JR西日本は鉄道事業を中核とする大企業です。
それだけに様々な職種があります。
鉄道事業以外にも流通業、不動産業、その他ホテル事業などを運営しています。
JR西日本に転職してみたいと興味をお持ちなら、その中から自分に適性のある仕事を探してみたらどうでしょうか。
これからJR西日本を多角的に紹介しますから、自分の希望職種を探してみてください。
中途採用は職種ごとに募集していますので、転職サイトやエージェントなどをチェックしてみましょう。
JR西日本の企業概要
JR西日本は鉄道事業を中核とする、153の子会社からなる総合企業です。
鉄道事業は山陽新幹線、北陸新幹線を中心とし、総営業距離約4900キロ、2府16県に展開しています。
鉄道事業の他、物販・飲食の流通業、マンション建設販売を中心とした不動産事業、そしてホテル業などのその他事業の4事業で成り立っています。
これら4事業が有機的に作用して、沿線住民の暮らしに役立つ総合的企業を目指しています。
事業内容
業態は運輸業、流通業、不動産業、その他事業の4つの業種で成り立っています。
各セグメントの売り上げ(2018年3月決算) | 【単位:億円】 |
---|---|
運輸業(鉄道) | 9500 |
流通業(物品・販売) | 2400 |
不動産業(ショッピングセンター等) | 1400 |
その他(ホテル・旅行) | 1700 |
運輸業は全体の売り上げの約60%を占める鉄道事業です。
流通業は駅の売店キヨスクなどを中心に、JR大阪三越伊勢丹などの百貨店事業を含め多角的に展開されています。
不動産業はショッピングセンターやマンションの建設・販売を手がけており、業績は好調です。
その他業種としてはグランヴィアと冠した主要駅に隣接して建てられたホテル業や旅行代理店、日本旅行などを展開しており、こちらも好調です。
このようにJR西日本の企業運営は、駅を取り巻くキオスク、駅ナカ商店街などの流通業、ショッピングセンター、百貨店、グランビアなどのホテル等、中核の鉄道事業を中心に据えて、沿線地域に根差すことを目標に展開しています。
鉄道事業
JR西日本の中核は鉄道事業で、山陽新幹線、北陸新幹線を中心に、2府16県にまたがる鉄道網約4900KMを展開しています。
鉄道事業では何と言っても安全への取り組みです。
2005年4月に発生した福知山線列車事故による信頼性の低下から、これまで地道に安全性信頼性の確保に努めています。
鉄道事業では山陽、北陸新幹線が収益の中心です。
京都を中心とした関西圏と北陸各県を結ぶ観光業のゴールデンルートは、外国人観光客の利用増加と併せて増収が見込めます。
在来線は沿線に密着したきめの細かいサービスを打ち出しています。
さらに、山陽、山陰本線で中国地方を網羅し、関西圏から九州までの懸け橋としての役割を果たしています。
流通業物販・飲食・百貨店
流通業は鉄道事業に次ぐ第二の柱で、鉄道駅の集客力を活用して、主要駅には駅ビルを建設して物品販売に関わる様々な事業を展開しています。
従来の駅ナカをコンビニと提携したり、駅ナカの物販・飲食、ショッピングセンターを増やしたりすることで、駅周辺を単なる鉄道の駅にとどまらず、暮らしになくてはならないエリアへの進化を目論んでいます。
鉄道と沿線の人々の生活の共存を目標に、さらにエリアの生活向上に寄与することを狙いとして、事業展開されています。
不動産事業の展開
JR西日本は不動産への事業展開も積極的に進めています。
マンション建設とその販売は特に力を入れています。
JR全体では都市部に国鉄時代からの不要となった施設が点在しており、その跡地利用にマンション建設を始めた経緯があります。
施設跡地が都市の中心部にあって好立地だったこともあり、マンション販売が成功しました。
その潤沢な資金を活用してさらにマンション建設を加速させています。
好立地を生かしてショッピングセンター建設も好調で、駅を中心とした暮らしに貢献するというコンセプトの中核になりつつあり、不動産分野も住みよい街づくりを強力に推し進める力となっています。
トップのメッセージ、企業理念
代表取締役社長来島達夫氏は「株主・投資家の皆様へ」の中で「中期経営計画2022」を紹介しています。
- 人口減少に伴い経営環境は大変厳しい状況にある
