運送ドライバーの志望動機を書く上では、抑えるべきポイントがあります。
応募先に効果的に自己アピールするためには、こうしたポイントをしっかり押さえて志望動機を完成させなければいけません。
運送ドライバーの求人には未経験でも応募できるものがたくさんあります。
だからと言って単に熱意をアピールするだけでは、採用は難しいです。
この記事では運送ドライバーの志望動機を書き上げる上で知っておくべきポイントを解説します。
あわせて運送ドライバーの求人に強い転職サイト・転職エージェントも紹介します。
採用の確率アップのためにも、この記事で解説する内容をしっかり押さえてくださいね!
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運送ドライバーの志望動機例文
早速運送ドライバーの志望動機の例文を見ていきましょう。
この記事では以下の3パターンごとに例文を解説します。
運送ドライバーの志望動機例文
- 経験者の場合
- 未経験者の場合
- 関連性の強いお仕事から転職する場合
志望動機を書く上では、こちらの記事も参考になります。
目を通してみましょう。
経験者の場合
まずはドライバー経験者の場合の志望動機です。
ドライバーの経験がある場合は、経験のアピールを第一に考えて志望動機を書き上げましょう。
以下の例文を見てください。
私は昔から車の運転が大好きで、普通自動車運転免許を取得してすぐに運送ドライバーとして働き始めました。
現在の職場に勤めて5年の間様々な荷物の配送やルートを経験するうちに、より規模の大きな企業でのお仕事にチャレンジしたいと考えるようになりました。
特に、現職はルート配送を主に請け負っているために遠方のお客様に荷物を配送する機会に恵まれません。
県外への配送も積極的におこなっている御社であれば、現職の経験を即戦力として活用でき、遠方のお客様にもご満足いただける配送ができると思い志望いたしました。
未経験者の場合
続いて未経験者の場合です。
運送ドライバーは未経験者でも応募できる求人がたくさんあります。
未経験者がこうした求人に応募する場合は、仕事に役立つスキルや素質、運送業界を選んだ理由をアピールしてください。
以下の例文を見てみましょう。
私は現職の飲食店で5年間勤務し、現在は店長として店舗を運営しています。
私は仕事は単に生活の糧を得るための手段ではなく、社会貢献につながる手段の1つと考えています。
食を通じた社会貢献を目指して飲食業界へ挑戦して5年たち、私のできることはやり切った自負があります。
次の店長候補の育成もすみ、次なるステージを考えていたところ御社の求人が目に留まりました。
配送業は社会になくてはならない仕事の一つで、まさに社会貢献に直結すると考えています。
なかでも「物流を通じた社会貢献」を経営理念に掲げる御社であれば、私の想いを存分に仕事に活かせると思い志望した次第です。
関連性の強いお仕事から転職する場合
最後に、ドライバーの経験はないものの関連性の強いお仕事に就いている人が転職する場合です。
こうした場合は、現在のお仕事を辞めてまで運送ドライバーに転職する理由を提示してください。
次の例文をみてみましょう。
私は現在配送業の営業所の事務職として勤務しています。
営業所の事務職は、お客様とドライバーをつなげる大切なポジションです。
我々事務職がいなければ、運送業界は成り立ちません。
そんなポジションでのお仕事を誇りに思っていますが、長く勤務するうちに事務職以外の面からも物流業界をみてみたいと考えるようになりました。
ドライバーの経験こそないものの、物流業界にかける想いは誰にも負けない自負があります。
御社は未経験者を積極的に採用している事でも知られています。
御社であればドライバー未経験の私でも熱意を汲み取っていただけると考え、志望いたしました。
運送ドライバーの志望動機でアピールすべきスキル・素質3選
運送ドライバーの志望動機には、盛り込むべきスキルや素質があります。
これらを内容に盛り込むことで、面接官に自分の強みを効果的にアピールできますよ!
