外資系企業に対してあなたはどんなイメージを持っていますか?
外資系企業というと「給料が高い」「英語をたくさん使った仕事ができる」「社風が自由で魅力的」というようなポジティブなイメージを持つ人もいるのではないでしょうか?
ただしこれはあくまでもイメージであって、外資系企業だからといって全ての会社にこのような特徴が当てはまるわけではありません。
同じ外資系企業でも業界や企業によって労働環境や仕事内容は変化するため、まずは自分が転職を考えるようになった理由を整理したり、転職を考えている企業について情報収集をしたりすることが大切です。
外資系企業へ転職したい理由や、転職することで解決したいあなたの不満は?
とはいえ、外資系企業に対して望むものや転職を希望する理由には、ある程度共通しているものもあります。
Yahoo知恵袋や教えて!gooなどのQ&Aサイトをもとに調べてみたところ、外資系企業への転職を検討している理由は大きくこちらの3つに分けることができました。
- 給料に不満を感じているから
- 職場環境に不満を感じているから
- 仕事内容に不満を感じているから
もちろんどれか一つだけではなくて、できることなら転職で3つ全ての不満を解決できるのが理想ですが、まずは一番大きな不満がどの種類に該当するのか、当てはまるものがない場合は具体的にどういった不満があって外資系企業への転職を考えているかを整理してみましょう。
1.給料に不満を感じているから
Yahoo知恵袋や教えてgooなどのQ&Aサイトを見てみると、外資系企業への転職を考えている理由として一番多いのは「現在の給料に不満を感じているから」という不満で、面接で給料を交渉する際に具体的な金額を提示しても問題ないか、またそれを交渉する方法などの質問もいくつかありました。
給料に不満を感じているという人は、実際にどれくらいの給料がもらえれば不満が解消できるのか具体的な金額を計算してみるようにしましょう。
30万円UPさせたいのか、それとも将来的に100万円近くUPさせることを望んでいるのかによって選ぶ転職先も変わってきますし、転職を成功させるために必要なことも変わってくるはずです。
参考
転職回数の多い彼、外資系の企業なら大丈夫?
経理でキャリア形成
給料の高い外資系企業に転職したいが自信が無い…
外資系生保への転職を考えております。 できる人は1億からもらっていると聞きますが本当なのでしょうか。。
外資系ITに転職したいと考えています。
2.職場環境に不満を感じているから
2つ目の理由は仕事の自由度や評価体制など「現在の職場環境に不満を感じているから」というものです。
仕事に対してのモチベーションが高いため、より多くの仕事をたくさん任せてもらえるようになりたいという人や、仕事で出した成果をもっと正当に評価してもらいたいから外資系企業が気になっているという方もいらっしゃるようです。
1つめの給料への不満にも関連しますが、こういった不満を持っている人は、外資系企業に対して実力主義というイメージを持っていて、より大きな裁量権や自分の成果をしっかりと評価してもらえる環境を外資系企業に求めていることが予想できます。
先ほどの給料の金額の場合と同じように、オンとオフの時間をはっきりと区別できるようにしたいから成果主義な環境で働きたいなど、具体的にどういった環境を求めているのかという事となぜそのような環境を望んでいるのかについても、しっかりと整理しておくようにしましょう。
3.仕事内容に不満を感じているから
3つ目の理由は海外の人と英語を使ってやり取りする仕事がしたい、規模の大きいグローバルな仕事をしたいなど、現在の仕事内容に不満を感じているからというものです。
仕事に対してやりがいの部分を重視する人はこういった理由で外資系企業への転職を検討していることが予想できます。
海外の人と英語を使ってコミュニケーションを取る仕事がしたいなど、具体的に外資系企業に転職してやりたい事を整理しておくのはもちろんですが、なぜその仕事をやりたいのかという理由についてもしっかりと整理しておくようにしましょう。
整理した不満は転職する事で本当に解決できるのか?
