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保育士から看護師の転職は大丈夫?看護師の仕事内容を徹底解剖

保育士から看護師の転職は大丈夫? 保育士転職コラム

「子供たちの成長する姿を見るのは好きだけど、給料が安い…」
「看護師は給料が高いと聞くけど、保育士から看護師へ転職はできるのだろうか?」

保育士は残業が多いうえ、どれだけ働いても給与はほとんど上がらない業界といわれているため、将来に不安を感じている人も多いでしょう。

保育士の仕事は、常に子供を見守っていないといけないため、日中は事務仕事がほとんどできず、残業や持ち帰りで仕事をこなさなければ終わらないこともあり、いくら子供好きといっても体力的に厳しいという人も多いはず。

「人の身の回りのお世話をする」という共通点がある仕事に「看護師」があります。

看護師は保育士と比較して給与が高いため、保育士からの転職を一度は考えた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこでこの記事では、保育士の方が看護師に転職を考える上で知るべきことをわかりやすく、5分くらいの短時間で読める内容にまとめました。

具体的には、

  • 看護師の主な仕事内容
  • 看護師に転職した保育士のダブルライセンスは有利か?
  • 看護師の年収
  • 保育士が看護師に転職した場合のメリット・デメリット
  • 保育士から看護師へ転職で知っておくべきこと

などという内容を解説していきます。

少しでも看護師への転職に興味があれば、是非読んでみてください。

  1. 看護師の気になる仕事内容とは?
    1. 看護師の主な仕事内容
    2. 看護師(正看護師)の准看護師の違い
    3. 働く場所によって異なる看護師の仕事内容
      1. 病院内での仕事内容
      2. 病院以外の職場での仕事内容
  2. 保育士から看護師への転職で知っておくべきこと
    1. 看護師に転職した保育士のダブルライセンスは有利?
    2. 看護師に向いている人の特徴は?
    3. 看護師と保育士の最も大きな違いは年収
    4. 保育士から看護師の転職は今からでも遅くない
  3. 看護師は保育士に比べてここが良い!メリット3つ
    1. 保育士から看護師へ転職するメリット①:保育士よりも給与が高い
    2. 保育士から看護師へ転職するメリット②:子育て世代にサポートが多い
    3. 保育士から看護師へ転職するメリット③:全国どこでも就職先に困ることがない
  4. 保育士から看護師になった場合に感じるデメリット3つ
    1. 保育士から看護師へ転職するデメリット①:1人当たりの仕事量が多い
    2. 保育士から看護師へ転職するデメリット②:年中無休シフトや夜勤で生活が不規則になる
    3. 保育士から看護師へ転職するデメリット③:常に勉強が必要
    4. 自分の希望にある職場を選べばデメリットは解消できる
  5. 看護師になるための費用や資格の取得方法を知ろう
    1. 保育士から看護師になるために必要なこと①:看護学校で看護師受験資格を取る
      1. 働きながら看護師になる道もある
    2. 保育士から看護師になるために必要なこと②:看護師資格の取得にかかる時間や費用
    3. 保育士から看護師になるために必要なこと③:授業料を抑えるなら国公立の専門学校を選ぼう
    4. 保育士から看護師へ転職で知っておくべきこと④:奨学金制度の利用や学費免除制度を利用する
  6. まとめ

看護師の気になる仕事内容とは?

看護師の主な仕事はどんな業務になるのでしょうか?

