保育士は、職場環境や人間関係など、様々な理由で転職を考えるものです。
そして保育士は、確固たる理由で転職したいと思えば無理せず転職するべきなのです。
しかし問題は、その以前の職場にいだいいて不満、転職するに至ったその理由を正直に面接で伝えてしまうということ。
これは保育士の転職に限ったことではないですが、転職するにあたって以前の職場の不満は、絶対に面接で言ってはいけません。
保育士が転職するその理由の種類と、面接において上手な転職理由の伝え方を、今回は説明します。
今後の保育士として生きていく自分の将来を考える助けとしてください。
転職を考える保育士の多さ
そもそも、転職を考える保育士はどれくらいいるのか?
多いのか?少ないのか?
保育士業界の転職同行から調べていくことにしましょう。
サービス業に比べると離職率は低い
厚生労働省の調査によると、保育士全体の離職率は10%程度。
これは、離職率が高いと言われる飲食サービス業の離職率28%と比べると、決して高くない数字に見えます。
しかし、これだけ保育士の転職市場が賑わっているのを見ると、転職する保育士さんは多いのではないか…と私は考えています。
職業は変えたくないが職場は変えたい人が多い
保育士の多くが、収入などではなく、夢を持って保育士になっている人がほとんど。
でも、様々な理由で仕事に不満を持った時考えるのが、「職は変えたくないけど、職場を変えたい」ということ。
それにより、「転職しよう」という保育士が多くなるのです。
保育士の転職理由ランキング
続いて、保育士の頭に「転職」が浮かぶタイミング、きっかけを調べてみましょう。
どんな時、保育士は転職しようと思うのか。
どんな不満をいだいて保育士が転職するのか。
具体的な理由をランキング形式で調べていきましょう。
1位 給与の少なさ、仕事のきつさ
保育士の給与が少ないというのは、時折社会問題としてニュースで扱われることがあるほど。
働く職場に不満を覚えて、「転職しよう」と思う保育士が多いとしても、それは何も不思議なことではありません。
いまの職場が働きにくいとして転職する保育士は、つぎの職場を働きやすさという観点で探して下さい。
給与相場が高い職場、家賃補助が出る保育園など、働きやすい職場は探せば必ず見つかります。
2位 結婚、出産、ライフステージの変化
女性が全体の9割を超える保育士業界。
女性はライフステージの変化で転職することを強いられます。
退職まで行かずとも、もう少し時間に優遇が効く職場に転職したい…、なんて保育士も多いのです。
様々な事情で転職を考える保育士の数を合わせると、全体でみた転職する保育士の数は、決して少なくないはずです。
3位 体力が持たない
保育士の仕事は、外の人が考える以上にハードで大変な仕事です。
そんなきつい重労働に、保育士さんの方から「耐えられない」と転職する場合も多いです。
体力的な問題で転職する場合は、つぎの職場で「力仕事の少ない職場」を探して下さい。
4位 人間関係の悪化
女性特有の人間関係で働くことになる保育士。
男性が多い職場とは違う、女性特有の人間関係に不満を感じて転職に踏み切る保育士さんは多いです。
5位 他業種への関心
労働環境が悪いこともあり、多くの保育士が他業種への転職を行っています。
「もっと良い労働環境で働きたい」
「自分の力を活かせる場所を探したい」
という思いから転職を行う保育士はとても多いです。
他職種への転職を考えた保育士は、様々な業種、職種の求人を扱う転職エージェントで一度相談してみてはいかがでしょうか。
面接で転職理由を上手に伝えるコツ
面接において、様々な理由で転職を考えたはずです。
しかし、その転職理由を正直に言ってしまうと、採用担当に悪い印象を与えてしまいかねません。
保育士は人手不足で採用される確率が高いとはいえ、面接で下手な受け答えをしてしまうと採用されない…なんてことも十分ありえます。
不満ばかりの保育士はどこにいっても駄目だと思われる
面接において、不満ばかり言っている保育士は、採用担当に「うちに来てもまた不満ばかり言うのでは」と警戒されてしまいます。
それにより、転職成功確率が下がってしまいます。
面接では、ネガティブな言葉を使わず、ポジティブな未来を感じさせる言葉を使ってください。
ネガティブな理由をポジティブに言い換える
面接で大切なのは、ネガティブな言葉をポジティブな言葉に言い換えることです。
ここで大切なことは、「嘘をつく」ではなくて「言い換える」というポイントです。
上手に言葉を言い換えて、採用担当に好印象を与えて、上手に採用されてください。
残業が多くて働きにくかったの言い換え
多くの保育士が、長い残業時間、不都合な勤務時間に苦痛を感じて転職を考えます。
