第二新卒として転職できるのはいつまで?
20代後半はもう第二新卒ではない?
スキルや経験がなくても第二新卒としてなら転職しやすい、と聞いたことがある方も多いでしょう。
しかし第二新卒という言葉にはっきりとした定義はありません。
今回の記事では、第二新卒として扱われるのがいつまでなのか、なぜ第二新卒は転職しやすいのか解説します。
- 第二新卒とは一般的に、新卒入社後3年目まで
- 第二新卒が転職しやすい理由は、まだ若いためポテンシャルがあり、かつ最低限のビジネスマナーを身につけているから
なお厚生労働省によると、大卒者の約3割が、就職後3年以内に仕事を辞めています。
入社後1年目で離職した人の割合は11.6%、2年目では11.3%、3年目では8.3%です。
「第二新卒はやばい」「第二新卒での転職活動は厳しい」と言われることもあります。しかし第二新卒が最初に入った会社を辞めるケースは、珍しくありません。第二新卒でも充分に転職は可能です。
- 第二新卒やフリーターの転職に特化
- 経歴や学歴に自信がなくても求人を紹介してもらえる
- キャリアアドバイザーのサポートが手厚い
第二新卒はいつまで?定義について解説
ではさっそく、第二新卒はいつまでなのか解説します。
結論としては、第二新卒がいつまでという正確な期間はありません。
ただ、一般的には社会経験3年以内に転職する人のことを第二新卒として指しています。
つまり、中卒で働き始めて3年以内に転職を検討されている方も大卒で働き始めて3年以内に転職を検討している方も、同じく第二新卒として扱われるということです。
大卒以外は第二新卒として扱われることがないと思っている方も多いですよね。
就業経験が3年以内程度の人を第二新卒として扱うことを覚えておきましょう!
ただし企業によっては、25歳までを一律で第二新卒として扱う場合もあります。
そのため、一概には言えないということも覚えておいてくださいね。
第二新卒は転職しやすい?
では第二新卒が転職しやすいのかどうか、気になりますよね。
結論、第二新卒は転職しやすいです。
なぜなら、近年多くの企業が人手不足に悩んでおり、なかなか新卒者も雇えなくなっているからです。
また新卒を雇ったとしてもビジネスマナーや研修などで即戦力にはなりません。
しかし第二新卒であれば、最低限のビジネスマナーは身に着けていることがわかります。
その分教育コストも減るため、企業からの需要が高まっている傾向にあります!
若手採用を積極的におこなっている企業にとっては、かなり重宝される人材だと覚えておきましょう。
このように需要が高いので、比較的転職はしやすいと覚えておいてくださいね。
第二新卒で転職するメリット・デメリット
続いては、第二新卒で転職するメリット・デメリットについて解説します。
第二新卒で転職するメリット
まずは第二新卒で転職するメリットです。
具体的には以下の通りです。
- 需要が高い
- 未経験でも転職しやすい
これらについてそれぞれ解説します。
需要が高い
先ほども言った通り、企業側からの需要が高い点は大きなメリットです。
新卒者を雇えなかった企業は、第二新卒の募集を始めるため転職先を探すことは比較的簡単です。
またそもそも新卒者を雇うとなると教育コストがかかるため、最初から第二新卒を雇う企業もあるくらいです!
時代の風潮が追い風になっているため、転職がしやすい点でメリットといえますね。
未経験でも転職しやすい
第二新卒はスキルや即戦力が求められているわけではないので、未経験でも転職しやすいのがメリットです。
転職市場において、第二新卒者は新卒者と同様に扱われます。
中途採用のように、即戦力になるかどうかで判断されないため未経験の業界に転職しやすいのがメリット。
新卒で入社した業界が思っていたのと違ったり、就職してからやりたいことが見つかったりした場合にもチャンスがありますね。
チャレンジしたい業界や職種が今いる業界と全く違ったとしても、チャンスがあるのであきらめずに転職活動をしてみてください!
