年に2回、夏と冬のボーナス。
就職や転職を希望する(検討している)会社のボーナス事情はどうなっているか気になりますよね。
求人票や求人ページを見れば、ボーナスの有無やどれくらいの金額が支給されるのかまでは分かりますが・・・
- 支払われるタイミングはいつか?
- 会社の大きさによってもらえる額はどれくらい違うのか?など
実際に働いてみないと分からない部分もあります。
また、あなたの収入に直接影響するところなので、「ボーナスを使ったとてもお得な支払い方法」、「20代の平均支給額」、このあたりもせっかくなら合わせて、知っておきたい部分ですね。
この記事を読んで、ボーナスの実用的なあれこれを学んでいってください。
いきなり結論ですが、ボーナスがもらえるタイミングは夏7月・冬12月です。
ただ、就職した先によって様々なルールがあるのでその内容はこの後、詳しく解説します。
この記事では、ボーナスのもらえるタイミングの他にも以下のことが分かります。
- 業界別のボーナス金額(令和4年夏・令和3年冬支払い)
- 20代の平均はどれくらいか
- 知らないと損、ボーナスを利用したハイブリットな支払い方法
これらは、生涯年収が大きく変わる大事なポイントです。
ボーナスについてのあれこれをまとめた記事なので、是非最後までご覧ください。
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ボーナスとは?
まず、「そもそもボーナスとは何か?」「就職すればもらえるのか?」など、基本の部分から触れていきましょう。
ボーナスは、給与とは別に業績や成果に応じて支払われる報酬のことです。
「賞与・特別報酬・期末手当・勤勉手当」など様々な呼び方がありますが、意味としては同じと覚えてもらって間違いないです。
ただ、必ずしも支払われるものといった決まりがない側面も持ち合わせています。
加えて、公企業(いわゆる公務員)で働くのか民間企業で働くのかによってもルールが少し違うのであなたの状況に合わせて当てはまるものを確認してみてください。
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公企業(公務員)
はじめに、国家公務員・地方公務員で違いがあります。
国家公務員のボーナス支払いは、国から支払われるため、民間企業のように会社の業績などに影響されてボーナスがなくなったりというのは考えにくいでしょう。
次に、地方公務員は国ではなく、働く自治体毎にルールがあるため「一般企業の高水準レベルのボーナス」で金額が設定されていることもあれば「ボーナス支給自体なし」というところもあるようです…。
とても極端な例ですが、公務員=ボーナスは必ずあるものと認識されている方は要注意です。
民間企業
公企業(公務員)の勤勉手当と同じものがいわゆるボーナスです。
ただ、公務員と違っていくら求人情報に賞与(ボーナス)ありとなっていても、業績によって支払いの有無や支払われるタイミングが変わることがあります。
また、正社員はボーナスがあるけど、アルバイトにはなしといった具合に雇用形態によっても支払いの有無が変わってきます。
ちなみに、ハローワークの求人票には、賞与部分に前年度実績の記述欄があります。
実績としているのは「必ず記載している額や回数を支払います」という意味ではないことを指しているので、大体それくらいの支払いできる業績であったと、目安程度に留めておきましょう。
どうしてもはっきりさせたいという方は、就職後先輩社員にこれまでの支払い実績を確認したり、就職する前であれば、企業研究の際にOB・OG訪問で確認すると良いでしょう。
ボーナスはいつごろもらえる?
公企業で公務員として働くか、民間企業で働くのかによって、多少違いがあります。
やはり国や国民のために働く公務員は、ルールがしっかりしています。
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公務員の場合
支払いのタイミングについてもやはり、国家公務員と地方公務員で若干違いがあります。
国家公務員の場合、冬は12月10日、夏は6月30日と決まっています。
地方公務員は、各自治体の条例で定められているため、自治体ごとでタイミングが異なります。
※自治体の条例次第では、国家公務員と同じ支払いタイミングになることもあります。
一般企業の場合
民間企業の場合、冬は12月中、夏は6月下旬〜7月上旬に支払われるケースがほとんどです。
ただ、支給時期についても会社によってそれぞれなので、大体それくらいにもらえるくらいに覚えておきましょう。
ちなみに、個人的な経験で言えば、夏のボーナスが8月下旬に振り込まれることもありました。
前述した通り、支払義務自体が絶対なものではないので、支払タイミングもその年の業績などによって変動します。
ボーナスが入ることが分かっても、「ボーナス払いを現金で」なんてことは支払いタイミングがいつか分かるまでは、少々危険かもしれません。
ボーナスの平均支給額はどれくらい?
