30代は節目の年と言われています。
また、30代は男女ともに働き盛りであり、仕事に一番精が出る世代です。
しかし、悩みの多い世代とも言えます。
何らかのきっかけで「仕事を辞めたい」と思ってしまうかもしれません。
この記事では、そんな30代の仕事の悩みと解決方法を解説します!
記事の後半では、働くうえで意識すべきポイントなどもご紹介します。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
30代の仕事の悩み7選
30代の持つ仕事への悩みとはどのようなものでしょうか。
ここでは7つの悩みを取り上げます。
- 仕事の今後について
- 部下育成について
- 同僚との差について
- 給料面について
- 結婚や育児に関して
- 休日について
- 人間関係について
以下では7つの詳細についてご紹介します!
①仕事の今後について
30代は20代の頃よりも業務を把握しています。
そのため、20代の頃よりも仕事への新鮮さを感じる機会も少ないでしょう。
やりがいや目標が無いと、毎日何となく働いている状態になります。
そうすると、次第に仕事への情熱は消えていってしまいます。
「本当にこのまま働いていいのだろうか」
「この先もやっていけるだろうか」
「このまま会社にいていいのだろうか」
30代はそんな悩みを持ちやすいです。
②部下育成について
30代は自然と指導する立場になります。
指示したことが上手く伝わらない、何度も同じことを教えているのに覚えてもらえないなどの悩みが考えられます。
さらに下の世代のため、コミュニケーションが取りづらいと感じることもあるはずです。
そうすると、20代の頃には感じなかったストレスに直面する機会が増えるでしょう。
このストレスが、悩みに繋がってしまいます。
③同僚との差について
30代になると、同僚や後輩が自分よりも先に出世するケースが出てきます。
そうすると当然焦りも出てくるでしょう。
評価されていないことへのいら立ちが、会社に対する不信感をあおることもあるはずです。
そういった不満から、悩みが生まれます。
これも30代ならではの悩みと言えるでしょう。
この悩みから仕事へのやる気が減少し、辞めたいという気持ちに繋がります。
④給料面について
給料面に対する悩みは誰しも抱えるものです。
昇進や評価をされていないと感じれば、会社への不信感や不満は高まります。
だからやりがいが無くなり、悩みに繋がってしまうのです。
30代にとって、自分の給与が適正かどうかは気になるポイントでしょう。
改めて自分の働きを振り返るのもひとつの手と言えます。
給料が上がらない際は、下記の記事もあわせて読んでみてください。
年収上がらない時の対策6選!給料を上げるための方法について解説
⑤結婚や育児に関して
30代は結婚や出産などでライフステージが大きく変化する世代です。
しかし、現代でも結婚や育児と仕事の両立に関して、理解が不十分な場合があります。
育休や子育てをしつつ働ける制度や文化は、全ての会社で整っているわけではありません。
この両立の難しさが、悩みになってしまうケースがあります。
結婚や育児の問題は、30代の働く人の大きな問題のひとつと言えるでしょう。
⑥休日について
休日に関しての悩みは給料面のように、誰しも抱える悩みです。
中小企業庁の調査では、日本は中小企業の割合が99.7%を占めており、大企業と比較すると休日制度が整っていない所もあります。
「有給を取りにくい…」
そう感じたことがある人もいるのではないでしょうか?
働き方改革により、現在では積極的な有休消化が求められています。
しかし、なかなか取れないのもまた現実です。
未だに特別な理由が無ければ、有給は使用し難い環境で働く人も多いでしょう。
休まず仕事を続けることは、心身ともに良くない状態になっていきます。
また、下記のデメリットが引き起こされる可能性があります。
- 仕事の効率が下がる
- 体調のコントロールができなくなる
- メンタルの不調に陥りやすくなる
- 職場で人間関係のトラブルが起きやすくなる
休日に関した悩みはこのようなデメリットに繋がりやすいです。
⑦人間関係について
人間関係もまた、どの世代でも抱く悩みです。
この人間関係の悩みにも、30代では特徴が出てきます。
この世代は後輩と上司の板挟みになりやすいです。
また、30代は人間関係が20代の頃よりも人間関係が複雑化してきます。
20代の頃よりも付き合いの幅が広がります。
そのため、飲み会や付き合いにより自分の時間が減ってしまう傾向があります。
他にも、家庭を持つ人も増え、背負うものが大きくなっていきます。
その結果、そう簡単に転職できず、悩みのひとつになります。
悩みが引き起こす影響
仕事の悩みは少なからず誰でも抱えます。
しかし、深刻な悩みを抱え続けると生活に影響を及ぼす可能性があります。
以下では、仕事の悩みが引き起こす影響を2つご紹介します。
①ミスが多くなる
悩み事に気を取られてしまうことはありませんか?
深刻な悩みは、気にしない方が難しいでしょう。
しかし、悩みに気を取られていると、目の前の仕事に集中できなくなります。
集中力が無くなると、ミスに繋がってしまいます。
ミスがなくとも、遅刻しがちになったり上の空になることが増え、上司から叱られる場面が増えるかもしれません。
悩みに加え、上司との関係が悪化すれば、新たな悩みが増えてしまいます。
その結果、悪循環を引き起こし、深刻な状況になる可能性があります。
②心身に影響を及ぼす
仕事の悩みによるストレスが長引くと、心身にも影響を及ぼします。
原因の分からない頭痛・めまい・胃痛があるときはありませんか?