最初に口コミサービスを使って調べてみるのも一つ。
上の3つのように、自分が外資系企業に転職することで解決したい不満が整理できたら、次は転職すれば本当にそれらの不満は解消できるのか、まずはWEB上の転職口コミサービスを利用して調べてみるのもオススメです。
「キャリコネ」、「転職会議」、「Vokers」、「カイシャの評判」など様々な口コミサービスがありますので、自分が使いやすいものを選んで利用してみましょう。
(ちなみにどのサービスも、全ての機能を利用するためには会員登録が必要になります。)
外資系企業に転職するメリットとデメリットについて
広告・メーカー・保険・IT業界それぞれの外資系企業の口コミを、先ほど紹介した「キャリコネ」というサービスから集めたところ、それぞれの業界に共通するメリットとデメリットはそれぞれこのように整理することができました。
- メリット1: 自分の頑張りがそのまま給料に反映されやすい
- メリット2: 男女平等に活躍できる機会が用意されている
- メリット3: 働き方の自由度が高い
- デメリット1: 環境がドライな場合も
- デメリット2: 外資系とはいえグローバルとの連携がほとんどない企業もある
- デメリット3: 福利厚生や退職金などが手薄
もちろん、これらの特徴はそれぞれの業界に共通してみられる特徴になるので、ある程度興味のある企業がはっきりしている場合は、具体的な会社名を入れてその会社の特徴について検索をしてみてください。
ちなみに「キャリコネ」には実際に働いていた人の給与明細などを閲覧できるサービスなどもあり、それら全てを利用するためには会員登録が必要になりますが、仮に登録をしなくても平均年収や投稿者の職種・年齢・性別・年収・雇用形態・投稿日時・口コミの一部などたくさんの情報が見られるようになっています。
メリット1:自分の頑張りがそのまま給料に反映されやすい
どの業界にも共通して多く見られた口コミの投稿は給料に関するもので、自分の頑張りがそのまま給料にも反映されやすいという意見が、業界を問わず多く見つかりました。
実際に外資系企業への転職を検討している人が解決したい不満で一番多いのも「給料」に関する不満でしたが、こういった口コミを見る限り、外資系企業への転職は年収をUPさせる選択肢の一つとして有効であることが分かります。
メリット 2:男女平等に活躍できる機会が用意されている
給料の次に多かった口コミは、男性だけではなく女性も活躍しやすい環境になっているという意見でした。
男性だけではなく女性管理職の登用を積極的に推進している企業があったり、部門の半数以上のマネージャーが女性という会社もあるようです。
こういった会社は産休や育休などもしっかりと活用しやすい環境にあるようなので、結婚や出産をした後でも仕事を続けていきたいという女性の方にとっても外資系企業を選ぶことは一つの選択肢として有効になるかもしれません。
メリット 3:働き方の自由度が高い
最後の3つ目のメリットは働き方に関してです。
自分がやるべき事をしっかりとこなしていればしっかりと定時で帰る事もできて、自分の裁量で自由に仕事を進めやすいといった意見や、会社によっては成果さえ出して入れば会社に出社する必要はなく週に2回だけ出社するだけでOKという口コミもありました。
デメリット1: ドライな環境
頑張りが給料に反映されやすいというメリットにも関連していますが、自分がしっかりと成果を出していかなければ給料もUPしていかなかったり、会社によってはリストラが行われたりと日本企業よりも比較的職場環境がドライになりがちという意見がいくつかありました。
外資系企業が全てドライな環境になっているという事ではないようですが、会社によっては基本給はなしで成果に応じて給料を支払うという給料体系を採用している職場もあるようです。
デメリット2: 外資系でも会社によってはグローバルとの連携がほとんどない企業もある
外資系企業となれば、アメリカやイギリスなど、海外の本社で勤務する社員の方と英語を使ってコミュニケーションを取る機会も多くなるようなイメージがありますが、外資系企業といえども会社によっては海外との連携がほとんどなく、日本的な風土の方が強い会社もあるようです。
反対に海外との連携が強すぎる場合もあったりで、その場合は自由度がほとんど与えられないというデメリットもあるようです。
デメリット3: 福利厚生や退職金などが手薄