以下の3項目を見てください。
運送ドライバーの志望動機でアピールすべきスキル・素質3選
- 体力
- 計画力
- 安全運転の意識
志望動機を考える上では、こうしたアピールポイントの盛り込みが必須です。
しっかり押さえてください。
①体力
運送ドライバーの仕事において、体力は非常に歓迎される素質の1つです。
荷物の積み下ろしや長時間の運転など、体力が要求される場面は数多くあります。
長時間の運転に疲れてしまい安全運転への意識がおろそかになった結果、事故を起こしては大変です。
スポーツの経験や体を鍛える趣味がある場合は、積極的にアピールしてください。
面接官に好印象を与える良いチャンスです。
②計画力
運送ドライバーは効率的な荷物の配送のために、前もって十分に計画を練らなければいけません。
どのようなルートであれば時間のロスをなくせるか、渋滞に巻き込まれた場合の代わりのルートはどの道を選ぶかなど、事前の配送計画はとても重要です。
運送ドライバーは体力勝負のイメージがありますが、こうした頭を使う作業もたくさんあります。
計画性のある人は、配送業界でも歓迎されやすいです。
前職の仕事を効率化するために凝らした工夫や、効率化のために日常的に意識していることなどがあれば、ぜひ盛り込みましょう。
③安全運転の意識
体力や計画性と並んで重要なのが、安全運転に対する高い意識です。
運送ドライバーの仕事のほとんどは軽車両の運転です。
いくら体力や計画性が優れていても、安全運転に対する意識が欠如していては運送ドライバーとして失格ですよね。
言い換えれば、体力や計画性よりも安全運転への意識の方が運送業界では歓迎されやすいのです。
一度でも交通違反や事故を起こしてしまうと、自分はもちろん企業のイメージも大きくダウンさせてしまいます。
運送ドライバーにとって安全運転に対する意識は必要不可欠な要素です。
普段から運転は慎重におこなっている、交通法規は絶対に守るなど、安全第一の運転を心がけている点は十分にアピールしてください。
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運送ドライバーの志望動機を書くポイント5選
上では運送ドライバーの志望動機に盛り込むべきスキルや素質を解説しました。
しかし、それだけでは不十分です。
運送ドライバーの志望動機には意識すべきポイントがたくさんあります。
以下に挙げる5つのポイントを見てみましょう。
運送ドライバーの志望動機を書くポイント5選
- なぜ運送業界で働きたいのかを述べる
- ネガティブな内容は避ける
- 内容を詰め込みすぎない
- 給料に触れるのはNG
- 前職の悪口は厳禁
自己アピールだけに意識を向けると、志望動機の完成度は高くなりません。
それぞれのポイントをきちんと押さえてくださいね!
①なぜ運送業界で働きたいのかを述べる
数ある業界のなかからなぜ運送業界への挑戦を決めたのかは、面接官が最も気になるポイントの1つです。
この部分が曖昧だと志望の熱意を疑われかねません。
また、業界だけではなく応募先の企業を選んだ理由を述べるのも大切です。
求人広告や企業のホームページなどをしっかり読み込んで、魅力を感じた点を書き出してみましょう。
業界や企業を選んだ理由が明確であるほど、面接官に熱意や本気度を伝えやすくなります。
「本当にこの会社で働きたいのか?」と思われないよう、これらの点は時間をかけて考えてください。
企業を選んだ理由については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
ぜひ参考にしてください。
②ネガティブな内容は避ける
運送ドライバーはその仕事内容から、一人で黙々と作業をこなすのが得意な人から人気があります。
とはいえ「人と関わるのが苦手なので志望しました」と書くのは厳禁です。
確かに運送ドライバーは一人での作業が多いお仕事です。
荷物の積み込みの際には現場の人とのコミュニケーションをとる必要があります。
また、荷物の受け渡しの際には配送先が気持ちよく荷物を受け取れるように元気に対応しなければいけません。
配送業や運送業には爽やかさや元気なイメージが求められます。
ネガティブな要素を盛り込んでしまうと、適性がないと判断されて採用が遠のく恐れがあるのです。
③内容を詰め込みすぎない
志望動機にアピールポイントや熱意を盛り込むのは重要です。
一方であれこれと内容を詰め込みすぎると、いざ完成した志望動機が読みづらくなってしまう恐れがあります。
アピールしたい要素がたくさんあるのはとても良いことですが、同時に見やすさにも気を配ってください。
面接官が履歴書や志望動機に目を通したときに、文字が隙間なく詰め込まれていると読むのがおっくうになります。
箇条書きなども駆使しながら、すっきりと読みやすい志望動機を心がけてください。
④給料に触れるのはNG
志望動機を書くうえで失敗しがちなのが、給料について触れてしまうことです。
経験豊富な運送ドライバーのなかには平均以上の高年収を得ている人も少なくありません。
こうしたイメージから、給料面での不満を解消しようと運送ドライバーへの転職を考える人も多いです。
しかし、志望動機の内容に給料を盛り込むと「運送ドライバーの仕事ではなく、給料にしか興味がないのか」と思われかねません。