第二新卒で転職するデメリット
続いては、第二新卒で転職するデメリットです。
具体的には以下の通りです。
- またすぐにやめると思われやすい
- 経験やスキルをアピールできない
これらについてそれぞれ解説します。
またすぐにやめると思われやすい
第二新卒は基本的に1社目の企業に入社して数年以内にやめていることになりますよね。
入社後三年以内に退職をしていると、マイナスにとらえられてしまう風潮があるので、またすぐにやめると思われやすいです。
「努力ができないのか?」「またすぐに逃げるのでは?」などといったマイナスイメージを持たれる可能性があると覚えておきましょう。
ただ、このようなマイナスイメージを持っている企業の場合、そもそも第二新卒を雇わない可能性が高いです。
第二新卒を雇いたいと考えている企業であればマイナスイメージはないはずなので、そこまで気にする必要はありませんね。
また転職理由を伝えるときに、ポジティブな理由にするのがおすすめ。
前向きな理由での転職であれば、採用担当者もマイナスイメージを持つことはありません。
ネガティブな理由での退職だったとしても、転職時にはポジティブな理由に変換することがおすすめです。
経験やスキルをアピールできない
第二新卒者はほぼ新卒者と同様に扱われます。
良い点もありますが、既卒や中途の方と比較をすると経験やスキルをアピールできないデメリットがあります。
履歴書や職務経歴書、面接時にアピールできることが少なく、困ってしまう方も多いです。
そこでおすすめなのが、転職エージェントを利用すること。
転職エージェントでは、キャリアアドバイザーが転職をサポートしてくれるので履歴書や職務経歴書の添削もしてくれます。
自分で書くことに困ったら相談することも可能なので、ぜひ利用してみてくださいね。
第二新卒が転職を成功させるコツ
続いては、第二新卒が転職を成功させるコツについて解説します。
具体的には以下の通りです。
- 自己分析をしっかりとする
- スキルや経験をアピールする
- 内定が出てから退職する
これらについてそれぞれ解説します。
自己分析をしっかりとする
まずはしっかりと自己分析しましょう。
そもそもなぜ新卒で入社した企業を辞めるのか、今後どのようなキャリアプランを考えたいのか、決めることで面接時にも説得力のある話ができます。
第二新卒の面接時には必ずと言っていいほど「なぜ前職を辞めたのか?」という質問が来ます。
その質問に答えるためにも、自己分析は必須です。
自分が今度、どのような働き方をしたいのか伝えましょう!
スキルや経験をアピールする
第二新卒の場合、ほとんどスキルや経験はないですよね。
しかし短い期間であっても、何かしら学んでいるはずです。
大きなスキルや経験はなかったとしても、小さなスキルや経験は身につけられていますよね。
例えば、ビジネスマナーや仕事の方法など、思い返してみてください。
企業側も第二新卒に大きなことは求めていません。
そのためどのような仕事をしていたか、どのように工夫をして業務に取り組んでいたのかなどを説明しましょうね。
内定が出てから退職する
仕事を辞めたいという気持ちが勝ってしまい、内定が出る前に退職してしまう方がいます。
しかしこれは絶対にやめてください。
先に内定が出てから退職すれば、キャリアの空白期間は生まれません。
しかし、キャリアに空白期間があると今後の転職に悪影響が出てきてしまいます。
空白期間のある転職者については下記のように考えられてしまうことがあります。
- 働くのが嫌なのではないか
- 計画性がないのではないか
- 心身に問題があるのではないか
企業側も安心して社員を雇いたいと考えているので、できるだけ懸念点をなくすのがおすすめ。
転職を絶対に成功させるのであれば、キャリアに空白期間がないようにしてくださいね。
第二新卒が転職をする際の注意点
続いては、第二新卒が転職をする際の注意点について解説します。
具体的には以下の通りです。
- 転職先が決まるまで退職の話をしない
- 転職理由をネガティブな理由にしない
- 転職後の条件を絞りすぎない
これらについてそれぞれ解説します。
転職先が決まるまで退職の話をしない
先ほど言ったことにもかかわってきますが、今いる企業でも転職先が決まるまで退職の話をしないほうがいいです。
転職をするとわかっている人材をずっと抱えているのはストレスになります。
しっかりと転職先が決まり、辞める旨を伝える際に初めて退職の話を出しましょう。
企業内でのトラブルを避けるためにも、退職の話はしないのがおすすめです。
転職理由をネガティブな理由にしない
新卒で入社した企業がブラック企業だった場合、それを理由に転職していることを伝えたいと思うかもしれません。
しかし転職理由をネガティブな理由にすることは絶対にNGです。