外資系企業の場合、住宅手当などの福利厚生制度が手薄なところも中にはあるようです。
退職金がなかったり、中途入社の場合は契約社員としての採用になる会社も中にはあるそうなので注意しましょう。
また外資系企業の場合、仮にもらえる毎月の給料が日本企業より多くても、福利厚生のサポートが薄かったりする場合は、総合的に計算すれば損をすることになる可能性もあるので注意が必要です。
転職希望先企業の口コミや評判を調査しておく
以上、転職口コミサービスの声をもとに、外資系企業に転職するメリットとデメリットをそれぞれ3つずつ紹介しました。
中でも特に印象的だったのは、男性だけではなく女性が活躍しやすい環境が整っているという口コミの多さでした。
外資系企業はドライでシビアな環境になりがちと、マイナスに捉えられる事もあったりしますが、逆にいうと成果さえしっかりと出す事ができれば、自分に有利に仕事を進められる環境で仕事ができるというメリットとして捉えることもできます。
プラスして、実際の口コミの中に産休や育休、そして出産後も職場復帰しやすいなどの声も多くあったため、このメリットは働きたいけれど女性というだけでなかなかチャンスがもらえない女性にとって特にプラスといえるメリットだとも感じました。
どんなに仕事ができる女性でも、会社によっては女性というだけでチャンスがもらえない場合もあるそうなので、たとえシビアでも成果をしっかり出せるならOKという環境のほうが場合によってはプラスになり、自由と責任はセットという事を感じさせられる一例だと思いました。
ただし繰り返しになりますが、あくまでもこれらのメリット・デメリットはいくつかの業界を合わせた外資系企業の傾向であり、全ての会社にあてはまる特徴ではもちろんありません。
自分が志望する外資系企業、そして部署や職種によっても特徴は変わってきますので、気になる転職口コミサービスがあれば利用して、自分の興味のある企業の詳細について調べてみてください。
メーカーからITなど異業種への転職も視野に転職活動を進めていこう
ちなみにですが、本格的に外資系企業への転職活動を進めていく事になった際は、メーカーから外資系メーカーへというような同じ業界内での転職だけにとらわれず、メーカーから外資系IT企業など、異業種への転職も視野に入れて転職活動を進めていくと選択肢が広がりやすくなります。
いままで法律の分野を担当していた人が突然企画などの仕事を担当するなど、職種そのものを変えることはかなり大変ですが、職種を変えずに活躍する業界を変えることであればそこまで難しい事ではなく、逆にチャンスもひろがりやすいようです。
例えば、メーカーで法務を担当していた人であればその経験は転職したIT企業でも生かしやすいはずですし、実際に転職求人サイトdodaの調査でも異業種間で転職をした人の割合は同業種間で転職した人の割合よりも多いというデータがあったりします。
年齢が上がるほど異業種へは転職しにくい?
ただし一方で年齢が上がるにつれて、職種や業種を変える人は少なくなっていくというデータもあるそうで、これは転職で年収などを交渉する際に、自分の経験をそのまま活かせるポジションに応募した方がアピールに説得力が出やすいからという理由があるからだそうです。
とにかくいずれにせよ、一番大切な事は、転職はあくまで自分の現状の不満を解決するための手段であるという事を忘れないことだと思います。
そうすれば自分に制限を課さずに、広い視野で転職活動を進めていくことができますし、次の将来にしっかりとつながっていく転職活動にする事ができるはずです。
転職エージェントに登録したり企業説明会に参加してさらに情報を集めてみよう
転職の口コミサービスなどを使って情報収集した結果、実際に転職活動を進めていきたいという考えになったら、転職エージェントに登録をしたり企業説明会に参加するなどして、さらに詳しく情報収集を進めていくようにしましょう。
WEB上でもたくさんの情報が得られますが、状況が変わっている可能性もありますし、説明会などで実際に働いている人から直接聞ける意見はより貴重なものになると思います。
転職エージェントを利用するメリットとデメリットについて
転職希望者がエージェントを利用するメリット・デメリットについて説明する前に、【企業が転職エージェントを利用するメリットとデメリット】について説明していきたいと思います。
ここを理解しないまま転職エージェントを利用しても損をしてしまう可能性があるため注意しましょう。
