保育士という職業は、決して良い環境で働ける職業ではありません。
現在働いている保育士さんの多くは、もう限界だ辞めたい!と思っています。
そんな多くの保育士を辞めたいと思わせる要因は何か。
どんな時、保育士は辞めたいと感じるのか。
そして、辞めたいと思った時、保育士はどうすればいいのか。
調べてみました。
保育士が辞めたいと思う理由ランキング
どんな時、保育士の頭に辞めたいという言葉が浮かんでくるのか。
辞めたいと思ってしまうその理由について、まずは考えていきましょう。
1位 給与面の問題
やはり保育士にとって給与面の問題は大きいです。
私の印象では、美容師のアシスタントなみに給料が低いので、その安い給料が原因で仕事を「辞めたい」と思うのも無理ありません。
保育士でなくても、「給与面の問題」は転職の大きな理由になります。
保育士の仕事は、世間のイメージ以上に激務です。
そんな激務をこなしているのにかかわらず、「これだけ…?」と思ってしまうほど低い給与では、辞めたいと思ってしまっても仕方ありません。
2位 人間関係
保育士が働く職場は少々特殊です。
女性が多い職場で、子供相手にする業務がメインなのは、保育士とおいう仕事くらいなものではないでしょうか。
保育園で働くのは9割以上が女性なので、女性特有の人間関係トラブルで悩む保育士は多いです。
実際、メンタルクリニックに駆け込む保育士が増えているのも、保育士が人間関係でトラブルを抱えがちなことを裏付けています。
安い給与で大変な仕事を女性ばかりの環境でこなしていれば、仕事を苦痛に感じる人が多くても無理ありませんよね。
3位 職場環境が悪い
保育士の仕事は激務であることはお伝えした通り。
給与含め、残業、勤務時間、休日、など、職場の環境が悪いとなると「辞めたい」と思うのが一番自然です。
職場の環境を苦に辞めたいと思っているなら、今より良い職場で働くための努力が必要になってきます。
保育士の辞め方
それでは具体的に「保育士を辞めたい」と感じた方がどのようにやめればよいのか。
保育士の辞め方について調べていきましょう。
どのように保育士を辞めれば、自分も周囲にも影響を及ばさずに済ませることができるか。
調べてみましょう。
まず誰かに相談
「辞めたい」と思ったとしても、まずは一度立ち止まって、誰かに相談してください。
同僚や上司に相談することで、仕事関係の悩みは解決するかもしれません。
友人に相談することで、プライベートの悩みを解決して、保育士として幸せに働き続けることができるかもしれません。
単純に、誰かに自分の悩みを打ち明けることによって、気がスッと楽になる可能性だってあります。
ともあれ、一度誰かに相談してみるとをはじめの一歩としてください。
迷惑をかけたくないなら年度末に辞める
保育園にとっても、保護者にとっても一番迷惑がかからない転職時期は「年度末」です。
年度の途中に先生が辞めてしまうと、子どもたちも戸惑いますし、保育園で働いている保育士も困ります。
年度が切り替わるタイミングならば、保育士が辞めても保育園に与える影響度をかなり小さくできると言うわけです。
辞める理由に気をつける
ほとんどの保育士が抱く「辞めたいと思う理由」は同じ。
「給与が安い」「人間関係が窮屈」「仕事がきつい」だとか、そんな理由でしょう。
しかし正直にそんな理由を言ってしまうのはあまりにも角が立ちます。
もっと角の立たない、辞めやすい理由を伝えるようにしてください。
辞めやすい理由は主に、
- 結婚・出産
- 病気
- 親の介護
- 夢だった異業種への転職
などでしょう。
「仕方ない」や「おめでとう」と言われる理由が辞めやすい理由として人気みたいですね。
保育士を辞めたいと思った時どうするか
実際に、保育士が「辞めたい」と思った時どうすればいいのか。
どのように「辞めたい」という気持ちと付き合っていくべきなのか。
辞めたいと思った保育士がやるべき次の行動について、少し考えていきましょう。
そもそもどうして辞めたいのか考えてみる
まずは、「辞めたい」という考えが思い浮かんだその理由から考えていくべきでしょう。
