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20代の手取りは平均いくら?雇用形態別に20代前半・後半の平均手取りを解説

20代の平均年収や手取りはいくら?20代年収300万円の生活について解説 20代の転職

20代の手取りの平均金額は?

今回は20代の手取りの平均金額と、手取りに合わせた生活レベルをご紹介します。

厚生労働省の『令和5年賃金構造基本統計調査』をもとに計算すると、20代の手取りは正社員の場合、次の通りです。

この記事の結論
  • 20代正社員の手取りは、20代前半なら月18万円、20代後半なら月21万円。
  • 実際の手取りは、額面の約80%。
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  1. 20代正社員の平均手取り
    1. 20代前半正社員の平均手取りは月18万円
      1. 男性は平均手取り約18.5万円、女性は約18万円
    2. 20代後半正社員の平均手取りは月21万円
      1. 男性は平均手取り約18.5万円、女性は約18万円
  2. 20代正社員以外の平均手取り
    1. 20代前半正社員以外の平均手取りは月15万円
    2. 20代後半正社員以外の平均手取りは月17万円
  3. 20代の平均手取りの特徴
    1. 男性のほうが女性より1~2万円ほど手取りが多い
    2. 働いている業界でも年収に差が出る
      1. 1位:情報通信業
      2. 2位:金融・保険業
      3. 3位:教育・学習支援業
    3. 最終学歴でも年収が違う
    4. 多くの20代は平均年収300万円代を脱することができない
      1. 20代前半年収300万円以上の時点で上位50%
      2. 年収300万円の手取りは16万円程度
  4. 年収300万円の20代は危険
    1. 今後の給与伸び率も悪い
    2. 年収300万の20代は転職にも不利
    3. 「やりがい」か?「年収」か?年収300万を分けるもの
    4. 20代なら転職のチャンスも多い!早めに転職して年収アップを狙ってください
  5. 20代の平均年収だと生活レベルは低い?
    1. 生活に手一杯な状態
    2. 遊べない
    3. 貯金できない
    4. 結婚できない
    5. 一人暮らしが大変
  6. 20代で年収や手取りを増やす方法
    1. 投資する
    2. 副業
    3. 転職する
  7. 手取りを増やしたい20代におすすめの転職エージェント
    1. ハタラクティブ
    2. doda
    3. マイナビエージェント
    4. キャリトレ
    5. リクルートエージェント
  8. 20代の平均年収以下しかもらえていない場合は転職を検討しよう

20代正社員の平均手取り

まず、正社員として働いている20代前半・20代後半の平均手取りから確認していきます。

20代前半正社員の平均手取りは月18万円

厚生労働省の『令和5年賃金構造基本統計調査』によると、20代前半の正社員の場合、月収は男女平均22.87万円です。

これは所得税や住民税、社会保険料などを控除する前の金額で、実際の手取りは、この金額のだいたい8割になります。

つまり20代正社員の平均的な手取りは、20代前半なら月18万円ほどです。

男性は平均手取り約18.5万円、女性は約18万円

なお男女別に20代前半の平均月収を確認すると、男性の正社員は23.22万円、女性の正社員は22.48万円となっています。

この結果から男女別に20代前半の手取りの平均を算出すると、次の通りです。

20代前半男性正社員の平均手取り 20代前半女性正社員の平均手取り
約18.5万円 約18万円

20代後半正社員の平均手取りは月21万円

厚生労働省の同調査によると、正社員の場合、20代後半の月収は男女平均26.36万円です。

手取りはこの金額の約8割なので、20代後半の手取りの平均は、おおよそ月21万円だと計算できます。

男性は平均手取り約18.5万円、女性は約18万円

男女別に20代後半正社員の平均月収を確認すると、男性は27.14万円、女性は25.26万円でした。

この結果から男女別に手取りの平均を算出すると、次の通りです。

20代後半男性正社員の平均手取り 20代後半女性正社員の平均手取り
約21.7万円 約20.2万円
「手取り25万円」は一般的に給与をもらっている部類か?手取り25万円の生活とは?