企業側が転職エージェントを利用するメリットとデメリット
企業が転職エージェントを利用して採用を行う理由は、自社の求める人物像にマッチしている人を効率よく探すことができるからです。
通常の転職サイト経由で採用活動を進めていく場合は、色々な人が応募できるようになっているため、求めている条件にまったくそぐわない人からの応募もその分多くなるわけですが、転職エージェントを使うことによって、求めてる条件をある程度満たしている人物だけを面接できるようになるというメリットがあります。
ただし一方で当然デメリットもあり、転職エージェント経由で人材を採用した場合は採用者の年収の何割分かを費用としてプラスで負担する必要があり、企業が負担するコストは転職サイト経由で採用するよりもはるかに多くかかるようになっています。
よって企業にとっては転職エージェントを利用した採用活動は、効率的に採用を進めたい場合に便利な方法ということになります。
つまり、自分である程度書類の準備や面接対策などができる人は、できるだけ転職エージェントを使わずに普通の転職サイトから自分で直接企業に応募した方が採用にかかるコストが低くなるため、採用される可能性が高くなるということがわかります。
もしも応募者の中に同じくらい優秀な人が多くいた場合は、転職エージェントを使わずにその優秀な人材を採用できた方が企業にとってはコストをかけずに優秀な人を採用できる事になるので、採用される人数に制限がある場合などは特に有利な状況になります。
とはいえ転職エージェントを利用すれば実際に面接に進む前に有益な情報をゲットできるというメリットもあるため、どのように活用して転職活動を進めていくかはしっかりと検討したいところではあります。
利用者が転職エージェントを利用するメリットとデメリット
メリット
- 書類の添削や面接対策、そして今後のキャリアについての相談など、サポートが充実している。
- 自分以外にも色々な人の転職をサポートしてきた実績があり、内定するために必要なデータやノウハウがたくさん蓄積されているため、実際に企業に応募する前に疑問を聞いて解決することができる。企業の内部情報についても教えてもらえたりする。
- 自分の代わりにコンサルタントが面接日時の調整や給料の交渉なども行なってくれる。また給料UPの交渉だけではなく、応募者がうまくアピールできていなかった場合にエージェントの担当者が代わりにサポートしてくれて採用につながるケースもあったりする。
- 場合によっては非公開求人を紹介してくれることもある。(エージェントによって紹介する企業も変わるそうなので複数のエージェントに登録するのが一般的と言われています。)
デメリット
- 担当してくれるコンサルタントによってサービスの質にムラがある。転職希望者の要望などはあまり考慮せずに、自分の実績になるかどうかだけで紹介する案件を選んだりするケースもあるそうなので注意が必要。あまり相性がよくないと感じたら、遠慮せず担当者の人をチェンジしてもらったり、複数の転職エージェントに登録してリスクヘッジする事が大切。
- 転職サイトから応募する場合よりも、採用されるハードルが高くなる。(エージェントサービスを利用すると企業が支払うコストが高くなるため。)
繰り返しになりますが、自分一人で採用を進めていける自信がある人やメリットよりもデメリットの方が大きくなりそうだと感じた人は、転職エージェントではなく通常の転職サイトに登録をして面接を進めていくのも一つの方法として、覚えておくようにしましょう。
転職エージェントを利用する際の流れについて
転職エージェントを利用して、企業から内定を取るまでの流れは、
- サービスに登録する
- 担当者の方と面談をする
- 求人をいくつか紹介してもらい応募する企業を検討していく
- 履歴書・職務経歴書を作成する
- 面接対策などアドバイスをもらう
- 応募する
- 面接
- 内定
大きくこのような流れになっています。
2.の担当者の方との面談については、利用する転職エージェントによってスタイルが異なり、実際に会社まで訪問して面談を行うパターンもあれば、担当の方とカフェなどで待ち合わせをして面談を行うパターンもあるそうです。
ちなみに私が実際に転職エージェントを利用した際は、前者の会社に訪問して面談など手続きを行うパターンでした。