例えば、ブラック企業の概念がものすごく低く、残業を月に20時間させられただけで退職している可能性もあると思われてしまいます。
転職先でも事あるごとにブラック企業だといわれる可能性があると思うと、雇いたいとは思いません。
先ほども言った通り、自分のキャリアプランをもとに転職理由を作るのがおすすめです。
転職後の条件を絞りすぎない
第二新卒でとても待遇の良い企業に入るのはかなり難しいです。
しかしできるだけ条件の良い企業に入社したいと考える方は多いですよね。
転職後の条件を絞ってしまうと、それだけ転職できる時期が遅くなってしまいます。
そのため最低限の希望が通る企業を見つけて、転職活動を進めるのもおすすめです。
条件の良い企業に転職するのはかなり難しいということを覚えておいてくださいね。
第二新卒におすすめの転職サイト・転職エージェント
では最後に第二新卒におすすめの転職サイト・転職エージェントを紹介します。
具体的におすすめの転職サイト・転職エージェントは以下の通りです。
- ハタラクティブ
- DYM就職
- マイナビエージェント
それぞれ理由を解説します。
既卒向けの就職サイト・エージェント!使いこなすコツや注意すべきポイントとは
ハタラクティブ
求人数 | 約10万件 |
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対象エリア | 全国 |
総合評価 | |
スタッフの質 | |
地方求人 |
ハタラクティブの特徴
- 経歴に自信がなくても就職に成功できる
- アドバイザーのサポートが手厚い
- LINEでのカウンセリングが可能
ハタラクティブはフリーターやニート、第二新卒などの若年層向けの転職サイトです。
経歴に自信がなくても利用できるので、第二新卒者にも非常におすすめ!
第二新卒者の場合、スキルや経験はほとんどないので自信がない方も多いです。
しかしハタラクティブはそんな方を対象にしているので、とても利用しやすいですよ。
またキャリアアドバイザーのサポートも充実しているので、初めての転職だとしても安心して利用できます。
ラインでのカウンセリングもできるので、使い勝手がいいです!
ぜひハタラクティブを利用して、転職活動を進めてくださいね。
\未経験・無資格OK!/
DYM就職
求人数 | – |
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対象エリア | 全国 |
総合評価 | |
スタッフの質 | |
地方求人 |
DYM就職の特徴
- アドバイザーの対応が丁寧
- 内定までのスピードが速い
- 自分に合う求人を紹介してもらえる
DYM就職は、直接面接に進める求人が掲載されているため、第二新卒者でも使いやすいです。
第二新卒者の中でも1年以内に仕事を辞めた方などにおすすめですね。
また取り扱い求人も大手優良企業が多く、大手や優良企業に転職したい方には非常におすすめ!
内定までのスピードにも定評があるので、ぜひ利用してみてくださいね。
\3分で登録完了!/
マイナビエージェント
求人数 | – |
---|---|
対象エリア | 全国 |
総合評価 | |
スタッフの質 | |
地方求人 |
マイナビエージェントの特徴
- キャリアアドバイザーが丁寧にサポートしてくれる
- 非公開求人が多い
- サービスが充実している
- 既卒・20代の若者の就職に強い
マイナビエージェントは、人材大手企業マイナビが運営する就職エージェントです。
特に20代の求人をメインに取り扱っているので、第二新卒者にピッタリですね!
キャリアアドバイザーのサポートもかなり充実しており、転職活動に自信がない方は利用する価値が高いです。
非公開求人も多く掲載されているため、条件の良い求人を探せるチャンス!
マイナビが運営しているため、信頼度も高いですね。
ぜひマイナビエージェントを利用して、転職を成功させてくださいね。
\無資格・未経験でも転職可能!/
【まとめ】第二新卒に明確な定義はない!思い立ったときに転職活動を始めよう
この記事では、第二新卒がいつまでなのかという定義について解説しました。
基本的には、社会人歴3年目までの人のことを指しています。
ただ企業によっては、25歳までと考えていることもあるため、一概には言えません。
第二新卒として転職をしたいと考えているのであれば、入社3年目までに転職活動を始めましょう!
また第二新卒として転職をしたいのであれば、転職サイトや転職エージェントを利用するのがおすすめです。
一人で転職を進めるのが難しい場合には、ぜひ利用してみてくださいね。
- 第二新卒やフリーターの転職に特化
- 経歴や学歴に自信がなくても求人を紹介してもらえる
- キャリアアドバイザーのサポートが手厚い