この章では、気になる看護師の仕事内容について、解説していきましょう。

看護師の主な仕事内容

大きく以下が主な業務内容になります。

  • 点滴や注射、採決など医師の診察時にサポートをする
  • 患者の体調管理、注射、点滴や食事、着替え、排泄補助など身の回りの世話

世間からは白衣の天使といわれていますが、実際は人の命を預かるため、ミスは許されない緊張感と責任感が必要とされる仕事です

病院によっては、人手不足のため1人で受け持つ業務が多く、看護師はいつも患者を観察しながらケアもしなければなりません。

また、常に同じ患者を担当するわけではないので、医師や看護師などスタッフからの引き継ぎも重要な業務のため、周知とスムーズに連携が取れるコミュニケーション力も必要。

そんな忙しい現場をミス無く、的確な判断と処置でスタッフや医師と連携しつつ回していくのが、看護師の仕事なのです。

看護師(正看護師)の准看護師の違い

また、看護師には、看護師(正看護師)と准看護師がありますが、大きな業務内容に違いはありません。

しかし免許が異なるため、准看護師は自らの判断で作業を行うことができず、医師や看護師からの指示を受けてからの業務になります。

給与的にも、できる仕事が広い分もちろん正看護師の方が高いです。

働く場所によって異なる看護師の仕事内容

看護師が働く場所はさまざまな場所があります。

病院内での仕事内容

病院内で働く場合は、担当により業務内容が変わります。

具体的には、以下のような業務があります。

  • 外来
  • 病棟
  • オペ室
  • ICU

などこの他にも多くの職場があり、それぞれの配属される現場により業務内容や特徴が異なります。

病院以外の職場での仕事内容

病院以外の施設でも看護師が活躍できる現場は以下の場所があります。

最近では高齢者向け施設での勤務も多くなっています。

  • クリニック(入院施設がない、もしくは19床以下の医療機関)
  • 訪問看護
  • 保健所、健診センター
  • 高齢者介護施設(老人ホーム)
  • 保育園、幼稚園

上記の施設のように看護師が活躍できる職場は時代とともに増えています。

保育士から看護師への転職で知っておくべきこと

保育士から看護師に転職する際に、知っておくべきことをご紹介します。

看護師に転職した保育士のダブルライセンスは有利?

保育士から看護師に転職した場合、保育士の経験は活かすことができるのか、気になるところですよね。

結論から言えば、有利なケースもあります。

保育士としての経験を生かせるとすれば、病院内の小児科など年齢の幼い患者が多い科なら、子供の扱いに慣れていることが重宝されることがあります。

また、看護師の資格を取得していれば、保育園の園内看護師としても活躍ができるため、就職先の幅が広がるでしょう。

看護師に向いている人の特徴は?

看護師に向いている人の特徴は、主に4つあります。

  • 体力に自信がある人
  • 精神的なタフさがある人
  • ホスピタリティ精神がある人
  • 女性同士の人間関係の構築に慣れている=コミュニケーション力がある人

看護師は、業務が大変な上に夜勤もあるため、やはり「体力に自信がある人」が向いているでしょう。

さらに、診療科によっては毎日のように人の死を目の当たりにしますし、場合によっては患者さんに噛みつかれたり、認知症の患者さんに罵声を浴びせられたりするなど、「精神的なタフさ」も必要になってきます。

そして、色々な患者さんを相手にするので、世話好きで誰にでも別け隔てなく、親切にケアできる「ホスピタリティ精神の持ち主」であることも必要な要素です。

この点は、保育士の業務と似ているのでイメージが付きやすいですよね。

また、保育士と同様に看護師の職場も女性中心の社会の中で、スタッフ間でしっかり連携を取りながら業務をする必要があるため、「女性同士の人間関係の構築に慣れている=コミュニケーション力がある人」のほうがスムーズに業務ができるでしょう。

看護師と保育士の最も大きな違いは年収

看護師と保育士はどちらも「身の回りのお世話をする」という共通点がありますが、平均年収でみると、保育士とは大きな違いがあります。

保育士の平均給与が「342万円前後」なのに対し、看護師は「478万円」となり、その差はおよそ「130万円以上」もの開きがあります。

看護師の給与が高い理由の1つとして、夜勤や休日出勤が多いため、各種手当が加算されることが挙げられます。

その分、家族・友人・恋人などとプライベートで時間が合わず、コミュニケーションが取りづらいという難点もありますが、それでも高収入を魅力として考えるならベストな職業といえるでしょう。

※参考:労働厚生省「賃金構造基本統計調査」

保育士から看護師の転職は今からでも遅くない

看護師への転職は、30~40歳代からでも目指す方も多くいます。

保育士の仕事は、労働の割には給与が見合ってないなど不満を持つ人も少なくなく、同じ「人の世話をして喜んでもらえる仕事」をするのであれば、看護師のほうが良いということで転職をする人も多いのです。

「年齢的にもう遅いのでは?」と思っている人もいるかも知れませんが、看護師は全国的にかなりの人手不足のため、正直「資格があれば誰でも良い」というところもゼロではありません。

簡単に取れる資格ではないのも事実ですが、年齢を理由に諦める必要はありませんし、働きながら取得する方法もあったり、学費などをカバーする奨学金も充実していたりするので、もし興味があるなら一度検討してみることをおすすめします。

