ホワイト企業に転職したい!
ホワイト企業の見分け方や探し方は?
一般財団法人日本次世代企業普及機構(通称:ホワイト財団)が、企業の取り組みを評価・表彰するホワイト企業認定を実施しているほど、ホワイト企業かどうかという点は、労働者にとって重要な問題です。
この団体からホワイト企業認定を受けている会社は、2024年2月調査時点で、456社あります。
また大手転職サイト「doda」で「ホワイト企業」と入力してキーワード検索すると、2024年9月現在、848件がヒットします。
しかし自らホワイト企業をうたっているが実際は違う、という場合もあり、ホワイト企業の見分け方や探し方に悩む転職希望者は多いです。
今回はホワイト企業に転職したい人へ向けて、ホワイト企業の定義や見分け方・探し方を解説します。
- テホワイト企業とは「離職率が低い」「福利厚生が充実」「有給消化率が高い」「女性が活躍している」などの特徴を持つ企業のこと。検討している企業の年間休日数や福利厚生を、メモして比較するとよい
- ホワイト企業かどうか見極めるには、面接での雰囲気、転職口コミサイトなども参考にする
たとえ未経験者や、30代・40代でも、ホワイト企業への転職は可能です。
ブラック企業/ホワイト企業とは
そもそもブラック企業とは何でしょう?
ブラック企業とは
違法または悪質な労働条件で働かせる会社を指す。長時間労働やサービス残業を強いる「使い捨て型」、大量採用後に必要な人材以外は辞めさせる「選別型」、パワハラや退職強要を放置する「無秩序型」などがある。
就職難を背景に増えているとされ、08年ごろからインターネット上で呼ばれるようになった。
引用 ブラック企業(ぶらっくきぎょう)とは – コトバンク
上記のように定義します。
一般的にその反対を指すのがホワイト企業とされています。
まずは無理な長時間労働や違法なサービス残業など、「今の会社はブラックかもしれない」と自覚することがスタートです。
脱ブラック企業、ホワイト企業転職への第一歩!
こんな労働環境はもう嫌だ!
思い切ってホワイト企業に転職準備しよう!
そのためにホワイト企業を見極めるポイントを押さえましょう。
とはいっても、何をもって「ホワイト企業」と定義するのでしょうか?
「ホワイト企業」の定義
ここで「ホワイト企業」と定義されるための一般的なポイント確認していきます!
- 労働基準法を遵守(じゅんしゅ)している
- 違法な長時間労働などが行われておりませんか?
- 離職率が低い
- =定着率が高い、すなわち労働環境の満足度が高い!
- 給料が安定している
- 一番気になるお給料面。安定した額が支給されていますか?
- 福利厚生が充実
- 必要な福利厚生はありますか?どの程度揃っているか?
- 有給休暇をきちんと取得できる!
- 有給消化率も確認!
- 女性が活躍している
- 管理職の女性の比率や女性産休・育休から復帰しやすい労働環境であるかで「社員のことをきちんと考慮した労働環境づくりがされている」と評価されやすいポイントになってきます!
などが思い浮かびやすいでしょう。
現職の状況や、気になる転職先求人と見比べてみましょう!
ここからは上記を踏まえて、ホワイト企業への4つのポイントを押さえていきましょう!
求人票を徹底的に見極める
まずは求人票から企業情報をしっかりと見極めることが大切です。
- どの程度情報公開をしているのか
- 公開している情報と企業のWEBサイトなどと異なる部分は無いか
しっかりと確認しましょう。
また求人票をチェックするにあたり
- 年間休日数はきちんとあるか
- 自分の重視する福利厚生or最低限の福利厚生
- 残業はどれくらい?きちんと手当はつくのか?
- 職場環境
など、譲れない点を書き出してみましょう。
求人票に「うちは残業多いです!」など、マイナスなイメージになることを書きませんよね。
そのためにも求人票の内容と、公開している企業情報との比較が重要です。
表を作ってポイントをわかりやすく
また上記のポイントなど、表にすると明確になりより働くイメージがわきやすくなりますね!
ー | 現職 | A社 | B社 |
---|---|---|---|
通勤時間 | 1時間 | 40分 | 30分 |
勤務時間 | 8:45~18:00(休憩1h) | 9:00~18:00(休憩1h) | 10:00~18:30(休憩1h) |
給与(手取) | 月○万 | 月○万 | 月○万 |
賞与 | 年1回 | 年2回 | 1回 |
年間休日数 | 105日 | 120日 | 125日 |
福利厚生 | 社保完備 | 社保完備 | 要確認 |
このように自分の譲れないポイントを表にすることで把握しやすくなります。
現職の状況をまとめ、応募予定企業と比較に使うのもおすすめです。
頻繁に募集しているところは危ないかも?
