なんとなく違う職場に移りたいと思って、友達に相談しても転職の具体的な話が持ち上がってくるものです。
それに薬剤師の離職率は、他の業界と比べても高め。
活発な転職市場ゆえに薬剤師転職サイトも沢山あります。
しかし、その職場が自分の希望に合うかどうかはまた別の話です。
自分の生活の大半を占める職場選びを、後悔したくないですよね。
薬剤師転職サイトに複数登録して、ベストな職場を見つけたいと思う人は多いはず。
でも、掛け持ちみたいにいくつも登録して良いものなの?
そんな人のために、複数登録する時の危険性とメリットを紹介します!
薬剤師の転職で押さえておくべきポイントは?おすすめ転職サイトや対策を全網羅!
薬剤師転職サイトに複数登録した時の危険性
まずは薬剤師転職サイトに複数登録した時起こりうるデメリットについて話します。
転職活動が必要以上に忙しくなる
転職サイトに登録すると、担当のエージェントが面倒を見てくれます。
頼もしくて便利な存在ですが、複数登録すると登録した数だけ担当者とのコミュニケーションを取る必要が出てきます。
転職活動は薬剤師の仕事をお休みして、失業手当をもらいながらじっくり行っている人もいらっしゃると思います。
担当者が増えても対応できる時間がある人は問題ありません。
キャリアに空白ができないよう、仕事をしながら転職活動をしている人は、効率よく物事を進めたいですよね。
複数の転職サイトに登録すると、本業の仕事以外のスケジュールが増えます。
それぞれの転職エージェントでそれぞれが動きますので、結果として同じ日に面接を組まれてしまうこともあります。
複数の担当者から紹介してもらった会社を選ぶことにもまた時間がかかります。
担当者が見つけてくれた、自分の希望に合う会社との出会いを失ってしまうかもしれません。
複数登録する目的を見失わないで
沢山の可能性をつかみたい為に複数の転職サイトに登録します。
しかし、登録先から沢山のオファーをもらい、時間がなくて可能性を逃がしてしまうことも考えられます。
そんな本末転倒にならないように、自分の予定管理には気を付けなければなりません。
面接をキャンセルしてしまうとどうなる?
面接をキャンセルすると、相手にも迷惑がかかります。
「あそこのエージェントはキャンセルする人の紹介をする」と転職サイトの評判も落ちてしまい、次の紹介に不利になってしまうことも。
スケジュール管理が煩雑にならないよう、注意が必要です。
担当エージェントに何度も同じ事を言わなければならない
担当者は会社同士で繋がっている訳ではありません。
そのため、登録するたびに担当者に現在の状況や、希望を伝えなければなりません。
何度も同じ事を繰り返して、うんざりする方も出てくるでしょう。
手間が増えるということです。
良い職に出会うためだからと割りきれる人は、多くの薬剤師転職サイトに登録できます。
しかし、効率良く転職活動をしたい方は複数の転職サイトに登録するか、考えた方が良いでしょう。
沢山の情報をもらうため、決断しにくくなる
薬剤師転職サイトに登録して、担当者から話を聞くと、全ての人が同じ事を言う訳ではありません。
適性検査で薬局に転職するのが良いと言われても、別のエージェントからは「うちは病院に特化してるから、希望に合った病院を紹介する」といって迷うことが増えるかもしれません。
履歴書の添削をお願いしても、こちらのエージェントは良いと言うけれどあちらは悪いと言われたなど、どう書いて良いか分からなくなることもあるかもしれません。
自分で決めた事に迷いが生じてしまう
迷っても、最終的には自分で面接先を決めます。
しかし、担当者がしっかりサポートしてくれた故、別の選択肢もまた魅力が残ってしまいます。
転職を成功させたい。
その気持ちが強いと、これが自分のベストな選択だったのか、決めた後でも考え続けてしまうこともあるでしょう。
同じ会社の求人を紹介される可能性がある
希望勤務地ではあまり求人がなかったり、企業薬剤師になりたいといった、希望職種の求人の数が少なかったりすることもあります。
その場合、薬剤師転職エージェントの担当者は少ない求人から選ぶことになります。
複数の転職エージェントに登録しても、少ない求人から選ぶ事もあるため、別の担当者から同じ会社をおすすめされる事もあります。
希望が細かいため複数の転職サイトに登録して、少しでも求人数を多く見せてもらおうと元々考えていたけれど、やっぱり少ない求人数だったなんてことも。
沢山の求人に応募していて、うっかり二重に応募してしまう危険性もあることを念頭に置かなければなりません。
応募が重なると、会社から自己管理がしっかりできない人と思われる危険性もあります。
複数登録のメリットは?複数登録の利点を活かして、自分に有利な転職を行いましょう!
では、複数の転職サイトに登録すると、どのようなメリットを得られるのでしょうか。
説明していきます。
沢山の会社の情報を見ることができる
薬剤師の転職は、薬局、病院、企業など活躍できる場が系統立っています。
それぞれの転職サイトに得意不得意の会社があるため、一つの転職サイトに登録しただけではもしかすると不得意のジャンルから探さなければいけないかもしれません。
しかし、複数のエージェントに登録すると、同じ会社の求人を比較して見ることもできます。
同じ会社でも転職サイトによって書き方が違うと、より詳しく知れますよね。
相性の良い担当者に巡り合う可能性が高くなる
薬剤師転職サイトに登録すると、転職に強い専門の担当者がつきます。
担当者が親身になって、会社の紹介や非公開求人の紹介、面接のアドバイスをしてくれます。
担当者と相性が悪ければ、なかなか良い職場を紹介してもらえなかったり、面接対策が上手く仕上がらなかったりするかもしれません。
複数の転職サイトに登録して、しっかりした担当者と出会えれば、転職もスムーズに進めることができます。
登録数が多いほど、出会える確率も高くなります。
まとめ
薬剤師転職サイトに複数登録したときの危険性をあらかじめ知ると、複数の担当者とも上手く付き合っていけますね。
デメリットがあるからといって一つに絞るより、可能性を広げるためにも薬剤師転職サイトは複数登録がおすすめです。