Amebaをはじめ、様々な事業を展開し、企業の成長も著しいサイバーエージェント。
ベンチャー企業なので社員一人一人の自由度が高く、その上に大手なのでサイバーエージェントへの転職を考えている方も多いのではないでしょうか。
ただ、サイバーエージェントのような大手企業への転職はどのようにすれば良いのかわからない方も多いでしょう。
そこで、サイバーエージェントへの求人はどのように探せばよいのか、そもそもサイバーエージェントはどんな企業なのかと言った転職に役立つ情報をまとめました。
サイバーエージェントの企業概要
それでは、サイバーエージェントの企業概要から確認しましょう。
事業内容
サイバーエージェントは国内でも比較的新しめの企業ですが、積極的に新しい事業に挑戦しているため、事業の種類もたくさんあります。
そこで、サイバーエージェントの事業の中でも代表的なものを紹介します。
メディア関連事業
AmebaブログやAbemaTVなどといったサイバーエージェントのWebサービスの制作・運営を行います。
インターネット産業や時代の変化に合わせて、その時代のニーズに合ったサービスを提供します。
インターネット広告
サイバーエージェントのインターネット広告専門サイト「CyberAgent AD.AGENCY」の運営や、スマートフォン広告におけるソリューションツールの制作・販売、ゲーム動画配信プラットフォームなど幅広い広告関連事業を行っています。
動画やアドテクノロジーなど様々な分野に特化した子会社があり、子会社と連携をして事業を進めていきます。
ゲーム関連事業
スマートフォン向けゲームの開発・運営を行っています。
ゲームのジャンルは幅広く、どのような年齢でも安心してプレイできるゲームを作っています。
トップのメッセージ、企業理念
20周年を迎え、さらなる飛躍へ
今年で開局3年目を迎えるインターネットテレビ局「AbemaTV」は、昨年、多数のオリジナルヒットコンテンツにより大きく成長しました。
初のオリジナルドラマも始まり、「AbemaTV」らしい尖った番組を生み出し続けることで、今年はさらなる飛躍を目指しております。
また、当社は今年3月に設立20周年を迎えます。
インターネット広告会社からスタートし、「Ameba」をはじめとするメディア事業、投資育成事業、ゲーム事業と、インターネット領域にて環境変化に柔軟に対応しながら、拡大を続けてきたサイバーエージェント。
近年では、定額制音楽配信サービス「AWA」やインターネットテレビ局「AbemaTV」を開始し、幅広い利用者からの支持を得ております。
新たな事業柱として注力中のマッチングサービスや、仮想通貨関連事業の開始など、今後も新たな事業への投資を積極的に行うとともに、20年を通過点ととらえ、さらなる成長を目指してまいります。
会社概要
会社名 | 株式会社サイバーエージェント |
---|---|
所在地 | 〒150-0043東京都渋谷区道玄坂一丁目12番1号 |
資本金 | 7,203百万円(2018年3月末現在) |
事業内容 | メディア事業、インターネット広告事業、ゲーム事業、投資育成事業 |
従業員数 | 3,894人 |
サイバーエージェントの採用職種・仕事内容
それでは、サイバーエージェントではどのような職種の募集が行われているのでしょうか。
現在サイバーエージェントで募集されている職種の求人をチェックしましょう。
スタジオネットワークスペシャリスト
AbemaTVをはじめとするサイバーエージェントグループの動画事業の生配信スタジオネットワークの設計・構築・運用を担当します。
機器選定から障害時の監視・分析の仕組みの導入、各ベンダーとの交渉・導入など幅広い業務を任されます。
様々なメーカーのスイッチ・ルーターに関する知識を持ち、ネットワーク構築における上流工程の経験があること、ファイアウォールの構築・運用経験があること、ルーティングプロトコルに関して知識を持っていて運用経験があることが応募条件です。
また、Pythonをはじめとしたプログラミング経験、Gitなどといった運用効率化の利用経験などといったスキルを持っているとなお良いでしょう。
給与
経験・能力を考慮の上、規定により優遇。
メディアプランナー
AbemaTVをはじめとする各メディアサービスにおける戦略設計・企画立案などを行います。
応募の際にはWeb業界においてサービスを運用経験があることが必須です。
また、Web業界でサービスの立ち上げ経験、ディレクター・アナリスト経験があるとなお良いでしょう。
給与
経験・能力を考慮の上、規定により優遇。
メディアサーバサイトエンジニア
サイバーエージェントのメディア事業において、サーバサイトエンジニアとして主にGo言語を使って業務を行います。