私はこの最初の段階で、コンサルタントの方とうまく距離を縮めることができずに、その時はそのままズルズルと活動を続けてフェードアウトする事になってしまったパターンなのですが、振り返るとこの最初にお会いした段階で、しっかりとコンサルタントの方とコミュニケーションできるかどうかがとても大切になると感じています。
転職エージェントを利用する場合、一緒に転職活動を進めていくコンサルタントの方が、始まりから終わりまで転職のほとんどをサポートしてくれるかなり重要な存在になるので、できるだけ転職活動を進めていきやすくするために複数のエージェントに登録することをオススメします。
特に外資系企業への転職の場合は、通常の転職よりも英文レジュメの書き方から英語での面接対策まで内定を得るために必要な作業も多くなるので、ある程度の期間一緒に並走しやすい人かどうかはとても大切なポイントになるはずです。
ちなみに8.の内定したあとの給料の金額交渉もコンサルタントの方が担当してくれるので、しっかりと信頼関係が築けるかどうかは繰り返しになりますが本当に大切といえるでしょう。
外資系企業への転職に強いと評判の転職エージェントについて
外資系企業への転職支援で実績があり評判のいい転職エージェントを全部で5つ紹介します。
実際に本格的に転職活動を進めていく際は、複数の転職エージェントへ登録することを検討してみてください。
1. JACリクルートメント
こちらのJACリクルートメントは、外資系企業や海外進出企業など、グローバル規模の転職支援に特に強みを持っている転職エージェントです。
求人数も多くWEBサイトからもたくさんの求人が閲覧できるようになっていますが、全体の60パーセントが非公開求人になっておりJACリクルートメント独占の求人も多数あると言われています。
2. リクルートエージェント
リクルートエージェントはこの5つの中でも特に知名度が高い転職エージェントですが、外資系企業の求人数も業界トップクラスと言われており、外資系企業や日系グローバルポジション専門の転職コンサルタントの方も多く在籍していると言われています。
3. ロバート・ウォルターズ
こちらの転職エージェントは上2つとは異なり、外資系企業もしくは日系グローバル企業のバイリンガルスペシャリストの転職に特化したエージェントになります。
ちなみに正社員の求人だけではなく、契約社員や派遣社員など非正規雇用の求人も用意されています。
4. Spring転職エージェント(アデコ)
こちらのSpring転職エージェントはアデコという転職エージェントからブランドチェンジしたエージェントになり、外資系企業への転職だけに特化したサービスも用意されています。
ちなみにグローバルでサービスを展開していて実績と信頼がある事から、外資系企業が日本法人を設立する際には直接求人の依頼が寄せられる事も多く、その分チャンスも多く提供できるようになっているそうです。
5. en world
こちらのen worldは管理職や経営幹部、そしてスペシャリスト(専門職)の求人に特化したサービスで、正社員だけではなく派遣や契約社員の求人も扱っているエージェントになります。
en japanとは違って、グローバルな環境で活躍したい人に特化したエージェントサービスになります。
外資系企業への転職だけに固執せず、様々な選択肢を検討してみよう
外資系企業への転職を成功させるためにやっておきたい事や、大切なポイントについて説明してきましたが、なによりも一番大切なことは一番最初の「自分が現在の会社で感じている不満は何かを整理する事」だと私は考えています。
ここをおろそかにせず、しっかり自分と向き合って整理ができれば、場合によっては外資系企業へ転職するよりもいい方法が見つかる人だっておそらくいるはずです。
外資系企業というイメージだけを先行させたり、転職することを前提に自分の不満を整理するのではなく、どうしたらもっと満足して充実した生活ができるようになるかという視点と、外資系企業への転職はあくまで複数ある選択肢の一つということを踏まえた上で不満を整理することが大切になります。
例えば現状抱えている不満の根本が仮に収入の部分にあるとしても、給料は高いがドライな環境の外資系企業でガツガツ働くより、福利厚生がしっかりしていて早く帰れる国内企業に転職して副業を始めたり節約をすることで収入を増やせば、同じように自分の不満は解決できたりもするわけです。
はじめから無条件で外資系企業への転職に固執するのではなく、できるだけ柔軟な視点をもって自分のキャリアを築いていくようにしましょう。