新型コロナウイルスの影響で面接の基本スタイルとなっている「WEB面接」。
すでに実施している会社はありましたが、今回のことで一気に広まりました、
それも、世界中に。
そして今回就職面接、転職面接どちらでもしっかり備えておくべきWEB面接における「カンペ」の有無について考えておきたいと思います。
面接官から見えるのは「カメラで映る範囲」であることを考えると、カンペだっていくらでも用意しておけば良いと思いがちですが…。
WEB面接の流れは?
これからの面接でメインになっていくだろうWEB面接の流れから、まずは学んでいきましょう。
定刻前余裕を持ってログイン
面接時間の定刻前に余裕を持ってオンライン会議システムにログインしておきましょう。
後でもお伝えしますが、会議システムにログインが遅れてしまうと、面接官に悪い印象を与えてしまいます。
また、回線のトラブルでWEB面接にそもそも参加っできない…なんてリスクがあるくらいです。
早めにWEB面接の準備を整えておいて損はありません。
zoomならWEB会議室に入って挨拶
zoomならWEB会議室を共有するスタイルですから、10分前にはURLに入っておきたいです。
WEB会議室に入って、面接官に挨拶しておきましょう。
面接はWEBだろうとやはり「第一印象」で決まるのです。
企業側の指示で面接開始
企業側の指示に従って面接開始です。
聞かれた質問に対してはきはきと答えてください。
マイクの調子なども考慮して、大きめの声で話すようにしましょう。
WEB面接で用意するカンペは面接官にバレる?
さあここからが本題です。
WEB面接におけるカンペは面接官にバレてしまうのか。
意外とバレないですんなり面接できてしまうのか。
少し考えてみましょう。
WEB面接のカンペはバレます
結論から言ってしまうと、WEB面接におけるカンペは面接官にバレます。
WEB面接だろうと、実際の対面面接と同じスタイルで面接するべきなことを考えると、カンペを用意しようなんて思わないはず。
普段の面接では「カンペを持っていこう」なんて発想にはならないはずですもんね。
どうしてカンペがバレるのか。
その要因を詳しく以下に述べます。
バレる要因1:目線でバレる
やはりカンペを目で追う視線でバレます。
通常の面接では、カンペの場所を追うような目線の泳ぎ方はしないはず。
ただでさえ、人間は困ると助けを求めるような行動をしてしまうものです。
カンペをあらかじめ用意していると、カンペを見てしまうのが人間心理というもの。
バレる要因2:「カンペを読んでる雰囲気」でバレる
これが一番大きいのですが、カンペを用意して、カンペ通りに話していると、「カンペを読んでいる雰囲気」でバレます。
カンペ通りに喋っていたら、面接で一番必要な「熱意」がこもった返答ができないのです。
もし用意してない、本当に伝えたい気持ちを言葉にしていたら、その言葉には熱意がこもるはずなのです。
面接で会話につまったら考える時間があるのは当たり前
どうしてWEB面接にカンペを持ち出す人が多くいるかというとそれは、「面接で言葉に詰まってしまうかも」という心配からです。
しかしそもそも、面接で言葉に詰まってしまうのは当然のことなのです。
私も経験がありまうが、面接官が面接で知りたいのは、その人の「人間性」です。
本当の人間性は、その人が予想外の局面に直面したり、言葉に詰まったりしたときに出てくるもの。
面接官がときに、突拍子もない質問をするのも、面接を受けている人の人間性を知ろうとするためです。
「焦る」のは悪いことじゃない
面接を受けている身としては、「すべての質問に対してよどみなく正解を答える」のが良いことのように考えてしまいますが、実はそうではありません。
面接という、コミュニケーションの極限状態において、緊張もあり「焦る」のは当然のことです。
平常心で質問に答えることができないのですから、焦って回答に窮するのは当たり前。
大切なのは、焦った後どんな回答をするかです。
WEB面談の場所はどこでもいい?
