土木施工管理技士とは?1級と2級の違いや仕事内容・受験資格までわかりやすく解説

土木施工管理技士とは ガテン系の転職

「土木施工管理技士」は、国土交通大臣が認定する日本の国家資格です。

技術検定は、建設業法第27条及び第27条の2の規定に基づき、国土交通大臣の
指定試験機関が実施している国家資格試験です。

引用:国土交通省令和5年度技術検定結果について

土木施工管理技士は、公共工事において主任技術者や監理技術者として現場に配置されるために必須とされています。

現在の建設業界は、技能者の高齢化が進行しており、若手人材の確保と育成が課題となっています。

建設業の技能者のうち、60歳以上の割合が約4分の1を占める一方、29歳以下は全体の約12%となっています。
このような中、建設業が引き続き「地域の守り手」として役割を果たしていくためには、将来の建設業を支える担い手の確保が急務となっております。

引用:国土交通省国土交通省・厚生労働省の令和7年度予算案の概要

若手人材不足の背景から、国土交通省と厚生労働省は建設業の魅力向上や人材育成に多角的に取り組み、技術検定試験の制度も見直されています。

本資格を取得することは、個人のキャリアアップだけでなく、持続可能な社会資本整備を支える上でも極めて重要です。

この記事では、土木施工管理技士の資格制度や、1級・2級の違い、資格取得方法などをわかりやすく解説します。

この記事でわかること
  • 土木施工管理技士とは
  • 土木施工管理技士の1級と2級の違い
  • 土木施工管理技士の試験

土木工事業に興味がある方や転職を検討している方は、建設業界に特化した専門の求人サイト「GATEN職」の活用がおすすめです。

GATEN職では土木工事業の未経験歓迎求人や施工管理の仕事を多数掲載しています。

GATEN職で仕事を探す

エリアと職種を選んで、今すぐ求人をチェック

関連記事:施工管理から転職しやすい異業種・他職種は?経験を活かせる仕事やキャリアチェンジする難易度も解説

  1. 土木施工管理技士とは
    1. 土木施工管理技士の役割
    2. 土木施工管理技士の仕事内容
    3. 土木施工管理技士の平均年収
    4. 土木施工管理技士の将来性
  2. 土木施工管理技士の1級と2級の違い
    1. 1級土木施工管理技士は大規模工事を統括
      1. 1級土木施工管理技士補とは
    2. 2級土木施工管理技士は中小規模工事を担当
      1. 2級土木施工管理技士補とは
  3. 土木施工管理技士と土木施工管理技士補の違い
  4. 土木施工管理技士の試験
    1. 土木施工管理技士の受験資格(令和6年度より変更)
    2. 土木施工管理技士の試験内容
    3. 土木施工管理技士の合格率
  5. 土木施工管理技士資格を取得するメリット
    1. キャリアの幅が広がり、転職・就職に有利になる
    2. 資格手当で年収アップにつながる
    3. 管理職・リーダー職への道が開ける
    4. 独立・フリーランスとして活躍できる
  6. 土木施工管理技士が向いている人・向いていない人
  7. 土木施工管理技士を取得した後のキャリアパス
    1. 施工管理補助として現場経験を積む
    2. 2級土木施工管理技士から1級を目指す
    3. 主任技術者や監理技術者を目指す
    4. 現場代理人や管理職へキャリアアップする
    5. 資格を活かして転職や年収アップを狙う
  8. 土木施工管理技士を目指すなら確認したい求人条件
    1. 資格取得支援がある求人を選ぶ
    2. 未経験者は教育体制を確認する
    3. 現場エリアや出張の有無を確認する
    4. 残業時間や休日数を確認する
    5. 資格手当や昇給制度を確認する
  9. 土木施工管理技士とはのよくある質問
    1. 土木施工管理技士とは何をする資格ですか?
    2. 土木施工管理技士の1級と2級の違いは何ですか?
    3. 土木施工管理技士補と施工管理技士は何が違いますか?
    4. 土木施工管理技士は未経験でも目指せますか?
    5. 土木施工管理技士の仕事はきついですか?
    6. 土木施工管理技士の年収はどれくらいですか?
    7. 土木施工管理技士を取ると転職に有利ですか?
    8. 土木施工管理技士はどんな人に向いていますか?
    9. 土木施工管理技士を目指すならどんな求人を選ぶべきですか?
  10. 土木施工管理技士の資格を取ろう

土木施工管理技士とは

土木施工管理技士は、国土交通大臣が認定する日本の国家資格の一つです。

土木施工管理技士の資格は国土交通省が管轄しており、国家試験は一般財団法人全国建設研修センターが実施しています。

項目 内容 確認ポイント
資格の種類 土木施工管理技士には、1級土木施工管理技士と2級土木施工管理技士がある。 目指す現場規模や担当したい業務に合わせて、1級・2級を選ぶ。
対象工事 道路、橋梁、河川、上下水道、造成、トンネル、港湾などの土木工事が対象。 自分が関わりたい工事分野と、求人の担当工事が合っているか確認する。
主な役割 工程管理、安全管理、品質管理、原価管理、協力会社との調整などを行う。 現場作業だけでなく、管理・調整・書類作成も多い点を理解しておく。
1級でできること 大規模な土木工事や監理技術者、現場責任者として評価されやすい。 大手ゼネコン、元請け、公共工事などを目指す人は1級が有利になりやすい。
2級でできること 中小規模の土木工事や主任技術者として評価されやすい。 まず土木施工管理として経験を積みたい人は2級から目指しやすい。
技士補との違い 技士補は第一次検定合格者、施工管理技士は第一次検定と第二次検定の両方に合格した人。 技士補は基礎知識の証明、施工管理技士は実務能力の証明として見られやすい。
転職での評価 土木施工管理技士は、公共工事やインフラ工事の求人で評価されやすい。 資格手当、現場責任者候補、公共工事の経験を評価する求人を確認する。
向いている人 インフラ整備に関わりたい人、現場管理や調整が得意な人、屋外作業に抵抗がない人。 体力面だけでなく、書類作成や関係者調整に対応できるかも確認する。

土木施工管理技士は、現場作業を直接行う職人資格ではなく、工事全体を計画通りに進めるための管理系資格です。

現場の安全や品質を守りながら、発注者・協力会社・作業員と調整する役割を担います。

そのため、土木の知識だけでなく、段取り力やコミュニケーション力も求められます。

総務省の労働力調査によると、建設業の就業者数はピーク時の平成9年の685万人から令和2年には492万人と、約28%減少しています。

建設就業者数 国土交通省

引用:国土交通省技術者制度を取り巻く現状 令和3年11月22日」建設投資、許可業者数及び就業者数の推移

上記の背景から、国土交通省と厚生労働省は建設業の魅力を向上させ、将来の担い手を確保・育成するために多角的な取り組みを進めています。

令和6年度(2024年度)からは第一次検定の受験資格における学歴・実務経験の制限が撤廃され、19歳以上(2級は17歳以上)であれば誰でも受験可能となりました。

(参考)新受検資格での技術検定受検イメージ 国土交通省

引用:国土交通省令和6年度より施工管理技術検定の受検資格が変わります

受験資格緩和によって、若年層の資格取得が促進され、建設業界への在職意欲向上が期待されています。

そんな土木施工管理技士の役割や具体的な業務内容ついて解説します。

土木施工管理技士とは
  • 土木施工管理技士の役割
  • 土木施工管理技士の具体的な仕事内容
  • 土木施工管理技士の平均年収
  • 土木施工管理技士の将来性

土木施工管理技士の役割

土木施工管理技士は、土木工事における現場監督の役割を担い、土木工事が計画通りに進むように現場の施工管理に指示を出し、管理することが主な仕事です。

1級土木施工管理技士は、建設業法に基づく監理技術者または主任技術者になることができます。

立場 主な役割 必要になりやすい資格 担当する工事の目安
主任技術者 工事現場で施工計画、工程管理、品質管理、安全管理などを行う技術責任者。 2級施工管理技士、実務経験など 中小規模の工事や、各工事現場で配置が必要になるケースが多い。
監理技術者 元請として大規模工事を管理し、下請業者を含めた工事全体を技術面から監理する。 1級施工管理技士など 一定金額以上の下請契約を伴う大規模工事で必要になりやすい。
監理技術者補佐 監理技術者を補佐し、現場管理や確認業務を支える。 1級施工管理技士補など。ただし別途要件の確認が必要。 監理技術者を置く大規模工事で、補佐役として配置される場合がある。
施工管理補助 現場巡回、写真撮影、書類作成、工程確認など、施工管理業務を補助する。 必須資格なしの求人もあるが、施工管理技士補があると基礎知識の証明になる。 未経験者や若手が、施工管理職の入口として担当しやすい。