20代正社員以外の平均手取り

次に、正社員ではない雇用形態で働いている20代前半・20代後半の平均手取りを確認していきましょう。

20代前半正社員以外の平均手取りは月15万円

厚生労働省の『令和5年賃金構造基本統計調査』によると、正社員ではない雇用形態で働いている20代前半の平均月収は19.48万円です。

ここから国民年金、国民健康保険、所得税、住民税などを支払います。

非正規雇用の人の手元に最終的に残るお金は、額面の約7.5~8割です。

税金や保険料が差し引かれた後の手取り金額は、月15万円ほどだと計算できます。

20代後半正社員以外の平均手取りは月17万円

厚生労働省の同調査によると、正社員ではない雇用形態で働いている20代後半の平均月収は、21.64万円です。

国民年金や国民健康保険を支払った後の平均手取りは、月17万円となります。

30代で手取り17万円は普通?手取り17万円の生活や平均年収を解説

20代の平均手取りの特徴

20代の平均手取りからどんな実態が見えてくるのか、解説します。

男性のほうが女性より1~2万円ほど手取りが多い

年齢に応じて男女の収入格差は開いていくイメージかもしれませんが、すでに20代で、男女の平均手取りには差があります。

正社員・正社員以外のいずれでも、男性のほうが女性より、1~2万円ほど手取りが多いです。

働いている業界でも年収に差が出る

給与格差は、働いている企業が属している業界でも差が出ます。

今現在儲かっている景気の良い企業で働いていれば、業界の金回りが良いので、社員の年収も高くなります。

20代の平均年収が高い順にトップ3を調べてみましょう。

1位:情報通信業

1位は情報通信業(IT業界)ですね。

IT業界は技術の進歩も目まぐるしいので、仕事も多く、大金が動いている業界です。

今後も成長していく業界だといわれているため、市場も大きくなり、給料も増えることが想定できますね。

また最近ではIT業界の成長に対して、プログラマーやエンジニアの数が足りていません。

その結果として、未経験者でもある程度給料をもらいつつ働ける企業が多いため、転職するならIT業界がおすすめですよ。

2位:金融・保険業

2位は金融業界や保険業界です。

お金を扱う仕事は、もらえる年収も高い傾向にあります。

また保険業界は営業職が稼ぎやすいです。

営業職であれば、自分の質力次第で大きく稼ぐことも狙えます。

実力次第では年収1000万円も狙えるため、非常に稼げる業界ですね。

3位:教育・学習支援業

少子化とはいえ、教育や学習支援業の景気は良いです。

不景気なので、子供の学習にお金をかけたいという親御さんが多くなっているのでしょうか。

最終学歴でも年収が違う

最終学歴が「高校卒」「高専・短大卒」「大学・大学院卒」かでも、年収に差が出てきます。

具体的に言うと、高校卒と大学卒では、100万円以上の差が出ます。

働く会社によっては、大学卒なら20代で年収が500万円を超えるなんて場合も多いです。

多くの20代は平均年収300万円代を脱することができない

20代のおよそ4割近くの人が、「年収300万円代」に落ち着いています。

年収300万円は、決して多くない数字です。

しかし普通にサラリーマンとして過ごしていると、多くの人がこの年収に落ち着いてしまうのです。

20代前半年収300万円以上の時点で上位50%

20代前半で、300万円以上の年収をもらっている時点で、20代前半で見た時上位50%を超えています。

多くの人は、年収300万円にすら届かない給与で、日々を過ごしていることになります。

先行きが深くていない日本の社会情勢。

少しでも年収を上げるための手立てをみつけたくなってしまうものですね。

年収300万円の手取りは16万円程度

年収300万円の人はどれくらいの手取りをもらっているのか…というと、だいたい16万円程度。

手取り16万円で過ごす生活はどのようなものか。

手取り16万円で一人暮らしを営む人の生活レベルを、別記事で説明しています。

20代社会人は給与を何に使っているのか?貯金もするべきなのか?

