転職活動を現在行っている方は、誰しも胸に「怖い」という気持ちを抱いているはず。
現在の職に不満をいだいており、もっといい職場で働くために行うのが転職活動。
そんな明るい未来のための転職活動が、どうして怖いと思ってしまうのか。
転職活動に潜む恐怖の根元、そしてその恐怖を克服する方法も一緒に探していきましょう。
転職活動恐怖の根元
まずは、転職活動に恐怖を感じてしまうその理由。
その根元から考えていきましょう。
そもそも恐怖の原動力を見つけないと、その恐怖心に対する対応もできなくなってしまいます。
途切れない緊張感
転職活動が終わらない限り、転職活動特有の緊張感は消えません。
常に、緊張の糸が張り詰めているような、そんな状態になります。
私も経験がありますが、次の職が決まるまでの間は、ずっと苦しかったです。
一分一秒でも早くこれが終わってくれと、そんな気持ちでした。
自分を否定される感覚
転職活動で、次の仕事の内定が出ないのは、採用試験に落ちてしまっているからです。
採用試験に落ちてしまうと、なんだか自分が否定されてしまったような感覚に陥ります。
自分が否定されるストレスたるやすさまじいです。
転職活動が続く限りそれが終わらないわけですから、「転職活動を怖い」と思ってしまうのも無理ありません。
不安な先行き
次の仕事が決まらない限り、「自分は将来どうなるんだろう」なんて不安が常に頭をよぎります。
日本は景気が良くなったと言われているとはいえ、世界情勢といい、未来の不安はこれからも尽きません。
転職活動が終わらない限り考えてしまう将来の不安も、転職活動の大きな恐怖の根元の一つです。
同年代 同級生との格差
人間はどうしても自分と他人を比べてしまうもの。
「同級生はあんなに活躍してるのに、自分は職も無く、転職活動も終わらない…」
こんな気持ちになってしまうので、同級生との食事、また同窓会にも足が伸びなくなります。
お金の心配
実家に住んでいる人ならいいですが、一人暮らしで、生活費を削りながら転職活動をしている人は「お金の心配」もしなくてはなりません。
自分のお金と時間がすり減っていく感覚。
これと戦いながら行う転職活動は、とにかくストレスを感じてしまうはずです。
転職活動の恐怖を克服するための方法は?
ではそんな、転職活動の行動力を指すほどの「怖い」という気持ち。
この気持を克服して、転職活動を円滑に進めるための対策方法は何か無いでしょうか。
自分の転職活動の先を考え直す
もう一度、あなたが転職活動を行うきっかけ、転職活動の先にあるものを思い出してみましょう。
あなたはどんなきっかけで、転職したいと思ったんでしょうか?
転職活動の先にあるのは、どんな幸せな未来を思い描いていますか?
その将来像がたとえ理想にまみれたものだったとしても、少しでも自分の将来をその理想像に近づける努力をしましょう。
自分の短所を洗い出す
くよくよした時は、自分のだめなところばかり考えてしまいがち。
転職活動中恐怖で頭がいっぱいになったら、その根元である「短所」を具体的に書き出してみましょう。
「行動力がない」「誰でも仲良くしようとする八方美人」なんて書いたでしょうか。
あとはその自分で考える短所を、長所に変換するだけです。
行動力がないのは「慎重」と言い換えることができますし、八方美人も、「誰とでも仲良くできる人」と言い換えることができます。
あなたの思っている自分の短所なんてそんなものです。
そんな事にくよくよしてる暇があったら、転職活動を一歩でも前に進めましょう。
転職しない未来を想像する
確かに転職活動は怖いし、苦しい。
しかし考えてみてください。いっさい転職活動を行わないとしたら。
そんな、現在にとどまった状態の方が、転職活動の恐怖よりもずっと怖いのではないでしょうか。
苦しい人間関係の中でずっと働き続けるのか、安い年収でずっとこき使われるのか、長い残業で自由な時間を減らすのか。
そんな苦しい現実よりも、転職活動の恐怖の方がずっとマシではないでしょうか。
転職活動に妥協はNG!
転職活動はストレスの連続ですし、不確定な自分の将来は怖いです。
しかし、その恐怖から逃げたいという気持ちで、自分の転職先に妥協してしまうのが一番ダメな判断です。
仕事は人生において大きな比重を持つもの。
そしてその仕事を決める転職活動は重要です。
くれぐれも、慎重に慎重をきした転職活動を行ってください。
まとめ
多くの天職希望者が、転職活動中に「怖い」と考えがちです。
確かに、不確定な自分の将来、自分を否定される感覚は、恐怖の連続です。
ですが、だからといって自分の転職先について妥協してはいけません。
転職中に怖いと思ったなら、「転職していない自分」を想像してください。
その悪い未来の方が、転職よりもずっと怖いはず。