介護士として働いていると様々な角度からストレスを受けてしまい、最終的には辞めたいと言う人もいます。
どのようなストレスが現場にあるのかを一通り確認しておきましょう。
転職を検討する上でも一般的な状況を知っておくことが大切です。
他の職種より介護はストレスフル!
介護士は他の職種と比べてもストレスが多く、現場で行われているストレスチェックの結果として医師に相談するのが望ましいと判断されるケースも少なくありません。
この原因には介護現場の状況が大きく影響しています。
利用者さん、同僚、先輩…ストレス源は多い
介護士は多くの人とのコミュニケーションを取ることで仕事を行えます。
利用者さんやそのご家族と話をしながら介護サービスを提供するのが基本です。
また、室の高い介護を効率良く行っていくためには同僚と連携して業務に取り組むことが欠かせません。
そして、現場では先輩と後輩の関係もあり、ベテランのスタッフとの良い付き合いをしていくことも大切です。
このように人との付き合いが多いのはストレスを感じてしまう原因になっています。
どこで生まれる?介護士のストレス
介護士は人とのコミュニケーションを通してストレスを感じることになりやすいのは確かですが、良好なコミュニケーションを取れていればむしろ仕事にやりがいも生まれます。
どのような形でストレスになるような状況が生じてしまうのでしょうか。
認知症患者の介護がストレス
認知症患者は介護施設の利用者として比較的多いですが、認知症患者のケアはあまり慣れていない介護士にとっては大きなストレスになることがあります。
言ったこともやったことも聞いたことも覚えていないというのが認知症患者にはよくあることです。
少し前に食事をしたのにご飯を食べたいと言うのは珍しいことではありません。
お風呂に入ったばかりなのに今日は入ってない主張することも多く、対応に困ってしまいやすいのです。
本人は本当に覚えていないので説得するのも簡単ではなく、ストレスが溜まる原因になっています。
人間関係がストレス
職場での人間関係そのものがストレスになっていることもよくあります。
自分の介護技術にこだわりを持っている人は多く、少し違う方法で介助をしているだけでわざわざ指摘する人も少なくありません。
また、人の入れ替わりが多いので新たに人間関係作りをしなければならない場面が多いのも特徴です。
男性が少なく女性が多いのも介護現場の特色であり、男女関係による人間関係のトラブルも起こる場合があります。
このような中でうまく立ち位置を作っていくのがストレスになりやすいのです。
悪口、陰口が多い
介護現場では悪口や陰口が多くてストレスになることも珍しくありません。
日頃からストレスを抱えている人が多い影響で、ベテランになると後輩に対して自分の不満を率直に話して発散しようとすることがよくあります。
介助のやり方だけでなく、態度が気に入らないというだけでもすぐに話題にする傾向が強い現場が多いのが実情です。
それに同意していないと自分が悪口を言われることになるリスクがあると懸念しなければならず、自分が悪口の標的になっていないときにもどのように現場で立ち振る舞ったら良いかがわからなくなってしまうこともあります。
介護士のストレス対処法
介護士は現場でのストレスに抗っていくために自分なりの対処法を持つことが大切です。
介護現場の環境の影響でストレスを回避するのが難しかったとしても、メンタルヘルスを良好に保つのに効果的な対処方法があります。
趣味を楽しむ
ストレス対処法として最も効果的なのがオンとオフを使い分けてストレスを発散できるようにすることです。
仕事一辺倒にならないようにして、オフのときには趣味を楽しむようにすると良いでしょう。
介護とは全く関係のない趣味を作るのが大切です。
旅行に行って気分を入れ替えるのも良いですが、毎週でもできるスポーツや料理、手芸などの趣味を作るのも良いと言えます。
相談相手を作る
ストレスには必ず原因があるので、それを率直に話せる相談相手を作るのもストレス対処法として優れています。
ただ話をするだけでもストレスが緩和されることがありますが、具体的な対策を提案してくれる相談相手であればさらに効果的です。
家族だけでなく公共サービスや民営のサービスも考慮して、できるだけ自分の悩みを気軽に相談できる環境を作っておきましょう。
介護士転職サイトでストレスの相談を
介護士にはストレスがつきものだから仕方ないと思わず、改善できる可能性を模索してみるのも大切です。
介護士転職サイトに登録して、コンサルタントに相談してみるのは重要な対策になります。
ストレスの原因が何かをコンサルティングを通して理解でき、具体的な対策がある場合には提案してもらうことが可能です。
他の職場なら自分が感じているストレスから解放される可能性があるという場合には、転職先の斡旋をしてもらうこともできます。
まとめ
人とのコミュニケーションを通してサービスを提供する介護士にはストレス源が多いのは確かです。
健全に働けるようにするには適切な対処をしていくことが重要であり、ストレス発散方法を検討しつつ、相談相手を作るのが良いでしょう。
転職によって解決できる可能性もあるので、介護士転職サイトを活用するのも大切です。