建設業は未経験でも転職できる?未経験から始めやすい仕事7選を紹介

建設業は未経験でも転職できる? ガテン系の転職

結論から言うと、建設業は未経験でも転職可能です。

建設業界は慢性的な人手不足が続いており、現場で仕事を覚えるOJT(On-the-Job Training)前提の職種が多いため、資格や実務経験がなくても採用される傾向にあります。

実際に、厚生労働省が運営する職業情報提供サイト「jobtag」でも、建設業で代表的な職種である建設・土木作業員、とび職、塗装工などは、就業前の実務経験がほとんど不要な仕事として紹介されています。(参照:jobtag「未経験でも比較的入りやすい職業」)

ただし、未経験OKだからといって誰でも続けられるわけではないため、職種ごとの特徴・条件や適性の有無を確認しておくことが重要です。

この記事では、なぜ建設業は未経験でも転職しやすいのかや、建設業が向いている人の特徴、おすすめの仕事を詳しく解説します。

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建設業が未経験でも転職できる理由

建設業は、他業界と比べても未経験者を受け入れやすい構造を持つ業界です。

ここでは、建設業が未経験からでも転職できる理由を詳しく解説します。

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業界全体が慢性的に人手不足な状態

建設業界は、建設投資が一定水準で推移・増加する一方、就業者数が大きく減少しており深刻な人手不足に直面しています。

実際に、建設業の就業者数はピーク時の685万人(平成9年)から、483万人(令和5年)まで減少しており、約30%もの減少が確認されています。

また、技能者の高齢化も進んでおり、60歳以上が全体の約4分の1を占める一方、29歳以下の若年層は約12%にとどまっています。(参照:国土交通省「建設業の人材確保・育成に向けて(令和8年度予算概算要求の概要)」)

