子供向けのものを中心に様々な教材を出版しているベネッセコーポレーション。
教育関連企業の中でもトップクラスの知名度を誇る企業ですが、大手なので転職活動をどのように進めれば良いのか、あまり転職経験が無いと困りますよね。
そこで、ベネッセコーポレーションへの転職を希望する場合、どんな準備をして転職活動に挑めば良いのでしょうか。
ここでは、ベネッセコーポレーションの企業情報やおすすめの転職サイトを紹介します!
ベネッセコーポレーションの企業概要
まずは、ベネッセコーポレーションの企業概要から確認しましょう。
事業内容
ベネッセグループは様々な事業を行っており、その中でも、教育・生活分野における事業をメインに運営されているのがベネッセコーポレーションです。
生活・教育分野でも様々な事業があるので、中でも代表的なベネッセコーポレーションの事業を紹介します。
通信教育事業
ベネッセ言えば、「こどもちゃれんじ」や「進研ゼミ」等と言った幼児から高校生を対象とした通信教育が有名です。
現在ではCMも放送されており、子供向け通信教材の中でもトップクラスの知名度と利用者数を誇ります。
通信教育事業は年々規模を拡大していて、国内だけでなく台湾をはじめとする海外でも通信教材の販売が行われています。
模試の運営
河合塾の「河合模試」、代々木ゼミナールの「代ゼミ模試」に並ぶ大学受験生の三大模試のうちの一つとされているのがベネッセの「進研模試」です。
進研模試も河合模試や代ゼミ模試のように学校で団体受験をすることが多く、多数の大学受験生が進研模試を受験します。
ペット・育児系雑誌の出版
ベネッセコーポレーションが発行している雑誌には、育児系だと「たまごクラブ」や「ひよこクラブ」、ペット系だと「いぬのきもち」や「ねこのきもち」があります。
特に、乳幼児から幼児の保護者をターゲットとしたたまごクラブやひよこクラブは昔から子育てをする人たちの高い支持を得ています。
トップのメッセージ、企業理念
ベネッセグループは「Benesse=よく生きる」という企業理念のもと、国内教育、グローバル教育、介護・保育、生活の分野で、お客さま一人ひとりの向上意欲と課題解決を、一生涯にわたって支援する企業グループです。
ベネッセは、1955年の創業以来60年以上にわたり、教育や介護に関する知見を積み重ね、お客さまに寄りそうサービスを提供してまいりました。
現在、日本は大きな変革期を迎えています。教育においては、21世紀に生きる子どもたちが、先行き不透明な未来の社会で活躍できるよう、知識・技能に加え、思考力、判断力、表現力や主体的に学びに向かう力を育む教育が求められるようになっています。
グローバルに通用する人材の育成も大きなテーマです。
一方で、急速な少子高齢化により、シニア世代の支援や介護のあり方や子育てのサポートは、一層大きな課題となっています。
このような中、ベネッセグループは、5ヵ年の新中期経営計画「変革と成長Benesse2022」を2018年度よりスタートいたしました。
「変革と成長」をスローガンに経営の強化を図り、既存事業の成長と新たな事業領域の創出により、さらなる成長を目指してまいります。
国内教育事業においては、戦後最大規模の教育・入試改革に向け、学校事業、通信教育事業、塾・教室事業の総合力を発揮して競争優位性を構築し、事業を拡大してまいります。
グローバル教育事業においては、商品・マーケティング施策のグローバル連携を強化することで、展開国の拡大を含め、事業の一層の拡大を推進してまいります。
また、介護・保育事業は、お客さま一人ひとりが、より自分らしい生活ができるようサービス品質を向上させながら、安定成長を目指します。
ベルリッツは、新CEOの強力なリーダーシップのもと、構造改革を推進してまいります。
さらにM&Aにより、既存事業の非連続的な成長を実現するとともに、2022年度に向けては、教育・介護以外の「第3の柱」を創出し、グループ全体の事業ポートフォリオの拡大と長期的な持続的成長を目指します。
また、教育・介護の当社ならではの価値を高めるため、事業基盤の強化、特にデジタルやAIの活用を積極的に進めてまいります。
一方、各事業戦略の実現を支えるのは、社員一人ひとりです。
社員が企業理念「Benesse=よく生きる」を実践し、活躍できる環境をつくることにより、当社グループの競争力を高めていく所存です。
ベネッセは、教育・介護のリーディングカンパニーとして「人の人生をより素晴らしくするサービス」を追求し、お客さまや地域・社会から支持される「なくてはならない企業」を目指して、挑戦を続けてまいります。
株式会社ベネッセホールディングス
代表取締役社長
安達 保
会社概要
会社名 | 株式会社ベネッセコーポレーション |
