教師から転職を考えている。
転職をしたいけどどんな職業についたらいいのかがわからない。
教師からの転職は、せっかく資格を取ったのにもったいない気がする…と悩む方もいますよね。
そんな方に向けて、教師から転職するメリットとデメリットを紹介していきます。
おすすめの職業と公務員資格についても詳しく紹介しているので、迷っている方はぜひ参考にしてみてください!
- 第二新卒やフリーターの転職に特化
- 経歴や学歴に自信がなくても求人を紹介してもらえる
- キャリアアドバイザーのサポートが手厚い
教師をはじめ、教育現場は離職率が高い
転職を考えている方は、教育現場の離職率について気になりませんか?
教育現場での離職率は、実はかなり高い傾向にあります。
特に25~30歳未満の場合は26.5%と、4人に1人が離職している現状です。
実際に働いてみて、自分が思っていた教育の現場とギャップを感じている方も多いです。
また、激務によるストレスでの休職率も年々増加しています。
更に休職してから再び教育現場に戻るのではなく、そのまま退職してしまう人がほとんどです。
労働時間の長さや人間関係のストレスで退職を考える人が多くいます。
教師から転職するときのメリット
離職率と休職率が高い教育現場。
転職するとどんなメリットがあるのでしょうか?
勤務時間が減る
教師は時間外労働がとても多い職業です。
少なくても生徒の登校時間から下校時間までは労働時間になるので、残業することが前提の勤務体系です。
しかし、残業代がほとんど出ないという現実もあります。
残業をしても残業代が出ないのでは余計に不満を感じてしまいますよね。
それに比べて他の公務員や一般企業はほとんどが勤務時間の制度が整っています。
残業代も働いた分出ますし、教師のときほど残業時間は多くない企業がほとんどです。
お昼休憩もしっかり取れる
教師の場合は生徒と一緒に給食を食べます。
そのため、お昼の時間も生徒の管理をしなくてはいけない状況です。
生徒の管理をしながらでは、休憩時間とはいえないですよね。
他にも、授業の準備やテストの採点などお昼休みにも仕事がたくさんあります。
その点、一般企業等は子どもの都合に合わせなくてもいいため、好きな時にお昼休憩を取得できるところがほとんどです。
休憩時はしっかり休んで働く時には働くというオンとオフがしっかり切り替えられます。
土日も休める
部活がないため、土日も試合や練習がありません。
部活以外にも、土日で授業の準備をしないと追いつかない、とう経験はありませんか?
教師は土日も部活動に参加して授業の準備もあるため、転職すると土日の負担がなくなり、ライフワークバランスがとりやすくなります。
土日休みではない企業もありますが、教師に比べると授業がないため、休みは比較的取りやすいです。
そのため、会社員の有給消化率は平均50%ですが、教師は20%です。
「休みやすさ」はプライベートを充実させるうえで大切ですね!
保護者とのトラブルがない
教師が関わるのは子どもだけではありません。
保護者とも関わりをもつ必要があります。
学校生活の中では、自己中心的で理不尽な要求をしてくる「モンスターペアレント」と出会うこともあります。
子どものことを思うがゆえの行動ですが、そんな保護者の言い分をずっと聞いていたら、心身が疲弊してしまいますよね。
教師を辞めたいと思っている人の中でも保護者とのトラブルが原因という方も少なくないです。
転職をしても職場の人間関係は様々ですが、モンスターペアレントはいないので安心できます。
教師から転職するときのデメリット
福利厚生が充実していない
教師は一般企業と比べると福利厚生がかなり手厚いです。
教師専用の保険があり、民間の保険よりも安手厚い保険が数多くあります。
また、通勤手当は全額支給、住宅手当も約25000円の補助が出るので、ひとり暮らしの方はだいぶ家計を助けられていますね。
教師は安定といわれるのも納得の福利厚生となっており、福利厚生を重要視するのであれば転職はデメリットになってしまいます。
企業によっては病気や体調不良ですぐに解雇される場合もありますし、退職する場合にも
退職金が出ない企業もあります。
安定しない
教師は給与、ボーナスが充実している為、転職では条件が下がってしまう場合がほとんどです。
先程も述べた通り福利厚生が少なくなってしまうのも要因の一つですね。
また、学校とは違い会社が倒産してしまうリスクがあります。
どれだけ長く働いていても、倒産してしまったら今までのキャリアがすべてなくなってしまうのです。
安定した給料がほしい、倒産のリスクを背負いたくないと思っている方にとって、教師は安定している職業なので転職はおすすめできません。
ローンが組みづらくなる
教師は収入が安定しているというイメージがあるため、他社からの信用度が高いです。
教師は共済組合にも加入しておりますので、共済組合の貸し付けも利用することができます。
共済組合は低金利のため、民間ローンよりもかなりお得です。
また、住宅ローンでは金利を優遇してもらえることもあります。
転職した場合、特にフリーランスではローンの審査に通りづらくなります。
家や車など大きな買い物の際にはローンが通らないと困ってしまいますね。
転職をする場合にはローンを組むか、クレジットカードを作ってから転職することをおすすめします。
教師からの転職でオススメの職業
教師から転職することのメリットとデメリットを説明しました。
転職をしよう!と決意した方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、具体的にはどの職業にすればいいのか迷ってしまいますよね。
ここからは、転職する際のオススメの職業を紹介していきます。
公務員
公務員は、過去の職歴をあまり気にしない採用です。
教師は専門職のため一般企業だと断られることもありますが、公務員では安心です。
また、教師と同じく福利厚生が手厚いので、福利厚生の大きな変化がありません。
同じく、一般企業と比べて給与面も安心しています。
民間企業は安定しないから不安という方も公務員なら安心です。
大学職員
公務員の中でも、大学職員がおすすめです!