- 人々が出会い、笑顔が生まれる、安全で豊かな社会づくりに貢献する
- 事業面では「グループ共通戦略」として「地域価値の向上」「線区価値の向上」「事業価値の向上」の3点を掲げる
- 具体的には北陸新幹線金沢~敦賀間の開業効果の最大化大規模駅開発、訪日観光客需要の確保など
企業理念としては、下記の6点を標榜
- お客様から安心、信頼を得る努力
- 鉄道事業を核に、お客様の暮らしをサポート
- お客様に満足いただける快適なサービスの提供
- 常に品質の向上を図る
- 社員の働き甲斐と誇りの持てる企業づくり
- 地域、社会から信頼される企業を目指す
会社概要
会社名 | 西日本旅客鉄道株式会社 |
---|---|
所在地 | 大阪市北区芝田二丁目4番24号 |
資本金 | 1000億円 |
事業内容 | 1. 運輸業 2. 流通業 3. 不動産業 4. その他ホテル業等 |
従業員数 | 28,383人(単体) (2018年4月1日現在) |
JR西日本の採用職種・仕事内容
JR西日本は総合職とプロフェッショナルに分かれて採用しています。
総合職とは本社や支社で企画・計画や技術開発などに従事し、将来は経営の一角を担う人材となるよう期待されている職種です。
プロフェショナルは駅務、運転士などの運行部門と電気、車両、施設などの技術部門があり、専門職としてそれぞれ分かれて採用されます。
総合職の仕事内容と給与
JR西日本の総合職は本社、支社での企画、計画や技術開発などのマネジメント部門で経験を積みながら、将来は経営の一端を担う人材を育成する部門です。
総合職には全社コースとエリアコースの就業形態があります。
全社コースは本社および北陸、近畿、中国、福岡の4ブロック全域の勤務が前提で、エリア全体での転勤があります。
エリアコースは本社と特定のエリアを主体とする、基本的に他のエリアには転勤のない勤務形態です。
しかし、エリアコースは新幹線関係業務やプロジェクトなどによっては他のエリアの勤務もすることがあります。
給与
総合職の平均収入:月額57万円
駅務職の仕事内容と給与
駅務という職種は、駅を中心とした列車運行を支える業務です。
みどりの窓口でのきっぷ販売や改札での案内などの接客業務、列車発着の取扱い業務、そして列車の連結、切り離しなど、円滑な列車運行を管理する部門です。
駅務は直接乗客と接する仕事が多く、乗客のニーズの把握や、それに基づくサービスの向上、そして安全・正確な列車運行に欠かせない重要な仕事です。
駅務に携わる仕事の多くは乗客に接する仕事が多く、JR西日本の評価につながる大切な業務と言えます。
給与
駅務職の平均収入:月額41万円
運転士職の仕事内容と給与
実際に列車を運行するのが運転士及び車掌の業務です。
列車を時間通りに、しかも安全で正確に運行させる業務は鉄道業の要と言っても過言ではないでしょう。
総合職が計画・企画を決め、後述の整備部門が列車の整備や設備のメンテを行います。
そして、駅務担当が乗客を乗車させてすべてのお膳立てが整って、最後に運転士と車掌に乗客を安全に目的地へ送り届ける使命が託されるのです。
JR西日本の社員2万数千人の業務の集約が運転士と車掌の業務と言えるかもしれません。
給与
運転士職の平均収入:月額41万円
電気職の仕事内容と給与
列車運行は近年、自動制御システムによるところが大きくなっています。
その中枢を担うのが電気関係の業務です。
新幹線を始め、列車運行は高速で走り、列車間の走行を短い間隔で走らせているため、人の感性や目視では対応できないレベルとなっています。
それを補うのが電気関係の技術で、列車の安全・正確な運行に欠かせない、「列車制御システム」や「情報通信ネットワーク」などの分野を担当しする業務です。
なおかつ、電車や駅などの設備に「パワーエレクトロニクス」を活用して列車を動かす原動力である電気を供給する業務を担当しています。
近代鉄道業務に欠かせない分野と言えるでしょう。
給与
電気職の平均収入:月額40万円
車両職の仕事内容と給与
JR西日本は約6,500両の車両を所有し、日々運行しています。
それらの車両の安全・快適さをサポートしているのが車両整備の仕事です。
一定期間走行した車両は整備場で検査や修理を行います。
ここできちんとした整備が行われなければ、安全な列車走行はできなくなる可能性があります。