しかしそれは、「もっと効率的に仕事して、無駄なく仕事したかった」と言い換えてください。
環境さえ整っていれば、自分はもっと短い時間で、効率よく働くことができた…。
そういう言い方をすることで、採用担当に「仕事ができるやつ」という印象を与えることが可能です。
人間関係が悪かったことの言い換え
人間関係の悪さに悩んで転職する保育士も多いです。
その場合は、「チームの連携を重視して仕事したかった」と伝えてください。
採用担当に「この人は仕事においてチームの連携に重きを置いている」と思わせればこちらのものです。
仕事に積極的であることをアピール
採用担当者に、転職理由を上手に伝えることで「この人は仕事に積極的だな」と思わせれば、採用される可能性が高くなります。
本当はネガティブな理由で転職するとしても、まるでポジティブ100%の理由で転職したかのように見せることで、採用担当から「ぜひ一緒に働きたい」と思われるのです。
採用したらメリットがあると思わせる
ポジティブな転職理由に言い換えることで、採用担当に「この人を雇ったらメリットがある」という印象を与えることができます。
人間関係はメリットとデメリットです。
ネガティブな言葉ばかり使う保育士からは、ポジティブなメリットを感じることができないですよね。
保育士の面接で見られていること
保育士の転職面接で見られる要件も知っておきましょう。
時間に正確か
まず約束通り面接に来るかどうか、そこから見られています。
時間通りに来るのでは遅いです。
10分前、5分前に面接会場へ到着することを心がけておいてください。
保育士のしごとは時間に正確でないと務まらないものも多いです。
言葉遣い
子供を相手にする仕事とはいえ、いえ、子供と話すからこそ「言葉遣い」も大切です。
社会人としての最低限の言葉遣いのマナーはできているか、子供相手にも優しい言葉が使えるか。
その人の人間性というのは、話す言葉にあらわれてきます。
人間性
やはり採用担当も人間です。
面接を受ける保育士に対して好印象を覚えるかどうか、単純な好き嫌いの要件も採用率に関わります。
どれだけ仕事ができる保育士でも、人格的に問題がある人は採用されにくいと思っておきましょう。
面接が不安?それなら転職サイトで相談!
保育士専門の転職サイトに登録することで、専属のキャリアアドバイザーに相談しながら転職活動を行うことができます。
キャリアアドバイザーは過去多くの保育士を転職に導いてきたプロです。
保育士が面接で言うべき言葉など、基本的なアドバイスもすべて完璧です。
面接になにか不安点がある保育士はぜひ、保育士転職サイトのキャリアアドバイザーに不安点を相談してみましょう。
マイナビ保育士
人材大手マイナビ保育士はおすすめです。
豊富な求人、優秀なキャリアアドバイザー、過去の転職成功実績、どれをとっても一流です。
困ったらまずはマイナビ保育士に登録してください。
ほいく畑
ブランクあり、週3勤務など、働きやすい派遣保育士求人に強いのがほいく畑。
以前の職場より働きやすい保育士求人を探している保育士はぜひ、ほいく畑で転職活動を進めてください。
「他職種へ転職したい」と思う保育士におすすめの転職エージェント
多くの保育士が、様々な理由を胸に「転職したい」と考えるものです。
しかし他職種への転職は、それほど容易なことではありません。
それでも諦めることはありません。
現在日本は特に若手人材不足に悩む企業ばかり。
「転職したい」という強い意思さえあれば、問題なく転職できるはずです。
私は、他職種への転職を考える保育士にはぜひ、「転職エージェント」で相談を勧めています。
転職エージェントのキャリアアドバイザーに相談すれば、「今自分はどの職種に転職できるのか」を正しく知ることができます。
様々な転職理由で転職したい保育士におすすめの転職エージェントを具体的にご紹介します。
リクルートエージェント
転職エージェント最大手「リクルートエージェント」は保育士から他職種の転職におすすめです。
リクルートエージェントの強みはやはりなんといっても「豊富な求人数」。
あらゆる業界のあらゆる職種の求人を扱っているので、様々な転職理由で転職したい保育士の転職を助けてくれるはずです。
マイナビエージェント
若手の求人を多く取り扱っているのが「マイナビエージェント」です。
キャリアアドバイザーの対応にも高い評判があるので、特に若手で転職を考える保育士はぜひ利用してください。
保育士の転職理由ランキングまとめ
いかがでしょうか。
保育士が抱く転職理由と、その転職理由を面接で正直に伝えるべきでないこと、わかっていただけたでしょうか。
面接のほか保育士が転職で成功させるカギを知りたいなら、保育士転職サイトへ登録してキャリアアドバイザーに聞いてみて下さい。