大学職員は事務職の中では月収が高いため、教師以外からも人気の高い転職先です。
人気が高いため、倍率はかなり高くなってしまいます。
教師は授業の準備、部活、保護者対応、生徒指導というようにひとりの仕事量が多いですよね。
しかし、大学職員の場合講師は教授が行う完全分業制のため、同じ教育現場でも大学職員は負担が少なく残業も少ないです。
教師の仕事に疲れてしまったけど、教育現場には関わりたい!という方にはおすすめできます。
一般企業
教師から転職するなら公務員がいいのかな…?
一般企業には就職できない…?
そう思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことはありません!
公務員ではなくて一般企業で働いてみたい!という方もいらっしゃいますよね。
教師は専門職であるため一般企業からは経験がないと判断されてしまうことがありますが、一般企業でも、特に教育系は転職しやすいです。
しかし中には業務経験が必要なものもあります。
未経験のものが探せるように複数の転職サイトをチェックしてみましょう!
教材会社、出版社
職種は営業、編集など様々です。
編集の仕事は編集の経験者が優遇される場合が多いので、多くの求人をチェックしてみましょう。
未経験OKの企業も見つかります。
教師の仕事で教材を作るのが好きだった!という方にはおすすめです。
実際に教師として教材を使っていたので教材の知識は十分ありますし、教育現場の事情も理解しています。
営業ではプレゼンテーションをすることがありますが、授業をしていた経験を活かすことができますね。
塾・予備校講師
塾、予備校業界は人材不足と言われております。
そのため、応募してからは即採用の可能性が高いです。
子どもが好き、授業をするのが好きという方は塾や予備校がおすすめです!
学校が終わってから塾に来るので、放課後の勤務や土日祝が出勤日になりライフスタイルが変わってしまうというデメリットがあります。
しかし教師ほど勤務時間は長くないですし、プライベートの時間も十分とることが可能です。
教師と同様に生徒と共に成長することができるので、やりがいを感じることができますね!
学童職員
学童は、学校から下校した子供たちを一時的に預かる施設です。
教員免許を持っている場合には優遇してくれるところもります。
カリキュラムがない場合も多いため、施設によってルールが異なる場合が多いです。
働いてからのミスマッチを防ぐためにも、選考の時に施設を見学させてもらうのがおすすめです。
また、学童保育支援員として2年以上働くと放課後支援員の資格を取得することができます。
40人の子どもに対して2人以上の放課後児童支援員を配置することを義務づけているため、資格を持っているととても重宝されるでしょう。
役立つ資格が欲しいという方は、資格取得も視野に検討してみてください。
自治体が運営している学童もあるので、自治体のサイトと転職サイトの両方を探してみましょう。
放課後デイサービス職員
放課後デイサービス職員とは、6歳~18歳の障害のある子どもたちが通う学童のようなものです。
あまり聞きなれない仕事かもしれませんが、2012年から厚生労働省が始めた支援です。
障害のある子どもと関わることが多いので、特別支援の免許を持っている場合には資格を活かすことができます。
また、車の運転をすることも多いので、車の免許を持っているとより便利です!
学校で特別支援に関わっていた方には、経験を活かすことができるのでおすすめです。
フリーランスとして働く
フリーランスの家庭教師、オンライン家庭教師として働くという選択肢もあります。
コロナウイルスの影響もあり、2020年から急激にオンライン家庭教師の需要が増えてきています。
教師としての経験を活かしたい、自分の裁量で仕事をしたいという方におすすめです!
フリーランスですので、時間も休みも全て自分で決めることができます。
直接指導料をもらえるので、報酬が通常よりも多くもらえることも魅力ですね。
また、指導カリキュラムもないので生徒ひとりひとりの状況に合わせて、臨機応変に指導ができます。
先程も述べましたが、ローンが通りづらくなるというデメリットがありますので、フリーランスになる前にローンやクレジットカードを作成しておきましょう!
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教師から公務員資格の取得方法
民間企業とは違い、公務員になるためには資格が必要です。
働きながら公務員資格は取得できるの?と不安に思う方もいらっしゃいますよね。
公務員試験は独学でも合格することができます。
独学では参考書や問題集を買うだけで済むので、お金をかけたくない人にとっては大きなメリットとなります。
更に、休職中でもバレることなく試験を受験できますので、安心して受験してください。
わからないところがあっても質問をすることができなかったり、モチベーションを保ち続けることが難しかったりというデメリットはありますが、コツコツと勉強できる方には問題ありません。
教師にとって公務員試験は有利!
実は、教員試験と公務員試験は似ているところがあります。
公務員試験の教養試験は教員採用試験の一般教養と内容が同じです。
一度教員採用試験で勉強し、合格しているのなら心配することはないですね!
更に、教員採用試験は場面指導や模擬授業がありますが、公務員試験の場合は面接だけです。
公務員試験のほうが緊張や負担も少なくて済みます。
また、受験する自治体によって試験制度が異なるため、勉強プランを立てる前に自治体を決めておきましょう。
まとめ
教師からの転職は、公務員以外にも様々な転職先があります。
教師の経験を活かして転職することも可能です。
民間企業の場合はなるべく若い即戦力を求めているので、転職が遅くなってしまうと不利になってしまう可能性もあります。
教師の労働環境に悩んでいる、転職を考えているという方は、ぜひ早いうちに一歩踏み出してみましょう!
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