応募の際には下記の項目が必須です。
- Webサービスのシステム設計・開発経験が3年以上
- Go言語もしくは大規模トラフィックサービスでの開発経験が1年以上
- Webサービスの開発に必要なインフラ・ミドルウェア・通信などといったプログラミング以外のことに関する知識
- DevOps系知識
また、以下の知識や経験があると、なお良いでしょう。
- 通信制御や負荷分散
- コンテナ技術に関する知識・経験
- AWS・GCPの開発経験
- 動画関連技術に関する知識・経験
給与
経験・能力を考慮の上、規定により優遇。
AbemaTVQAエンジニア
AbemaTVのテスト自動化フレームワーク・基盤環境・開発支援ツールの開発・運用、コードメトリクス測定・解析と改善計画の策定・実行、テストアーキテクチャやテスト戦略、プロセス改善業務など、AbemaTVが高い品質でサービスを提供し続けるために必要な業務を担当します。
応募の際には7以下の条件が必須です。
- Webアプリ・APIの開発経験が2年以上あること
- Webアプリケーションのテストコード・自動テストコードの実装・実施経験があること
また、以下の要件もあるとなお良いでしょう。
- 大規模Webアプリケーションの開発経験
- microservicesアーキテクチャでの開発・テスト経験があること
- テスト設計や工程の管理経験
また、最先端の技術を使うため、Web/テストにおいて最近のトレンドに敏感な方は歓迎されます。
給与
経験・能力を考慮の上、規定により優遇。
共通基盤サーバサイドエンジニア
アメーバ関連のサービスにおいて欠かせない、プラットフォームやバックエンドシステムの開発・運用などを行います。
具体的には課金システムや生地の投稿・管理を行うシステム、に印象システム、検索システムなどといったシステムの開発・運用を任されます。
応募の際には実務経験が3年以上かつ、Webアプリケーションの開発経験が2年以上あることが必須です。
また、大規模サービスの開発を行うため、以下の経験があると良いでしょう。
- 大規模トラフィックを裁くための負荷分散やパフォーマンスチューニング
- 大規模ストレージに関する知識・経験があり
- AWSをはじめとするパブリッククラウドを使ったサービスの開発・運用経験
給与
経験・能力を考慮の上、規定により優遇。
経理
サイバーエージェントを運営するうえで欠かせない会計・税務・財務・海外展開における財務経理業務全般を任されます。
企業で経理・財務経験があることが必須です。
給与
経験・能力を考慮の上、規定により優遇。
サイバーエージェントの給与・年収
それでは、サイバーエージェントに自分が転職した際はどれくらいの年収になるのでしょうか。
そこで、サイバーエージェント社員の平均年収をチェックしましょう。
全体の平均年収
サイバーエージェントの社員全体の平均年収は「725万円」です。
国内の企業でも比較的新しく、事業の規模拡大にも力を入れている企業であるため、年々平均年収も増加しています。
年代別の年収
年代 | 平均年収 |
---|---|
20~24歳 | 530万円 |
25~29歳 | 639万円 |
30~34歳 | 696万円 |
35~39歳 | 784万円 |
40~44歳 | 835万円 |
45~49歳 | 850万円 |
50~54歳 | 861万円 |
55~59歳 | 843万円 |
60~65歳 | 700万円 |
サイバーエージェントの競合企業と平均年収比較
企業名 | 平均年収 |
---|---|
サイバーエージェント | 725万円 |
電通 | 1271万円 |
博報堂 | 1036万円 |
株式会社アサツーディ・ケイ | 763万円 |
デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社 | 574万円 |
サイバーエージェントと他の国内広告代理店で平均年収を比較してみます。
やはり国内の三大広告代理店は年収が圧倒的に高く、サイバーエージェントは国内4番手ですが、新しめのベンチャー企業なのにこの数字はかなり良いと言えるのではないでしょうか。
また、サイバーエージェントは広告事業でも他の広告代理店とは違うサイバーエージェント独自の事業を展開しており、今後も広告代理店としてだけでなく他の分野での発展も期待出来ます。
給与に関する口コミ・評判
給与に関してはかなり良いです。ベンチャー企業なので若くても積極的に仕事に取り組む姿勢を見せれば責任がある業務を任せてくれますし、先輩もフォローしてくれます。
年功序列ではなく実力主義の会社なのでやればやるだけ年収があがります。
