4/7に政府から7都道府県に向けて緊急事態宣言が出されました。
東京都や神奈川県など、首都圏を中心に営業自粛や外出自粛要請が国から出されています。
これにより政府は、コロナウイルス感染リスクを大幅に減らす狙いです。
現在営業が苦しくなっている飲食店も、「テイクアウト」のみの営業にするなどして、営業方針を大幅に買えている状況です。
日本企業全体が「コロナウイルス感染防止」に努めることを強いられているのと同時に、政府はコロナウイルスで営業が難しくなっている企業に対して補償をくれていません。
これでは、「休め」と言われても、休んだら収入が減って生活がままならなくなる恐れがある以上、下手に休業もできない現状です。
そんな中特に困っているのが「営業職」で働いていた方たちです。
営業職は営業先企業が平常通り営業していてこそ成り立つ仕事です。
営業先がまともに仕事できてない状態で、営業職の人たちはどうやって仕事していけば良いのでしょうか?
「お客様と社員の安全」が最優先
まず営業職で働く人も、企業も、事業所の人も全員が考えるべきなのが、「顧客と社員の安全が最優先」だということ。
営業は会社の利益を増やすための活動ですが、営業を増やそうとする中で命を落としてしまっては元も子もありません。
外回り営業は禁止
基本的に営業で行う外回りも禁止です。
外回りで営業先を回るのは、言うまでもなく「新型コロナウイルスをばらまくリスク」があります。
外回りの過程でウイルスをもらって、そのウイルスを営業先に持っていってしまう。
または営業先でコロナウイルスをもらって、事業所に持って返ってきてしまう。
いろんなパターンが思いつきますよね。
営業における外回りは、あまりにも危険が伴うということです。
営業先も多くが通常営業していない
営業活動は、相手が通常営業していてはじめて成り立つもの。
しかし御存知の通り新型コロナウイルスの影響で、多くの営業先が休業したり営業時間短縮を行っています。
「営業してない会社に営業へ行く」のほど効率の悪い行動もありません。
営業先の選び方、営業方式の考え方も、ここらで一度考えておく必要がありそうです。
メール・電話が主な営業の代替手段
コロナウイルスで営業自粛を求められている期間は、営業活動も訪問スタイルではなく、「メール」「電話」などが主なスタイルになります。
つまり、実際にコンタクトを取らなくて良い方式で営業するということ。
営業先も、直接会わないで営業される方が気が楽というものです。
取引先との商談、会議も基本的に「WEB」で
すでに取引のある営業先と商談や会議などの必要に迫られることがあるでしょう。
そういった時に用いられるのが、最近多くなってきたWEB会議です。
ZOOMなどを用いることで、在宅勤務同士でも問題なく商談の打ち合わせなどを行うことができるのです。
最近はネット技術も進歩して、家に居ながらできる仕事が多くなりましたね。
在宅勤務の事業所も増える
事業所によっては、社員に在宅勤務を指示するところも出ています。
営業職だろうとなんだろうと、会社に来ると新型コロナウイルスの感染リスクが高まること。
そして営業自粛要請もあり、出社してもできる仕事が減っていることが理由です。
参考:ナカザワ建販株式会社|新型コロナウイルス『緊急事態宣言』を受けた弊社営業活動について
営業職の仕事は減る
今後営業職の働き方も変わってくるでしょう。
個人的には、以前のような「飛び込み営業」が少なくなると思っています。
効率が悪いですし、情報化社会において、必要なサービスや製品は自分で探すことができます。
営業トークを磨くのは良いですが、「気合で営業数を増やす」とか効率悪いことはもう今後やめたほうがいいです。
今後は世界中が新しい働き方になるか
コロナウイルスで、多くの社員の働き方が変わるでしょう。
今までは、定時に出社して、定刻まで会社で仕事するのが当たり前でした。
しかしコロナウイルスの感染リスクによって緊急事態宣言も出された現代では、家で仕事するしかない状況です。
そして事実、在宅勤務した方が効率よく仕事できる人がいるほどです。
人によっては、今のほうがずっと幸せに暮らせていると言うのですから、皮肉な話ですよね。
在宅勤務になってパワハラめいてる上司への緊張と萎縮がなくなった。画面に資料が映ると声だけになって圧が減る。バンバンと机を叩くマウスの音が聞こえないから資料に集中できる。資料が映ってない時は上司のウインドウを小さくしてしまえばよかった。小さい画面の中で動く上司はいかつい顔をしていても怖くない。愉快。