また頻繁に求人を出しているところも注意です。
頻繁に求人を出す=人手が足りない=すぐやめる?
といった可能性があるためです。
求人サイトを頻繁にチェックすることも大切です。
自分にマッチしたホワイト企業に転職するためにも、応募企業と自分の「すり合わせ」を怠ってはいけません。
ネットの口コミサイトも判断基準にするもよし
一番リアルな声を見ることができるのがネットの企業口コミサイト。
こちらでリアルな会社の実情を把握するのも一つの手です。
しかし口コミサイトは基本的に在籍する人は情報漏洩にも繋がるため、社内の書き込みをしませんよね。
書き込みを行う人の価値観の判断にもよります。
また悪質ないたずらを行い、あることないことを書き込むことで企業へネガティブな印象を与えるようなことをはたらくケースもあります。
鵜呑みしすぎるのもいけません。
情報の取捨選択に気を付けましょう!
同じ業種の知り合いがいたら聞いてみるのも手
転職をきっかけに新たな業種へチャレンジ!
なんてこともありますよね。
その業界のことは、可能であればそこで働く人に聞く機会を作りましょう。
同業からの印象も聞けてより明確な転職へ近づけますよね!
知人に聞けそうであればなお良いです!
最後はとりあえず雰囲気を見るしかない!
働くのは自分。
面接など自分の目で確かめ雰囲気を感じ取るのが一番です。
また気になる点は質問をし、書面だけでは判断できない部分もここで明確にしていきましょう。
注意!ホワイト企業が良いとは限らない
「とりあえず求人票に“ホワイト”が入っていれば大丈夫でしょ」
と安直に考えている人!
企業自ら「ホワイト企業」うたっているところも要注意です。
人がどんどんやめていく→とりあえず、「ホワイト企業」といれてみるか!
といった事例も少なくありません。
安易に求人見出しだけに飛びつくのでは無く、冷静に提示されている求人票を確認しましょう!
ブラック企業の概念
また、ブラック企業の概念にとらわれすぎないことも大切です。
業種によって業務内容はさまざまですよね。
例えば「休日出勤が悪!」とだけ考えてしまうのも危ないです。
業界の特性・職業柄など考慮した上で休日出勤があったとしても「代休はあるのか」など臨機応変に確認しましょう!
自分の希望する業種・職種を踏まえて自分の「ホワイト企業」を定義し判断を行うことが大切です。
「あなたにぴったりのホワイト企業!」転職活動準備!
ポイントを押さえたら、早速転職活動の準備です!
STEP1 仕事探し
まずは仕事探し!
新卒の時はナビサイトなどがあったけど、転職はどうやって仕事を見つけたらいいのだろう?
転職でも新卒入社の時同様、様々な転職ナビサイト、エージェントが存在します!
大手ナビサイトから業界特化型転職サイトまで様々!自分に合った転職活動をはじめましょう!
STEP2 転職フェアに足を運ぶ
転職ナビサイトやハローワークなど主催の転職フェア・大規模説明会に足を運ぶこともおすすめです。
転職フェアなどでは複数の企業の人事担当者と話を聞けることをはじめ、以下のサービスが受けられることが多いです。
- 転職講座
- 履歴書用写真撮影サービス
- キャリア相談
フェア一日ですべて完了できるのはありがたいですよね。
また働きながら転職活動を行えるよう開催時間を遅くに設定されていることもあります。
仕事を休むことなくお仕事帰りに参加できるのも魅力の一つです!
マイナビ転職フェア、doda転職フェアなど
STEP3 求人を見つけたらポイントを確認!
気になる求人をいくつか見つけたらすぐ上記のポイントと確認を行いましょう!
また人気業種は競争率も高いため早々に締め切られてしまうことも。
スケジュール確認も入念に行いましょう。
これからホワイトと転職へ向けて
より自分の条件とマッチするホワイト企業転職へ向けて自分のブラッシュアップをはかりましょう。
- スキルを磨く
- 資格を習得する
- 業界などの勉強をする
など自分の武器を磨くことでさらに選択の幅が広がります!
人気ホワイト企業へ転職をゲットするためにも、自分自身を磨くことを心がけましょう!
おわりに
いかがでしたでしょうか。
働くのは自分自身、今後の人生を作り上げていくのも自分自身です!
人生の大半を占める労働時間をブラック企業で自分をすり減らさず、納得のいくキャリア形成や生き方を見つけ、ホワイト企業への転職を目指しましょう!
- 第二新卒やフリーターの転職に特化
- 経歴や学歴に自信がなくても求人を紹介してもらえる
- キャリアアドバイザーのサポートが手厚い