また、土木施工管理技士の役割は、資格の級や現場の規模によって変わります。

2級は主任技術者として評価されやすく、1級は主任技術者に加えて監理技術者として大規模工事に関われる点が大きな違いです。

ただし、土木施工管理技士は、資格を取ればすぐに大規模現場を一人で任される資格ではないため注意が必要です。

実際には、資格に加えて現場経験、工事内容への理解、発注者や協力会社との調整力が求められます。

土木施工管理技士の仕事内容

土木施工管理技士の仕事内容

土木施工管理技士は、建設工事の現場において施工計画の作成、工程管理、品質管理、原価管理、安全管理まで、工事の進行に必要なあらゆるの管理業務を担います。

現場では、周辺の用地確保や近隣住民への工事説明といった調整業務も重要です。

役所への申請手続きや報告書作成などの事務業務も多く、現場と書類業務の双方に対応する必要があります。

なお、土木施工管理技士は、現場管理と書類業務の両方を担うため、体力だけでなく事務処理能力も必要です。

「現場に出る仕事」だけをイメージしていると、入社後に書類や調整業務の多さでギャップを感じる場合があります。

土木施工管理技士の平均年収

土木施工管理技士の平均年収は、おおよそ470万円〜600万円の範囲であり、日本人平均年収を上回る比較的高い水準です。

厚生労働省のデータによると、土木施工管理技術者の平均年収は596.5万円であり、平均年齢は46歳となっています。

また保有資格によっても差があり、2級土木施工管理技士で400~550万円前後、1級土木施工管理技士では600~750万円程度が平均的な年収相場です。

とくに大手ゼネコンや公共工事を多く扱う企業では700万円を超えるケースも珍しくありません。

2級は主に中小規模の現場を担当することが多いのに対し、1級は大規模な道路、橋梁、河川工事などを任されるため、責任が重い分、給与水準も高くなります。

また、資格手当として月数万円が支給される企業も多く、年収ベースで50~100万円ほど差がつく場合もあります。

要因 年収に影響する理由 確認すべきこと
1級か2級か 1級は大規模工事や監理技術者として評価されやすく、年収アップにつながりやすい。 1級・2級の資格手当、担当できる現場規模を確認する。
会社規模 大手ゼネコンや元請け企業は、給与・賞与・福利厚生が整っている場合がある。 基本給、賞与実績、福利厚生、昇給制度を確認する。
公共工事の有無 公共工事の経験は安定性や評価につながりやすい。 公共工事の受注実績、元請け・下請けの立場を確認する。
担当する工事規模 大規模工事ほど責任が重く、評価や手当に反映されやすい。 道路、橋梁、河川、造成など担当工事の規模を確認する。
経験年数 経験が増えるほど、工程管理や安全管理、協力会社との調整を任されやすい。 経験年数別の昇給目安、評価制度を確認する。
資格手当 資格手当の有無や金額によって、同じ資格でも収入に差が出る。 1級・2級土木施工管理技士の手当額を確認する。
残業や休日出勤 工期や天候の影響で残業・休日出勤が増えると、手当込みの年収が変わる。 平均残業時間、休日出勤、代休取得、固定残業代の有無を確認する。
管理職かどうか 現場代理人、主任技術者、監理技術者、管理職になると役職手当がつく場合がある。 役職手当、昇格基準、管理職候補求人かを確認する。
地域差 都市部や大型案件が多い地域では、給与水準が高くなる場合がある。 勤務地、転勤の有無、現場エリア、地域ごとの給与相場を確認する。

土木施工管理技士の年収は、資格の有無だけで決まるわけではありません。

1級を持っているかだけではなく、どの規模の工事を担当できるか、会社が資格手当を支給しているかによって差が出ます。

転職で年収アップを狙う場合は、基本給だけでなく資格手当、残業代、賞与、担当現場の規模まで確認することがポイントです。

関連記事:土木作業員の平均年収は約415万円!給料が高い理由や年齢・経験別の平均年収を解説

土木施工管理技士の将来性

土木施工管理技士をはじめとする施工管理職の将来性は非常に高いといえますが、同時に業界全体の構造的な課題があります。

土木施工管理技士を含める建設業では高齢化が進む業界の代表です。

建設業就業者の高齢化の進行 国土交通省

引用:国土交通省建設業(技術者制度)をとりまく現状(建設投資、就業者数の推移)

上記の表からもわかるように、建設業界は55歳以上の高年齢層が多く、若年層の割合が低いため今後さらに人手不足が加速すると予測されています。

また厚生労働省のデータによると、土木施工管理技術者の有効求人倍率は16.3人となり「売り手市場」の状況にあります。

これは、若手人材の確保が難しく、中堅層の育成・定着が進まない構造的な問題があるためです。

理由 具体的な背景 資格取得者への影響
インフラ維持管理の需要がある 道路、橋梁、河川、上下水道などは継続的な点検・補修・更新が必要になる。 土木工事の管理経験や資格を持つ人材は、長期的に需要が見込まれやすい。
災害復旧・防災工事が必要 地震、台風、大雨、土砂災害などに備えた復旧工事や防災工事が発生する。 災害対応や公共工事に関われる人材として評価されやすい。
建設業界の人材不足が続いている 若手不足や高齢化により、施工管理を担える人材の確保が課題になっている。 資格を持つことで、転職や待遇交渉で有利になる場合がある。
公共工事で技術者配置が必要 公共工事では、主任技術者や監理技術者などの配置が求められる場面がある。 土木施工管理技士は、現場配置や入札関連で企業から評価されやすい。
老朽化した道路・橋梁・上下水道の更新がある 高度経済成長期に整備されたインフラの老朽化が進み、補修・更新工事が必要になっている。 維持補修、更新工事、インフラ管理に関わる求人で活かしやすい。
資格保有者が企業から評価されやすい 土木施工管理技士は、実務能力や現場管理力を示しやすい国家資格である。 資格手当、昇給、現場責任者候補、管理職候補として評価されやすい。

こうした背景から、土木施工管理技士のような専門技能者は今後も需要が高いと見られ、未経験者でも資格・実務経験を積むことで長期的に安定したキャリアを築ける可能性が高い分野です。

一方で、働き方や現場環境は企業によって差があるため、転職時は勤務条件も確認しましょう。

土木工事業や施工管理の仕事の転職を考えている方は、建設業界の求人サイト「GATEN職」がおすすめです。

関連記事:「土木施工管理はやめとけ」と言われる8つの理由!向いてない人の特徴も解説

土木施工管理技士の1級と2級の違い

土木施工管理技士の1級と2級の最大の違いは、担当できる工事の規模や分野、そして監理技術者になれるかどうかです。

1級は大規模工事やすべての土木分野で施工管理を行えるのに対し、2級は小規模工事や特定分野に限られます。

工事現場では主任技術者の配置が必須であり、一定規模以上では監理技術者が求められます。

監理技術者として現場を統括できるのは1級土木施工管理技士のみであり、建設業法上も重要な役割を担います。

項目 1級土木施工管理技士 2級土木施工管理技士
担当できる役割 大規模工事の施工管理、現場責任者、監理技術者などを目指しやすい 中小規模工事の施工管理、主任技術者、施工管理補助からのステップアップに活かしやすい
主任技術者になれるか 要件を満たせばなれる 要件を満たせばなれる
監理技術者になれるか 要件を満たせばなれる 原則として監理技術者にはなれない
担当しやすい工事規模 道路、橋梁、河川、トンネルなど大規模工事を担当しやすい 舗装、造成、上下水道など中小規模工事を担当しやすい
転職での評価 元請け、大手、公共工事、現場責任者候補で評価されやすい 地場企業、施工管理補助、若手・中堅の求人で評価されやすい
年収への影響 資格手当、役職手当、管理職候補として年収アップにつながりやすい 資格手当や昇給につながるが、1級より評価範囲は限定されやすい
難易度 2級より難易度が高く、実務経験や幅広い知識が求められる 1級より基礎的で、施工管理の入口として目指しやすい
向いている人 大規模工事、監理技術者、管理職、年収アップを目指す人 まず土木施工管理の実務経験を積みたい人、主任技術者を目指す人
次のキャリア 監理技術者、現場代理人、管理職、公共工事の責任者 1級土木施工管理技士、主任技術者、現場責任者候補
将来的に大規模工事や管理職を目指すなら1級、まず施工管理として経験を積みたいなら2級から目指すのがおすすめです。
土木施工管理技士1級と2級のどちらを目指すべきかの判断表

