自分が働く職場に求めることにおいて、あなたはどのようなことを重視しますか?
高い給与や福利厚生、自分のやりたい仕事内容など、絶対に譲れないことや重視するポイントがあると思います。
その中でも職場の人間関係が良好であることも、働く職場に対して求める重要なポイントの一つであると言えますよね。
職場の雰囲気がよろしくないと、毎日そこで過ごし働くことを考えるとしんどくなってくる方もいると思います。
今回は介護職の現場に着目し、介護職ではどういったことで人間関係に悩みがちであるか、どのように解決していくかをご紹介します!
今の職場の人間関係に悩んでいる方は是非チェックしてみてください!
介護職の退職理由において人間関係はトップ?!
まず、介護職の離職理由を確認してみましょう。
やむなく介護職を離職する人において、人間関係に悩み離職する人は一番多いことが分かります。
それほど介護の現場における人間関係は悪いのでしょうか?
介護職の現場は人間関係が悪化しやすい?
介護職の現場の特有として、少人数で仕事を回していくことが多いですよね。
それに加えて、介護業界は利用者に対し圧倒的に現場の働き手が足りず、慢性的に人手不足に陥っている状況にあります。
職場環境が、とても閉鎖的であるといえます。
介護職の仕事柄においても、介護を必要としている方の命を預かるお仕事でもあり、体力だけでなく、とても神経を使うお仕事であるとも言えます。
そのため常に気を張っている介護職の現場は、少しのことでズレが生じやすくあったりすることなどから現場で働く人同士の人間関係が悪化しやすい傾向にあるのです。
人間関係に悩む理由とは?
ここからは、介護職で人間関係に悩んでいる人はどのような理由があるのでしょうか?
確認していきましょう。
上司とうまくいかない
気難しい上司であったり、気分屋で毎回言動が違っていたり、上司と馬が合わない…など人間関係に悩む原因の一つであると言えます。
上の人に対し注意をするわけにもいかず、とても難しいところでもありますよね。
同僚とうまくいかない
同僚が仕事をサボる、嫌がらせをしてくる、職場の悪口のオンパレードなど同僚との関係性も悩みの種の一つですよね。
注意すべきところは注意したところで改善されなかったり、その後より関係性が悪くなる、自分が標的となり、居づらくなるなどを考えてしまうとなかなか改善できないこともあるかと思います。
他職種とのコミュニケーションが上手くいかない
介護職の現場では、資格無しで働いている人もいれば介護福祉士など国家資格を保持して働いている人もいます。
しかしそのような現場の資格保持者だけではなく、介護職の現場は様々な職種とコミュニケーションを取る機会がとても多いのです。
- ケアマネージャー
- 医師
- 看護師
- 理学療法士
- 保健師
- 管理栄養士
など、多くの職種の方が働いており、より専門性の高いコミュニケーションも増えてきます。
そのため、会話の中にわからない単語が出てきたり、専門性が高く理解できないことも多いことから、他職種の方とのコミュニケーションに悩み離職を考える人も多いのです。
利用者とうまくかない
介護職は同じ現場で働く者同士でなく、日々多くの利用者やその家族ともコミュニケーションを取ることも多いですよね。
利用者とのコミュニケーションは仕事のひとつではあるものの、多くの利用者とかかわっていく中で悩むこともあると思います。
また、利用者の家族と方針を話し合う際に上手くいかず悩むこともありますよね。
そういうことに悩む方も少なくありません。
介護職は女性同士のいざこざが多い?
介護職は女性が多い職場であると言えます。
また少人数で働くため、気持ちよく働けるようにチームワークも大切にしていきたいですよね。
女性が多いからとは限りませんが、面倒ないざこざなども避けておきたいものです。
そのため、女性が多い職場でも普段から良好な人間関係を築いていきましょう!
