「介護士が転職活動を始めるべき時期はいつ?」
「今の職場を辞めるベストなタイミングも知りたい」
このように、現在介護士として働いていて転職を考えていないでしょうか?
年間を通して求人が増える傾向にある時期が3月と9月ごろなので、転職活動をはじめるならその時期がオススメです。
ただし転職したい職種によっても傾向はやや異なります。
そのため転職をするなら、いつ転職活動をはじめて、いつ今の施設を辞めるのか、そして転職先の職種は何なのかを考えて計画的に行動することが非常に大切です。
では、具体的にどのように計画して動いていけばいいのでしょうか?
そこで今回は転職活動をはじめるべき時期や、介護施設を辞めるべき時期、そして転職活動における注意点について紹介していきます。
介護士が転職活動を始めるべき時期
介護士が転職活動をはじめるべき時期は、介護業界に転職するつもりなのかそれとも介護関係以外の業界に転職するつもりかで少し違いがあります。
なぜなら職種によって求人が出る時期に違いがあるからです。
たとえば介護業界やサービス業は人手不足なところが多く、そういった事業所では1年を通して人材が求められます。
そのため、自分が進みたい進路に合わせて転職時期を決めるといいでしょう。
以下ではそれぞれの転職時期と、逆に転職するべきではない時期について紹介していきます。
介護関係の仕事へ転職するならいつでも可能
介護業界へ転職を考えているなら、転職活動はいつはじめても問題ありません。
基本的に介護関係の事業所はどこも人手不足なので年中転職先を見つけやすいという特徴があります。
40代以上の未経験者でも正社員になれるチャンスがあり、正社員雇用の求人も少なくありません。
とはいえ、4月になれば介護関係の求人募集が増える傾向にあります。
なぜなら年度末に退職する人が多く、それに備えて介護施設も人材を確保する必要があるからです。
そのためできれば4月に転職活動を始める方がオススメですが、4月がまだまだ先なら今すぐ転職活動をはじめましょう。
転職を考えたら早めに行動するのがベストです。
介護関係以外の仕事なら3月と9月がオススメ
介護関係以外の仕事なら3月と9月に転職活動を始めるのがオススメです。
多くの企業が上期・下期で新卒もしくは中途の社員入社を見込み、採用活動を始めるので、この時期にはどの業界も中途採用の求人広告を出し始めます。
特に3月は年度の切り替えに伴う退職者公認補充や新規事業の開始時期でもあります。
そのため、中途採用で転職を目指すなら3月か9月ごろに動き始めるのがオススメです。
また3月や9月ほどではありませんが、6月も求人が増える傾向にあります。
夏のボーナスをもらってから会社を辞める人が多く、それを見越して企業が採用活動を始めやすい時期が6月です。
しかしながら、これらの時期は求職者も増えるので競争が激化する点に注意しなければいけません。
そのため、3月と9月そして6月を目安に転職活動を始めるなら、ほかの求職者に負けないように本格的に動く必要があります。
そして転職活動をはじめるにあたって最も大切なのは、志望している業界の社会的な動きと企業の動きを見て計画を立てて賢く行動することです。
転職活動の開始を避けるべき時期
結論からいえば転職活動の開始を避けるべき時期というものはありません。
求人自体は一年中無数にありますし、転職活動をはじめて損するタイミングがないからです。
とはいえ、求人が少ない時期にはじめても選択肢の幅が狭まりもったいないので、せっかく転職活動をするなら求人が増える時期がオススメです。
しかしながら、3月に入社するリスクには注意しなければいけません。
上記では3月が求人が増えるから転職活動をはじめるのにオススメの時期と説明しましたが、新卒採用とかぶるので特に中高年の転職者は若い人と同時に入社することが多いというデメリットがあります。
場合によっては期待値などで比較されてしまいがちなので、仕事がやりにくくなることも考えられます。
そのため転職が不利になる時期はありませんが、3月に転職をはじめるならそのちょっとしたリスクを理解しておきましょう。
介護士が今の職場を辞めるべき時期
転職は新しい職場探しと並行して、今の職場をスムーズに辞められるように計算しながら動く必要があります。
しかしながら、介護士が今の職場を辞めるベストなタイミングはありません。
なぜなら介護士は常に人材不足な職場なので、いつ辞められても困るからです。
たとえば求人が増えやすい3月や9月に辞めても、ボーナスをもらった直後に辞めても介護施設にとってはあまり大差はありません。
介護士が退職するべき時期というものはないので、結論いつ辞めても同じです。
円満退社を目指す
現職場を辞めるときは円満退社を目指すことが大切です。
円満退社できればスムーズに会社を辞められるのに対して、会社と揉めた状態で辞めることになると手続きが滞って気持ちよく転職できないことがあります。
実際、揉めて退職していった従業員に対して、退職時に渡すべき書類の作成を後回しにする企業も存在します。
そのため、新しい仕事を自分のタイミングではじめるためにも円満退社を目指しましょう。