1級土木施工管理技士は大規模工事を統括

工事現場には主任技術者を配置する必要があり、請負金額が3,500万円以上(建築一式工事は7,000万円以上)の大規模工事では、現場ごとに専任の監理技術者を配置する義務があります。

1級土木施工管理技士は、すべての土木工事分野で主任技術者や監理技術者として施工管理を行うことができます。

建設現場の統括責任を担う立場として、公共工事の受注に直結する重要なポジションです。

場面 評価される理由 確認すべきこと
大規模公共工事 道路、橋梁、河川、トンネルなどの公共工事では、施工管理能力や資格保有が重視されやすい。 公共工事の受注実績、元請け・下請けの立場、担当工事の規模
ゼネコンや大手建設会社への転職 大規模案件や複数現場を扱う会社では、1級資格者が評価されやすい。 応募条件、担当現場、求められる経験年数、転勤の有無
監理技術者としての配置 1級土木施工管理技士は、要件を満たせば監理技術者として配置される可能性がある。 監理技術者としての配置実績、担当範囲、責任の重さ
管理職候補 現場全体を管理できる人材として、所長や管理職候補に見られやすい。 昇格制度、役職手当、部下や協力会社の管理範囲
資格手当 1級資格は資格手当の対象になりやすく、月収や年収アップにつながる場合がある。 資格手当の金額、支給条件、賞与や昇給への反映
発注者対応がある現場 公共工事や元請け案件では、発注者との打ち合わせや書類対応でも資格が評価されやすい。 発注者対応の有無、書類作成の範囲、現場代理人の役割
年収アップを狙う転職 1級資格と実務経験を組み合わせることで、待遇交渉や責任者候補の求人に応募しやすい。 基本給、賞与、資格手当、役職手当、残業代の扱い

また、1級土木施工管理技士取得者は、都道府県市町村の災害復旧担当官に任命されることや、社会保険労務士の受験資格が得られるといった活用方法もあります。

社会保険労務士試験の受験資格は、『①学歴』『②実務経験』『③厚生労働大臣の認めた国家試験合格』の3つに分けられ、この中のいずれか1つを満たしている必要があります。

引用:社会保険労務士試験オフィシャルサイト受験資格について

1級土木施工管理技士は、監理技術者として大規模工事に関われる点が大きな強みです。

転職市場でも評価されやすく、年収アップや管理職を目指す人にとって重要な資格といえます。

1級土木施工管理技士補とは

令和3年4月の法改正により、1級第一次検定の合格者には「1級技士補」が付与されます。

主任技術者の要件を満たす1級技士補を現場に専任で配置することで、監理技術者は複数の現場を兼任することが可能となりました。

「技士補」の称号は、将来的に主任技術者や監理技術者を目指す上での第一歩となり、技術者配置の合理化にも貢献しています。

比較項目 1級土木施工管理技士補 1級土木施工管理技士
取得条件 1級土木施工管理技術検定の第一次検定に合格する 第一次検定と第二次検定の両方に合格する
試験区分 第一次検定のみ 第一次検定・第二次検定
監理技術者補佐になれるか 要件を満たせば、監理技術者補佐として配置できる場合がある 監理技術者として配置される側になるため、補佐ではなく責任者側の評価になりやすい
監理技術者になれるか 技士補だけではなれない 要件を満たせば監理技術者になれる
転職での評価 施工管理の基礎知識や、1級取得に向けた意欲の証明として評価されやすい 大規模工事、公共工事、元請け、現場責任者候補で評価されやすい
次に目指す資格 1級土木施工管理技士 監理技術者、現場代理人、管理職、所長など

また、1級土木施工管理技士補は監理技術者補佐として評価される一方で、1級土木施工管理技士とはできることが異なります。

監理技術者を目指す場合は、第二次検定に合格して1級土木施工管理技士を取得する必要があります。

2級土木施工管理技士は中小規模工事を担当

2級土木施工管理技士は、「土木」「鋼構造物塗装」「薬液注入」の3つの分野に分かれており、取得した分野の範囲で主任技術者として施工管理を行います。

主に小規模から中規模の現場で施工管理を担当し、公共工事でも活躍できます。

2級土木施工管理技士が評価されやすい場面

2級土木施工管理技士は、土木施工管理のキャリアを始めるうえで現実的に目指しやすい資格です。

中小規模工事の主任技術者として評価されやすく、未経験者や若手が施工管理職で経験を積む入口になります。

2級土木施工管理技士補とは

2級土木施工管理技士補とは、若年層の建設業界への参入と定着を促進するために、令和3年4月の法改正によって創設された「技士補」制度の一部です。

17歳以上で2級第一次検定に合格すると「2級技士補」を取得できます。

「技士補」という新たな称号が付与されるようになったことで、入職者の確保や資格取得意識の醸成を図ることも目的とされています。

また、2級土木施工管理技士取得者は、社会保険労務士の受験資格が得られるといった活用方法もあります。

社会保険労務士試験の受験資格は、『①学歴』『②実務経験』『③厚生労働大臣の認めた国家試験合格』の3つに分けられ、この中のいずれか1つを満たしている必要があります。

引用:社会保険労務士試験オフィシャルサイト受験資格について

「社会保険労務士試験の受験資格」には1級土木施工管理技士、2級土木施工管理技士が含まれます。

場面 活かし方 注意点
建設業界への就職 土木施工管理の基礎知識を学んでいることをアピールできる。 資格だけでなく、土木工事への理解や志望動機も伝える。
未経験から施工管理補助を目指す 施工管理補助や若手育成枠の求人で、学習意欲を示しやすい。 入社後の教育体制やOJTの有無を確認する。
学生や若手の資格取得 早い段階で取得しておくことで、就職活動や配属希望で活かしやすい。 資格取得後にどの職種で活かしたいか整理しておく。
2級土木施工管理技士を目指す前段階 第二次検定へ進むためのステップとして活用できる。 技士補と施工管理技士は別扱いのため、第二次検定対策も必要。
基礎知識の証明 工程管理、安全管理、品質管理、法規などの基礎を示せる。 実務で評価されるには、現場経験とセットで活かす必要がある。
資格取得支援のある会社への応募 施工管理技士まで育成したい企業に、前向きな人材として見られやすい。 受験費用補助、資格手当、講習費補助の有無を確認する。

2級土木施工管理技士補は、土木施工管理の基礎知識を証明する資格として活用できます。

ただし、2級技士補だけで主任技術者になれるわけではありません。

実務経験を積みながら第二次検定に合格し、2級土木施工管理技士を目指す流れを理解しておく必要があります。

関連記事:建築・土木を目指せる大学・短期大学(短大)一覧を紹介!大学選びのポイントや大学・短大の違いも解説

土木施工管理技士と土木施工管理技士補の違い

土木施工管理技士補と土木施工管理技士の違いは、合格している試験区分と現場で担当できる役割にあります。

土木施工管理技士補は、土木施工管理技術検定の第一次検定に合格した人に与えられる資格で、施工管理の基礎知識を証明できます。

一方、土木施工管理技士は、第一次検定と第二次検定の両方に合格した人が取得できる資格です。

施工管理の実務能力を示しやすく、主任技術者や監理技術者、現場責任者として評価されやすくなります。

比較項目 土木施工管理技士補 土木施工管理技士
取得条件 土木施工管理技術検定の第一次検定に合格する 第一次検定と第二次検定の両方に合格する
試験区分 第一次検定のみ 第一次検定・第二次検定
できること 土木施工管理の基礎知識を証明できる。1級技士補は要件を満たせば監理技術者補佐として評価される場合がある 土木工事の施工管理能力を証明でき、現場管理や技術者配置で評価されやすい
主任技術者になれるか 技士補だけではなれない 要件を満たせばなれる
監理技術者になれるか 技士補だけではなれない 1級土木施工管理技士など、要件を満たせばなれる
転職での評価 未経験者や若手の基礎知識・学習意欲の証明として評価されやすい 経験者採用、公共工事、現場責任者候補、年収アップで評価されやすい
キャリア上の位置付け 土木施工管理技士を目指す途中段階、施工管理職への入口 主任技術者・監理技術者・現場責任者を目指すための実務資格