---|---|
所在地 | 岡山市北区南方3-7-17 |
資本金 | 136億00百万円(2015年3月31日現在) |
事業内容 | 教育事業・生活事業・シニア/介護事業・語学/グローバル人材教育事業 |
従業員数 | 118人 |
ベネッセコーポレーション採用職種・仕事内容
それでは、ベネッセコーポレーションではどのような職種が募集されているのでしょうか。
現在求人が掲載されている職種を紹介します。
女性向け生活情報誌『サンキュ!』編集者
ベネッセコーポレーションで出版している女性向け生活情報誌/WEBサイト「サンキュ!」の編集業務全般を行います。
編集業務全般を行うため、クライアントの要望をかなえる提案力やコミュニケーション能力、読者の声に応えるために必要なデータ分析力が必要とされる業務です。
給与
応相談
学校・教育委員会への営業職
都道府県・市町村教育委員会を中心に、学校におけるICT教育をはじめとするグローバル教育を推進するための営業活動を行います。
地方創生や自治体の魅力化作りと教育のバランスを考えて、すべての関係者のメリットを最大化できるように調整する能力が必要な業務です。
給与
応相談
社内SE(自社サービス開発)
ベネッセコーポレーションの学校向け教育サービスや、英語関連サービスの企画から要件定義・プロジェクトリードを担当する業務です。
将来的には国内だけでなく国外の業務システムや教育関連サービスの開発など、様々な業務を任せる予定となっています。
給与
応相談
生活領域のWebメディア企画・システム開発ディレクション(Kids&Family)
妊娠・出産・子育て・ペットをはじめとするベネッセコーポレーションの生活事業領域において、Webメディアにおける既存サービスの機能改善や新規サービス開発を担当します。
要件定義や企画だけでなく、開発ベンダー選定や発注、マネジメントなども任され、1,000万円規模のプロジェクトを並行して行います。
給与
応相談
ゼミカンパニー戦略スタッフ
進研ゼミの事業において、課題分析~解決のために各事業の幹部と話し合って資料作成や会議体の設定など、ゼミ事業の運営が円滑に行われるように調整する業務を行います。
企画を立案する積極性や、企業上層部とのコミュニケーション能力、資料作成などといった事務能力が要求される業務です。
給与
応相談
【こども英語教室】のスーパーバイザー(大阪)
ベネッセコーポレーションが運営する子供向け教室「Benesse こども英語教室」と「グリムスクール」を運営する先生たちのパートナーとして、子供たちのサポートの仕方などを指導します。
主に教室を運営しているのは主婦の方々のため、レッスンや教室の運営をより良くしていくためのサポートが主な業務です。
給与
- 月給:212,000円~
- 想定理論年収:3,000,000円~5,000,000円
※月給:基本給、想定理論年収:月給、賞与、特別加算賞与を含む
ベネッセコーポレーションの給与・年収
それでは、ベネッセコーポレーションへの転職後の自分の大体の年収を把握するために、ベネッセコーポレーション社員の平均年収を確認しましょう。
全体の平均年収
ベネッセコーポレーション社員全体の平均年収は「947万円」でした。
平均年収は900万円台から1,000万円台を行き来しており、安定して高い年収を誇る企業と言えるでしょう。
年代別の年収
年齢 | 平均年収 |
---|---|
20~24歳 | 330万円 |
25~29歳 | 700万円 |
30~34歳 | 780万円 |
35~39歳 | 800万円 |
40~44歳 | 900万円 |
45~49歳 | 1020万円 |
50~54歳 | 1100万円 |
55~59歳 | 1100万円 |
60~65歳 | 850万円 |
ベネッセコーポレーションの競合企業と平均年収比較
会社名 | 平均年収 |
---|---|
ベネッセコーポレーション | 947万円 |
学研ホールディングス | 935万円 |
ODKソリューションズ | 757万円 |
ナガセ | 704万円 |
リソー教育 | 668万円 |
ベネッセコーポレーションと他の教育関連企業の平均年収を比較してみます。
ベネッセコーポレーションの有名な競合企業である学研ホールディングスと比べてもベネッセコーポレーションの方が少し平均年収は高くなっています。
他の競合企業と比べてもベネッセコーポレーションの平均年収は圧倒的です。
このように、平均年収の面で考えるとベネッセコーポレーションはかなり良い企業と言えるでしょう。
給与に関する口コミ・評判
中途入社の場合、前職での給与を参考にして年収が決まります。そのため、年収に関しては業務に不釣り合いな金額になってしまうことは少なく、教育関連企業の中ではかなり良い方ではないかと思っています。