給料面で確認したいことがあれば志望動機に盛り込まず、面接の場で失礼にならない程度に確認してください。
求人広告によっては「ガッツリ稼ぎたい人歓迎」や「高年収が狙える」といった言葉が記載されているケースがありますが、そうした求人に応募する場合でも露骨に給料について触れるのは避けるのが無難です。
こちらの記事も参考にしてください。
⑤前職の悪口は厳禁
前職での不満を志望動機に盛り込むのはやめましょう。
採用を勝ち取るには、いかに面接官に良い印象を植え付けるかが重要なポイントです。
面接官は応募者のスキルや経歴だけでなく、人柄や人間性にも注目しています。
前職に不満をもって転職する人は多いですが、志望動機に前職の不満を盛り込むとただの悪口と受け取られかねません。
会社は社員が一つのチームとなって盛り立てるものです。
社員同士の和を乱す恐れがあると判断されてしまうと、採用は難しいです。
たとえ前職に不満を持っていたとしても、志望動機に盛り込むのはやめましょう。
どうしても盛り込む必要がある場合は、言い回しを工夫してください。
たとえば残業の多さに不満があった場合は「仕事とプライベートのオンオフはしっかりつけるべきと考えます」といった具合です。
面接官から不信感を抱かれないように注意しましょう。
志望動機だけじゃない!運送ドライバー面接を通過するポイント3選
ここまでは主に運送ドライバーの志望動機について解説してきました。
しかし、いくら志望動機や履歴書が完璧でも面接でのクオリティーが低ければ採用されません。
採用をゲットするには志望動機だけでなく面接でのポイントも押さえる必要があるのです。
ここではそんなポイントを以下の3つにまとめました。
運送ドライバー面接を通過するポイント3選
- 身だしなみには気を遣おう
- あいまいな返答やウソは避けよう
- 時間は必ず守ろう
面接が苦手な人はこちらの記事も参考にしてください。
苦手意識を克服する方法が満載です。
①身だしなみには気を遣おう
面接官に良い第一印象を植え付けるには、身だしなみへの配慮が欠かせません。
人の第一印象は見た目で決まるともいわれるほど、身だしなみは大切です。
採用面接の場面ではなおさらで、しわだらけのスーツや整えられていない髪、無精ひげなどは大きなマイナスポイントになります。
面接に間に合うようにスーツをクリーニングに出しておく、ヘアカットを済ませておくなど、清潔感のある身だしなみを徹底しましょう。
面接における第一印象の大切さは、こちらの記事でも解説しています。
あわせてチェックしてください。
②あいまいな返答やウソは避けよう
面接官の質問にきちんと答えるのは大切ですが、返答が曖昧になったり事実と違うものになったりするのはいけません。
面接にあたっては予想される質問に対する返答を前もって用意するのが基本ですが、何が起こるかわからないのが本番です。
時には予想外の質問が飛んでくる場合もあります。
そうした時にとっさにウソをついてしまう人がいますが、のちのちのやり取りに矛盾が生じかねないので厳禁です。
また、あいまいな返答は面接官に不信感を与えてしまうので避けてください。
返答に詰まってしまいそうなときは「少々考えるお時間をいただいてよろしいでしょうか」と一言断って返答を考えましょう。
③時間は必ず守ろう
面接の時間は必ず守ってください。
出発してからどのくらいの時間で就くのかシミュレーションして、余裕のある行動を心がけましょう。
運送ドライバーは時間に非常に厳しいお仕事です。
面接に遅れてしまうと、時間厳守のお仕事を任せられないと判断されかねません。
どうしても遅れてしまいそうな場合は、必ず連絡を入れてください。
一方、あまりにも早めに面接会場へ到着するのも失礼に当たります。
会場への到着は、面接開始の5~10分前程度を意識しましょう。
運送ドライバーの求人が多い転職サイト・転職エージェント3選
運送ドライバーの求人を探すには、転職サイト・転職エージェントが役立ちます。
とはいえ、山のようにある転職支援サービスからどれを選ぶべきか迷ってしまう人もいますよね。
そんな人は、以下に挙げる3つの転職サイト・転職エージェントをおすすめします。
運送ドライバーの求人が多い転職サイト・転職エージェント3選
- GATEN職
- リクナビNEXT
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こちらの記事も参考にしてください。
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まとめ~運送ドライバーの志望動機はポイントを押さえて書こう~
この記事では運送ドライバーの志望動機について、押さえるべきポイントや例文などを掲載しました。
志望動機には自信のスキルや経験など盛り込むべき内容がある一方、給料のことや前職の不満など盛り込んではいけない内容もあります。
また、アピールのし過ぎで文章がびっしりと並ぶのも考えものです。
読みやすさを考え、スッキリとまとめましょう。
さらに、採用獲得のためには志望動機だけではなく面接対策にも力を入れてください。
志望動機同様、面接対策も押さえるべきポイントがたくさんあります。
ぜひこの記事を志望動機作成や面接対策に役立ててください。