そのため、少しの見落としもないよう点検・整備が行われています。
車両整備は安全性を担保するためのルーティンワークと言えます、さらに、車両の点検整備は乗り心地の良さにもかかわっており、乗り心地改善は常に行われています。
車両職は乗客の満足度を得るための新たな価値創造を心掛けている部門でもあります。
給与
車両職の平均月収:月額40万円
施設職の仕事内容と給与
列車運行に関するあらゆる設備や施設を保守・点検する業務を施工するのが施設部門です。
業務は多岐に渡り、駅舎や建設物、それにかかわる機械設備から、線路、トンネル、鉄橋などの土木建造物など、鉄道に関わる幅広い施設のメンテナンスを担当しています。
また、デイリーワークの保守点検の他に、風水害など天災で破壊された線路の復旧作業など、列車の運休を再開するための、時間との闘いとなる業務も行っており、安全と正確な列車運行に欠かせない、鉄道業務の基盤を支える業務と言えます。
給与
施設職の平均月収:40万円
JR西日本の給与・年収
JR西日本の給与・年収は職種制度により段階的に決められています。
大別すると総合職とプロフェッショナル職があり、収入を比較すると、総合職がプロフェッショナル職を上回っています。
総合職には全社コースとエリアコースがありますが、収入に大差はありません。
プロフェッショナル職は駅務、運転士、電気、車両、施設と職種が区分されていますが、それほど差はありません。
厳密にいうと、駅務、運転士職のほうが技術系よりわずかに高いようです。
給与・年収はこれから具体的に見ていきます。
全体の平均年収
JR西日本の平均年収は総合職、プロフェッショナル職で差がありますが、全体の平均は次の通りです。
給与
平均年収:674万円
平均年齢:40.5歳
平均勤続年数:16.8年
年代別の年収
年代 | 年収 |
---|---|
20~24歳 | 404万円 |
25~29歳 | 598万円 |
30~34歳 | 669万円 |
35~39歳 | 720万円 |
40~44歳 | 741万円 |
45~49歳 | 794万円 |
50~54歳 | 829万円 |
55~59歳 | 793万円 |
60~64歳 | 524万円 |
JR西日本の競合企業と平均年収比較
JR各社及び私鉄大手との平均年収比較は次の通りです。(2014年調べ)
JR西日本 | 674万円 |
---|---|
JR東海 | 763万円 |
JR九州 | 592万円 |
阪急電鉄 | 825万円 |
阪神電気鉄道 | 633万円 |
JR西日本の平均年収は、鉄道系企業との比較では、JRの関東系よりは下位ですが、他のJR系よりは上位です。
また、私鉄大手との比較では、阪急など最上位企業や関東系よりは下位でしょう。
JR西日本は鉄道系では平均年収は中位程度と言えるでしょう。
給与に関する口コミ・評判
20代・男性・正社員・運輸・物流・設備系
基本給は少ないが、手当てが多く出るし、ボーナスが5.5か月出るので全体でバランスが取れている。
30代・男性・正社員・企画・事務・管理系
業界的に安い。平均年収を見ると多いように見えるが、それは社員数や管理職が多いので高めの平均になっているため。
30代・男性・正社員・建築・土木エンジニア
基本給が低すぎる。他社と比較すると夜勤や超過勤務が多いので同額になっている。
20代・男性・正社員・企画、事務、管理系
ボーナスは約5.5か月に当たる額が支給されているので、他の企業に比べても十分満足。基本給は安いので、5.5か月といってもそんなに多くないが。
JR西日本の福利厚生制度
JR西日本は全般的にみて、福利厚生は他の大手企業と比較しても充実していると言えます。
特記事項は、JR西日本管内であれば鉄道は乗り放題(普通)であり、他の企業にはない福利厚生と言えます。
また、社宅も独身寮から、家族社宅、そして賃貸住宅への補助費など、住宅に関しては整っていると言えるでしょう。
住宅手当
入社すると、独身寮が準備されていますし、家族ができれば社宅制度も完備されています。
また、賃貸住宅に関しても家賃補助制度があります。
このように、生活の核である住居について、安心して働けるサポートが制度化されています。
また、生活の中で最も高額な住宅費を安価にすることで、生活に余裕を与える効果もあります。