さて、気になる支給額です。
年齢や勤続年数によって変わるのは当然ですが、業界別で比較したところ大きく違いがありました。
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会社の規模によっても変わる
まず、公企業(公務員)のボーナスについては、民間企業全体のボーナス支給実績と同じ水準となるように支給額が決定します。
一方、民間企業については、そもそも大手企業・中小企業と会社の大きさだけで支給額の規模は変わってきますが、今回は「業界」という視点に絞ってどのような違いがあるのか調査をしてみました。
下の一覧は、平均最高値と平均最安値をまとめたものですが、同じ仕事でもその報酬の違いは一目で分かるものでした。
※2023年(令和5年)1月調べ
最安値に大きく差をつけ、電気・ガス業界が最も高いことが分かりました。
業界毎によって支給額の大小は様々です。
報酬だけが働く先を決めるものではありませんが、上の調査結果を参考に今後の進路を決めていくのはとても良い選択だと思います。
20代のボーナスの平均額
20代のころは、前半と後半に分かれて金額が大きく違います。
前述してきた通り、勤務する場所によって額も支払いのタイミングも変わってきますが
20代については、前半と後半という要素も金額に影響してきます。
・20代前半(20〜24歳)の平均金額は年間で約37万円。
単純計算で半分にすると、夏・冬それぞれの支給額は約18万円になります。
当たり前ですが、在籍期間は短く成果を上げるといっても現実的に見れば、難しいため金額としては低くなる傾向にあります。
特に1年目はそういった部分が顕著なので、中には数万円という会社もあるようです。
・20代後半(25〜29歳)の平均金額は年間で約64万。
こちらも単純計算で半分にすると、夏・冬それぞれの支給額は約32万円になります。
前半とは違って在籍期間も長くなり、スキルを身につけ成果も上げていけるようになってくるでしょう。
前半の経験次第で大きく上がるケースもあると思うので、前半は少なく苦しいと思いますが、後半にガクッと金額をあげるためにも、20代前半の働き方は重要です。
また、後述しますが上記の金額は、総額になるので税金が引かれる前の金額です。
お住まいの場所など様々な要素が絡んで控除額(引かれる金額)が決まり、手取り額が決まるので、この後に出てくる計算をもとにざっくりとした金額を計算してみて下さいね。
ボーナスから差し引かれた後の手取りはどれくらい?
ボーナスの総額を知って喜ぶのは少し早いです。
なぜかというと、総額は税金が引かれる前の金額です。
ざっくりとした計算式は以下の通りです。
ボーナス総額 – (健康保険料 + 厚生年金保険料 + 雇用保険料 + 所得税)
約2割引かれるというイメージでいれば、手取り額を見たときに「想像していたより少ない・・」と驚くことはないでしょう。
例:70万円(ボーナス総額)×0.2(税金)=約14万円マイナス
手取りは約56万円
知っておきたい!「ボーナス払い」とは?
ボーナスとクレジットカード払いを掛け合わせたハイブリットな支払い方法「ボーナス払い」もとても便利なので、押さえておきたいポイントです。
ボーナス払いとは?ボーナス払いとは、夏or冬のボーナス月(前後月含む)にまとめて引き落としされる支払い方法です。
夏は7〜9月、冬は12〜1月のどこかの月に支払いになるよう設定されています。
- オリコカード:ボーナス2回分割の手数料が無料
- イオンカード:金利0円キャンペーンあり
- 楽天カード:支払月が複数用意
ボーナスを現金で使うのもありですが・・・
「分割で支払えるから自分の収入に合わせた支払いができる」、「通常のカード利用だとかかる手数料がボーナス払いだから無料になる」といった付加価値のついたクレジットカードのボーナス払いはとてもおすすめ。
お得で便利に欲しいものを手に入れたり、リフレッシュするための旅行などあなたにピッタリな利用方法を見つけて、仕事にプライベートに充実させちゃってください。
まとめ
ボーナスをいつもらえるかは、働く業界や場所によって細かく違いはあることをご紹介してきましたが、ざっくり夏7月・冬12月と覚えておけば、だいたい間違いないでしょう。
詳しく把握しておきたい方は、入社後先輩社員に質問するのが一番確実です。
一番注意したいのは、民間企業で働く場合。
その年の会社の業績やあなたの成果などで金額や支払いのタイミングが違うので、求人票やネットの情報をそのまま信じてしまわないように気をつけてくださいね。
また、働く業界によってルールも金額も全然違います。
働く先を決めるのは、ボーナスの額が全てではないですし、ボーナスが高いために基本給が低くなるといったデメリットもあるようです。
ボーナスのことについて、この記事で学んでいただきあなたの納得できる結論を出せるお役に立てたら嬉しいです。
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