転職活動をおこなう際に、転職エージェントの利用を検討している人も多いでしょう。
転職エージェントにはいくつかありますが、マイナビエージェントは知名度も高く利用者も多いエージェントです。
しかし、大手であるマイナビエージェントを利用したいと思っても断られてしまう場合があります。
この記事では、マイナビエージェントに断られる理由や断られた後の対応について解説していきます。
- 第二新卒やフリーターの転職に特化
- 経歴や学歴に自信がなくても求人を紹介してもらえる
- キャリアアドバイザーのサポートが手厚い
マイナビエージェントに断れるケース
マイナビエージェントは転職において心強い味方になりますが、すべての転職者を受け入れているわけではありません。
マイナビエージェントに断られてしまうケースもあるのです。
どのようなケースで断られることになってしまうのか、詳しく見ていきましょう。
拠点から遠く対面面談が受けられない
まずは、住んでいる場所が拠点から遠く対面面談が受けられない場合です。
マイナビエージェントでは、エージェントによるキャリアカウンセリングをおこなうことになっています。
キャリアカウンセリングで、転職先の希望やこれからのキャリアプランの相談、今までの経験などから自分の強み・弱点を一緒に見つけていくことになるのです。
キャリアカウンセリングは対面でおこなわれるため、遠隔地であると面談が難しくなってしまいます。
マイナビエージェントの拠点は、北海道・東京・横浜・名古屋・大阪・福岡の6つなので、ここから大幅に離れていると断られてしまうケースがあります。
職歴がないなど条件が弱い
職歴がないなど、利用者の条件が弱い場合にも断られてしまう場合があるでしょう。
マイナビエージェントは、キャリアを重視する転職エージェントだといわれています。
書類選考に通れるような転職者をメインにしている傾向が強いのです。
たとえば、20代であっても「職歴なし・無職」「アルバイト経験のみ」という条件だと、書類選考に通る確率や採用される確率は低くなってしまいます。
そのため、利用を断られるケースも珍しくはないでしょう。
利用者の年齢が高すぎる
マイナビエージェントは、年齢制限などを設けていないため40代・50代でも利用することは可能です。
しかし、マイナビエージェントでは20代の若年層をメインにしています。
そのため、年齢が高くなるにしたがって利用できないケースも増えてくるでしょう。
40代以上だと利用できないわけではありませんが、高いキャリアを求められる場合も多いので、マネジメント経験がないケースなどでは断られることも多くなります。
転職回数が多すぎる
転職回数が多すぎるのも理由のひとつになるでしょう。
自分に合った職場を探すことは悪いことではありません。
しかし、あまりにも転職回数が多すぎるのは問題です。
何度も転職を繰り返している人は、次もすぐに辞めてしまうのだろうと思われてしまい、断られることがあるのです。
具体的な回数についてははっきりしていませんが、1~2年程度の期間で何回も転職している場合、職種を何度も変えていて一貫性がない場合などは、企業側にアピールしにくいので断られるケースも少なくありません。
転職市場での価値が低すぎる
転職市場での価値が低いのも断られる一因になります。
転職において重要なのが、市場価値が高いかどうかです。
転職市場において、自分のスキルや経験などへの評価が市場価値になります。
この市場価値が高ければ高いほど、転職には有利に働くでしょう。
企業が必要としているスキルを持っていない、経験がない場合には、市場価値は低くなります。
市場価値が低いと、企業からのニーズが低くなったりニーズとマッチしなくなったりするため、登録を断られてしまうのです。
マイナビエージェントに断られたらどうすればいい?