辞めたいと思った原因が明確になれば、その辞めたい理由を解消するための行動が明確になってきます。
現在ぼんやりと辞めたいなら、まず仕事の中でどんなことが苦しいと思っているのか、紙に書き出してみると良いでしょう。
もっと働きやすい保育園に引っ越す
保育士を辞めたい理由が、「職場環境」などの環境要因だったなら、働きやすい保育園に転職するのがおすすめです。
もっと給与が高い保育園、業務時間、休日の制度がしっかり定まっている保育園は珍しくありません。
転職エージェントを活用して、保育士が働きやすい職場を見つける努力をしてください。
異業種へ転職する
保育士の仕事自体に辞めたい要因があるとしたら、保育士以外の異業種へ転職するのもおすすめです。
異業種へ転職すると、保育士として培ったスキルもキャリアも捨てることになってしまいます。
しかし、仕事も職場もまるっと変えてしまうことで、「辞めたい」気持ちに対して有効な対策が打てるはずです。
異業種へ転職するときは、どの仕事で自分のスキルが活かせるか、どの仕事が自分に向いているのか、自己分析を欠かさないでください。
副業を考えてみる
収入面の問題で、保育士を辞めたいと思っているなら「副業」も考えてみてください。
ネット上には、空き時間でできる様々な副業が転がっています。
しかし、保育士は業務時間が長く、副業に避ける時間も短いのが考えどころです。
保育士が副業で稼ぐためには、副業に避けるリソースがある…というのが大前提となります。
保育士のスキルを活かして転職できる職業
保育士以外の職業へ「異業種転職」を行うつもりなら、なるべく今まで培ってきたスキルを次の仕事でも活かせるかどうかが、次の仕事を決める際の決め手です。
保育士の経験を活かして働ける、保育士が転職しやすい職業を紹介します。
異業種転職を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
ベビーシッター
保育士は辞めたいとしても、子供の世話じたいは嫌いじゃない…という方には「ベビーシッター」がおすすめです。
保育士よりも高い給与で、働く時間も自由。
仮に結婚したとしても、その後ワークライフバランスが取りやすい仕事です。
保育士から異業種へ転職する場合、多くの人が選ぶ転職先なのも納得です。
介護士
保育士から介護士への転職もおすすめです。
介護士も、保育士と同じく給与面が問題にはなりますが、「老人の介護」のほうが性にあっている方もおおいはずです。
資格を取りながら…など、自分にあわせた働き方ができるのも介護士のメリット。
働き始めるハードルが低いのが、介護士の何よりのメリットです。
コールセンター
コールセンターも、気の優しい保育士の「話をしっかり聞く」というスキルが活かせる仕事です。
誰かと話したり、何かを教えてあげるのが苦じゃないなら、コールセンターで働くのも念頭に置いてください。
「転職」を選んだあなたは転職エージェントの活用を
別の保育園でも、完全に異業種への転職でも、とにかく転職を考えた保育士には「転職エージェント」の利用をおすすめします。
転職エージェントには、キャリアコンサルタントが在籍しています。
そして、キャリアコンサルタント相手に自分の転職活動について具に相談することができます。
今後自分が生きる未来について、自分ひとりの判断で決めるのはいいとは言えません。
これから自分がどうなっていくべきなのか。
キャリアコンサルタントとの話し合いの中で見つけていきましょう。
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別の保育園への転職を考えている方にとって、ほいく畑のサービスはぴったりです。
過去の実績、キャリアコンサルタントの優秀さ、どこをとっても一流の転職エージェントでしょう。
ほいく畑支部は日本全国に存在するので、地方転職を考えている保育士にもほいく畑での転職をおすすめしたいです。
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