施工管理の基礎知識を証明できますが、主任技術者や監理技術者として働くには、第二次検定に合格して施工管理技士を取得する必要があります。

関連記事:施工管理の仕事内容とは?年収、向いている人の特徴をわかりやすく解説

土木施工管理技士の試験

土木施工管理技士の試験は、国土交通省が管轄する国家資格試験で、1級と2級に分かれています。

試験は「第一次検定(学科試験)」と「第二次検定(実地・記述試験)」の2段階で実施され、受験資格や試験内容は級ごとに異なります。

土木施工管理技士試験のポイント

  • 試験は第一次(学科)と第二次(実地・記述)の二段階方式
  • 令和6年度から受験資格が大幅に緩和
  • 合格には総得点の60%以上が必要

令和3年4月の法改正により受験資格は大幅に緩和され、2024年度(令和6年度)以降は第一次検定であれば、1級は19歳以上、2級は17歳以上であれば誰でも受験可能となりました。

試験内容は土木工学や施工管理法、法規などの知識を問うもので、第二次検定では施工計画の立案や応用力が求められます。

土木施工管理技士試験の概要
試験区分 第一次検定(学科)、第二次検定(実地・記述)の二段階方式
受験資格(2024年度以降) 1級:19歳以上、2級:17歳以上で誰でも受験可能(第一次検定)
合格基準 第一次・第二次ともに総得点の60%以上で合格
試験内容 土木工学、施工管理法、法規、施工計画・応用力(第二次検定)

なお、土木施工管理技士の第一次検定と第二次検定の違いについてまとめると以下kの通りとなります。

比較項目 第一次検定 第二次検定
合格後に得られる資格 施工管理技士補 施工管理技士
主な内容 施工管理の基礎知識、法規、工程管理、安全管理、品質管理など 実務経験に基づく施工管理能力、記述問題、応用的な判断力
問われる力 基礎知識を理解しているか、施工管理の考え方を把握しているか 現場経験をもとに、施工管理上の課題へ対応できるか
受検資格 年齢要件などを満たせば受検しやすい区分がある 実務経験など、より具体的な条件が必要になる場合がある
合格後にできること 技士補として、施工管理の基礎知識を証明できる 施工管理技士として、主任技術者や監理技術者などを目指しやすくなる
対策方法 テキスト学習、過去問演習、基礎用語の理解 実務経験の整理、記述対策、施工管理上の判断力の確認

以下の通りに、第一次検定に合格すると施工管理技士補、第二次検定に合格すると施工管理技士になれます。

技士補と施工管理技士ではできることが違うため、資格取得後にどの立場で働きたいかを考えて受験計画を立てるようにしまsyぷ。

建設業界に特化した求人サイト「GATEN職」では、「資格取得支援あり」の求人や未経験歓迎の求人も多数掲載しています。

土木施工管理技士の資格やこれからチャレンジしたいI人はぜひ以下から求人をチェックしてみてください!

土木施工管理技士の受験資格(令和6年度より変更)

土木施工管理技士の試験は「第一次検定」と「第二次検定」の2段階で実施され、それぞれに異なる受験資格が設定されています。

令和3年4月の法改正により受験資格は大幅に緩和され、2024年度(令和6年度)以降は若年層でも受験しやすくなりました。

1級の第一次検定は、試験実施年度末において19歳以上であれば誰でも受験可能です。

2級の第一次検定は17歳以上で受験でき、学歴や実務経験は不要です。

土木施工管理技士の受験資格(2024年度以降)
1級 第一次検定 19歳以上であれば誰でも受験可能。実務経験不要
1級 第二次検定 1級第一次合格+実務5年以上
または特定実務3年以上
または補佐経験1年以上
2級 第一次検定 17歳以上であれば誰でも受験可能。学歴・実務経験不要
2級 第二次検定 2級第一次合格+実務3年以上
または1級一次合格+実務1年以上

受験資格のポイント

  • 第一次検定は1級19歳以上・2級17歳以上で受験可能
  • 第二次検定は実務経験が必要だが、条件は大幅に緩和
  • 特定実務経験は請負4,500万円以上(建築一式は7,000万円)での監理・主任経験

ただし、第二次検定では実務経験が関係するため、施工管理技士まで目指す場合は実務経験を積める職場を選ぶことが重要です。

第一次検定を受けられることと、施工管理技士として登録・活用できることは同じではありません。

第二次検定や実務経験の条件も確認して、長期的な資格取得計画を立てましょう。

土木施工管理技士の試験内容

土木施工管理技士の試験は、第一次検定(学科)と第二次検定(実地・記述)の2段階で構成されています。

第一次検定では基礎的な学科知識、第二次検定では現場で必要な施工管理の応用力が問われます。

1級土木施工管理技士は、土木工学や施工管理法、法規など幅広い分野が出題されます。

第二次検定では、施工計画の立案や土質試験の結果に基づく判断など、より高度な応用力が求められます。

試験内容のポイント

  • 試験は第一次(学科)と第二次(実地・記述)の二段階構成
  • 1級は施工計画や土質試験など高度な応用力が求められる
  • 2級は種別ごとの学科・実地試験で、基礎から現場管理力を評価

2級土木施工管理技士は、「土木」「鋼構造物塗装」「薬液注入」の3種別に分かれ、施工管理法の項目ではそれぞれ「施工管理法」「鋼構造物塗装施工管理法」「薬液注入施工管理法」のように出題内容が異なります。

土木施工管理技士の試験内容
1級 第一次検定 土木工学、施工管理法、法規を中心とした学科試験(午前2時間30分・午後2時間)
1級 第二次検定 施工計画立案、土質試験、施工管理の応用力を問う記述試験(2時間45分)
2級 第一次検定 土木工学、各種別の施工管理法、法規を中心とした択一式学科試験(約2時間10分)
2級 第二次検定 各種別の施工管理法に関する記述式試験(2時間)

    また、土木施工管理技士試験の出題分野ごとに対策ポイントは異なります。

    出題分野 主な内容 対策ポイント
    土木工学 土質、コンクリート、構造物、測量、道路、河川、上下水道などの基礎知識 用語や基本事項を整理し、苦手分野を早めに把握する。
    施工管理法 施工計画、現場管理、施工手順、建設機械、仮設工事など 現場の流れをイメージしながら、頻出項目を重点的に確認する。
    法規 建設業法、労働安全衛生法、道路法、河川法など 暗記だけでなく、どの場面で関係する法律かを理解する。
    安全管理 労働災害防止、危険予知、足場、重機作業、保護具など 事故が起こりやすい作業と安全対策をセットで覚える。
    品質管理 材料の品質、施工精度、検査、写真管理、出来形管理など 数値や管理項目を整理し、実務と結びつけて理解する。
    工程管理 工程表、作業順序、工期管理、遅延対応など 工程表の見方や作業のつながりを押さえる。
    経験記述 自分が担当した工事の課題、対策、結果などを記述する問題 事前に工事経験を整理し、品質・安全・工程などテーマ別に準備する。
    過去問演習 過去に出題された問題を解き、出題傾向を把握する 正解だけでなく、間違えた理由や関連知識まで確認する。

    土木施工管理技士の試験では、土木工事の知識だけでなく、施工管理や法規、安全管理など幅広い知識が問われます。

    特に第二次検定では実務経験に基づく記述対策が重要になるため、日頃の業務内容を整理しておくのがポイントです。

    土木施工管理技士の合格率

    土木施工管理技士の合格率は、年度や試験区分によって変動しますが、全体として1級はやや難易度が高く、2級は比較的合格しやすい傾向があります。

    合格基準は1級・2級ともに第一次検定・第二次検定それぞれで総得点の60%以上を獲得することです。

    1級は学科試験(第一次検定)が約40~60%前後、実地試験(第二次検定)が約30~40%前後の合格率となっています。

    2級は学科試験が約40~70%、実地試験が約30~60%前後とされ、年度によっては大きく変動することがあります。

    土木施工管理技士の過去合格率
    年度 1級(学科/実地) 2級(学科/実地)
    2024年度 44.4% / 41.2% 44.0% / 35.3%
    2023年度 49.5% / 33.2% 54.3% / 62.9%
    2022年度 54.6% / 28.7% 63.8% / 37.9%
    2021年度 60.6% / 36.6% 71.8% / 35.7%
    2020年度 60.1% / 31.0% 70.4% / 44.2%
    過去のデータからも、第二次検定の難易度が合格の大きなハードルとなっていることがわかります。