マイナビエージェントに断られてしまった場合には、どうしたらいいのでしょうか。
具体的に取れる対策について解説していきます。
再び登録する
マイナビエージェントに断られたとしても、再登録に挑戦することは可能です。
しかし、なぜ断られてしまったのかについては、マイナビエージェント側から教えてもらうことはできません。
そのため、再登録に向けて自分のどこに問題があったのか、再度見つめなおす必要があるでしょう。
何の対策も取らずに再び登録しても、同じように断られてしまうだけです。
自分の経歴やスキルで書き忘れているものはないかどうか探す、アピールポイントを見つける、自分のスキルなどに合った職種を選ぶといったことを意識して、再登録をおこないましょう。
自力で転職活動を進める
マイナビエージェントに断られたからといって、転職活動ができなくなるわけではありません。
自力で転職活動を進めることは可能です。
転職に関する情報はネット上にもたくさんありますし、さまざまな転職サイトがあります。
それらを利用して、自分で転職を希望する企業に連絡をして応募するといったことは可能です。
大切なことは、良い転職をするという強い気持ちを持つことですから、自分にとってキャリアアップにつながるような企業を地道に探していきましょう。
他の転職エージェントに登録する
マイナビエージェントではなく、他の転職エージェントに登録する方法もあります。
転職エージェントは、マイナビエージェントだけではありません。
数多くの転職エージェントがあるため、その中から自分に合ったエージェントを選ぶようにするといいでしょう。
実際に、マイナビエージェントには断られたが、他のエージェントには登録できたという人も多くいます。
とくに1つのエージェントに絞る必要はないので、いくつかに登録申し込みをしてみるといいでしょう。
マイナビエージェントが断られた人におすすめの転職エージェント
マイナビエージェントに断られた人におすすめの転職エージェントはいくつかあります。
5つの転職エージェントの特徴を紹介していきますので、自分に合ったところはどこか比較してみましょう。
DODA
求人数 | 約260,000件 |
---|---|
対応地域 | 全国47都道府県 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://doda.jp/ |
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
DODAは、転職エージェント業界の中ではトップクラスの求人数を誇っています。
そのため、多くの求人の中から自分に合った企業を紹介してもらうことができます。
サポート力も高く、総合的に見てレベルの高いエージェントでしょう。
また、DODAは大都市だけではなく仙台や広島、静岡、岡山などにも拠点があるのです。
そのため、地方に住んでいても比較的登録しやすいのが特徴でしょう。
多くの地域の求人を保有しているため、地方へのUターンやIターン転職にも利用できます。
そのため、地方へと転職をしたい人にも向いています。
ハタラクティブ
ハタラクティブは、職歴がないなどの条件が弱い人に向いている転職エージェントです。
ハタラクティブのメインターゲットは、フリーターや第二新卒、既卒といった若年層になります。
そのため、アルバイト経験しかない、大学を卒業してから正社員の経験がない、職歴が短いといった人でも問題なく登録することができるのです。
若年層へのサポートに特化しているため、社会人経験がなくても安心して利用できます。
やりたいことが明確ではない場合でも、ヒアリングした上で適切な求人を紹介してくれます。
ジェイック
ジェイックは、20代の転職に強い転職エージェントです。
フリーター・第二新卒・既卒にも対応しているため、若年層は利用しやすいエージェントだといえるでしょう。
未経験からの転職にも強いため、新たな職種にチャレンジしたいと考えている人にも向いています。
また、無料の就職講座なども開催しています。
そのため、転職が初めての場合でも安心して活動することができるでしょう。
ジェイックでは若年層だけでなく、女性専門の転職支援もおこなっているため、女性でも登録しやすいのが特徴です。
拠点については、関東・関西・中部・九州にあり、不定期で札幌や仙台でも面談をおこなっています。
地方に住んでいても利用しやすいでしょう。
リクルートエージェント
リクルートエージェントは、転職エージェントでは最大手の企業です。
求人の量が多いため、幅広い層の転職者に対応してくれているのがメリットでしょう。
第二新卒や既卒、年齢が高い場合でも登録できる可能性が高いので、他のエージェントに登録を断られたケースでも安心です。
さまざまな地域の求人を保有しているため、地方に住んでいても使いやすいエージェントとなっています。
老舗の転職エージェントであることから、対企業への交渉力も高く、内定をもらいやすいといった口コミも多くあります。
面接対策も充実しているので、転職の経験があまりなくても安心のサポートを受けられ、安心感が高いのです。
就職shop
就職shopは、未経験者を対象にした求人を数多くそろえている転職エージェントです。
利用者の90%は20代という、若年層をメインターゲットにした転職エージェントなので、働いた経験がなかったり、正社員経験がなかったりして他のエージェントに登録できなかった人でも、問題なく登録できるケースが多いでしょう。
また、書類選考なしで直接面接に進むため、スピーディーな転職活動を実現しています。
ただし、拠点は首都圏と関西に限られているため、その他の地域だと利用しにくいかもしれません。
一人で転職活動は可能か?