看護師は保育士に比べてここが良い!メリット3つ

ここでは、保育士から看護師に転職した場合のメリットを3つご紹介します。

保育士から看護師へ転職するメリット①:保育士よりも給与が高い

先程もご紹介しましたが、看護師は夜勤や休日出勤がある反面、その分の手当がつくので給与はかなり高くなります。

結婚、出産後も現場復帰もしやすく家計の助けになるのも大きなメリット。

共働き世帯で、女性の平均年収が高いと世帯年収が上がるため、お金をかけて充実した子育てをすることができるでしょう。

保育士から看護師へ転職するメリット②:子育て世代にサポートが多い

女性は出産して子供ができると、子育てに追われるためなかなか職場復帰ができないといわれています。

しかし看護師の場合は、人手不足を解消するために産後に職場復帰してもらいやすくするため、病院側がサポート体制を充実させています。

産後一年間の休暇が取得できる「産前産後休暇・育児休業休暇」や、復帰しても勤務時間を短縮できる「短時間勤務制度」の利用も広がっています。

また、病院内に院内保育所を併設する病院も多くあります。

看護師不足は深刻であり、病院側も復帰してもらうため、産後の子育てのサポート体制を充実させているのです。

保育士から看護師へ転職するメリット③:全国どこでも就職先に困ることがない

看護師は、日本各地どこでも不足していないところがほぼ無いため、転職に困ることは無いのが大きなメリット。

例えば、夫の転勤などで引っ越しをすることになっても、就業先を探すのに困ることはありません。

転職を繰り返すことはあまり好ましいこととはいえませんが、勤務先の人間関係などで転職する場合も、引く手あまたのため就職できない状況になることはほぼ無いのです。

この食いっぱぐれることのない安定感は、保育士から看護師に転職する際の最大のメリットかも知れませんね。

保育士から看護師になった場合に感じるデメリット3つ

看護師は保育士と比較して給与が高く、就職先にも困らないので羨む方も多いでしょう。

しかし、看護師という仕事にはデメリットも存在します。

看護師のデメリットとはどんなものなのか、具体的に3つほどご紹介していきます。

保育士から看護師へ転職するデメリット①:1人当たりの仕事量が多い

看護師の仕事のデメリットとして、慢性的な看護師不足により、1人の業務量が多いことが挙げられます。

病棟の看護師の場合、日中が主な勤務時間の保育士とは異なり、24時間体制で患者の世話をすることが必要。

特に、夜勤は限られた人数で対応しなければならないケースもあるため、休む暇もない時もあるでしょう。

また人手不足の職場だと、常に周囲に気を遣う必要もあるため、休暇を取りにくいという傾向も。

看護師の人数はひと昔前に比べて増加傾向にはありますが、高齢化社会が進む上で看護師の需要も増していくため、人員不足は解消されていないのが実情です。

保育士から看護師へ転職するデメリット②:年中無休シフトや夜勤で生活が不規則になる

病棟勤務の看護師は夜勤があったり、年中無休でシフト制の働き方になったりといことがあるため、生活リズムが取りにくく生活が不規則になる傾向があります。

不規則な勤務状況から、寝不足になってミスをしやすくなったり、体調を崩したりすることも。

また、友人や家族と生活時間が合わないため、コミュニケーションが取りづらくなることから、看護師を辞めてしまう方もいます。

保育士から看護師へ転職するデメリット③:常に勉強が必要

看護師は、病院の指示で休みの日に勉強会や講座などに参加が必要になることが少なくありません。

ただでさえ覚えるべきことの多い職種な上、日々進化する医療についていくためにも勉強が必要ですし、診療科によっても必要な知識が大きく違うため、異動などがあったら新たにたくさんのことを覚える必要があるからです。