参考:在宅勤務が始まり、いまが人生で1番幸せな春
クオモNY州知事も「Achieve a new normal」かもしれないと言っている
現在世界で最も新型コロナウイルスの被害を受けているアメリカ合衆国、その中でも感染爆発が止まらないのがNYです。
NY州知事は会見の中で、コロナウイルスの被害で今後の働き方について言及しました。
クオモ知事いわく、コロナウイルスの被害が治まったとしても、以前のノーマルな状態に戻るかわからないと。
「Achieve a new normal(新しいノーマルになる)」可能性について言及しました。
もちろん、新しいノーマルが誕生するかもしれないのは、日本とて同じことです。
参考:New York Gov. Cuomo says state won’t return to ‘normal’ as daily coronavirus deaths reach new high
営業のやり方が変わるかも
私は営業職ではないので想像もつきませんが、今後営業職は働き方自体がガラッと変わってしまうのかもしれません。
ただでさえ5G回線が今後標準になるなど、世の中の標準が切り替わるかもしれない状態です。
どのような社会に生まれ変わったとしても、今後何も不思議ではないのです。
休業補償を期待したり、政府からの現金給付を待つのではなく、今後の生き方について真剣に考えるべきタイミングだと個人的には考えています。
コロナウイルスで時間が増えたあなたが今やるべきこと
コロナウイルスで、緊急事態宣言で多くの時間ができたと思います。
今まではでかけていた週末の時間も、今では外出自粛で外には出られません。
出勤の時間も必要なければ、意味のない残業時間も短縮したでしょう。
それなら、その時間を使ってこれからの未来を生きやすくするべきです。
これからの働き方を考える
緊急事態宣言が出たあと、営業職は働き方の変貌を求められるでしょう。
「今後どうなるのか」
「未来で求められるスキルは何か」
想像力を働かせて考えること。
そして未来のために知識とスキルを身に着けておくことを、今あなたは求められているのです。
ずっと同じ仕事をしていても現状維持できない
あなたがもし仮にコロナウイルス収束後も今と同じ仕事をしていたとしても、仕事周りの状況、日本情勢も刻一刻と変わっていき、あなたはその場で放置されます。
身の回りが変わっていく状況で、新しい社会で生きるスキルは身についておらず、ただただ「老害」と扱われる時代がやってくるのです。
今後の営業職としての働き方を考えていくには、「これからの働き方」について思いを巡らせる必要がありそうです。
これからの「未来」の生き方を考えましょう
「これからの働き方」について、もう少し詳しくお話したいと思います。
転職する?
もうずばり「転職する」のも一つの手段です。
以前から、「自分には営業職があってないんじゃないか」と思っていたとしたら、今が転職の時です。
今後間違いなく社会情勢は変わっていきますから、「向いてないかも」なんて考えている人が今後営業職で利益を上げられるとも思えません。
これがチャンスと思って、きっぱり転職してしまいましょう。
時間はたくさんあるのですから、転職先について考えてみる時間も調べる時間もたくさんあるはずです。
営業職としての強みを増やす?
営業職として今後もやっていくなら、今後しっかり働いていくために「新しいスキルを身につける」努力が求められます。
それまで営業職で求められてきた「営業トーク」などではなく、もっと新時代のITスキルや、いつの時代も求められる語学スキルなど、新しいスキルを身に着けましょう。
強みはいくつか掛け合わせることで、より強みを増します。
「営業トーク」
「語学スキル」
「文章力」
などです。
強みが一つしかないようでは弱いです。
今後変わりゆく社会情勢で生き残るには、今までとは違う強みを身につけることが大切です。
緊急事態宣言で時間ができたなら、その時間を自己鍛錬の時間に当ててはいかがですか?
緊急事態宣言の営業職に出る影響 まとめ
緊急事態宣言で営業職は、単純に営業活動ができないので仕事がありません。
自宅勤務、外回り禁止など、今までとはまったく違う働きが求められているのは確かです。
しかし緊急事態宣言で浮いた時間を使って、営業職としてのスキルアップ、営業職から別色への転職を検討するなど、「未来のためになる行動」をしてください。