女性同士においての良好な人間関係を築くには
女性が多い職場の介護職においてどのように乗り越えていくのか。
女性同士の人間関係を良好に保つコツをご紹介します。
先輩やお局様にはリスペクトの気持ちを表現してみる
現場には、長年籍を置いているいわゆる“お局様”のような存在や、気難しい先輩もいるでしょう。
その際は「私はあなたを尊敬している」といったアピールをすることが大切です。
怖いお局様と恐れずに、頼りになる先輩としてコミュニケーションをとるのです。
そういったポジションを陣取っているタイプの人は、後輩から頼られていると感じられるのは嬉しいもの。
しかし、けして媚を売っているようにはしないように注意です!
共感する、強く否定しない
共感を得ることにで、より相手との関係性が良好になりやすいといわれています
そのためなにかアドバイスをもらった際など、肯定的な表現で返事をしたりすることが大切です。
陰口や噂話には共感しない=参加しない
悪口・陰口などは盛り上がってしまうもの。
人は、共通の敵を持つことで共感を得ると言われています。
しかしそれは、一歩間違えれば自分がその標的になってしまうことも無いとは言えません。
愚痴などはその職場に直接関係のない友人などにとどめておき、もし悪口などを振られても上手くかわせるようにしましょう。
悩みをうまく乗り越えるには
人間関係に悩んだ際、どのような手段を取るべきでしょうか?
我慢するのか?それとも退職してしまうのか?
ここでは問題に直面した時に使える悩みの乗り越え方を、前述の女性同士の際のポイントを織り交ぜながらご紹介します。
焦って問題を解決しようとせずに、まずはこちらをご覧いただけると幸いです。
まずは一度悩みと向き合ってみる
ここではまず、問題解決に向けた方法で進めていきます。
問題をきちんと把握する
上司や同僚とうまくいかないなど、ふわっとした言葉ではなく具体的に書き出してみましょう。
- 上司とうまくいかない
- →上司のパワハラがひどい
- 同僚とうまくいかない
- →サボってばかりで仕事が進まない
- 看護師とコミュニケーションがとれない
- →専門的な言葉が多くわからない
このように具体的に書き出すことで、自分が何について悩んでいるのか、それを解決するにはどのような方法を取るべきかが見えてきます。
問題の解決方法を探る
問題解決にむかって、まずはその問題がどうにか解決できるものであるのか否かを考える必要があります
解決できる場合
例えば、上記の例にならって考えていきましょう。
- 看護師とコミュニケーションがとれない
- →専門的な言葉が多くわからない
例えば、前述の「リスペクトをもつ」ことに置き換えてみます。
看護師という立場と、自分の現場では立場が違うためわからないことがあるのは当然です。
それぞれの仕事が異なるため、イメージのギャップが生じることもあるでしょうあ。
そういった場合は「わからないからご教示いただきたい」というスタンスで素直に聞くという姿勢が大切です。
こういったことで、自分で解決できる問題であるといえるでしょう。
解決できない場合
中にはパワハラなど、自分ではどうにもできない問題もあるでしょう。
そういった場合はしかるべき手段をとるといった選択もあると思います。
それでもうまくいかないときは転職もアリ
上手くいかないときは、物理的に切り離す=転職も一つの解決方法です。
同じ過ちを繰り返さないように、転職の際に使える良い職場の選び方をご紹介いたします。
頻繁に求人をだしていないか
頻繁に求人を出している場合、同じように職場の人間関係などで離職する人が多く、常に求人を出している可能性があります。
医療法人や社会福祉法人は良い職場環境のことが多い
経営が医療法人や社会福祉法人系などは、比較的安定しており良い職場環境であることが多いです。
またその上で外国人採用を行っていたり、ボランティアなどを募集をしている場合は、そういった人材を育成する体制が整っており、良い施設環境である指針でもあります。
まとめ
今回は
- 介護職における人間関係で悩む際の理由
- 女性同士での人間関係
- 悩みを乗り越えるには
等をご紹介いたしました。
介護職に限らず、誰しも一度は人間関係で悩むもの。
あまり焦らずに、少し立ち止まって距離を置いてみることも大切かもしれません。
あなの悩みにお役に立てたら嬉しいです。