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不況時に切りやすい!?いま企業が派遣社員を雇用する理由とは?

企業が派遣を雇用する理由は? 派遣社員の基本情報

「そもそもなんで企業って派遣を使うんだろう?」
「すぐクビにしやすいから企業は派遣を利用するんでしょ?」

派遣という選択肢を考えた時、こんなことが頭に浮かんだ方は少なくないのではないでしょうか?
世間一般でいわれている派遣のイメージは「派遣切り」「雇用調整」などのネガティブな印象も多いと思います。

たしかに以前はそのような時代もありました。

しかし、現代の派遣の在り方は、以前と比べてかなり変わって来ています。

この記事では派遣会社に10年勤務し、様々な派遣先と商談を重ねた中で知った、いま企業が派遣を使う理由を解説していきます。

この記事を読めば、派遣で働くことが必ずしも不安定ではないことがお分かりいただけると思います。

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企業はなぜ派遣社員を使うのか?5つの答え

ネット上には、たくさんの派遣求人が舞い踊っています。

派遣の市場は、さらに拡大していて2000年の39万人から2019年はまだ速報値ですが142万人と約4倍になっています。
参考:人材派遣協会 「派遣の現状 労働市場における派遣の規模」

なぜこれほどまでに派遣を使う会社が多いのでしょうか?
その理由を4つあげたいと思います。

人手不足を迅速に補うため

派遣は、手っ取り早く人材を採用できるのが最大の魅力です。

深刻な人手不足のいま、自社で採用をしようとするとかなりの時間が掛かるのをご存知でしょうか?
まず採用したいと思ったときにすることは、求人媒体に募集広告を出します。

