
    平均月収 約39万5,800円
    平均年収 約474万9,750円

    出典:職業情報提供サイトjobtag|大工

    40代大工の平均年収は約533万9,200円

    40代大工の平均年収は約533万9,200円で、大工の年収として最も高い水準に達する年代です。

    平均月収は約44万4,900円で、現場責任者としての役割やマネジメント業務に携わることが多くなります。

    この頃には長年の経験を武器に、高単価の案件を任される機会も増えるため、安定した収入が見込まれます。

    技能・信頼・実績が備わるこの年代は、他の若手職人からの尊敬も集める重要な存在です。

    資格や独立経験があれば、さらに高収入を狙うことも可能で、将来的な働き方の幅も広がります。

    40代大工の収入データ
    平均月収 約44万4,900円
    平均年収 約533万9,200円

    出典:職業情報提供サイトjobtag|大工

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    50代大工の平均年収は約549万4,300円

    50代大工の平均年収は約549万4,300円で、全年代の中でも最も高い水準を記録しています。

    月収は約45万7,900円に達し、長年の経験と信頼に裏付けされた責任ある仕事を任されることが多くなります。

    この年代では、現場の統括や複数現場の管理を担うこともあり、安定した高収入を得ている職人が多く見られます。

    一方で、体力面の負担が増える年代でもあるため、健康管理や働き方の見直しが収入維持の鍵となります。

    独立して工務店を経営している場合は、年収600万円以上を得ているケースもあり、キャリアの集大成として収入面でも成果が表れる時期といえるでしょう。

    50代大工の収入データ
    平均月収 約45万7,900円
    平均年収 約549万4,300円

    出典:職業情報提供サイトjobtag|大工

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    大工が年収・給料を上げる方法

    大工が給料を上げる方法

    大工が給料を上げるには、任される作業の幅を広げ、現場での役割を上げることです。

    たとえば、見習いの補助作業から、造作、リフォーム、墨付け、図面を見ながらの加工、現場の段取りまで担当できるようになると、会社からの評価は上がりやすくなります。

    さらに、職長として後輩を指導したり、工程を管理したりできるようになると、手当や昇給につながるケースもあります。

    もし現在の会社で給料が上がりにくい場合は、待遇の良い工務店や建設会社へ転職するのもひとつです。

    求人を見る際は、月給や日給だけでなく、賞与、社会保険、資格手当、職長手当、残業代、休日数をチェックするのがポイントです。

    関連記事:建設業の採用が難しい理由とは?|おすすめの採用手法8つも紹介

    大工としての技術を向上させる

    大工として給料を上げるには、できる作業を増やすことです。

    大工は見習いのうちは補助作業が中心ですが、経験を積むにつれて、下地づくり、床・壁・天井の施工、造作、建具の取り付け、リフォーム、墨付け、図面を見た加工などを任されるようになります。

    特に、造作やリフォームに対応できる大工は、現場で重宝されやすいです。

    新築だけでなく、改修工事やリフォーム案件にも対応できれば、仕事の幅が広がり、給料アップや転職時の評価につながります。

    さらに、国家資格である建築大工技能士や建築施工管理技士は、大工としての技術力や知識を証明する上で非常に有効です。

    大工が年収・給料を上げる場合のおすすめ資格

    待遇の良い職場に転職する

    今の会社で給料が上がりにくい場合は、待遇の良い会社へ転職することで収入を改善できる可能性があります。

    ただし、求人票の月給や日給だけで判断するのは危険です。

    たとえば、「賞与・社会保険がない」「雨天時に仕事が減る」「残業代が支払われない」場合、年収や手取りが想定より低くなることがあります。

    転職先を選ぶ際は、月給制か日給制か、賞与の有無、社会保険、残業代、資格手当、職長手当、休日数、現場の安定性を確認しておくと安心です。

    確認項目 見る理由 質問例
    給与形態 月給制か日給制かで、収入の安定性が変わるため。 月給制ですか?日給制ですか?
    賞与 年収に大きく影響するため。 賞与の支給実績はありますか?
    社会保険 手取りや将来の安心に関わるため。 社会保険は完備されていますか?
    残業代 現場後の片付けや移動時間の扱いに関わるため。 残業代は別途支給されますか?
    休日数 高日給でも休日が少ないと、体力的な負担が大きくなるため。 年間休日数や日曜以外の休みはありますか?
    現場の安定性 現場の切れ目があると、収入の波につながるため。 年間を通じて現場は安定していますか?
    資格手当 資格取得が給料に反映されるか確認するため。 建築大工技能士や施工管理技士の手当はありますか?
    職長手当 現場を任されたときの待遇に関わるため。 職長や現場責任者の手当はありますか?
    未経験者の教育 見習い期間に技術を身につけられるかに関わるため。 先輩がついて教えてくれる期間はありますか?