    合格率のポイント

    • 合格基準は第一次・第二次ともに総得点の60%以上
    • 1級は実地試験の合格率が低く難易度が高め
    • 2級は学科試験が比較的高い合格率で推移
      受験者タイプ つまずきやすい点 対策 学習時間の目安
      未経験者 土木用語や工事の流れをイメージしにくい 入門テキストや図解教材で基礎を理解してから、過去問に取り組む 3〜6か月程度
      施工管理補助経験者 実務で見たことがある内容でも、試験用語や法規で混乱しやすい 現場経験と試験範囲を結びつけ、施工管理法・法規を重点的に復習する 2〜4か月程度
      現場経験者 実務感覚で解いてしまい、試験で求められる答えとズレることがある 過去問を使い、出題傾向や正答の考え方を確認する 1〜3か月程度
      1級を目指す人 出題範囲が広く、応用的な理解や経験記述で差が出やすい 早めに学習計画を立て、苦手分野と経験記述を重点的に対策する 4〜6か月程度
      2級を目指す人 基礎問題が中心でも、法規や施工管理法で点を落としやすい 頻出分野を優先し、過去問を繰り返して基礎を固める 2〜4か月程度
      働きながら受験する人 勉強時間を確保しにくく、直前期に詰め込みになりやすい 平日は短時間学習、休日は過去問演習や模試にあてるなど、学習時間を分けて管理する 3〜6か月程度

      未経験者は土木用語や法規の理解に時間がかかりやすく、経験者は経験記述や過去問対策が重要になります。

      働きながら受験する場合は、早めに学習計画を立て、過去問を繰り返し解くことが大切です。

      土木施工管理技士資格を取得するメリット

      土木施工管理技士資格を取得するメリットには以下のものが挙げられます。

      メリット 内容 特に向いている人
      転職で評価されやすい 土木施工管理の実務能力を示しやすく、建設会社や公共工事関連の求人で評価されやすい。 土木施工管理として転職したい人
      資格手当で年収アップを狙える 会社によっては、1級・2級土木施工管理技士に資格手当が支給される場合がある。 収入アップを目指したい人
      主任技術者・監理技術者を目指せる 要件を満たせば、主任技術者や監理技術者として現場で評価されやすくなる。 現場責任者を目指す人
      管理職やリーダー職を目指せる 工程管理、安全管理、品質管理などを任され、職長や管理職候補として評価されやすい。 チームや現場をまとめたい人
      公共工事に関わりやすくなる 道路、橋梁、河川、上下水道など、公共工事で資格保有者が求められる場面がある。 インフラ工事に関わりたい人
      独立やフリーランスの選択肢が広がる 資格と実務経験を組み合わせることで、将来的に独立や業務委託の選択肢も広がる。 将来独立を考えている人
      長く働ける専門性を得られる インフラ維持管理や老朽化対策の需要があり、専門性を活かして働き続けやすい。 安定した専門職を目指したい人

      土木施工管理技士の資格は、転職や年収アップだけでなく、現場で任される役割を広げるうえでも役立ちます。

      ただし、資格取得だけでキャリアが決まるわけではないため、実務経験や担当工事の実績も合わせて積むことが重要です。

      建設業界に特化した求人サイト「GATEN職」では、「資格取得支援あり」「経験者優遇」など、土木や施工管理の全国の求人を掲載しています!

      キャリアの幅が広がり、転職・就職に有利になる

      土木施工管理技士は建設現場で工程・安全・品質・原価の管理を行う専門職の国家資格であり、施工管理職として働く上での実務証明として評価されます。

      ケース 評価される理由 応募時に伝えるべきこと
      施工管理経験者が転職する 工程管理、安全管理、品質管理、協力会社との調整経験が即戦力として評価されやすい。 担当した工事の種類、現場規模、管理した人数、保有資格を具体的に伝える。
      現場作業員から施工管理へ移る 現場の流れや職人側の視点を理解しているため、施工管理に活かしやすい。 担当してきた作業内容、現場経験、職長経験、施工管理へ移りたい理由を伝える。
      2級から1級を目指す 上位資格取得への意欲があり、将来的な現場責任者候補として見られやすい。 1級取得を目指している理由、現在の学習状況、今後担当したい工事規模を伝える。
      公共工事を扱う会社へ応募する 土木施工管理技士は、道路・橋梁・河川・上下水道などの公共工事で評価されやすい。 公共工事の経験、発注者対応、書類作成、施工管理の実績を伝える。
      資格取得支援のある会社へ応募する 施工管理技士として長く育成できる人材と見られやすい。 資格取得への意欲、受験予定、学習している内容、長く働く意思を伝える。
      管理職候補として応募する 現場管理だけでなく、人員管理や協力会社との調整力が評価されやすい。 現場責任者経験、部下や協力会社の管理経験、予算・工程管理の経験を伝える。

      特に、現場経験や担当した工事内容とセットでアピールすると、即戦力として見られやすくなります。

      また、建設会社やゼネコンでは「資格手当」を設けていることが一般的で、年収面でも有利です。

      1級土木施工管理技士の転職先

      • ゼネコン
      • 海外事業を展開する企業
      • 公務員(土木職)

      資格手当で年収アップにつながる

      資格を持つことで収入水準が上昇しやすいのも大きなメリットです。

      資格手当や管理職手当が加算され、多くの企業で月額の資格手当が支給される仕組みが存在します。

      土木施工管理技士の資格手当は会社によって異なりますが、目安として年間数十万円〜100万円前後の年収向上が見込まれるケースもあるため、資格保有者は収入面でも恩恵を受けやすいといえます。

      土木施工管理技士の平均年収

      • 1級土木施工管理技士::約550〜750万円(監理技術者として)
      • 2級土木施工管理技士::約400〜550万円(主任技術者として)

      資格手当で確認すべきこと

      •  1級と2級で手当額が違うか
      •  毎月支給か一時金か
      •  技士補も手当対象になるか
      •  資格取得費用を会社が負担するか
      •  受験料や講習費の補助があるか
      •  資格取得後に昇給・昇格へ反映されるか
      •  資格手当以外の残業代や賞与も確認したか

      転職で年収アップを狙う場合は、求人票の給与だけでなく、資格手当や昇給制度まで確認しましょう。

      管理職・リーダー職への道が開ける

      土木施工管理技士の資格取得は、キャリアアップの重要な分岐点になります。

      建設現場では施工計画の策定や安全管理、工程調整など高度なスキルが求められ、施工管理技士保有者は現場所長・副所長といった管理職候補として優先的に抜擢される傾向にあります。

      特に1級は大規模工事に関われるため、現場代理人や管理職を目指すうえで有利になる場合があります。

      また、施工管理技士資格は「建設キャリアアップシステム」(建設キャリアアップシステムCCUS)の資格評価でも高く評価され、等級が上がることで社会的評価や施工単価評価にも影響します。

      「建設キャリアアップシステム」(建設キャリアアップシステムCCUS)とは

       

      建設キャリアアップシステムは技能者ひとり一人の就業実績や資格を登録し、技能の公正な評価、工事の品質向上、現場作業の効率化などにつなげるシステムです。(参照:CCUSについて: 建設キャリアアップシステム

      将来的にゼネコンの管理職や技術本部のリーダーを目指す場合、資格はキャリア形成の基盤となります。

      ただし、マネジメントには資格だけでなく、調整力や後輩育成の経験も必要です。

      独立・フリーランスとして活躍できる

      資格保有者は転職や就職だけでなく、フリーランスや独立という選択肢も広がります。

      土木施工管理技士資格は国家資格であるため一定レベルの実務経験を積めば、施工管理のフリーランスとして案件を受注したり、独立して建設コンサルタントに転身することも可能です。

      特に大規模工事や公共工事では施工管理技士の資格が入札や契約条件に含まれるケースもあるため、独立後の受注力も強化できます。

      資格×実務経験の組み合わせは、働き方の自由度と収入ポテンシャルを大きく高めるメリットがあります。

      土木施工管理技士が独立するメリット

      • 努力次第で高収入を目指せる(年収2,000万円以上も可能)
      • 特に1級土木施工管理技士の資格と実務経験があれば高単価案件を自分の裁量で受注できる
      • 職場の人間関係に悩むことが少ない
      • 柔軟にライフスタイルを設計できる

      土木施工管理技士の資格があっても、すぐに独立して安定収入を得られるとは限りません。

      独立には、実務経験、取引先、営業力、資金管理、法令理解が必要です。

      まずは会社員として経験を積み、担当できる工事や人脈を広げることが現実的です。

      ガテン職 独立

      「GATEN職」では、独立を目指す方を応援する企業だけを集めた「独立支援企業」も掲載しています。

      気になる企業があれば面倒な登録不要ですぐに応募できるので、経験やノウハウを身につけたい方は以下をチェックしてみてください!