給与は年功序列制ですが、早いうちから高い金額をもらえているので、若いうちに実力に見合った金額がもらえないなどといった不満はありません。ボーナスの金額も他の同世代よりもらえていると思います。
年功序列で着々と役職が上がるだけでなく、しっかりと普段の業務も評価してもらえるので満足しています。
ベネッセコーポレーションの福利厚生制度
それでは、働く上で欠かせない福利厚生制度に関しても確認しましょう。
各種保険制度
ベネッセコーポレーションの保険制度には、健康保険・厚生年金保険・雇用保険・労災保険の4種類があります。
そのため、体調を崩してしまっただけでなく、業務が原因の怪我や病気も保障してもらえて安心です。
年金制度
ベネッセコーポレーションの年金制度には、確定給付年金と、選択制で利用できる確定拠出年金の2種類があります。
確定拠出年金を選択するかどうかは自由なので、老後の貯蓄が不安な場合は確定拠出年金制度を利用しておきましょう。
健康診断
ベネッセコーポレーションでは、毎日社員が健康に業務を行うことが出来るようにするために定期健康診断を実施しています。
費用は会社で出してもらうことが出来、人間ドックや歯科検診は被保険者だけでなく被扶養者も利用可能です。
カフェテリアプラン
ベネッセでは年10万円分程度、ポイントを自由に使うことが出来るカフェテリアプラン制度を設けています。
ポイントの使い道は、レジャー施設やスポーツクラブ、家電など様々で社員からも好評です。
福利厚生に関する口コミ・評判
能力開発ポイントという名前のカフェテリアプランがあります。
入社時にあまり説明されないので、担当者に聞かないとなかなか分かりづらいですが、知っておくとかなりお得で良いプランです。
健康診断が自分だけでなく家族も利用できる点が良いと思います。
老後の貯蓄に不安を感じており、確定拠出年金制度を利用しています。毎月の金額を指定することが出来、無理なく年金を支払うことが出来ているのでかなり助かっています。
勤務時間・休日休暇
基本9:30~17:30
※業務内容等により異なります。
※一部「スーパーフレックス制度」「在宅勤務制度」あり。
年次有給休暇
ベネッセコーポレーションでは、入社初年度は12日、2年目以降は20日の年次有給休暇が付与されます。
特別休暇制度
ベネッセの特別休暇制度には、
- 赴任休暇
- 服喪休暇
- 公務休暇
- 裁判員休暇
- ボランティア休暇
- ベネッセ休暇
などといったものがあります。
ベネッセ休暇は勤続5年目、10年目…というように、5年ごとに取得することが出来る休暇制度であり、特別休暇に加えて休暇支援金が支給されます。
看護・介護休暇
ベネッセコーポレーションは教育・介護関連企業と言うこともあり、看護・介護関連の休暇が充実しています。
- 生理休暇
- 出産休暇
- 看護休暇
- 公傷病休暇
- 介護休暇
などが挙げられ、家族だけでなく自分の病気・怪我でも休暇を取得することが可能です。
残業は多い?
ベネッセコーポレーションでは残業時間の削減に取り組んでおり、正社員でも残業をしている人は少ないです。
万が一残業が必要になった場合でも、その日だけでなく2~3日中に残業して終わらせることが出来るので、自分のスケジュールを崩す必要がありません。
勤務時間・休日休暇に関する口コミ・評判
前の職場では生理が重くて有給を使う場面が多々あり、今は気軽に生理休暇を取れるのでとても助かっています。生理休暇以外にも女性に嬉しい休暇制度が充実していると思います。
有給は基本的に希望通りに取得することができます。忙しい時もしっかりスケジュールを自分で組んで、期限内に割り当てられた業務を終えられれば良いので、気楽に働けています。
出来るだけ残業をしない方針なので、業務時間を過ぎて残業をしている人はあまりいません。期限も無理のない範囲で仕事を割り振っているので、慣れ次第で残業を一切せずに帰ることが出来ます。
社内の教育・研修制度
ベネッセコーポレーションでは担当する業務に合わせて、その業務に関する知識を身につけるためのプログラムや、キャリア形成に必要なことを学ぶプログラムが用意されています。
- 節目プログラム
- 編集者研修
- 環境WEB研修
- キャリアデザイン研修
- 幹部研修
ベネッセコーポレーションは様々な領域の事業を行っているため、研修の種類も色々あります。
キャリア形成に必要な支援も充実しているので、着実なキャリアアップが可能です。
教育・研修制度に関する口コミ・評判
入職後に担当する業務の基礎知識を学ぶ研修があったので、大体の業務内容を把握した上で仕事が出来たのでスムーズに職場に馴染めました。