病院にもよりますが、その参加費用は実費であることもあったり、給与がでなかったりすることもあります。

このように、自分のお金と時間をつかって常に勉強をする必要があることが、保育師で働くデメリットと言えるでしょう。

自分の希望にある職場を選べばデメリットは解消できる

ここに挙げたデメリットは、主に病棟勤務する場合の看護師のデメリットです。

クリニックであれば夜勤や日曜勤務がなかったり、異動などもないので勉強会や口座に行く必要性もかなり低かったりするので、デメリットは解消できるでしょう。

また、働く日や時間、業務内容をある程度自由に選べる派遣の看護師なども選択肢に入れれば、これらのデメリットはそれほど気にする必要は無くなります。

病院によっては、子供を産んだ後は「日勤だけで、かつ日曜は毎週固定休み」にしてくれるところもあるため、事前に確認しておくことをおすすめします。

このような配慮がない病院だったとしても、看護師の転職先はいくらでもあるので、悩む必要はないでしょう。

看護師は引く手あまたのため、このようなデメリットが嫌なら、自分の希望に合わせた働き方ができる職場を選ぶことが可能なのです。

看護師になるための費用や資格の取得方法を知ろう

ここまで読んで「看護師になりたい」と思っても、看護師になるためには実際に何をすればいいのかわかりませんよね。

ここでは、保育士から看護師になるために必要なことを解説していきます。

保育士から看護師になるために必要なこと①:看護学校で看護師受験資格を取る

看護師になるためには、国家資格の「看護師資格」が必要です。

この看護師の国家試験の受験資格を得るためには、看護大学や専門学校に入学し卒業する必要があります。

つまり、保育士が看護師資格の取得を目指す場合、現在の職場を退職して看護師受験資格が取得できる学校に入学し、少なくとも3年間の教育を受ける必要があります。

働きながら看護師になる道もある

少し大変ですが、働きながら看護師を目指すことも可能です。

最適な方法としては、看護専門学校の定時制に3年間通って看護師になる道。

定時制は、昼間コースと夜間コースが選択できるため、自分に合った時間帯で授業を受けることができます。

1つ注意点としては、実習期間においては、夜間コースであっても日中で実習が必要なため、有給を取るなどの調整が必要になるでしょう。

またもう1つの手段として、准看護学校に2年間通い、まずは准看護師の資格を取ってから、通信制の看護専門学校で看護師になるという道もあります。

ただ、このルートはかなり時間がかかり、「准看護師になってから7年間の実務経験」が必要なためあまりおすすめはできません。

保育士から看護師になるために必要なこと②:看護師資格の取得にかかる時間や費用

看護師資格を取得するのにかかる学費の目安は、以下のとおりです。

教育機関 かかる時間 費用
私立大学 4年 650万~700万円
国公立大学 4年 250万
私立短大 3年 400万円
国公立短大 3年 250万円
私立専門学校 3年 250万~300
国公立専門学校 3年 60~80万円
准看護学校 2年 100万円

費用については、授業料以外にも施設整備費、教材費、白衣などの学費以外の費用もかかってきますので、その分の費用約見込む必要があります。

※参考:AERA dot. 「学費は? 給料は? 看護師のコスパを徹底検証!」

保育士から看護師になるために必要なこと③:授業料を抑えるなら国公立の専門学校を選ぼう

前章でご紹介した通り、看護師になるために支払う学費もさまざまですが、全日制だと国公立の専門学校が安く抑えることができます。

働きながら准看護師資格を目指す場合でも年間100万ほどの授業料がかかるため、いっそのこと退職して、アルバイトなどをしながら費用の安い全日制国公立専門学校に通ったほうが効率的かもしれません。

その他に、都市部よりも地方の専門学校の方が少し安くなる傾向にありますので、費用を抑えたいなら、学費も家賃も安上がりな地方に引っ越すのも選択肢の1つでしょう。

保育士から看護師へ転職で知っておくべきこと④:奨学金制度の利用や学費免除制度を利用する

看護系の学校で学ぶ生徒には、奨学金や助成金などがとても充実しています。

各都道府県、市区町村が実施している奨学金制度や、病院が独自に設けている奨学金制度などもあります。

卒業後に指定される医療機関で働くことで、返済が免除や減額されるケースが多いのが特徴です。

このような奨学金や助成金の利用ができるのであれば、看護師になるときにネックになる費用面の心配が解消され、より看護師への道が近づいてきますね。

まとめ

保育士から看護師に転職する際に、知っておくべきことをお伝えしてきました。

それでは最後に、ここまでの内容をまとめてみましょう。

  • 保育士の平均給与が342万円前後なのに対し、看護師は478万円
  • 看護師は保育士よりも給与が高く、全国どこでも就職先に困ることがない
  • 看護師は夜勤で生活が不規則になるうえ、休みもシフト制になりがち
  • 保育士から看護師の転職は今からでも遅くない
  • 働きながらでも看護師になる道はある
  • 授業料を抑えるなら国公立の専門学校を選ぼう

保育士から看護師になるのは、費用面や資格取得にある程度の期間が必要になるため、簡単ではないのも事実。

しかし、収入の向上や仕事探しに困らない安定感、自分の希望にあった働き方が選べる点など、その費用を補ってあまりあるメリットがあるのが看護師です

20代でなくても遅くはありません。

保育士としての働き方に不安や不満を感じているのであれば、思い立ったが吉日。

どんな時に「保育士を辞めたい!」と思うのか?辞めたい時どうすればいいのか
保育士はどんな時に「辞めたい」と思うのか。辞めたいと思った時どんな行動を取るべきのか。保育士の仕事は重労働で、辞めたいと思ってもそれは自然なことなのです。

この記事を読んで「自分は看護師に合っているかも」と思った人は、看護師への転職を検討してみてはいかがでしょうか。

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