その不調はもしかしたら、ストレスが原因の可能性があります。
また、過度なストレスはメンタルの不調を引き起こします。
他にも、仕事の悩みを考えすぎて、脳が常に興奮状態になるケースがあります。
その影響でなかなか寝付けなくなる可能性もあるでしょう。
夜中に何度も目を覚ましたり、眠っても疲れが取れない場合は悩みによるストレスが原因かもしれません。
心身の不調は、体が休養を求めているサインです。
可能であれば、ゆっくり休み心と体を休めましょう。
30代の仕事の悩みの解決法とは?
これまで30代の仕事の悩みと悩みが引き起こす影響をご紹介しました。
では仕事の悩みをどう解決すればいいでしょうか。
ここでは解決法を3つご紹介します。
- 悩みを具体的に書きだす
- 自分の悩みに合った本を読む
- 解決できない時は転職を考える
では上記3つを詳しく解説します。
①悩みを具体的に書きだす
まずは自分の悩みを具体的に書きだしてみましょう。
悩みを具体的にすることで、漠然とした不安から抜け出せます。
例えば、業務に関して叱られることが多いとしましょう。
その場合、なぜ叱られているのか、理由を考えてみましょう。
理由を掘り下げていくことで、必ず解決方法に行き当たります。
悩みの内容を明確にすれば、相談する際に自分の考えを整理して伝えられるでしょう。
また悩みを振り返ると、大した悩みでないことに気づけるかもしれません。
②自分の悩みに合った本を読む
人に相談しづらい場合は、本を読んでみましょう。
仕事上の悩みは誰でも一度は経験しています。
なので、悩みの解決方法や体験談は数多く存在しています。
悩みを解決できる方法が書かれている本や、前向きな気持ちに慣れる本をいくつか選ぶといいかもしれません。
また、大きな書店はビジネス関連書籍コーナーが充実しています。
様々な種類の本が並んでいるので、自分の悩みに合った本を探してみましょう。
きっと解決策が見つかるはずです。
③解決できない時は転職を考える
「やっぱり今の仕事が自分に合わない」
「人間関係をもう修復できない」
そう感じる場合は、転職して働く環境を変えてみるのも手です。
最終的には転職という手があると考えられれば、気持ちに余裕が生まれます。
逃げ道があるため、悩みやストレスとの向き合い方が変わるかもしれません。
しかし、本気で転職を考える際は、同じ悩みを繰り返さないようにしましょう。
そのために自分にとって譲れない条件をはっきり見極める必要があります。
転職を考える際は、下記の記事もあわせてチェックしてみてください。
【30代の転職者必見!】目的別絶対利用すべきおススメの転職サイト
「リフレーミング」を取り入れる
ここで「リフレーミング」という考えをご紹介します。
「リフレーミング」とは悩みがある状況を違う角度から考えたり、視点を変えることで、解決の糸口を見つけ出し、前向きにとらえ直すものです。
例えば「心配性」という短所は「慎重」と言い換えることができます
他にも「マイペース」は「何事にも落ち着いて対処できる」と言い換えられます。
このように自分の捉え方次第では、その感情の意味がまるで変わります。
悩みは成長のために大切な要素です。
少し考え方や捉え方を変えて、今の状況をポジティブに変換してみましょう。
そうすればまた1つ上のステージに登れるはずです。
働くうえで意識すべきポイント
30代の取り組みは、長い人生に大きくかかわります。
出はどのような取り組みをすればいいのでしょうか。
ここでは3つのポイントを取り上げます。
- 本気で仕事に取り組む
- キャリアについて考える
- 資格やスキルを増やす
以下では3つのポイントを詳しくご紹介します。
①本気で仕事に取り組む
現在、仕事へどの程度の熱量で取り組んでいますか?
もし本気で取り組めていないなら、まずは目の前の仕事に本気で取り組みましょう。
本気でやると現在の自分の限界を知ることができます。
限界を把握することは成長に繋がります。
さらに、新たな発見もあるでしょう。
自分のやりたいことが見つかれば、今後の身の振り方も変わります。
30代は仕事に慣れ、手を抜くこともあるはずです。
しかし、まずは一人の大人として本気で仕事に取り組んでみましょう。
②キャリアについて考える
仕事に本気を出すと、やりがい・やりたいことが見つかります。
やりがい・やりがいことが分かったら、次は今後のキャリアプランを考えましょう。
今までを振り返り自身の長所や短所、さらに身に付けるべきスキルを明確にします。
明確にしたら、それらを達成するための手段やルートを目標に落とし込みます。
目標を作る際は、目標ごとに期限を設定することが大切です。
この30代の取り組みは、今後の人生を大きく左右します。
しっかり振り返りと目標設定をし、改めて自分を見つめ直しましょう。
③資格やスキルを増やす
近年は働き方や仕事が大きく変わりました。
新型コロナウイルスに振り回された人もいるのではないでしょうか?
こういった世情に対応する際に、資格やスキルは強い武器になります。
得るスキルはまず、社会人基礎力を身に付けましょう。
社会人基礎力とは以下の3つを指します。
- 前に踏み出す力
- 考え抜く力
- チームで働く力
実際に自分が持っているか、自信を持てない人もいるのではないでしょうか?
また、これらを身に付けるために、まずは全力で仕事をしましょう。
そうすることで成功や失敗から多くを学び、自分のスキルを得られるでしょう。
働きながら取れる資格を探す際は、下記の記事も読んでみてくださいね。
まとめ~悩みを解決し仕事に励もう!~
仕事に対する悩みは誰でも一度は経験します。
30代になると悩みも多様化し、対処が難しくなるかもしれません。
しかし、放置するのはおすすめしません。
悩みは放置すると、心身にも影響があります。
ぜひ自分にあった悩みの対処法を探して、仕事に励みましょう!