この年齢構成の偏りにより、次世代人材の確保が業界全体の課題となっています。

こうした人手不足は、以下のような高水準な求人倍率にも表れています。

求人倍率

  • とび職・・・22.08倍
  • 建設・土木作業員・・・9.48倍
  • 解体工・・・6.35倍

参照:jobtag

こうした状況から企業は経験者に限定せず、未経験者を採用・育成する前提で人材確保を進めているのが実情です。

現場OJT前提で育てる文化がある

建設業では、OJTが最も適した教育手法として定着しています。

OJTとはOn-the-Job Trainingの略で、実際の仕事をしながら業務に必要な知識や技能を身につけていく教育方法のことです。

建設業では「見習い」として現場に入り、熟練工の指導を受けながら実務経験を積む流れが一般的です。

  1. 現場で先輩や上司の作業を見て学ぶ
  2. 指示を受けながら補助作業から始める
  3. 実務を通じて少しずつ任される仕事を増やす

現場ではマンツーマン指導が行われることも多く、個々の習熟度に応じた教育が可能です。

また、技能伝承は企業にとって重要な課題であり、現場リーダーが未経験者を育成する文化が根付いています。

参照:一般財団法人建設業振興基金「建設現場におけるOJTマニュアル

資格・学歴が不要な仕事が多い

建設業の多くの職種では、入職時に特定の学歴や資格が必須とされていません。

厚生労働省のデータでも、就業前の実務経験や訓練期間について「特に必要ない」~「1ヶ月未満」と回答されている職種が複数あります。

未経験から始めやすい職種

  • 建設・土木作業員
  • とび職
  • 塗装工
  • 鉄筋工
  • 型枠大工
  • 防水工
  • 解体工

また、建設業では働きながら資格を取得するキャリアパスが一般的です。

入職後に実務経験を積みつつ、技能士や作業主任者などの資格を段階的に取得できるため、スタート時点で資格がなくても大きなハンデになりにくい業界と言えます。

経験年数・スキルが評価に直結しやすい

建設業では、経験年数や保有資格、現場での実績といったスキルを客観的に評価する仕組みづくりが進んでいます。

代表例が、技能者の就業履歴や資格を業界共通で管理する「建設キャリアアップシステム(CCUS)」です。

CCUSにより、現場が変わっても個人の経験や能力が把握されやすくなり、能力に応じた処遇や役割を受けやすい環境が整備されています。

そのため未経験からスタートした場合でも、経験を積むことで評価につながりやすくなっています。

また、建設業では「見習」から「一人前の技能者」、さらに「職長」や「施工管理技士」へとステップアップする明確なキャリアパスが用意されている点も特徴です。

公共工事設計労務単価の引き上げなど処遇改善も進められており、スキルアップが収入や地位の向上に結びつきやすい業界と言えます。(参照:国土交通省「建設業を取り巻く現状と課題について」)

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建設業が未経験でも活躍できる人の特徴

建設業では、特別な資格や経験よりも、仕事への向き合い方や基本的な姿勢が重視される場面が多くあります。

未経験からでも建設業で活躍している人の特徴は、以下の通りです。

現場仕事に向いてる人の特徴!現場で働くメリットも解説

体力・精神力が最低限ある人

建設業では、最低限の体力と精神的なタフさがあることが業務の前提条件です。

例えば、「とび職」や「鉄筋工」などの職種は体を動かす仕事が中心で、全身を使った身体活動や筋力の重要度が高いです。

加えて、多くの作業は屋外で行われるため、夏場の暑さや冬場の寒さといった環境負荷も日常的に発生します。

また、「型枠大工」には機敏さと体力、「建設・土木作業員」には体力と持久力が求められるとされています。

特別な体力が必要というわけではありませんが、一定時間体を動かし続けることや、慣れるまでのきつさを乗り越える精神力がある人は、現場に順応しやすい傾向があります。

時間・ルールを守れる人

時間やルールを守れることは、建設現場において欠かせない資質です。

建設工事には厳格な工期が設定されており、天候などによる遅れが生じた場合でも、期日までに完成させることが求められます。

そのため、集合時間や作業手順の遵守は、個人の評価だけでなく現場全体の進捗や安全に直結します。

実際に、就労前には会社の規則や現場の規律に関する教育が行われ、建設キャリアアップシステム(CCUS)ではICカードによる入場管理が実施されるケースもあります。

そのため、特別なスキルがなくても決められた約束を守り、指示通りに行動できる人は、未経験でも評価されやすくなります。

素直で学ぶ姿勢がある人

未経験から活躍できるかどうかは、素直に学ぶ姿勢があるかで大きく左右されます。

建設業ではOJTが中心となるため、分からないことをそのままにせず、指導を受け入れて実践する姿勢が重要です。

注意や指摘を前向きに受け止め、同じミスを繰り返さない人ほど、現場で任される仕事が増えていきます。

安全意識が高い人

建設現場では作業内容によっては事故のリスクが伴うため、ルールや手順を守る安全意識の高さが何よりも重視されます。

実際、建設業は他産業と比べて死亡者・死傷者数が多い傾向があります。

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出典:厚生労働省「令和5年 労働災害発生状況

そのため、業務には現場の片付けや清掃、落下物防止のための養生など、危険を未然に防ぐ作業が日常的に含まれています。

自分だけでなく周囲の作業員の安全を意識して行動できる人ほど、経験の有無に関わらず信頼されやすいと言えます。

周囲と柔軟にコミュニケーションを取れる人

建設現場では、周囲との円滑なコミュニケーションが仕事の質を左右します。

現場の仕事は一人で完結するものではなく、年齢や立場の違う人と連携しながら進めるため、合図や声かけ、報連相を密に行う必要があります。

建設現場によっては、職長やベテランの職人を中心とした上下関係が存在するのも特徴です。

厳しく感じる場面があっても、指示や注意を業務上のものとして受け止め、必要なやり取りを冷静に行える人は現場に馴染みやすくなります。
建設業を辞めたい理由・年齢別の対処法!辞めて良かったケース・後悔したケースを紹介