WEB面接の良いところは、遠い面接会場へわざわざ行かなくて良いことです。
それなら、自宅でWEB面接を受けなくても良いのでは…。
家族がいる、狭くて散らかっているなど、自宅でWEB面接を受けたくないと考える人がいるのも当然です。
背景が白いネット環境の整った場所ならどこでもOK
基本的に、背後が白くて、ネット環境の整ったところで、静かなところならWEB面接を受ける場所としてふさわしいです。
ホテルの一室や、ネットカフェの個室など、WEB面接を受ける候補地としてはたくさん思いつきますね。平時なら…。
新型コロナウイルスの影響で外出自粛なら自宅で面接を受けるしかないですが…
そうです。
新型コロナウイルスで特に東京都や大阪府など大都市圏は緊急事態宣言で、強い外出自粛や営業自粛要請が出ているので、WEB面接を受ける選択肢が基本的にありません。
自宅のネット環境、面接を受ける環境を整えて、WEB面接を受けられる環境を整えるしかありません。
自宅のネット環境が不安なら、スマートフォンでもWEB面接を受けられます。
WEB面接で回線が「つながらなかった」「落ちた」問題
WEB面接でありがちなのが、通信環境が悪く面接官と面接を受ける人が「つながらない」ということ。
面接を受ける上において「つながらない」のは致命的です。
同じく「途中で通信が切れた」というのも避けたいところです。
これを防ぐには、前もって何度かオンラインコミュニケーションツールを試してみて、「通信が途切れないか」をチェックしておくことです。
また、ネット環境がよくてもPCのスペックが悪いと、WEB面接中通信が切れてしまったりします。
せっかく面接がいい感じでも、通信環境が悪いとその時点で良い結果とは言い難いです。
こちらの受け答えをしっかり準備するのと同時に、WEB面接を受ける環境を整えておくことも、同じくらい大切なことなのです。
WEB面接は本物の面接以上に気を張るべき
WEB面接は、過去導入してなかった企業が多いですし、面接を受ける側も初めての人が多いので、ネット上にも攻略法が少ないです。
「お手本」が、面接する側も面接を受ける側も少ないのです。
普段の面接ならできることが、WEB面接ではうまくできない…なんてことがたくさんあるのです。
対面するより熱意が伝わりにくい
対面して、実際に顔と顔を合わせて行うコミュニケーションと、WEBで画面越しに行うコミュニケーションは、何もかもが違います。
人間はコミュニケーションにおいて、声のトーンや細かい表情の変化、その他細かい動作で相手の印象を決めるものです。
しかしWEB面接ともなると、声はマイクを通して相手に伝わるので、電気信号となった声は実際の声と違います。
また、画質によっては細かい相手の表情の変化を読み取るのも難しくなるでしょう。
面接官も、面接を受ける側も、実施会って話すよりずっと相手がどんな人か理解するのが難しくなるのです。
そのため、WEB面接では、実際に対面して行う面接よりさらに「やりすぎ」なくらいに強く熱意を伝えてください。
画面越しにすると、あなたの「やりすぎな熱意」が薄まって、いい感じの具合で面接官に伝わるはず。
WEB面接は面接官の意図を読みにくい
WEB面接は面接官の質問意図や細かい意図をつかみにくいです。
コミュニケーションにおいて一番怖いのが、「お互いの認識がずれること」です。
少しでも「お互いのコミュニケーションで齟齬が生まれている」と感じたなら、面接官に細かく質問して、正解の答えを伝える努力をしてください。
面接官だって、あなただって、お互いが相手を知ろうとしているのですから、方向性がしっかり合致すれば面接での会話は良い方向に進むはずです。
緊急事態宣言は1ヶ月を目処に延長 WEB面接も長期戦になる
4/30時点で、初期は5月6日までとされていた緊急事態宣言が、「1ヶ月目処に延長」の方向になりました。
日本獣では感染者増加が止まりませんし、北海道では感染の第二波が来たなんて話もあります。
緊急事態宣言延長もやむなしですね…。
このニュースが何を意味するかというと、企業がWEB面接を行う期間もこれで延びたということ。
しばらく、以前のような対面して行う面接スタイルに戻るのは、もう少し先の話になりそうです。
WEB面接カンペはあり? まとめ
WEB面接においてカンペを用意する人が多いですが、はっきり言ってカンペは面接官にバレます。
カンペを見る目線、カンペを読むような熱意のない受け答えなど、バレる要因も多いです。
実際の面接でカンペを持ってくる人はいませんよね?
WEB面接でもカンペは用意せず、しっかりとした準備で臨みましょう。