クリスマスに有給で休みたい、と思っている人も多いでしょう。
しかし「クリスマスに休みの希望を出すと、職場の人から迷惑がられるのでは?」「彼氏や彼女がいると疑われそうで恥ずかしい…」などの理由で躊躇する方も見られます。
クリスマスに有給で休むこと自体は個人の自由ですが、周りからどう思われてしまうか気になりますよね。
そこで今回は、クリスマスに有給で休むのはアリなのかナシなのか、世間の意見を調査してまとめました。
クリスマスに有給取得はアリ派の意見
結論から言うと、「クリスマスに有給を取得しても問題ない」という意見が多いです。
まずは「クリスマスに有給はアリ!」派の意見を見ていきましょう。
「クリスマスに有給はアリ」派の理由
- 仕事に支障がなければ問題ない
- 有休を取る日は自由
仕事に支障がなければ問題ない
「クリスマスだとしても、仕事に支障がなければ問題ない」との意見が多く見られました。
「周りに迷惑がかからないなら、休んでもいいと思う」「仕事を前日までに終わらせて、休日を楽しむ方が効率的」などの声が上がっています。
有休を取る日は自由
また、「クリスマスに有給を取ってはいけない」という法律はないから、という意見も。
労働基準法により、入社半年経過後、全労働日の8割以上出勤した労働者には有給休暇が付与されます。
原則として、有給休暇はどんな理由でも、労働者の好きに使って構いません。
「子どもとクリスマスを祝いたいから」「彼氏とクリスマスデートの予定があるから」などの個人的な理由でも認められます。
有給休暇の拒否は、職場に正当な理由がない限り許されません。
なお有給の取得を拒否された場合は、社内の相談窓口や労働基準監督署に相談することもできます。
クリスマスに有給取得はナシ派の意見
以上のように、クリスマスに有給で休んでも問題ないと考えている人は多いです。
「クリスマスに有給で休んではいけない」という法律もないので、早めに有給を申請すれば、問題なく休める可能性が高いでしょう。
しかし以下の理由で、「クリスマスに有給取得はナシ!」との意見を持っている人も一定数います。
「クリスマスに有給取得はナシ」派の意見
- 社会人としての常識がない
- クリスマスが繁忙期だから迷惑
社会人としての常識がない
まず多かったのが、「クリスマスに休むと、社会人として幼稚な印象を与える」「社会人としてどうなのか」という意見です。
「遊びやデートより仕事を優先すべき」「クリスマスだから休むなんて、理由にならない」との厳しい声が上がっています。
これは個人の考え方によるところが大きいです。
クリスマスが繁忙期だから迷惑
また、「クリスマスが繁忙期だから迷惑」との意見も多く見られました。
たとえばクリスマスセールで忙しくなる接客業の方は、クリスマスに有給で休むことに対して、周囲からより厳しい目が向けられると考えられます。
クリスマスと繁忙期が重なっている場合は、「忙しいのに休むなんて非常識」と思われてしまう可能性をより考慮すべきでしょう。
クリスマスに有給を取るデメリット
クリスマスに有給を取ると、次のデメリットがあります。
クリスマスに有給を取るデメリット
- 彼氏や彼女がいると疑われる
- ずるい・うらやましいと思われる
彼氏や彼女がいると疑われる
クリスマスに有給を取ると、彼氏や彼女がいるのではないかと疑われるおそれがあります。
実際は彼氏や彼女がいないという人も、深読みされてしまう可能性があると思っておきましょう。
もし本当に彼氏・彼女とのデートで休むつもりで、理由を正直に答えたくないという人は、前もって理由を聞かれたら何と答えるか考えておくことをおすすめします。
また、今は彼氏・彼女がいないと事前にそれとなく言っておくのもひとつの方法です。
ずるい・うらやましいと思われる
クリスマスに有給を取ると、ずるい、うらやましいと思われてしまう可能性があります。
口コミでも、「正直、自分は一人でクリスマスを過ごすのに、この人は用事があるなんて充実しているんだなと嫉妬してしまう」「自分はクリスマスでも仕事なのに、休むなんてずるいと思ってしまう」などの意見が見られました。
クリスマスでもスムーズに有給で休むコツ
クリスマスに有給を取得するなら、できるだけ波風を立てずスムーズに休みたいですよね。
クリスマスに有給で休むと迷惑かどうかは、休む本人の配慮によるところも大きいです。
以下のポイントを押さえて、極力周りから迷惑がられないようにするといいでしょう。
POINT
- 早めに有給申請する
- 理由は聞かれなければ答えなくてよい
- 仕事を頑張っておく
- 年末年始は出勤する
- 毎年は休まない
早めに有給申請する
クリスマスのような特定の日に有給を希望する場合、早めの申請が望ましいです。
他の人もクリスマスに休みたいと思っている可能性や、自分が把握できていないだけでクリスマスの時期は忙しくなる可能性があります。
「クリスマスに休みたいと言いづらい」と思うかもしれませんが、直前に言うとかえって迷惑がられる場合があるので、早めに相談するべきです。
他の人から有給希望は出ているか、繁忙期と重ならないかなどを相談の上で確かめて、クリスマスに休むべきかどうか決めましょう。
理由は聞かれなければ答えなくてよい
クリスマスに休みたい理由が彼氏とのデートや友達との集まりだと、「会社に理由を言いづらい」と思うでしょう。
原則として、クリスマスに有給を取る理由は、聞かれない限り言わなくて問題ありません。
もし理由を聞かれた場合、家族が旅行のようなキャンセル料が発生する予約をしてしまった・結婚式に参加するなどのずらしにくい予定があることを伝えると、確実に休める可能性が高まります。
しかし有休取得理由で頻繁に嘘をつくと、懲戒処分を下される可能性もゼロではないため、注意が必要です。
仕事を頑張っておく
普段から仕事に一生懸命取り組む姿勢を見せることも大切です。
普段から業務をいい加減にこなしている人や休みがちな人がクリスマスに有給を取ると、あまりよく思われない可能性があります。
有給申請が無事通ったら、仕事がたまっている状態で休むことにならないよう、できるだけ仕事を片付けておくといいでしょう。
年末年始は出勤する
クリスマスに休んで、さらに年末年始も休むと、「この人ばかり休んでずるい」と思われやすいです。
クリスマスに有給を取るなら代わりに年末年始は出勤し、他の人に休みを譲るようにすると、職場の人間関係が悪くなりにくいでしょう。
自分ばかり休もうとするのではなく、周りへの配慮が大切です。
毎年は休まない
毎年クリスマスに有給希望を出している場合も、「この人ばかりずるい」と思われやすいです。
内心は申し訳ないと思っていたとしても、「この人はクリスマスに休めることが当然だと思っている」「周りへの配慮が足りない」などと思われてしまう可能性があります。
夜のクリスマスディナーだけで済ませる、24日・25日に必ずクリスマスをするのではなく近い土日を活用するなどの工夫を心がけましょう。
【まとめ】クリスマスに有給取得はアリ
クリスマスに有給を取ることに対しては、肯定的な意見が多いです。
しかしクリスマスに有給で休むことに対する意見は、人それぞれであり、社会人としての責任感や他者への配慮は必要となります。
以上の点を考慮して、クリスマスに有給休暇を取るかどうかを、個々の状況に合わせて判断してください。