ベネッセではどのようにキャリア形成をしていけば良いのかという研修だけでなく、カウンセリングもしてくれるので、どのようにすれば上に行けるのかをしっかりアドバイスしてもらえます。
自分の業務を定期的に振り返るプログラムが用意されているので、何が自分にとって良いのか、逆に何が無駄だったのかなどを振り返ることが出来て、社会人としても成長出来ました。
職場の雰囲気や社風
やはり転職する上で心配なのが職場の雰囲気や社風ですよね。
そこで、ベネッセコーポレーションで働いている社員が感じている会社の雰囲気をまとめました。
フレックス制なので働くママが多い
ベネッセコーポレーションは教育関連事業に力を入れている企業なので、時短やフレックス制を利用して働いているママが多いです。
もちろん母親だけでなく父親でも柔軟に対応してくれることから、家族がいる人には働きやすい企業と言えるでしょう。
年齢層が幅広い
ベネッセコーポレーションは従業員の年齢層が幅広く、学生のアルバイトから主婦まで幅広い年齢層の社員がいます。
そのため、色々な世代と交流することで常に新鮮な気持ちで仕事をすることが出来ます。
職場の雰囲気や社風に関する口コミ・評判
ママさんや学生も多いので、色々な人と仕事が出来るのが楽しいです。
時短勤務の人が多く、家のことで早く帰ることがあっても嫌な顔をされないので、安心して仕事が出来ます。
いつでも相談や提案が出来る窓口が用意されているので、自分の意見を上に発しやすい企業です。
ベネッセコーポレーションへの転職で役立つ転職サイトorエージェント
ベネッセコーポレーションへの転職を考えているのであれば、転職エージェントや転職サイトを使うのが良いでしょう。
ただ、ベネッセコーポレーションのような大企業の場合、転職エージェントの中でもしっかりと大企業とのコネクションがあるような転職エージェントでないと、満足のいく転職が出来る可能性が低いです。
また、転職エージェントには転職に関するアドバイスをくれるキャリアコンサルタントが在籍しているので、キャリアコンサルタントと二人三脚で転職を進めることが出来ます。
そこで、ベネッセコーポレーションへの転職を考えているのであれば、どの転職エージェントを利用すれば良いのでしょうか。
リクルートエージェント
リクルートエージェントは転職エージェントの中でも転職支援実績No.1を誇る転職エージェントです。
就職・転職サイトを運営している企業の中でも大手にあたるリクルートが運営している転職エージェントです。
取り扱っている求人は大企業から中小企業まで幅広く、自分のレベルに合った転職先を紹介してもらうことが出来ます。
実際にリクルートエージェントを使って大企業への転職に成功している人も多く、ベネッセコーポレーションに限らず大企業への転職を希望しているのであれば、まずはリクルートエージェントに登録しておくことをおすすめします。
doda
求人数 | 約260,000件 |
---|---|
対応地域 | 全国47都道府県 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://doda.jp/ |
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
dodaは転職サイトの中でもトップレベルの掲載数を誇る転職サイトです。
転職エージェントサービスは複数の転職エージェントサービスと提携をしており、その中から自分が希望する職種や条件に合った転職エージェントを紹介してもらえます。
また、dodaの転職エージェントサービスはキャリアアドバイザーと採用プロジェクト担当の2人がエージェントとして転職をサポートしてくれます。
そのため、企業の採用目線と転職のプロ目線の転職のアドバイスを受けることが出来る点がdodaの利点と言えるでしょう。
JACリクルートメント
JACリクルートメントはハイクラス求人に特化した転職エージェントです。
取り扱っている求人は15,000件と大手の転職エージェントと比べると少な目ではありますが、その分大企業を中心とする厳選された優良求人を取り扱っています。
ある程度の実績・経歴が無いと良い求人を紹介してもらえませんが、ターゲット層に当てはまっていればベネッセコーポレーション以外の大企業を紹介してもらえる可能性も高いです。
まとめ
ベネッセコーポレーションの企業情報・転職情報を紹介しましたがいかがでしょうか。
大企業なので、ベネッセコーポレーションへの転職を希望している人は多く、かなり転職の難易度は高いですが、しっかりとしたスキルと経歴を持って転職活動に挑めば転職は不可能ではありません。
ここで紹介した情報を参考にして、ベネッセコーポレーションへの転職を成功させてください!