    独立開業して個人事業主になる

    大工としての経験と人脈が十分にあるなら、独立開業して個人事業主になることも検討できます。

    全建総連東京都連合会の報告によると、大工で独立した一人親方の賃金は約21,223円/日で、年収にすると約522万円です。

    職種別の1日あたり賃金(一人親方)全建総連東京都連合会

    引用:全建総連東京都連合会「2023年(R5年)賃金調査報告書」図表 22

    ただし、独立すれば必ず稼げるわけではありません。

    材料費、道具代、車両費、保険、外注費、税金などの経費がかかり、仕事を自分で確保する営業力、見積り、請求、工程管理、顧客対応まで自分で行う必要があります。

    独立を目指す場合は、技術力だけでなく、元請けや工務店との関係づくり、リピートを取れる品質、原価管理まで身につけましょう。

    必要な力 理由 注意点
    技術力 仕事の品質が評価され、リピートや紹介につながりやすいため。 造作、リフォーム、内装など、得意分野を明確にする。
    見積り力 材料費・人件費・工期を考えて、利益を残すために必要なため。 安請け合いを避け、手間や経費を含めて見積もる。
    営業力 仕事を継続して取れないと、収入が安定しにくいため。 元請け、工務店、顧客との関係づくりが重要になる。
    原価管理 材料費、外注費、道具代、移動費などを管理する必要があるため。 売上と手取りを混同せず、利益が残るか確認する。
    人脈 安定した仕事量や紹介案件につながりやすいため。 独立前から職人仲間、元請け、取引先との関係を作っておく。
    安全管理 事故や施工トラブルを防ぎ、信頼を守るために必要なため。 労災保険、賠償責任保険、法令対応も確認する。

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    関連記事:大工が独立した場合の年収は?建設業の平均年収とも比較して紹介

    大工とは

    大工は、木造住宅の新築や増改築、リフォーム、造作、内装工事などを行う職人です。

    現場では、木材を加工して組み立てるだけでなく、図面を読み、材料を選び、作業の順番を考えながら施工を進めます。

    大工として給料を上げるには、単に体を動かせるだけでなく、正確な加工、仕上がりのきれいさ、現場の段取り、ほかの職人との連携がポイントです。

    大工になるために必須資格はありませんが、建築大工技能士や施工管理技士などの資格があると、技術力の証明や転職時の評価につながります。

    仕事内容 求められる力 給料アップにつながる理由
    材料加工 正確な寸法取り、道具の扱い、基本作業を丁寧に行う力 大工の基本技術として評価され、任される作業が増えやすい。
    造作工事 仕上がりの美しさ、細かい加工、丁寧な施工力 高い技術力が必要なため、経験者として評価されやすい。
    リフォーム 既存住宅への対応力、応用力、現場ごとの判断力 需要が多く、対応できる工事の幅が広がるため収入アップにつながりやすい。
    図面確認 図面を読む力、段取り力、必要な材料や作業を把握する力 指示待ちではなく自分で動ける人材として評価されやすい。
    現場管理 工程調整、後輩指導、安全管理、職人との連携力 職長手当や役職につながり、給与アップを狙いやすい。
    見積り・顧客対応 費用感の理解、説明力、信頼関係を築く力 独立や親方を目指す際に重要で、仕事の単価や継続受注に影響する。