地域手当
JR西日本は2府16県に展開しているため、物価などの地域格差があります。
従って、近畿圏で就業している社員には基本給10%UPされます。
この比率はボーナスにも反映されてUPする制度になっています。
具体的には、その地域に応じた手当が支払われていますので、地域を細かく区分して、10%までの範囲で支給されています。
世帯手当他
JR西日本では、妻や子供の数などの家族構成に応じて扶養家族手当などの世帯手当が支給されます。
残業手当等
JR西日本では超過勤務、休日出勤に応じて、残業手当が支給されます。
ただし、支給対象は係長クラスまでで、管理職以上には残業手当はつきません。
その他、福利厚生として、通勤手当、出張手当、外勤手当などが支給されます。
福利厚生に関する口コミ・評判
20代・女性・正社員・企画・事務・管理系
福利厚生面で特に気になる点はない。欲を言えば住宅手当などの増額希望。
20代・女性・正社員・企画。事務・管理系
福利厚生は非常に整っており、産休や育休もとりやすい。一度入社すると社員は会社に守られている感じ。
40代・男性・正社員・建築・土木系エンジニア
寮や社宅が割と駅近で割安で利用できるので便利。転勤等でも社宅が利用でき、大きさも変わらないので助かる。
30代・男性・正社員・建・土木系エンジニア
福利厚生については充実している。レジャー、健康、住宅、物販など大記号ならではの福利厚生メニューが揃っている。
勤務時間・休日休暇
鉄道企業は、他の企業にない特殊事情があります。
それは電車が始発から終電まで、早朝から深夜まで動いていることです。
従って、それに対応した働き方が必要で、通常の企業のように9時から18時までという、毎日8時間の勤務ではないことです。
さらに、電車は一年365日運行していますから、土・日・祝日に休みが取れないという特殊事情もあります。
しかし、全体的には週40時間、週休2日制はきちんと守られています。
総合職の勤務時間・休日休暇
総合職は一般企業と差のない勤務時間です。
毎日9時~6時でその間に昼休みが入ります。
休日も土・日曜・祝日が休みですが、唯一連休やお盆休み、正月などは繁忙期に当たるので必要に応じて出勤がありますが、その分代休も取ることができます。
運転士の勤務時間・休日休暇
JR西日本は鉄道企業で、早朝から深夜まで電車が走りますから、運転士はその運行時間に合わせた勤務になります。
従って、泊まり・明け・日勤・休みが繰り返されます。
泊まりは、終電の勤務を終えてそのまま泊まりとなり、翌朝始発から運転して明けとなり、帰宅します。
このような勤務と、日勤が組み合わさって、毎月のトータルで、8時間勤務と週休2日(土・日・祝日ではなく)になるようシフトが組まれています。
電車は早朝から深夜まで、そして365日運行されますから、運転士はそれに合わせて変則的なシフト制であるのはやむを得ない事情と言えます。
山陽新幹線では、最終で広島や福岡へ乗車した場合は、終着地で泊まりとなり、翌朝始発を運転して戻ってくるというシフトになります。
車掌の勤務時間・休日休暇
車掌も基本的に運転士に準じたシフトが組まれます。
すなわち、泊まり・明け・日勤・休日が組み合わされて毎月の勤務が成り立っています。
鉄道企業の特殊性としてやむを得ない事情ですが、週ごとに労働基準法で定められた40時間は守られるようシフトが組まれます。
新幹線に関しては、運転士と同様終着駅で泊まりとなり、始発に乗務して戻ってくるシフトとなります。
駅務職の勤務時間・休日休暇4
駅務職は電車が早朝から深夜まで運行されるので、泊まりを含めた勤務となります。
通常朝9時頃から勤務が始まり、昼食を含めて1~2時間の長い休憩が入ります。
夕方夕食を取ってそれから終電車まで勤務し、券売機の売り上げや窓口のお金を集計したりという業務が入ります。
従って23時から0時過ぎまで業務は続き、その日は駅の仮眠室などで仮眠し、早朝の始発に備えます。朝は始発に合わせて3~4時頃から準備を始め、9時頃まで勤務します。
そして次の勤務者に引き継ぎをして24時間(実質15時間)勤務が終了します。
その日は「明け」として帰宅し、休日となります。このように泊まりが入った勤務と日勤、休日が組み合わされて週40時間勤務、週休2日が守られています。