年収300万円の20代は危険

ここまで、「年収300万の20代は多い」300万もらっていれば20代でも上等、という論調で話していましたが、実際は違います。

年収300万で甘んじている20代は、今の状況に危機感を覚えて、少しでも早く年収を上げるために動き出すべきです。

300万で20代という貴重な時間を過ごしていると、その後の未来にも悪影響が出ます。

年収300万の20代がどのように危険なのか、その具体的な要因を調べていきましょう。

今後の給与伸び率も悪い

入社2年目で年収が300万円程度の会社では、その後の給与の伸び率もあまり期待できません。

福利厚生がしっかりしている大企業で働いているならともかく、ベンチャー企業で年収300万円では、今後の給与も絶望的です。

よほどの理由がない限り、働く場所を考え直すのをおすすめします。

年収300万の20代は転職にも不利

転職すると、つぎの職場での給与は前職の給与が基本になります。

ということは、年収300万円で働いている人が転職したとしても、転職後の給与はあまり期待できないということ。

今後のキャリアアップ、年収アップを考えると、20代のうちから少しでも多くの給与がもらえる企業で働くのが効率的だということがわかるでしょうか。

「やりがい」か?「年収」か?年収300万を分けるもの

よく「やりがい搾取」なんてことが言われますが、これはつまり「仕事のやりがいを餌に安い給与で働かせている」ということ。

やりがいを最優先に働くのは、まだまだ成長途上のベンチャー企業でやりがちですが、20代の働き方としてベストとは思えません。

よほど、「赤字の会社を安月給で立て直す」ゲームを楽しめる若者なら話は別ですが…。

20代なら転職のチャンスも多い!早めに転職して年収アップを狙ってください

20代なら、まだまだチャンスは多いです。

「どうすれば年収300万の生活から抜けられるのか」

を考えながら、次の仕事で「年収アップ」を狙ってください。

記事の最後でも言いますが、転職エージェントを使えば20代の転職なんて、難しくはないのです。

20代の平均年収だと生活レベルは低い?

「若者はお金がなくて当たり前」

なんてことが常識となっている世の中。

しかしそんなことを言われても、実際にその手取りで暮らしている人の立場で言わせてもらえば、もっと色々考えていることがあるはず。

働く20代の生活実態について聞いてみましょう。

生活に手一杯な状態

20代の、特に一人暮らしの人は、もらった給料で生活するのが手一杯ということでした。

給与から生活費を抜くと、5万円も残らない…なんて人も多いのではないでしょうか。

これでは、遊んで、服も買って、余ったお金は貯金して…なんてことはできません。

あまりにも自由度がなさすぎます。

遊べない

20代といえば、まだまだ遊びたい盛り。

社会人になって、人脈も広がり、触れる世界も広まって、色々やりたいこともあるでしょう。

しかし、お金がないと、あなたのその「遊びたい」という思いも果たされません。

貯金できない

貯金できないということは、「未来に対抗できない」ということです。

貯金は、予想できない未来への準備、未来の自分への投資などの側面があります。

貯金がないということは、未来に対して丸腰の状態で臨むということですよね。

結婚できない

結婚するためにはお金が必要です。

結婚式にお金がかかりますし、そもそも、女性側としても「貯金がない男性」とは結婚に踏み切れません。

結婚したあとの生活が不安ですからね。

今若者の晩婚化が進んでいるのは、若者の年収が低いことも大いに関係しているはずです。

一人暮らしが大変

実家ぐらいならまだしも、一人暮らしの20代男女は、かなり給料で悩むことになります。

そして、「いずれ一人暮らししたいけど…」なんて考えている20代も、自分の少ない給料で思い悩み、一人暮らしに踏み切ることができません。

「住宅補助」が出る企業に働けば、まだ若干生活はマシになりますが、住宅補助が出る企業なんて一握りですよね…。

20代で年収や手取りを増やす方法

「20代の年収が低い」ばかり言っていてはいけません。

もっと具体的に、「どうすれば20代でも年収を増やすことができるのか」を考えていくほうが、未来に対して有意義です。

投資する

株式投資、外貨投資、仮想通貨など、投資を行えば、収入を増やすことにつながるかもしれません。

お金は外で働かせろ、なんて言葉もあります。

無理して貯金するくらいなら、そのお金を投資に回したほうが良いかもしれません。

副業

働く会社が副業禁止でないなら、副業としてメインの収入以外の収入を得ることを考えるべきでしょう。

最近ではスキマ時間にできる副業も増えているため、ガッツリ時間を使わなくとも稼げる可能性があります!

もちろん副業をするとなると、時給制ではなく完全出来高制になってしまいます。

自分のやった分だけ戻ってくるわけではないので、無駄な時間を過ごしてしまう可能性も…。

それでも年収をあげられるチャンスなので、ぜひ副業に挑戦してみてくださいね。

転職する

一番手っ取り早いのが「転職」です。

20代前半であれば第二新卒として転職活動を進められるので、非常に転職がしやすいです。

あまりにも高望みしない限り、「年収アップ」を狙った転職は成功するはず。

しかしいきなり年収をあげられることはないので注意が必要です。

現在勤めている勤務先で年収をあげられそうにないと思っているのであれば、転職して将来性のある企業に移りましょう。

少しでも年収をあげたいのであれば転職エージェントのキャリアコンサルタントに、「年収アップの転職をしたい」ことを伝えてください。

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