未経験から始めやすい建設業の仕事7選

ここでは、jobtagに掲載されている「未経験でも比較的入りやすい職業」をもとに、建設業で未経験からでも比較的始めやすい仕事を紹介します。

いずれも入職時に特別な資格や実務経験を必要としないケースが多く、現場で経験を積みながら成長していける職種です。

未経験から始めやすい建設業の仕事7選

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建設・土木作業員

建設・土木作業員は、道路や河川、土地造成などの現場で、工事全体を支える基礎的な役割を担います。

未経験者は人力による掘削や盛土、コンクリート打設の補助、建設機械作業のサポートなどからスタートし、現場の流れを覚えていくのが一般的です。

未経験から入りやすい一方で、重機補助や人力作業など幅広い業務を任されるため、最初は「何でも屋」のように感じることもあります。

また、天候の影響を受けやすく、夏場・冬場は体力面の負担が大きくなりがちな点に注意が必要です。

項目 内容
仕事内容 掘削・盛土、コンクリート打設補助、建機作業の補助
月収・年収の目安 ・月収:27.3万円
・年収:415.1万円
見習い期間の目安 数ヶ月〜1年程度
向いている人 体力と持久力があり、協調性を持って作業できる人
向いていない人 屋外作業や反復作業が苦手な人
将来性・キャリア ・需要は安定している
・経験を積み作業長(世話役)を目指せる

参照:jobtag「建設・土木作業員

土木作業員の仕事内容は?1日の流れや向いている人の特徴を未経験者に解説

とび職

とび職は、足場の組立・解体や高所作業を専門とする職種です。

工事の初期から完了まで関わることが多く、現場に欠かせない存在とされています。

未経験でも見習いから入ることができますが、高所作業への適性が重要になります。

年収506万円と高収入を狙える一方、高所での作業は危険を伴うため、現場では瞬時の判断や声かけ、集中力も欠かせません。

項目 内容
仕事内容 足場の設置・解体、鉄骨組立、重量物の運搬
月収・年収の目安 ・月収:30.5万円
・年収:506万円
見習い期間の目安 1〜2年程度
向いている人 身軽に動け、判断力とチームワークを大切にできる人
向いていない人 高所作業が苦手な人
将来性・キャリア ・需要は増加している
・とび技能士取得で一流技術者を目指せる

参照:jobtag「とび

鳶職(とび職)とは?仕事内容や大工・足場屋との違いをわかりやすく解説

塗装工

塗装工は建物の外壁や内装に塗料を塗り、美観を整えるとともに、建物を劣化から守る役割を担います。

下地処理から仕上げまで工程が明確で、未経験から段階的に技術を身につけやすい職種です。

仕上がりの良し悪しは下準備で決まるため、単調に感じる作業を丁寧に続けられるかが重要です。

また、溶剤や塗料を扱うため、換気や防護具の着用など、安全管理を怠らない意識も欠かせません。

項目 内容
仕事内容 外壁・内装の塗装、下地処理、防錆作業
月収・年収の目安 ・月収:27.9万円
・年収:442.4万円
見習い期間の目安 3〜5年程度
向いている人 地道な作業を正確にこなせる人
向いていない人 溶剤の臭いに強い抵抗がある人
将来性・キャリア ・改修需要が安定している
・独立や管理職を目指せる

参照:jobtag「建築塗装工

塗装工はきついって本当?楽なところや向いている人・向いていない人の特徴も解説

鉄筋工

鉄筋工は、建物や橋梁の骨組みとなる鉄筋を加工・組立する仕事です。

構造物の安全性に直結するため、責任は大きいものの、需要が安定している点が特徴です。

なお、重量のある鉄筋を扱うため、腰や関節への負担がかかりやすく、無理な作業はケガにつながるため注意してください。

また、図面通りに正確に組み立てる必要があるため、自己流で進めるのではなく、指示を確実に守る姿勢が求められます。

項目 内容
仕事内容 鉄筋の切断・加工・組立
月収・年収の目安 ・月収:28.7万円
・年収:506万円
見習い期間の目安 2〜3年程度
向いている人 体力があり、正確な作業ができる人
向いていない人 屋外の肉体労働が苦手な人
将来性・キャリア ・需要は安定している
・1級鉄筋施工技能士で職長への昇進を目指せる

