顔採用に触れてる転職コラムを書いてる人の顔は、どうせ顔面偏差値高い説ありますよ。
「ほんとにそう思ってる?」っていうの多い。
どうせ厳しい顔採用に直面したことないライターが書いてるんですよ。
「顔がだめなら中身で勝負!」なんて紹介しているもんなら、本当に顔採用に悩んでいる人を馬鹿にしてますよ。
今回はちょいちょい顔採用に巻き込まれながら新卒の就職活動を2回、転職を数回(小声)経験した後、CAREER転職センター担当に行きついた私が、顔採用がどんだけクソかについてやけくそでコラムを書きます。
お付き合いください。
まだ「顔採用」が強い?
就職活動において「顔採用が行われているのか」っていうと、どうなんでしょう。
最近の就職活動って、「インフルエンサー採用」とか、「SNSのいいね数で書類選考免除」とか、企業が採用活動にも工夫を凝らした方法でなんとか人材確保をしようと努力しているところが増えてきましたよね。
「コンプライアンスに引っかかる!」なんて声も多い中、実際のところ顔採用ってどうなんでしょうかね?
最近はコンプラ意識が高まってきているし、若干都市伝説みたいになってきているような気もします。
といいつつ、色々調べてみると企業によっては採用活動の中で「顔採用」を全面的に打ち出しているところもありました。こわ。
さらっとご紹介します。
有名なのはサイバーエージェントの「顔採用」
顔採用と言えばサイバーエージェントの「顔採用」が有名ですよね。
以前サイバーエージェントを退職した人に「実際問題、顔採用ってやってるんですか?」と聞いたら、「社内のモチベーションを高めるために可愛い子を採用することはある」と言ってたな。 / “職場の「ミスマッチ人材」は、こうして決まる | …” https://t.co/QIOef90RZy
— 齊藤貴義@サイバーメガネ (@miraihack) 2016年4月9日
サイバーに内定でた知り合いが、どんどんサイバー色に染められていってる過程がマジで面白かったです。
これ以上はサイバーエージェントについては多くは語らないことにします…。
東急エージェンシーの「これがホントの、顔採用」
大手広告代理店の東急エージェンシーも、2016年の採用活動において「これがホントの、顔採用」を発表。
実際に「美形を採用します!」ということではなく、採用活動の一環として、「顔はその人の内面を物語る」とし、自社システムでその人の顔を5パターンに振り分けをするというサービスが行われました。
「のんびり顔」や「せっかち顔」などに振り分けられ、その診断結果に合わせて就活サービスが受けられるというものでした。
伊勢半の「顔採用始めます」
2019年3月に発表された伊勢半の新卒採用でも「顔採用を始めます」という採用広告を発表しました。
実際には「容姿で判断をするのではなく、本来のあなたを見せてほしい」という意図のもと、「従来のガチガチに固めた没個性の就活スタイルを覆す「メイクOK、すっぴんOK」。
伊勢半のこの新卒採用スタイルは、採用解禁の3月1日に日経新聞の広告掲載後、ヤフートップやTwitterなどで賛同の声が広がりましたよね。
実際に伊勢半の新卒エントリー数は、前年比2倍のエントリーがありました。
また同社の新卒採用市場エントリー数は過去最大数の記録を打ち出すものに。
「顔採用」が行われるのは何故か(やけくそ)
顔採用は嫌ですよね。みかけだけで判断されたくないじゃないですか。
自分が何が出来るとか、どんなことを努力してきたか、そんなことも全部ひっくり返されて顔だけで判断されるんですよ。
かといって、顔の偏差値を吹っ飛ばせるほど頭の偏差値が良いわけでもないし、とびぬけた能力があるわけでもない。
あの違和感だらけの面接に落ちた理由が「自分の顔や容姿が、面接担当者のお眼鏡にかなわなかったから」なんて思いたくない、でも「私は仕事ぶりは合格点だたけど、顔が悪いから落ちた」なんて自信満々に主張するのもなんか嫌ですよね…。
そこで「採用活動において、何故”顔採用”が行われるのか」を、ご丁寧に分析しつつ体験談も紹介します。
「第一印象がいい」が「顔がいい人」と認めてないだけ
自分が働くことになったら、どのような人と一緒に働きたいと感じますか?