      独立応援企業特集はこちら

      関連記事:土木業で独立するには?必要な資格や独立するメリット・デメリットを紹介

      土木施工管理技士が向いている人・向いていない人

      土木施工管理技士に向いているのは、道路・橋梁・河川・上下水道などの社会インフラに関わりながら、現場全体を管理する仕事に興味がある人です。

      ほかにも、責任感を持って現場を進められる人、人と連携しながら仕事を進められる人、細かい確認や書類作成にも対応できる人に向いています。

      また、1級・2級土木施工管理技士の取得がキャリアアップにつながりやすいため、資格取得や学習を続けられる人にも適しています。

      一方で、屋外作業や現場移動をできるだけ避けたい人、工期や納期のプレッシャーが苦手な人は慎重に検討した方がよいでしょう。

      なぜなら、土木工事は天候の影響を受けやすく、現場状況によって残業や休日対応が発生することもあるためです。

      また、施工管理は現場に立つだけでなく、施工計画書、工程表、安全書類、写真管理などの事務作業も多い仕事です。

      人との調整や継続的な資格学習に強い抵抗がある場合は、土木施工管理補助、CAD、建設事務など、関連職種も含めて検討することをおすすめします。

      土木施工管理技士が向いている人 土木施工管理技士を慎重に検討した方がよい人
      □ 現場全体を管理する仕事に興味がある □ 屋外作業や現場移動を避けたい
      □ 道路・橋梁・河川など社会インフラに関わりたい □ 書類作成を極力したくない
      □ 安全管理や品質管理を丁寧に進められる □ 工期や納期のプレッシャーが苦手
      □ 人と調整しながら仕事を進められる □ 多くの関係者と調整するのが苦手
      □ 書類作成にも対応できる □ 残業や天候の影響を受ける仕事を避けたい
      □ 資格取得や学習を続けられる □ 資格取得の勉強を続けたくない
      □ 責任ある仕事でキャリアアップしたい □ 体力に自信がない

      土木施工管理技士は、社会インフラを支えるやりがいのある仕事ですが、現場管理・書類作成・関係者調整のすべてに関わる仕事です。

      資格取得だけで判断せず、自分の適性や働き方に合うかも確認しましょう。

      関連記事:現場仕事(外仕事)とは?現場仕事の主な種類・タイプ別におすすめの現場仕事を解説

      土木施工管理技士を取得した後のキャリアパス

      土木施工管理技士を取得した後のキャリアパス

      土木施工管理技士は、取得して終わりではなく、現場経験と組み合わせてキャリアを広げる資格です。

      未経験者は施工管理補助から経験を積み、2級、1級へと段階的に目指すと現実的です。

      関連記事:未経験でも稼げる仕事ランキング!男女別・年代別に紹介

      施工管理補助として現場経験を積む

      未経験者や経験が浅い人は、まず施工管理補助として現場経験を積む方法が挙げられます。

      施工管理補助では、現場巡回、写真撮影、工程表の確認、安全書類の整理、職人や協力会社への連絡補助などを担当します。

      施工管理補助の仕事内容

      • 工事写真の撮影・整理
      • 書類作成・データ入力
      • 現場の安全確認
      • スケジュール・資材の確認
      • 連絡・調整サポート

      最初から現場全体を任されるわけではありませんが、工事の流れや安全管理、品質管理の基本を学べるため、土木施工管理技士を目指す土台になります。

      2級土木施工管理技士から1級を目指す

      土木施工管理のキャリアを段階的に作るなら、まず2級土木施工管理技士を取得し、その後に1級を目指す流れが一般的です。

      比較項目 2級土木施工管理技士 1級土木施工管理技士
      主な位置付け 土木施工管理の基礎〜中堅向け資格 土木施工管理の上位資格
      担当しやすい工事 中小規模の土木工事 大規模工事、公共工事、元請け工事
      主任技術者になれるか 要件を満たせばなれる 要件を満たせばなれる
      監理技術者になれるか 原則として難しい 要件を満たせば目指せる
      転職での評価 若手・中堅、地場企業、施工管理補助からのステップアップで評価されやすい 大手・ゼネコン・公共工事・現場責任者候補で評価されやすい
      年収への影響 資格手当や昇給につながる場合がある 資格手当、役職手当、年収アップにつながりやすい
      難易度 1級より基礎的で、初めてでも目指しやすい 2級より難易度が高く、実務経験や幅広い知識が必要
      向いている人 まず土木施工管理として経験を積みたい人 大規模工事や管理職、年収アップを目指したい人
      次のキャリア 1級土木施工管理技士、主任技術者、現場責任者候補 監理技術者、現場代理人、管理職、所長

      2級は中小規模の土木工事や主任技術者を目指す際に評価されやすく、施工管理としての基礎力を示しやすい資格です。

      さらに1級を取得すると、大規模工事や公共工事、監理技術者、現場責任者候補として評価される場面が広がります。

      いきなり1級を目指すのが難しい場合は、2級で経験と知識を固めてから、1級取得に進むとよいでしょう。

      主任技術者や監理技術者を目指す

      土木施工管理技士を取得すると、主任技術者や監理技術者を目指しやすくなります。

      主任技術者は、工事現場で施工計画、工程管理、品質管理、安全管理などを担う技術責任者です。

      監理技術者は、一定規模以上の工事で下請業者を含めた工事全体を管理する立場で、より高い専門性と責任が求められます。

      比較項目 主任技術者 監理技術者
      主な立場 建設工事の施工を技術面から管理する責任者 大規模工事で、下請業者を含めた工事全体を管理する上位の技術責任者
      配置される場面 多くの建設工事で配置が必要になる 元請として一定金額以上の下請契約を結ぶ工事で必要になる
      主な仕事内容 施工計画、工程管理、品質管理、安全管理、職人や協力会社との調整 主任技術者の業務に加え、下請業者全体の管理や大規模工事の統括
      必要になりやすい資格 2級施工管理技士、実務経験など 1級施工管理技士など
      担当しやすい工事規模 中小規模の工事が中心 大規模工事、公共工事、元請け工事など
      責任の重さ 担当工事の施工管理に責任を持つ 工事全体の技術管理を担うため、主任技術者より責任が重くなりやすい
      転職での評価 施工管理経験者や中堅人材として評価されやすい 現場責任者候補、管理職候補、年収アップ転職で評価されやすい
      注意点 資格や実務経験などの要件を満たす必要がある 監理技術者になるには、より高い資格や経験が求められる

      2級土木施工管理技士は主任技術者、1級土木施工管理技士は監理技術者を目指す際に評価されやすいため、将来的に責任ある立場で働きたい人は資格取得と実務経験をセットで積むことが重要です。

      現場代理人や管理職へキャリアアップする

      土木施工管理の経験を積むと、現場代理人や管理職へのキャリアアップも目指せます。

      現場代理人は、工事現場で発注者対応、工程管理、協力会社との調整、書類確認などを行い、現場全体を代表する立場です。

      さらに経験を重ねると、複数現場を管理する管理職や、若手を育成する立場に進むこともあります。

      比較項目 現場代理人 管理職
      主な立場 工事現場を代表して、発注者や協力会社とのやり取りを行う現場側の責任者 会社内で複数現場や部下、売上・利益などを管理する立場
      主な仕事内容 工程管理、安全管理、品質管理、発注者対応、協力会社との調整、書類確認 複数現場の進捗確認、人員配置、部下の育成、予算管理、組織運営
      関わる範囲 担当する1つの現場が中心 複数現場や部署全体を担当することが多い
      求められる力 現場判断力、調整力、発注者対応力、施工管理の実務経験 マネジメント力、育成力、数字管理、組織全体を見る力
      評価されやすい資格 土木施工管理技士、建築施工管理技士など 1級施工管理技士、現場代理人経験、管理職経験など
      向いている人 現場に近い立場で工事をまとめたい人 現場経験を活かして、組織や複数案件を管理したい人
      注意点 現場ごとの責任が重く、発注者対応や書類管理も多い 現場作業よりも、部下管理や売上・利益管理の比重が高くなる

