教職員の方や教職を目指している方の中で、教頭になるとどれだけ稼げるのか気になっている方もいると思います。
本記事では、教頭の平均年収のほか、教頭になる方法や教頭の仕事内容も紹介していきます。
年収の上げ方も紹介していくので、すでに教頭になっている方もしっかり目を通していきましょう。
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教頭の平均年収
教頭の平均年収は、小学校と中学校で多少変わりますが、どちらも約750万円です。
ただ、ひとえに教頭といっても地域差が存在するのが現状なので、年収が高い教頭になりたい場合は平均年収が高い地域で教頭になることをおすすめします。
教頭の仕事内容とは?
教頭の業務は非常に多岐に渡ります。
学校内の業務のほか、外部からの業務も非常に多く、激務になることもあります。
ここでは、教頭の業務が非常に過酷な要因を4つ紹介していきます。
非常に多種多様である
冒頭でも紹介した通り、教頭の業務は非常に多岐に渡ります。
そのため、シンプルに仕事量が増えることが過酷の要因になっています。
教職員の育成や生徒指導上の課題の対応などの学校内のものから、教育委員会からの調査の対応などの外部のものまであります。
部活の顧問もやらなければならないケースもあり、学校運営に直接かかわらない業務が増えていく場合もあります。
緊急性が高いことが多い
保護者との関係やさまざまな特性・障害をもつ児童生徒のケアなど、緊急性が高いものの対応を行うことが多くあります。
教育委員会や地域の人が来航した場合の対応も教頭が行います。
すでに普段の業務で忙しい中にこのような対応を行わなければならないことが、教頭の業務を過酷にしている要因になっています。
新型コロナの対応
2020年から流行している新型コロナ関連の対応が増えました。
児童生徒や教職員に陽性者が出た場合に、教育委員会や保健所と連携して濃厚接触者の特定作業等を行いますが、教頭が担当することが多いのが現状です。
今までの業務だけでもすでに忙しい中、常に気が休まらない対応業務が増えたことが教頭の業務を過酷にしている要因です。
教頭を目指す方法
ここでは、実際に教頭を目指すには何をすればいいのか紹介していきます。
教頭になるルートは1つだけなので、しっかり目を通して抜けが無いようにしましょう。
教員を10年以上経験する
教員としての職務を10年以上経験している必要がある都道府県がほとんどです。
そのためまずは、教員としての経験年数を積むところから始めましょう。
また、都道府県によって年齢制限があったりと異なってきます。
教頭として働こうと考えている都道府県の条件がどうなっているか、しっかり確認しておきましょう。
試験を受ける
教頭になるためには、試験を受ける必要があります。
教育法規関係の試験のほか、小論文や面接などがありますが、どれも教員採用試験と似たものになります。
ですが、内容は教員採用試験よりレベルアップしたものになるので、対策は必須です。
教頭に求められるスキル
ここでは、教頭として働くときに求められるスキルを紹介していきます。
教員として求められるスキル以上のことを求められるため、しっかり目を通していきましょう。
危機管理能力
トラブルの未然防止や事後対応、防災などの危機管理能力が求められます。
学校を運営していく以上どれも大切で、間違えると学校全体に影響するものになるので、しっかり管理できる能力が必須です。
コミュニケーション能力
保護者や地域住民などとコミュニケーションをとる場面があります。
そうしたときにしっかり連携が取れるコミュニケーション能力を身に着けておきましょう。
トラブル対応でも必要になるスキルなので、しっかり磨いていきましょう。
マネジメント能力
学校運営に携わる地位になるため、教職員をまとめたり育成するマネジメント能力が必要になります。
円滑で効率的な学校運営を行うために、しっかり身に着けておきましょう。
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教頭で年収を上げる方法
教頭以前に教職員は公務員なので、教員の収入以外に増やす方法はないと思われています。
ここでは、教員としての収入以外で収入を増やす方法を紹介していきます。
意外と知らない場合がよくあるので、しっかり確認していきましょう。
副業の許可を取る
公務員は副業禁止とよく言われています。
ですが、「副業を制限されている」が正確なので、許可をもらえば副業をすることができます。
ブログ執筆など小さなことでもいいので、しっかり許可を取って小さなことでも副業を始めることをおすすめします。
投資などで資産収入を得る
すでに持っている資産を用いて、投資などの資産運用を行うのも収入アップに有効です。
株式を購入しておけば年に2回ほど配当金をもらうことができます。
最初は少しの収入アップにしかならないかもしれませんが、根気よく続けて最終的に大幅アップを狙っていきましょう。
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【まとめ】教頭の年収は750万円程度!
教頭として働く場合の年収は、約750万円です。
実際の年収は小学校と中学校で違いがあったり、都道府県によって違いがあったりしますが、実際のところそこまで差があるわけではありません。
ですが、少しでも年収を上げたい人は違いをしっかり調べて、より年収が高い都道府県の教頭になりましょう。
また、許可がもらえれば副業も可能なので、副業にも手を出してみるのも良い手です。
使える手はすべて使って、公務員だからとあきらめることなく年収アップを目指していきましょう。
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