転職サイトの中には、サイトに個人情報、経歴やスコアなどの情報「レジュメ」を登録しておけば、企業からスカウトメールが届くサービスに対応したものがあります。
そこそこスキルを積んできた、特に30代や40代なら、スカウトメールをもらって転職したほうが効率が良いかもしれません。
とはいえ実は、スカウトメールに対応している転職サイトは珍しくありません。
すこしでも質の良いスカウトメールをもらうために、スカウトサービスが優れた転職サイトを、わかりやすくランキング形式で紹介します。
スカウトメールに強い!転職サイトランキング
さっそく、スカウトサービスに対応しており、質の高いスカウトメールを送ってくれる転職サイト・エージェントのランキングをみていきましょう。
1位 リクナビNEXT
利用者数、登録企業数、求人数、転職実績、すべてがナンバーワンなのが、リクナビNEXTです。
転職サイトからスカウトメールが送られるのを待つなら、まずは求人掲載企業の多いリクナビNEXTに登録しておくべきでしょう。
もちろん、転職サイトはいくつか同時に平行利用が基本なので、他のサイトにも同時登録を行い、多角的にスカウトメールを待ちましょう。
スカウトメールには3種類
リクナビNEXTから送られてくるスカウトメールには、全部で3種類あります。
それぞれのメールごとに、受け取る情報が異なります。
プライベートオファー
リクナビNEXTからプライベートオファーが送られてきたなら、その時点で個別の面接は確約されます。
プライベートオファーを受け取ったサイト利用者は、そのオファーに対して面接を希望するか辞退するか選ぶことができます。
興味通知オファー
興味通知オファーとは、企業からの「うちに興味ない?」というアプローチ。
マッチングアプリでいうところの「いいね」といったところ。
興味通知オファーを受け取ったら、その企業に対する興味のある無しを表明します。
オープンオファー
オープンオファーは、企業からの「求人に応募しませんか?」「もしくは説明会にきませんか?」という案内メール。
このオファーを受け取ったら、利用者は求人に応募するか、説明会に申し込むことができます。
2位 キャリアトレック
キャリアトレックは、スカウトメールとは少し違いますが、ユニークなサービスなので紹介します。
なんと、登録者の情報に基づいて、AIがぴったりのサービスをマッチングしてくれます。
そのマッチング制度は高く、AIの教えに従って転職した人の多くが、転職活動を成功させています。
この「おすすめの求人情報が届く」システムは、まるでスカウトメール。
比較的若い人の求人が多いですが、ぜひ一度試してもらいたいです。
3位 ビズリーチ
「ハイクラス求人」を扱う転職サイトが、「ビズリーチ」です。
知名度も実績も上がり、登録企業数も現在では60,000社を超えるほどです。
ハイクラス転職に見合う条件でないと、ビズリーチからスカウトが届きません。
しかしその分、ビズリーチのスカウトメールの精度はかなり高いです。
ハイクラスな求人の求める条件に答える自信のある方は、ビズリーチからのスカウトメールを待ってみてください。
4位 マイナビエージェント
さすが人材大手、扱う求人の質の高さに高い評判が集まっています。
若者向けの求人に強く、ホワイト企業の求人がとても多い印象です。
転職エージェントの良し悪しを決めるのが、「利用者にぴったりの求人があるかどうか」ですから、マイナビエージェントならそのニーズに対応し得るというわけです。
マイナビエージェントからのスカウトは、「転職エージェントから送られてくるシステム」となっています。
企業からのスカウトではないということは、転職エージェントが厳選した条件のみ送っているということ。
かなり信頼できるものとなっています。
5位 エン転職
元祖「スカウトメール対応の転職サイト」が、このエン転職と言われています。
企業から送られてくるスカウトメールと、一度転職エージェントと確認を行うスカウトメールの2種類があります。
求人1件に対する情報量が多いのもメリットで、求人の独自性が高いのもエン転職のメリットです。
歴史が古い転職サイトで、最近は女優の松岡茉優が出演するテレビCMでもおなじみです。
6位 マイナビ転職
マイナビ転職のメリットは、なんといってもマイナビ転職だけの独自求人の多さ。
マイナビ限定の独自求人が80%というのはかなり魅力的です。
マイナビ転職を使った転職活動は、基本的に自分で求人を検索して行うのがメインとなります。
スカウトメールは、「よほど良いスカウトが来れば」活用するくらいで良いでしょう。
7位 @type
@typeは、長い歴史を持つ老舗転職サイトです。
老舗転職サイトならではの非公開求人も多いですが、@typeにおけるスカウトメールの重要性はあまり高くないのが現実です。
8位 ワークポート
ワークポートは、IT・WEB業界に特化した転職エージェントです。
業界特化型ということで、順位を下げているものの、求人数はかなりのもの。
キャリアコンサルタントも、業界に精通しており、対応が早いことにも定評があるので、IT業界への転職を考えている方はぜひ利用を検討してください。