      現場代理人や管理職を目指す場合は、資格だけでなく、工事全体を見渡す力、発注者との調整力、部下や協力会社をまとめる力も必要です。

      資格を活かして転職や年収アップを狙う

      土木施工管理技士は、転職や年収アップを狙う際にも活かしやすい資格です。

      特に1級土木施工管理技士は、大規模公共工事、元請け企業、ゼネコン、現場責任者候補の求人で評価されやすく、資格手当や役職手当につながるケースもあります。

      2級土木施工管理技士も、主任技術者や施工管理経験者として評価されやすく、地場企業や中小規模工事の求人で活かせます。

      転職時のアピールポイント

      • 資格
      • 担当した工事内容
      • 現場規模
      • 管理経験
      • 発注者対応の有無

      関連記事:現場仕事に強い人材派遣会社・転職サイト15選!業種ごとのおすすめサービスを徹底紹介!

      土木施工管理技士を目指すなら確認したい求人条件

      土木施工管理技士を目指すなら、資格取得支援や教育体制のある求人を選ぶことが重要です。

      なぜなら、未経験歓迎と書かれていても、実際にどのように育成してもらえるかは企業によって異なるためです。

      求人を見るときは、給与だけでなく、資格取得までのサポートや現場経験を積める環境まで確認しましょう。

      確認項目 見るべきポイント 確認しないと起こる問題
      資格取得支援 受験費用補助、講習費用補助、教材費補助、試験前の休暇制度 資格取得にかかる費用や学習負担を一人で抱えやすい
      研修制度 入社後研修、OJT、先輩同行、教育担当の有無 未経験でも十分に教わらないまま現場に出る可能性がある
      現場エリア 担当する地域、通勤距離、直行直帰の可否 移動時間が長くなり、体力的な負担が増える
      出張や転勤 出張頻度、転勤範囲、長期出張の有無 希望しない地域で働く可能性がある
      残業時間 月平均残業時間、繁忙期の残業、固定残業代の有無 想定より労働時間が長くなりやすい
      休日数 年間休日数、週休2日制、休日出勤、代休取得の有無 休みが少なく、資格勉強や休息の時間を確保しにくい
      資格手当 1級・2級土木施工管理技士の手当額、支給条件 資格を取得しても収入に反映されない場合がある
      担当する工事内容 道路、橋梁、河川、上下水道、造成などの工事種類 自分が積みたい経験と違う現場に配属される可能性がある
      未経験者の育成実績 未経験入社の人数、定着率、資格取得実績 未経験者を育てる体制が弱い会社を選んでしまう
      キャリアパス 施工管理補助、主任技術者、現場代理人、管理職への流れ 長く働いても昇給や役職への道が見えにくい

      資格取得支援がある求人を選ぶ

      土木施工管理技士を目指すなら、資格取得支援がある求人を選ぶと学習を続けやすくなります。

      資格取得には、受験費用、講習費用、教材費、学習時間の確保が必要です。

      会社によっては、受験費用の補助、講習費の負担、合格後の資格手当、試験前の休暇制度などを用意している場合があります。

      特に未経験者や若手の場合、働きながら資格を取るには会社のサポートが重要です。

      求人票で見るポイント

      • 「資格取得支援あり」かどうか
      • 対象資格
      • 補助金額
      • 支給条件
      • 合格後の手当

      未経験者は教育体制を確認する

      未経験から土木施工管理を目指す場合は、教育体制の有無を必ず確認しましょう。

      土木施工管理では、工程管理、安全管理、品質管理、写真管理、発注者や協力会社との調整など、覚える業務が多くあります。

      未経験歓迎と書かれていても、実際には現場で見て覚えるだけの会社もあれば、研修やOJTが整っている会社もあります。

      求人票で見るポイント

      • 「入社後に誰が教えてくれるのか」
      • 「どのくらいの期間は先輩と同行できるのか」
      • 「いきなり一人で現場を任される可能性があるのか」

      現場エリアや出張の有無を確認する

      土木施工管理の仕事は、会社の事務所だけでなく、工事現場へ移動して働くことがあり、道路、橋梁、河川、上下水道、造成工事など、担当する工事によって現場エリアや移動距離が変わります。

      現場が遠い場合は、朝が早くなったり、通勤時間が長くなったりするため、体力的な負担も大きくなります。

      場所・現場 主な仕事内容 負担の大きさ 注意点
      道路工事 舗装、補修、交通規制、工程管理、安全管理など 中〜大 夜間工事や交通規制対応が発生する場合がある
      橋梁工事 橋の補修、耐震補強、架設、点検、品質管理など 高所作業や安全管理の責任が重くなりやすい
      河川工事 護岸工事、堤防補修、浚渫、災害復旧工事など 中〜大 天候や増水の影響を受けやすい
      上下水道工事 配管工事、掘削、埋戻し、道路復旧、近隣対応など 生活インフラに関わるため、工期や周辺対応に注意が必要
      造成工事 土地の整地、切土・盛土、排水設備、擁壁工事など 重機作業や土量管理、安全管理が重要になる
      トンネル工事 掘削、支保工、覆工、換気、安全管理、品質管理など 閉鎖空間での作業が多く、安全・工程管理の負担が大きい
      港湾・海岸工事 防波堤、岸壁、護岸、浚渫、海上作業の管理など 天候や潮位の影響を受けやすく、特殊な安全管理が必要
      公園・外構工事 園路、遊具、植栽、排水、舗装、外構整備など 小〜中 比較的規模は小さめだが、利用者や近隣への配慮が必要

      また、会社によっては長期出張や転勤が発生することもあります。

      求人を見る際は、担当エリア、直行直帰の可否、社用車の有無、出張・転勤の可能性を確認しましょう。

      残業時間や休日数を確認する

      土木施工管理は、工期や天候、現場状況によって残業や休日出勤が発生する場合があります。

      特に公共工事や大規模工事では、書類作成、写真整理、工程調整、発注者対応などが重なり、現場作業後に事務作業が残ることもあります。

      求人票で見るポイント

      • 月給
      • 月平均残業時間
      • 固定残業代の有無
      • 年間休日数
      • 週休2日制か完全週休2日制か
      • 休日出勤時の代休取得状況

      休みが少ないと資格勉強の時間も確保しにくくなるため注意が必要です。

      資格手当や昇給制度を確認する

      土木施工管理技士を取得して年収アップを目指すなら、資格手当や昇給制度も重要な確認項目です。

      会社によっては、2級土木施工管理技士、1級土木施工管理技士の取得後に資格手当が支給される場合があります。

      資格 取得するメリット キャリアパス 昇給金額の目安
      2級土木施工管理技士 土木施工管理の実務能力を示しやすく、主任技術者や中小規模工事の管理で評価されやすい。 施工管理補助 → 2級取得 → 主任技術者 → 現場責任者補佐 → 1級取得を目指す 資格手当として月5,000円〜1万円程度が目安。会社によっては昇給や賞与評価に反映される場合もある。
      1級土木施工管理技士 大規模工事、公共工事、監理技術者、現場責任者候補として評価されやすい。転職や年収アップにもつながりやすい。 2級取得・実務経験 → 1級取得 → 監理技術者 → 現場代理人 → 管理職・所長 資格手当として月1万円〜3万円程度が目安。役職手当や責任者手当が加わると、年収アップにつながりやすい。

      一方で、資格を取得しても手当がない会社や昇給に反映されにくい会社もあります。

      求人を見る際は、資格手当の金額、支給条件、賞与への反映、現場代理人や主任技術者になった場合の役職手当を確認しましょう。

      関連記事:施工管理の転職を目指すには?年代別に必要な資格やおすすめの転職先についても紹介

      土木施工管理技士とはのよくある質問

      ここでは、土木施工管理技士に関するよくある質問について紹介します。

      土木施工管理技士とは何をする資格ですか?