勤務時間・休日休暇に関する口コミ・評判
20代・男性・正社員・運輸・物流
公休出勤は2回までと決まっており、公休出勤すれば超過勤務手当がつくし、断ることもできる。ゆっくり休むことも仕事の一つだと言ってくれた上司もいた。
30代・男性・正社員・電気・電子
休日休暇については満足できている。他社と比べて有給休暇は取りやすいと感じている。
20代・女性・正社員・運輸・物流
駅はシフト制で、私のいた駅は休みがとりやすかったし、シフトも希望を言うことができた。
社内の教育・研修制度
- 中途採用されると1か月の研修制度
- 駅務職にはサービスやマナーなどの研修や鉄道に関する知識習得のための研修
- ネクストステップ研修
教育・研修制度に関する口コミ・評判
20代・男性・正社員・電気・電子・エンジニアリング
教育や研修の日を設けて一から丁寧に指導してくれるので、技術的な面で実務向上につながっている。
30代・男性・正社員・運輸・物流
社内通信研修を修了することで、自分の力量を証明できる。自分の所属系統で社内資格を持っていれば昇給が早くなる。
60代・男性・正社員・企画・事務・管理
専門職を目指すための教育に力を入れており、内容も充実。
職場の雰囲気や社風
運転士、車掌職、駅務などの実際に電車を運行する職場と、電気、設備などサポートする職場は業務が独立しており、各職場は相互に連携する場はあまりありません。
しかし、個々の職場は風通しがよく、先輩が後輩に仕事を教える気風もあり、比較的に良好です。
社風としては、2005年の事故以来安全性が最重要課題となり、二度と繰り返さないという共通した目標のもと、妥協のない真剣な取り組みがなされています。
運転士・車掌の「職場の雰囲気や社風」
運転士は過去の事例でも直接事故につながる職種であり、無理をしない、安全性重視が徹底されています。
日常的には運転士は独立したシフトで動いているので、運転士同士のコミュニケーションの場はあまりありませんが、折に触れ安全性に関する共通認識の確認はしっかり保たれています。
車掌職に関しては、運転士同様シフトの都合で単独業務となっていますが、乗客に最も接する機会が多いので、顧客第一が中心に据えられて、顧客サービスについての研修なども頻繁に行われています。
駅務職の「職場の雰囲気や社風」
駅務職は乗客と触れ合う機会が多い職場で、常に顧客ファーストが求められています。
駅単位ですが、グループで業務を遂行している環境につき、先輩と後輩の共同作業のチャンスも多く、様々な形でのコミュニケーションがとられています。
駅務職は鉄道業務の中で、最もサービス業の色合いが強く、若い人たちを中心にサービス業としての認識が浸透しつつあります。
職場の雰囲気や社風に関する口コミ・評判
30代・男性・正社員・運輸・物流・設備系
堅実・保守・時間厳守は厳しく求められている。最近では安全な列車運行のため、列車を止めることに躊躇しないよう強く言われている。
20代・男性・正社員・運輸・物流・設備系
年齢層がバラバラだが、全般的に人間関係は良好。明るい雰囲気と言える。
30代・男性・正社員・運輸・物流・設備系
教育に関しては、ビジネスマナーや鉄道の知識など支援を受けることができる。また、分からないことは必ず教えてもらえて仕事がしやすい。
JR西日本への転職で役立つ転職サイトorエージェント
JR西日本は鉄道事業の他、関連会社で多くの人材を募集しています。
中でも、リクナビネクスト,doda、マイナビエージェントなどは常時募集情報を流しています。
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まとめ
JR西日本の中途採用に関してみてきましたが、鉄道事業だけでも多くの職種があり、自分に適した職種を探すことができるということが理解頂けたでしょうか。
さらに、流通や不動産、ホテルなど沿線住民の方の暮らし向上を目的として、事業をさらに拡大中です。
JR西日本はサービス事業を中心に拡大を続けていますので、多彩なサービス業から、技術エンジニアリングまで業種が幅広く、たくさんのチャンスがありますので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。