「一緒に働きやすい人」はそれぞれ定義が異なることもあるかと思いますが、やはり「第一印象が良く明るい人」みたいなイメージを思い浮かべる人も多いかと思います。
その「第一印象がいい感じの人」という判断基準になってくると、やはり顔が美形が優先されやすくなりますよね。
営業では「第一印象」が大事 #あたりまえ
商品やサービスの営業って、その事・モノよりも、それらを営業する人の印象がほとんどを占めますよね。
営業研修なんかを受けても、営業トーク力などと同じくらい、その人の「第一印象」にも重きを置いて指導されています。
でもそれくらい、「第一印象」がカギとなることは皆さん重々承知かと思います。
「人は見た目が9割」とかもよく言いますもんね。ハア。
そういったことでも、「第一印象が好印象な人は採用されやすい」=顔採用みたいになっちゃっているところはありますよね。
吉○亮なら顔がいいからゴミでも売れる的な感じです。
【ムリゲー】面接行ったら女性社員が全員美女だった
キャリセンがある企業の面接に向かっている時。
事前に企業のサイトに載ってる社員の顔面偏差値にビビっていたものの、「まあこういう表にでるものは美形を使うし」なんて高をくくっていたのもつかの間。
受付の女子見ただけであ、「あ、落ちるな」と確信しました。
そのあと目の前を通り過ぎる女子も、まあ読モみたいなのがずらずらと。
結局、採用担当者入ってきたものの面接らしい質問もなく、もちろん後日届いたメールもお祈りです。
その企業がどういう意図で美形の女性を採用しているのかはわかりませんが、採用を美女に限定することで「ここで働きたい」みたいな心理を煽ってる部分もあると思います。
そういうのも一種のマーケティングですよね。
まあどうせ裏採用基準に「美人」があるんでしょうけど。
社員の嫁候補のために美人を採用
大手だと社員の結婚候補で顔採用されがちだと思います
— みたわ (@FromDMRK) 2019年6月19
女性の採用は営業部の男性社員の花嫁候補のために行われる、みたいなこともありますよね。
ちょっと前までは「女子は一般職、短大卒の需要が高くて4大卒は煙たがれがち」みたいな風潮もありました。
女子は一般職・短大卒が好まれる風潮
キャリセンは短大に通っていた時期もありましたが、大学内でも「女性の社会進出なんていうけれども、短大卒を欲している企業はそういうことよ」と言われていました。
実際に短大で就活が始まると、早々に就活を終えたのはかわいい子たちだったんですよ。しんどいですね。
最近は「総合職一括採用」の企業も増えてきているので、「一般職」というワード自体が古くなってきています。
「花嫁候補ありきの採用」を明らかにわかるような採用活動は大分減ってきていると言えます。
一般職がなくなるのが先か、短大が無くなるのが先か…。
今後も「顔採用」は行われ続けるのか?
今後の新卒採用や中途採用において、企業の採用活動で「顔採用」は行われていくのでしょうか?
人が生き続ける限り、顔面偏差値は付き続ける(白目)
結論から申し上げますと、「顔採用」は無くならないと考えます。
まあコンプラコンプラ叫ばれているし、美形かどうかで採用に疑問の持つ風潮も来ているのも事実です。
だからこそ伊勢半の「顔採用」の採用広告がバズり、結果的にエントリー数が増えた結果からもいえるでしょう…。
「顔採用はいかがなのか」といったことがマーケティング的に需要があるからこそ、「顔採用はどうなの?」と問題提起をするような採用広告は増えてくるとおもいます。
まあそれを打ち出す広告代理店の美人が操作しているのでしょうけどね。
それと一緒に「顔の美しさだけで採用の可否を決めるのはやめよう」という考えが無くなることは難しいです。
例えば自分が採用をするとしたら、最終面接で能力が同レベルの2人のどちらかで悩んだ時、最後の判断材料はやはり「見た目」になってしまいます。
人は潜在的にも「美しさ」を求めてしまうものです…。認めよう。
「顔採用」に悩むぐらいなら整形してしまえ
転職コラムを提供する者としては「顔採用に負けないくらいスキルを磨こう☆」とでも言うべきですが…。
就活で苦い思いをしてきた身では、個人的にはそこまで「顔採用」に悩むぐらいであれば、いっそ整形してしまえとも思いますね。
顔さえ整えちゃえば良いのではないですか?!?!
なんていっても「就活のために整形しました」なんてバレたらそれこそドン引きされて痛い思いをするだけです。
整形してしまえは暴論ですが、メイクの技術を磨くのでもいいのでは。
顔採用にビクビクしてしまって、自分の本来の能力を発揮できないのであれば、自分が納得のいくように整えてしまえばいいと思います。
就活用に決められたメイクじゃなくて、自分が一番盛れる顔で就活に挑んでもう…それが一番!!!
顔採用を嘆かないで
顔採用がいかにクソか()をご紹介しました。
顔採用は無くならないですよ…悲しいことに。
軽蔑しつつ、それに順応していくしかないのかもしれないけれど…。
令和元年、まだまだ顔で決められることが多いですが、なんとか頑張って生きていきましょう。