    関連記事:大工不足問題はなぜ起きる?原因・影響や取り組むべき対策も解説

    主に木造の建築物の建築・修理を行う職人

    大工は、住宅や施設などの建築物を木材で形作る専門職です。

    設計図に沿って柱・梁・壁・床・天井などを加工し、組み立てる作業を行います。

    現場では木材の寸法を正確に測り、工具を使ってカットや接合を行い、安全で美しい構造を築き上げていきます。

    修繕やリフォームの現場にも対応することが多く、建築物の寿命を延ばす役割も担っています。

    また、新築だけでなく古民家再生や伝統建築の修理にも携わることがあり、地域の文化を守る大切な仕事です。

    大工の代表的な仕事内容

    • 木造建築の柱・梁・床・壁・天井の施工
    • リフォームや修理対応による建物の維持

    大工になるために必須の資格はない

    大工になるために学歴や国家資格は必要ありません。

    親方への弟子入りや工務店・建設会社への就職を通じて、現場経験を積みながら一人前の職人を目指すことができます。

    現場では手作業による木材加工や組み立てが多く、まずは基本的な道具の使い方や作業の流れを覚えることが重要です。

    未経験からでも挑戦しやすく、はじめは学歴よりも体力・協調性・集中力など、現場で求められる実務的な能力の方が重視されます。

    将来的にキャリアアップを目指す場合には、「建築大工技能士」や「建築士」などの資格取得も選択肢となります。

    大工のキャリアアップに有利な資格
    資格名 概要・メリット
    建築大工技能士(1~3級) 木造建築の施工技術を証明する国家資格
    職人としての信頼度アップに直結
    建築施工管理技士 現場監督としての実務経験や指導力を証明できる
    独立開業にも有利
    二級建築士 木造だけでなくRC造・鉄骨造も設計・監理可能
    設計力も兼ね備えた職人にであることを証明できる
    職長・安全衛生責任者教育修了 現場責任者に求められる安全管理スキルを証明できる
    キャリアアップに有利

    大工の給料に関するよくある質問

    ここでは、大工の給料に関するよくある質問についてまとめています。

    関連記事:建設業の社長は儲かる?平均年収や中小企業の社長として儲けるコツを解説

    大工の給料は低いですか?

    大工の給料は見習い期間は低めになりやすいですが、経験を積んで任される作業が増えると上がりやすい傾向にあります。

    平均年収だけで判断せず、「経験年数」「担当作業」「月給制か日給制か」「賞与や手当の有無」を確認することがポイントです。

    見習い大工の給料はいくらですか?

    見習い大工は、年収300万円前後からスタートするケースが一般的です。

    最初は材料運びや掃除、補助作業が中心になるため給料は控えめですが、道具の扱い、図面の読み方、造作技術を覚えることで昇給を目指せます。

    大工で年収500万円は狙えますか?

    結論から言うと、大工で年収500万円を狙うことは可能です。

    ただし、見習いのまますぐ到達できる金額ではありません。

    中堅以上の技術力、造作やリフォーム対応、職長経験、資格、待遇の良い会社への転職などが必要になります。

    大工の親方の年収はいくらですか?

    親方の年収は500万~800万円と高めですが、会社員として職長を務めるのか、独立して仕事を請けるのかで大きく変わります。

    また、独立すれば売上は増える可能性がありますが、材料費、道具代、外注費、税金などの経費もかかるため、売上と手取りを分けて考える必要があります。

    大工は日給制と月給制のどちらがよいですか?

    安定収入を重視するなら月給制、経験者として高単価を狙うなら日給制がおすすめです。

    ただし、日給制は雨天や現場の切れ目で収入が下がる可能性があるため、年間を通じた仕事量も確認しましょう。

    大工の給料を上げるには何をすればよいですか?

    給料を上げるには、できる作業を増やすことが重要です。

    具体的には、造作、リフォーム、図面確認、墨付け、現場の段取り、後輩指導などを任されるようになると評価されやすくなります。

    さらに、建築士や建築大工技能士(1~3級)といった資格取得や待遇の良い会社への転職もひとつです。

    大工は未経験からでも稼げますか?

    未経験からでも大工を目指せますが、最初から高収入を得るのは難しく、稼ぎにくい傾向にあります。

    見習い期間に基礎技術を身につけ、経験を積んで一人で任される作業を増やすことで、給料アップを目指せます。

    大工で独立すると給料は上がりますか?

    独立すると収入の上限は広がりますが、必ず給料が上がるとは限りません。

    仕事を取る営業力、見積り、材料費や外注費の管理、顧客対応が必要になります。

    独立前に技術力と人脈を作っておくことが大切です。

    大工求人を見るときは何を確認すべきですか?

    大工の求人を見る際は月給・日給だけでなく、「賞与」「社会保険」「残業代」「休日数」「資格手当」「職長手当」「現場の安定性」「未経験者への教育体制」を確認することがポイントです。

    なぜなら、日給が高くても賞与や社会保険がない場合、年収や手取りが想定より低くなることがあるためです。

    大工の将来性はありますか?

    大工は、木造住宅、リフォーム、内装、造作などで需要が途切れない仕事です。

    特に、リフォーム対応や高い造作技術、現場管理までできる大工は評価されやすいです。

    大工としての将来性を高めたいなら、技術だけでなく資格や現場管理の経験も積む必要があります。

    関連記事:建設業は未経験でも転職できる?未経験から始めやすい仕事7選を紹介

    大工の年収はスキル・経験次第でアップできる

    大工の年収は、平均だけで見ると大きく高収入に見えない面もあります。

    しかし、経験を積んで任される作業を増やし、職長や親方、独立を目指せば、収入を伸ばせる可能性があります。

    一方で、同じ会社で補助作業や単純作業だけを続けていると、給料が上がりにくくなることもあります。

    現在の給料に不満がある場合は、技術を磨くことに加えて、評価制度や手当がある会社へ転職することもひとつです。

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