参照:jobtag「鉄筋工

鉄筋工として独立するには?年収や必要な資格・手続きをわかりやすく解説

型枠大工

型枠大工は、コンクリートを流し込むための型枠を組み立てる仕事です。

ミリ単位の精度が求められるため、ものづくりの要素が強い職種です。

慣れるまで作業スピードに差が出やすく、最初は先輩と同じペースで動けず焦りを感じることもありますが、正確さを優先することが重要です。

また、現場によっては高所作業や力仕事も含まれるため、体力面と集中力の両方が求められます。

項目 内容
仕事内容 型枠の加工・組立・解体
月収・年収の目安 ・月収:29.1万円
・年収:506万円
見習い期間の目安 1〜2年、または3〜5年程度
向いている人 空間把握力があり丁寧な作業ができる人
向いていない人 大雑把な作業になりがちな人
将来性・キャリア 熟練すれば出来高制で高収入を目指せる

参照:jobtag「型枠大工

型枠大工はきつい仕事?仕事が覚えられない・先輩が怖いなどの大変なところ・やりがいを解説

防水工

防水工は、屋根やベランダ、外壁などの水漏れを防ぐための施工を行います。

一見すると地味な作業ですが、新築・改修を問わず需要があり専門性が高い職種です。

一方で、施工ミスが後から大きな不具合につながるため、作業手順や材料の扱いを正確に守ることが不可欠です。

また、屋外作業が中心となるため、天候によって作業スケジュールが左右される点にも注意が必要です。

項目 内容
仕事内容 防水シート施工、防水材塗布
月収・年収の目安 ・月収:29.5万円
・年収:453.4万円
見習い期間の目安 2〜3年程度
向いている人 緻密な作業が得意な人
向いていない人 高所や薬品作業が苦手な人
将来性・キャリア 防水施工技能士取得で独立しやすい

参照:jobtag「防水工

防水工として独立するには?年収や必要な資格・手続きをわかりやすく解説

解体工

解体工は建物を安全に取り壊し、建材を分別・撤去する仕事です。

近年は環境配慮の観点から、分別解体の重要性が高まっています。

未経験から入りやすい職種で、高収入も狙えます。

一方、建物の構造を理解せずに作業を進めると、思わぬ事故につながる可能性があるため、安全管理への意識が特に強く求められます。

項目 内容
仕事内容 建物解体、廃材の分別・搬出
月収・年収の目安 ・月収:28.7万円
・年収:506万円
見習い期間の目安 3〜5年程度
向いている人 慎重に作業できる人
向いていない人 騒音や粉じんが苦手な人
将来性・キャリア 解体工事施工技士で専門性が評価される

参照:jobtag「解体工

現場仕事(外仕事)とは?現場仕事の主な種類・タイプ別におすすめの現場仕事を解説

建設業には未経験から始めやすい職種が複数ある

建設業には、未経験から始めやすい職種が「建設・土木作業員」「とび職」「塗装工」など複数あります。

事前の実務経験や資格を必要としない仕事が多く、現場でのOJTを通じて段階的にスキルを身につけられる環境が整っています。

人手不足を背景に未経験者を前提とした採用も増えているため、適性に合った職種を選べば、経験や収入を着実に伸ばすことも可能です。

未経験歓迎の建設業求人を効率よく探したい場合は、「GATEN職」を活用するのがおすすめです。

建設業に特化した求人が多く掲載されているため、自分に合った仕事を見つけやすくなります。

ガテン職 独立

GATEN職の詳細
運営会社 株式会社アール・エム
対応地域 全国
求人数

7,446件(2026年1月時点)

業種 建設業界中心
未経験
雇用形態 正社員、契約社員、アルバイト、業務委託
特徴 会員登録なしで求人に応募可能
住所 〒541-0052
大阪府大阪市中央区安土町2-3-13 大阪国際ビルディング5F
厚生労働省事業者届出番号 51-募-000945

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