転職サイト・エージェントからスカウトメールをもらうためのコツ
さて、ここからは、転職サイト・転職エージェントからスカウトメールをもらいやすくする「コツ」を紹介します。
スカウトメールをもらうには、企業からスカウトをもらいやすい体制を整えておくことが大切です。
具体的にどうすればスカウトメールをもらいやすくなるのか?調べてみましょう。
ヘッドハンターに見つかりやすくする
スカウトメールを送るのは「ヘッドハンター」と呼ばれる人です。
ヘッドハンターは、スカウトサービスに対応した転職サイトに登録している人の条件を検索して、条件にあった人にスカウトメールを出します。
そのためには、なるべく多くの転職サイトに登録して、ヘッドハンターに見つかりやすくする必要があります。
登録情報を作り込む&定期更新することで転職意欲の強さアピール
登録したあとも、何もせず待ってれば良いということではありません。
転職サイト登録後は、登録した情報を作り込み、そして「定期的に更新する」ことも大切です。
定期的に情報を更新することで、「転職意欲が強い」と判断されるからです。
転職サイトは、少しでも早く成果につなげたいという思いから、転職意欲の高い人から積極的にサービスを提供します。
つまり、転職意欲が高い人ほど、スカウトメールが届きやすくなるのです。
登録情報はヘッドハンターに検索されやすくする
登録情報を、ヘッドハンターに検索で見つけてもらいやすくする必要もあります。
ヘッドハンターは、「最終学歴」や「資格」「転職意欲・転職時期」など、企業にとって優先事項を検索して、条件にあった人にスカウトメールを出します。
ヘッドハンターに重要視される情報を、空けておくことなく、なるべく詳しく書くこと。これが、ヘッドハンターに検索されやすくなるコツです。
転職サイトからスカウトメールっぽい偽装メールが届くことも
「転職サイトからスカウトメールが来た!」
と思って喜んでいると、実はスカウトメールではなかった…なんてことも多いです。
パッと見スカウトメールでも、ただの企業からの営業メール…なんてこともあります。
スカウトメールと偽装スカウトメールの違いなど、詳しく調べていきましょう。
転職エージェントから手当たり次第にDMが送られるパターン
求人広告を出している企業とのマッチング率を上げるために、つまり少しでも成果に結びつけるために、転職エージェントから不特定多数にスカウトメールが送られることがあります。
ほとんど登録者の、転職市場での価値などを精査されることなく。
だいたい正規のスカウトメールは、転職エージェントではなく、企業から直接送られてくるもの。
転職エージェントから送られている時点で、それはスカウトメールとは言えません。
転職エージェント・転職サイトからのスカウトメールは相手にしている場合はない
転職エージェント・転職サイトから送られてきたスカウトメールで応募しても、転職成功確率はそれほど高くないのが実情です。
自分で応募した求人のほうが、まだあれこれ考える分、転職成功確率が高いと言えるほど。
転職サイトからのスカウトメールは、スカウトメールと勘違いして「油断」しがち。
スカウトメールは本物をしっかり見定めて、転職活動に無駄な時間をかけないようにしましょう。
正式なスカウトメールがくれば書類選考免除
正式なスカウトメールが届いて、そのメールから企業に応募すれば、その時点で書類選考は免除になります。
企業側はすでに、登録者の情報をみてスカウトメールを出しているわけですからね。
この時点で、向こうのレスポンスの早さも期待できます。
採用確率も高い
やはりスカウトメールが届いた時点で、その企業への転職成功確率が上がります。
スカウトされているということは、企業も「ぜひうちに来てほしい」という気持ちがあるということ。
その気分に乗じて転職してしまいましょう!というわけです。
基本的にスキルの高い30代・40代の人向け
企業からのスカウトメールが届く「スカウトサービス」ですが、基本的に、企業がぜひうちで働いて欲しいと考えるほどの高いスキルを持つ「30代・40代」向けのサービスです。
いくら20代人材が人手不足といっても、企業から「ぜひうちで!」と言ってもらえるほどの若者はそれほど多くないはず。
スキルに自信がある方でないと、スカウトサービスを上手に使うのは難しいでしょう。
20代のスカウト待ちなら「リクナビNEXT」
それでも積極的にスカウトサービスを使いたいと考える20代は、「リクナビNEXT」でスカウトを待ちましょう。
リクナビNEXTは、登録企業数がとにかく多く、20代人材を求める企業もとにかく多いです。
リクナビNEXTなら、そこそこスキルを持つ20代に向けてスカウトメールを送る企業もあるかもしれません。
まとめ
ヘッドハンターからのスカウトメールを受け取ることができる「スカウトサービス」。
スカウトメールを受け取って転職活動を行うと、転職成功率が上がることもあり、スカウトサービス自体の人気は高いです。
スカウトメール対応の転職サイトに登録して、スカウトメールを受け取りやすいような体制を整えておいてください。