どんな内容で掲載するか、どこの媒体にどのくらいのランクで掲載するか、これらを調査して決めなければいけません。

求人広告が掲載された後は、応募者の管理や対応をする必要があります。

応募があってから迅速に連絡をしなければ、せっかくの人材の逃すことになるので、他の業務の手を止めて応募対応を優先して行う必要があります。

応募者と運よく一回目で電話がつながることもあれば、在職中でなかなかつながらないことも多々あります。

メールのやりとりでも、スムーズにいけば良いですが、なかなかそうもいかないことも。

例えば面接日の調整をするとき、企業側は慣れていますが応募者は慣れている人ばかりではありませんので、意外と大変です。

面接担当者の予定を確認しつつ、応募者の予定とすり合わせて決めなければいけませんし、すこし時間が経つと面接担当者の予定が埋まってしまうこともあります。

そしてやっとのことでたどり着いた面接日当日、面接者が来ないということも珍しくはありません。

これらの工程を経て、一人を採用するためにかかる期間は1か月なら良いほうです。

通常は2か月~3か月、それ以上かかることもザラにあるのです。

その点、派遣であれば派遣会社に依頼をして後は人材があがってくるのを待つだけ。

派遣会社は、1から採用活動をするわけではなく、常に人材を募集しているので迅速に人材の供給ができます。

また場合によってはすでに派遣会社に登録をしている登録者から、マッチした人材を選出して派遣するということも可能です。

早くて数日、遅くても1か月前後あれば人員を補充できるというスピード感が、企業が派遣を使う大きな理由の1つなのです。

効率よく人材を採用するため

人材を採用しようとするとき、時間のほかにもかけなければいけないものがあります。

それは手間と労力を含めた経費です。

当然、求人広告を出すのは無料ではありませんので、経費が掛かります。

広告費は媒体によってまちまちですが、一回掲載するのに数万~数十万円かかります。

求人内容や採用数などにもよりますが、安い広告だとそれだけ募集効果は弱まりますので、ある程度の応募を期待するのなら20~30万円はかけるのが平均的でしょう。

そして広告を掲載した後は、前述のような応募対応や面接などの採用活動をしなければいけません。

企業側に専門の採用担当者がいる場合もあれば、営業や事務の人が仕事の合間に応募者対応をしている場合もあります。

いずれにしても、この採用活動にかけた労力と時間は、まさに人件費です。

ここまでして、掲載した求人広告で必ず採用できるとは限りません。

採用できなれば、かけた広告費や人件費は水の泡です。

企業からしてみると、がっくりきてしまうのもわかりますよね。

しかし、派遣であればどうでしょうか?
求人広告を出すのは派遣会社ですし、応募者対応もすべて派遣会社が行います。

さらにかかる経費は、派遣社員を受け入れてからしか発生しません。

広告費のように経費をかけても採用できなかった、ということがないのです。

企業側の手間として入社前の職場見学(顔合わせ)はありますが、1時間もあれば事足りるので、直接採用するのに比べたら微々たる経費でしょう。

これらの圧倒的コスパの良さは、企業が派遣を利用する大きなメリットになります。

管理の手間が無いから

派遣社員は、直接雇用と比べて管理する手間がかかりません。

直接雇用者の場合、やらなければいけないことは代表的なものだけでも下記のようなものがあります。

  • 給与計算
  • 社会保険の加入/脱退
  • 有給休暇の管理
  • 年末調整
  • 健康診断
  • 勤怠不良時の連絡や調整

などなど。

これらの管理するためにかかる費用は、馬鹿になりません。

特に、入社したばかりの従業員でよくあるのが、連絡が取れずに出社しないというトラブル。

いわゆる「バックレ」や「飛んだ」という状態ですね。

派遣社員のバックレで多い理由は?!その後どうなる?今後の影響は?
きちんと真面目に働いている派遣社員ももちろんいますが、中にはバックレてしまう派遣社員もいるのは事実です。 私は「正社員」「契約社員」「派遣社員」の3通りの働き方をしている社員と、日頃から一緒に仕事をしています。 「正社員」「契約...

この場合、直接雇用だとすべて自社で対処しなければいけません。

貸与物を回収したり、家に行ったり、最悪警察のお世話にならなければいけないこともあります。

これらの業務は、当然ながら全く利益を生みません。

単純に無駄な仕事に、経費と労力をかけなければいけないのは、企業としては大きなダメージですよね。

派遣であれば、このようなトラブル時はもちろん、そのほかの管理する手間が一切ありません。

派遣会社に派遣料金を支払うだけで、すべてを任せることができます。

そして会社は、利益を上げるための仕事に集中して取り組めるというわけですね。

適性のある人材を採用するため

派遣を利用すると、より企業にマッチした適性のある人材も採用することができます。

誰でも知っているような大企業なら別ですが、日本の会社の大多数を占める中小企業では、求人を出してもそれほど潤沢に応募が来るわけではありません。

そのため決して多くない応募者の中で、少しでも適性のある優秀な人材を採用することになります。

一方派遣であれば、常に求人を出しているため1日に何人もの応募者がきます。

その多くの応募者の中から、派遣会社でふるいにかけて残った人材を企業に紹介していきます。

企業は、同時にいくつかの派遣会社に人材を発注しているため、各派遣会社から紹介のあった複数の候補者の中から、より優秀な人材を受け入れることができます。

このように、自社で求人をして応募のあった数少ない人材から採用をするよりも、より多くの応募者から厳選した派遣社員を受け入れる方が、より業務に適性のある優秀な人材を採用できるわけです。

雇用調整のため

昔と比べて派遣の在り方が変化した現在でも、雇用調整ができるという理由で派遣を利用する企業もまだまだ存在しています。

派遣の場合、派遣先は3か月~6か月という契約期間を定めて派遣社員を受け入れることになります。

これを派遣契約と言います。

派遣先企業は、業績が悪化したり、世界的な不況に見舞われたりして人件費を削らなければいけなくなったときは、この派遣契約を更新せずに終了することで、それ以降人件費をかける必要がなくなります。

直接雇用だとトラブルになりがち

これが直接雇用だった場合は、いわゆるクビを切る=リストラをすることになるため、当然雇用トラブルに発展することもあります。

特に正社員などの無期雇用の場合は、そう簡単に解雇ができませんので、一定の手当を支払う必要が出てくる可能性もあります。

万が一裁判になれば、裁判にかかる費用も出さなければいけませんし、何より風評被害で会社の評判に傷がつくことも。

派遣であれば、派遣契約を切ることは社員をクビにするわけではありませんので、比較的容易です。

雇用を終了する際のトラブルや手続きも、すべて派遣会社に一任できます。

厳密に言えば、派遣契約も安易に切ってしまうとトラブルに発展することもありますが、相談できる派遣会社がいるので、穏便に収束する方法も模索することができます。

空前の人手不足の今、派遣切りという言葉もめっきり聞かなくなり、業界や職種を選べば正社員とほぼ変わららない安定が手に入れられる派遣社員。

しかし一方で、派遣という人材供給の方法をとることで、雇用調整の必要性がでてきたときの備えにしているという企業もゼロではないことを頭に入れておきましょう。

まとめ

いかがでしたか?
企業が派遣を受け入れる理由がわかって、すっきりしたと思います。

派遣だからと言って、企業側は全部が全部、切ることを前提にして利用しているわけではありません。

この人手不足のいま、雇用調整のしやすさで派遣を利用している企業の方が少数派で、それ以外のメリットを重視している企業の方がほとんどのように感じます。

過剰に懐疑的になることなく、安心して派遣という働き方を選んでくださいね。

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