      土木施工管理技士は、道路・橋梁・河川・上下水道・造成工事などの土木工事で、施工管理を行うための国家資格です。

      主な仕事は、施工計画、工程管理、品質管理、安全管理、原価管理、書類作成、発注者や協力会社との調整などです。

      資格を取得すると、主任技術者や監理技術者、現場責任者を目指す際に評価されやすくなります。

      土木施工管理技士の1級と2級の違いは何ですか?

      1級と2級の違いは、担当しやすい工事規模や現場での評価にあります。

      2級土木施工管理技士は、中小規模の土木工事や主任技術者を目指す際に評価されやすい資格です。

      一方、1級土木施工管理技士は、大規模工事や公共工事、監理技術者、現場代理人、管理職候補として評価されやすくなります。

      まず土木施工管理の実務経験を積みたい人は2級、将来的に大規模工事や年収アップを狙いたい人は1級を目指すとよいでしょう。

      土木施工管理技士補と施工管理技士は何が違いますか?

      土木施工管理技士補は、土木施工管理技術検定の第一次検定に合格した人に与えられる資格です。

      施工管理の基礎知識を証明できますが、施工管理技士と同じ扱いになるわけではありません。

      土木施工管理技士になるには、第一次検定に加えて第二次検定にも合格する必要があります。

      土木施工管理技士は未経験でも目指せますか?

      土木施工管理技士は、未経験からでも目指せます。

      ただし、資格取得や現場での評価には実務経験が重要になるため、まずは施工管理補助や未経験歓迎の求人で経験を積む流れが現実的です。

      求人を選ぶ際は、研修制度、OJT、先輩同行、資格取得支援、受験費用補助があるかを確認すると、資格取得までの負担を減らしやすくなります。

      土木施工管理技士の仕事はきついですか?

      土木施工管理技士の仕事がきついかどうかは、担当する工事や会社の体制によって変わります。

      土木工事は屋外作業が多く、天候や工期の影響を受けやすい仕事です。

      また、工程管理、安全管理、品質管理に加えて、写真整理や施工計画書などの書類作成も発生します。

      教育体制や人員体制が整った会社を選べば、未経験からでも段階的に経験を積みやすくなります。

      土木施工管理技士の年収はどれくらいですか?

      土木施工管理技士の年収は450万~600万円程度ですが、資格の級、経験年数、会社規模、担当する工事規模、地域、資格手当、残業や休日出勤の有無によって変わります。

      一般的に、2級より1級の方が大規模工事や監理技術者、現場責任者候補として評価されやすく、年収アップにつながる可能性があります。

      求人を見る際は、基本給、賞与、資格手当、役職手当、残業代、昇給制度まで確認することが大切です。

      土木施工管理技士を取ると転職に有利ですか?

      土木施工管理技士は、転職で評価されやすい資格です。

      特に公共工事、道路工事、橋梁工事、河川工事、上下水道工事などを扱う会社では、施工管理の実務能力を示す資格として評価されやすくなります。

      ただし、資格だけで転職が決まるわけではなく、担当した工事内容、現場規模、工程管理や安全管理の経験、発注者対応の有無なども重要です。

      土木施工管理技士はどんな人に向いていますか?

      土木施工管理技士に向いているのは、現場全体を管理する仕事に興味があり、道路・橋梁・河川などの社会インフラに関わりたい人です。

      安全管理や品質管理を丁寧に進められる人、発注者や協力会社、職人と調整しながら仕事を進められる人にも向いています。

      また、施工管理では書類作成や写真管理も必要になるため、現場対応だけでなく事務作業にも取り組める人が合いやすいです。

      土木施工管理技士を目指すならどんな求人を選ぶべきですか?

      土木施工管理技士を目指すなら、資格取得支援と教育体制がある求人を選ぶことが大切です。

      求人票では、受験費用補助、講習費用補助、資格手当、OJT、先輩同行、未経験者の育成実績を確認しましょう。

      また、担当する工事内容、現場エリア、出張や転勤の有無、残業時間、休日数、キャリアパスも重要です。

      給与だけで判断せず、資格取得後に経験を積める環境かどうかを見極めましょう。

      関連記事:未経験でも応募できる独立支援制度のある求人とは?独立支援制度のある求人の多い業界を紹介

      土木施工管理技士の資格を取ろう

      土木施工管理技士は、公共工事を含む多くの現場で必要とされる国家資格であり、取得することでキャリアの幅が大きく広がります。

      建設業界は深刻な人材不足に直面しており、資格を持つ技術者は転職・昇進・年収アップの面で高く評価されます。

      1級を取得すれば大規模工事の監理技術者として統括的な役割を担え、2級は中小規模工事の主任技術者として現場で活躍できます。

      また、技士補制度や受験資格の緩和により、若年層でも挑戦しやすくなっています。

      資格取得は個人のキャリアアップだけでなく、持続可能な社会基盤整備にも貢献する意義ある取り組みです。

      確認項目 見るべきポイント 次にやること
      1級と2級の違い 1級は大規模工事や監理技術者、2級は中小規模工事や主任技術者を目指しやすい。 自分が目指す現場規模やキャリアに合わせて級を選ぶ。
      技士補との違い 技士補は第一次検定合格者、施工管理技士は第二次検定まで合格した人。 技士補で終わらず、施工管理技士取得までの流れを確認する。
      仕事内容 工程管理、安全管理、品質管理、原価管理、書類作成、関係者調整が中心。 自分が現場管理や調整業務に向いているか確認する。
      年収相場 年収は資格級、経験年数、会社規模、現場規模、手当で変わる。 基本給、賞与、資格手当、役職手当、残業代を求人で確認する。
      受験資格 年齢、実務経験、試験区分によって受験できる内容が変わる。 最新の試験案内で、自分が受験できる区分を確認する。
      試験内容 土木工学、施工管理法、法規、安全管理、品質管理、工程管理などが出題される。 過去問を解き、苦手分野を早めに把握する。
      合格率 合格率だけで難易度を判断せず、自分の経験や学習時間と合わせて考える。 学習計画を立て、過去問演習と苦手分野対策を進める。
      資格取得メリット 転職、資格手当、主任技術者・監理技術者、管理職への道が広がりやすい。 資格取得後にどのキャリアへ進みたいか整理する。
      向いている人 インフラに関わりたい人、現場全体を管理したい人、調整や書類作成に対応できる人。 自分の適性と、実際の仕事内容を照らし合わせる。
      求人条件 現場エリア、出張・転勤、残業時間、休日数、担当工事内容を確認する。 給与だけでなく、働き方や配属先まで確認する。
      資格取得支援 受験費用補助、講習費補助、資格手当、OJT制度の有無を見る。 資格取得を支援してくれる求人を優先して探す。

      また、建築業界でのキャリアアップを目指すなら、業界特化型の求人サイト「GATEN職」の活用がおすすめです。

      GATEN職

      GATEN職の詳細
      運営会社 株式会社アール・エム
      対応地域 全国
      求人数

      7,740件(2026年6月時点)

      業種 建設業界中心
      未経験
      雇用形態 正社員、契約社員、アルバイト、業務委託
      特徴 会員登録なしで求人に応募可能
      住所 〒541-0052
      大阪府大阪市中央区安土町2-3-13 大阪国際ビルディング5F
      厚生労働省事業者届出番号 51-募-000945

      GATEN職は建設・土木・建築・設備など、現場系の職種に特化した求人を多数掲載しており、資格取得者を優遇してくれる求人も見つけやすいです。

      GATEN職がおすすめな理由

      • 建設・建築業界に特化しており、現場職求人に強い
      • 土木施工管理技士の資格を優遇する求人も多い
      • ガテン系職種ならではの条件で求人を絞り込みできる
      GATEN職の特徴
      掲載職種 建設作業員、施工管理、電気工事、設備工事、鳶職、解体など
      掲載求人の傾向 資格優遇、学歴・年齢不問・地方勤務OK・社員寮あり・資格取得支援あり等
      便利な機能 現場写真・社員インタビュー・条件別検索・簡単応募ボタンなど

      登録不要で求人検索ができるため、まずは情報収集から始めたい方もぜひ活用してください。

      タイトルとURLをコピーしました