積極的に新規事業に取り組んでいるので、新しい事業の企画にも関わりやすいですし、それで結果を出せれば給与も上がるので仕事のやりがいがある企業です。
役職が付けば一気に給与が上がりますし、新しめの企業なのでランクアップもしやすいです。
サイバーエージェントの福利厚生制度
働く上で心配なのが福利厚生ですよね。そこで、サイバーエージェントの代表的な福利厚生制度を紹介します。
ENERGY(技術者向け支援制度)
サイバーエージェントでは技術者が常に技術向上を図り、開発に専念できるように、様々な制度を用意しています。
- チャレンジ異動を支援するFA権
- 会議手配などといった開発以外のすべての業務を代行するENERGYコンシェルジュの配置
- 能力向上につながる経費の補助制度であるサポリスト制度
など、7つの制度があり、サイバーエージェントに所属する技術者全員がこの制度を利用することが出来ます。
家賃補助制度
サイバーエージェントでは、オフィスの最寄り駅から2駅圏内に住んでいる正社員に対し、月3万円家賃補助を支給しています。
また、勤務年数が5年以上の社員には家賃補助として5万円が支給されます。
健康促進施策
サイバーエージェントではインフルエンザをはじめとする予防接種や検診費用を全額負担しています。
また、社内にはマッサージルームを完備しており、月2回までは無料で利用することが出来ます。
サポ飯制度
サイバーエージェントには社員食堂がありません。
その代わりにデパ地下で売っているお弁当を200~500円で購入することが出来ます。
用意されているお弁当は有名店ばかりで大体1,000円前後のものであり、かなりお得な制度です。
福利厚生に関する口コミ・評判
福利厚生に関しては大手とだけあってかなり充実していると思います。特にデパ地下のお弁当をワンコインで買うことが出来る制度はありがたく、これ目当てで毎日仕事を頑張っています。
検診などの費用負担はもちろん、産業医面談や社内のマッサージルームなど社員の健康維持に力を入れていると思います。
社員が成長できるように社員同士が情報を交換する場が多く設けられている点が良いと思います。
特に技術者の質を向上するためのプログラムが充実していて、仕事をしながら勉強をする時間も確保できる環境を会社が用意してくれている点がありがたいです。
月1で部署の飲み会がありますが、会社が費用負担をしてくれますし、負担額も高めなのでおいしいご飯を食べることが出来て毎月楽しみにしています。
勤務時間・休日休暇
原則10時~19時
※職種によっては裁量労働制適用
年次有給休暇
サイバーエージェントでは入社時に年次有給休暇が10日分支給され、勤務年数に応じて取得できる日数が増加していきます。
macalon
サイバーエージェントで働く女性が出産・育児を経ても働き続けることが出来るように、「macalon」という制度を設けています。
この制度では、生理休暇として月1日休みを取得できる「F休」や、不妊治療の通院などのために月1日の妊活休暇などが挙げられます。
子供のための休暇制度が充実しており、サイバーエージェントで働いているママさんからは評判の良い制度です。
リフレッシュ休暇休んでファイブ
心身のリフレッシュ、チャレンジのために、入社3年目以上になるとリフレッシュ休暇として毎年5日間特別休暇を取得することが出来ます。
夏期・年末年始休暇
サイバーエージェントでは12/29~1/3の間が年末年始休暇となっており、この期間はグループ企業全体が休みとなっています。
また、夏期休暇として、7~11月の間の好きなタイミングで計3日間の休暇を取得することが出来ます。
勤務時間・休日休暇に関する口コミ・評判
休暇制度に関してはITベンチャーにしてはかなり多めだと思います。特に子供の行事のために休暇を取得できる制度はとてもありがたいです。
毎年5日間連休を取得できるので、この間に旅行をしたり、自宅でゆっくりしたり自由に過ごすことが出来ます。ベンチャーで業務の忙しさもものすごく、この期間でリフレッシュできるので良い制度だと思います。
有給の消化に関しては時期によって取りやすい時期と取りにくい時期があり、取りやすい時期にまとめて有給を取得すれば有給を全部消化することも出来ます。
妊活休暇など子供がいる人だけでなく子供が欲しい人向けの休暇も用意されており、かなり女性にとっては働きやすい会社だと思います。
社内の教育・研修制度
基本的にサイバーエージェントには研修制度はありません。
ただ、若手社員の教育のために役員レベルの業務を行う機会が多数用意されています。
- 次世代リーダー育成制度
- Battle Conference U30
- 次世代経営者育成制度
教育・研修制度に関する口コミ・評判