転職エージェントを利用せずに、一人で転職活動をすることは可能なのでしょうか。
一人で転職活動をする場合には、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。
どのようなポイントが重要なのか見ていきましょう。
転職期間を決めておく
一人で転職活動をする際に重要なことが、転職期間を決めておくことです。
ゴールを決めないまま活動するのは心細いことですし、期限を決めていないとダラダラと長引かせてしまう場合も多いのです。
そのため、ある程度の期間を設定しておいたほうが、効率的で精神的な負担も少ない転職活動になるでしょう。
平均的な転職活動期間は、3カ月前後となっています。
人によってはもっとスムーズに内定がもらえるケースもありますし、逆に長引く場合もあります。
3カ月はある程度の目安と考え、自分の状況や希望する職種の求人数などを把握して適切な期間を設定するといいでしょう。
現職を辞めずに転職する
現職を辞めずに転職することも大切です。
職場や人間関係に問題があって精神的に参ってしまい転職を考えているケースや忙しすぎて転職活動ができないケースなどは例外になりますが、それ以外なら在職しながら転職活動をするのがベストです。
退職してから転職活動を始めると、どうしても焦りが出てきてしまいます。
早く仕事を決めないと生活が厳しくなる、年金や保険料の支払いが辛いといった問題に直面することになるでしょう。
精神的に余裕がないことで、自分にとって良い職場を探しにくくなります。
焦りから妥協してしまう場合も少なくありません。
キャリアアップを目指すのなら、余裕のある転職活動がおこなえる環境が重要です。
そのためには、退職せずに金銭的な余裕のある中で転職活動をおこないましょう。
なるべくたくさん求人に応募する
できるだけたくさんの求人に応募することもポイントです。
気になった企業に応募してみて、ダメだったら次の企業に応募するといった方法で転職活動をする人もいますが、これは効率が良くありません。
時間がかかってしまいますから、気になったのなら複数社に応募してみるといいでしょう。
また、一社ずつに応募する場合には、内定が出た場合でも他の企業と比較できないので、本当に内定を受けていいのかどうか悩みやすいという問題もあります。
悩んだ末に内定を受けた場合には後悔してしまうケースも少なくありませんし、決めきれずに転職期間が長くなるといった弊害もあるのです。
リクナビNEXTなどの転職サイトを使うのも良い方法です。
インターネット上には求人を掲載している転職サイトが多くあります。
自分の希望する条件や職種、働く地域などを指定して求人を検索できるので、時間の節約にもつながります。
総合的な求人を探しているのなら、業界最大手であるリクナビNEXTやマイナビ転職、30代や40代で転職をするのならエンジャパン、若年層ならキャリトレというように、自分に合った求人が多い転職サイトを選ぶこともポイントです。
面接のマナーに注意する
面接のマナーに注意することも大事なポイントになります。
面接に臨む際には、実際に面接をおこなう場面だけでなく、会場に到着した瞬間からの立ち居振る舞いが大切なのです。
いくら面接での対応をよくしても、受付などの段階で問題があったのでは意味がありません。
即戦力として使えるかどうかを見られることになるため、服装のマナーや到着する時間にも気をつけましょう。
面接では、ノックやドアの閉め方、座り方なども見られることになります。
もちろん、受け答えの際にも面接官の目を見てハキハキと話すようにしましょう。
退室時にも気を抜いたらいけません。
しっかりとお礼を言うことや、退室前に一礼することなど、マナーをしっかりと頭に叩き込んでおくことが大切です。
円満退職を行う
円満退職をすることも意識するといいでしょう。
人と人とは思わぬところで繋がっているものです。
転職先の企業の上司が、退職した企業の上司と知り合いであるケースも珍しくはありません。
その際、円満退職をしていないと悪い話が伝わってしまう可能性もあるのです。
また、同業種で転職をするのなら、退職先の企業と取引ややりとりがある場合もあるでしょう。
その際に、円満退職しておけば良好な関係を築くことができますし、助けになってもらえるケースもあります。
基本的に転職エージェントは複数を同時利用が基本
転職エージェントは複数を同時に利用するのが基本です。
なぜ、複数の転職エージェントを利用したほうがいいのでしょうか。
転職エージェントごとに扱う求人が違う
まずは、さまざまな求人に触れることができることが理由として挙げられます。
転職エージェントごとに扱う求人が変わってくるのです。
転職エージェントによっては大手企業の求人を多く扱っている、未経験可の求人がメインというように、それぞれに特色があります。
そのため、複数の転職エージェントに登録しておくことで、幅広い求人に出会える可能性が高まるのです。
転職エージェントではそれぞれに独占求人を抱えています。
そのエージェントしか保有していない求人になるため、より多くの求人に触れたいのならいくつかの転職エージェントに登録しておく必要があるでしょう。
登録者数の多い、リクルートエージェント・JACリクルートメント・DODAはカバーしておいたほうが無難です。
また、エージェントの抱えている独占求人は一般的な求人よりも条件が良いものが多いので、より好条件の求人を紹介してもらえるのもメリットです。
エージェントごとのメリット・デメリットを補う
エージェントごとのメリット・デメリットを補えるのもポイントでしょう。
各転職エージェントには、メリットやデメリットがあります。
エージェントの対応には満足しているけれども、求人数が少なくて満足できないという場合もあるでしょう。
複数のエージェントを利用しておくことで、補い合うことができます。
求人の量や質を求めるのならリクルートエージェントやDODA、面接や書類対策ならJACリクルートメント、若年層のサポートを受けたいのならハタラクティブというように、それぞれの良いところをチョイスしていきましょう。
1社だけでは利用できないサービスを受けることができるので、スムーズで満足度の高い転職活動が可能です。
また、エージェントにも違いがあります。
複数のエージェントとやりとりをすることで、さまざまな視点からのアドバイスが受けられるのです。
視野を広げることができるので、キャリアアップにも役立つでしょう。
マイナビエージェントに断られる まとめ
マイナビエージェントに断られたとしても、転職サイトは他にもあります。
あきらめずに違う転職エージェントに登録したり、地道に就職活動を行うことが大切です。
- 第二新卒やフリーターの転職に特化
- 経歴や学歴に自信がなくても求人を紹介してもらえる
- キャリアアドバイザーのサポートが手厚い