2〜3ヶ月前までに退職を申し出る
円満退社をするためには2〜3ヶ月前までに退職を申し出ることをオススメします。
本来は1ヶ月前に申し出ても法律上全く問題はありませんが、早く届け出ることで施設側もその準備をしやすく、新しい人材確保を計画的に始められます。
一方で1ヶ月前に申し出られると施設側としては、やはりあまりいい気持ちではないでしょう。
そのため、誠意を示すためにも2〜3ヶ月前には見切りをつけて退職の申し出をしておきましょう。
転職時期を考えるときの注意点
転職を考えるときには以下3つの注意点があります。
- 在職中の転職活動はできるか
- 2〜3ヶ月分の生活費はあるか
- 退職に最適なタイミングはない
在職中に転職活動ができるのかはまず確認しておきましょう。
在職中に転職活動ができればブランクを作らずに済みますし、もし転職先が決まらなければ現職のままとどまることもできるので万が一の保険になります。
逆に先に退職してしまってからの転職活動はしっかりと時間を使える一方で、生活が不安定になりやすいというデメリットがあります。
そのため在職中に転職活動ができるのかを考え、退職後に転職活動をするなら2〜3ヶ月分の生活費を貯めておくことが大切です。
なお、退職に最適なタイミングというのはありません。
「今は施設の介護士が少ない時期だから辞めれない」
「施設の方々にはお世話になったからまずはその恩返しをしてから、、、」
このように今の会社を続けるいい訳を考えてもムダです
転職を考えたらすぐに行動しましょう。
転職にオススメの転職エージェント3選
転職をするなら転職エージェントを利用しましょう。
転職エージェントとは専任のキャリアアドバイザーが求人を紹介したり、面接対策を教えてくれたりなどあなたの転職をサポートしてくれる無料のサービスです。
オススメの転職エージェントは以下3社です。
- マイナビエージェント
- doda
- リクルートエージェント
ここからは、それぞれの特徴について紹介していきます。
マイナビエージェント
マイナビエージェントは大手転職支援会社のマイナビが運営するサービスです。
ほかの転職エージェントよりもサポートに力を入れており、転職が不安な人や転職のやり方が全くわからない人、経験やスキルに自信がない人はマイナビエージェントがオススメです。
大手企業の求人は少ないものの、優良な中小企業の求人を多数扱っており、さらに第二新卒のための求人が多いという特徴があります。
一方で30代以上向けの求人やハイキャリアな求人は少ないので、若者向けのサービスと言えるでしょう。
そのため、現在介護士として働いていて転職を考えている20代ならマイナビエージェントをオススメします。
doda
求人数 | 約260,000件 |
---|---|
対応地域 | 全国47都道府県 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://doda.jp/ |
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
dodaは求人数と実績が国内トップクラスの大手転職エージェントです。
ITや通信、営業、企画系の職種に強く、それに加えてキャリアアップ講座をはじめとした転職支援のサービスが充実しているという特徴があります。
さらに未経験者向けの職種ではなく、より専門的なスキルを要する求人に力を入れているので、掲載されている求人の年収が比較的高いことが大きなメリットです。
海外の案件も少なくないので、どちらかといえば何かスキルを持った人向けの転職エージェントといえるでしょう。
リクルートエージェント
リクルートエージェントは求人数が約50,000件と業界最多の転職エージェントです。
営業職やエンジニアの求人や、ITや通信、医薬系の求人に強いという特徴があります。
求人の数が非常に多いので選択の幅が広がるという意味では利用をオススメしたい転職エージェントのひとつです。
その一方で、求人数が多いだけに求人ひとつひとつの質はほか転職エージェントよりもやや劣ってしまうというデメリットがあります。
そのためリクルートエージェントを利用するなら、キャリアアドバイザーから紹介される求人の良し悪しを自分でも見極める努力が必要です。
まとめ
介護士が転職活動をはじめるべき時期は3月と9月もしくは6月ごろです。
この時期はどこの企業でも人材確保のために求人を出すところが多く、求職者にとっては選択の幅が広がるというメリットがあります。
しかしながら、求人が多くなるということは求職者も増えるということなので、求職者と競争になるということは把握しておかなければいけません。
転職の難易度が少し高くなるともいえるので、その中で勝ち残るためにはしっかり計画を立てて本格的に行動することが大切です。
また、介護士なら福祉施設を退職するベストなタイミングというものはないので、「今は施設が人手不足だから」などといい訳を考えずに速やかに行動しましょう。
なお転職をするなら活動を支援してくれる転職エージェントの利用がオススメです。