入社の段階から高い技術力を持っている人が多く、社内研修制度はほぼ無いので、自力で学ぶ姿勢が無いと辛いです。ただ、結果を出すとすぐに少しレベルの高い仕事を任せてくれます。
若手社員がいきなりグループ企業の社長に抜擢されるなど、次世代の経営者の教育には力を入れています。忙しい中で業務以外の勉強をする必要がありハードではありますが、やりがいもしっかりあります。
特に、20代の社員の教育に力を入れています。結果を出した人が上に行くためにチャレンジする機会を多数与えてくれるので、若い世代が切磋琢磨しあっている企業だと思います。
職場の雰囲気や社風
働く上で心配なのが職場の雰囲気や社風ですよね。
サイバーエージェントはどのような雰囲気の企業なのでしょうか。
若手も積極的にチャレンジできる環境
サイバーエージェントでは若手社員がリーダーとなる機会も多く、若手社員も積極的に発言をし業務を進めています。
昇格だけでなく降格もあるため、業務に対してやる気のある社員ばかりです。
横のつながりがしっかりしている
毎月部署の飲み会があったり、チームで業務を進めたりするため、同期や部署のつながりがとても強く、コミュニケーションが取りやすい企業です。
職場の雰囲気や社風に関する口コミ・評判
ベンチャー企業なので実力主義ですが、職場の雰囲気はどちらかと言うと和気あいあいとしており、みんなで楽しみつつもメリハリをつけて仕事をしています。
上司や部下とコミュニケーションを取る機会が多いので、部署全員の仲が良く、円滑な人間関係を築けていると思います。
若手が業務で培った知識を上層部にアピールする機会が多いので、出来る人であれば会社の上層部に顔を覚えてもらいやすいです。
若手社員活性化組織であるYMCAがあるので、若手社員同士の交流が盛んです。
サイバーエージェントへの転職で役立つ転職サイトorエージェント
サイバーエージェントのような高いレベルの人材が集まっている企業への転職は、応募者が多いのでしっかりと企業に関する転職対策をした上で転職活動を進めないと難しいです。
そのため、転職サイトや転職エージェントの活用はサイバーエージェントの転職活動において必須と言えるでしょう。
そこで、サイバーエージェントへの転職活動におすすめの転職サイト・エージェントを紹介します。
レバテックキャリア
レバテックキャリアは株式会社レバレジーズが運営するIT・Web業界に特化した転職エージェントです。
転職エージェントの中でもハイレベルに特化しており、利用者のターゲット層は高いスキル・実績がある人とかなり絞られていますが、その分優良求人が多い転職サイトと言えるでしょう。
在籍しているキャリアアドバイザーもIT業界経験者であるため、しっかりと業界の用語や傾向を把握しています。
そのため、どのような職場で働きたいのか細かくキャリアアドバイザーに伝えることが出来る点がレバテックキャリアの魅力と言えるでしょう。
面接対策や職務経歴書の添削も細かくしてくれるので、初めて転職活動をする方にもおすすめです。
Geekly
GeeklyはIT・Webに加えてゲーム業界に特化した転職サイトです。
Geeklyに求人を掲載している企業はどこもスキルを持っている人を求めている傾向があり、スキルに自信がある人に特におすすめの転職サイトと言えるでしょう。
転職支援サービスに関しては、コンサルタントがIT業界出身者であるため、業務に関する話がしやすいと言う点が魅力的です。
加えて、大手企業をはじめとする非公開求人の数も多く、サイバーエージェントへの転職実績もあるので、スキルさえあれば今よりも良い企業への転職を目指しやすい転職サイトと言えます。
マイナビエージェント×IT
マイナビエージェント×ITは大手の転職サイトマイナビのIT業界特化型エージェントサービスです。
マイナビエージェントは未経験OKからハイクラス求人まで幅広いジャンルの求人を取り扱っており、スキルに自信が無い場合におすすめと言えるでしょう。
大手なのでエージェントの数もかなり多く、担当が合わなかった時に気軽に担当を変えることが出来る点も便利です。
幅広いレベルの求人を取り扱っているため、サイバーエージェントを目指すだけのスキルが無いとハイレベル求人を紹介してもらうことは難しいでしょう。
しかし、自分に合ったレベルの求人を紹介してもらえるので、利用することで自分のレベルや需要も知ることが出来ます。
まとめ
サイバーエージェントへの転職活動に役立ちそうな情報をまとめましたがいかがでしたか?
やはりサイバーエージェントへの転職は高いスキルが要求されるので難しくはありますが、求められるスキルさえ持っていれば不可能なことではありません。
ここで紹介した情報を参考にして、ぜひサイバーエージェントへの転職活動を成功させてくださいね!