一念発起して大企業から中小企業へ転職をしたものの、めっちゃ後悔している…
しかし大企業から中小企業への転職して後悔してしまう人には、共通した理由があります。
また中小企業の転職は運ではありません。
しっかりと入念に対策を行えば、後悔を防ぐことができます。
今回は、大企業から中小企業への転職で後悔してしまう人にありがちな理由に加えて、転職失敗を防ぐためのコツも併せて解説していきます。
- 第二新卒やフリーターの転職に特化
- 経歴や学歴に自信がなくても求人を紹介してもらえる
- キャリアアドバイザーのサポートが手厚い
中小企業への転職が後悔してしまいやすいリスク
実際に毎日働いていくとなると、本当に自分にあっている職場で働きたいもの。
しかし大企業から中小企業への転職活動を行った人の多くは、中小企業に転職を行った際に「後悔した」と感じているのです。
しかし中小企業への転職活動で「後悔した」と感じる人には、ある共通点があります。
それは中小企業へ転職をすることへのリスクをしっかりと理解していないこと。
きちんとリスクを把握せずに、中小企業への転職活動を行ってしまうと、後悔に繋がってしまいかねません。
ここからは転職時に起こりうるリスクをチェックしていきましょう。
給料水準が下がってしまった
一つ目は、前職よりも給料水準が下がってしまうことです。
一般的に大企業と中小では前者の方が、高給であることがほとんどですよね。
また大企業に限らず、転職時には年収が下がってしまうことがほとんどです。
もちろんベンチャーなど、職種や年代によっては、大企業で働く同年代よりも高給であることもあります。
しかし転職時には、ほとんどは給与水準が下がってしまうことが多いゆえに、大きなリスクとなりやすいのです。
社会的信用力がなくなった
中小企業への転職における後悔のリスク、2つ目は、社会的信用力がなくなってしまうことです。
名の知れた大企業の場合、倒産などの確率も低い・高給であることが多いということから、社会的な信用力がとても高いです。
そのため、マイカーローンや住宅ローンを組む際に、審査に給与が安定しているという評価となり、審査に通りやすいというメリットがあります。
一方、あまり名の知れていない中小企業の場合、単純に収入面が不透明であることから、社会的な信用力が低いとされます。
たとえば一口に「広告業」と言っても、大手広告と中小の広告では雲泥の差がありますよね。
このようなネームバリュー面でもリスクが生じることを頭に入れておく必要があります。
教育制度が整っていない
中小企業の場合、転職をしても社内での教育制度が整っていないケースがあります。
大企業の場合、教育システムやOJTなど、入社してからの教育制度が整っていることが多いです。
しかし中小企業の場合、特に教育システムが整備されていないことが多いです。
そのため、上から自動的に仕事が降ってくるようなシステムが出来ている大手で働いていた環境から、自分でどんどん学びに行くタイプの中小企業に転職した際に、そのギャップについていけずに後悔してしまった、と感じることが多いと言えます。
裁量が多すぎる
中小企業の場合、一人当たりが担当する仕事量が多いことから、転職してしまったことを後悔…と感じることが多いです。
特に大手企業の場合、仕事が細分化されているケースも多いです。一つの商品を売り出すにしても、企画、開発、マーケティング、営業、広報など、様々な部署でそれぞれの仕事を行うことが一般的です。
しかし中小企業の場合、企画から営業まで全て自分一人で行うことが多いです。
自分が携わった製品の最後まで自分の手で持っていくことができるのは魅力的な分、自分一人当たりの裁量が大手とは歴然の差のため、そこで疲弊してしまうということも少なからずあります。
逆に、世に出す製品の企画から営業までの一連を全て自分の目で確かめたい、という人には、中小への転職もアリだと言えるでしょう。
福利厚生面が少ない
大手企業は、社内体制も整っている分、福利厚生も充実していることがほとんどです。
基本的な有給休暇や健康診断に加え、アミューズメントパークやマッサージの割引サービスなど、企業独自の福利厚生が行われていることも。
一方で中小企業では基本的な有給休暇などはある物の、大企業のような特別な福利厚生が無いのがネックと言えます。
後悔しているなら即行動も大切!
やっぱり転職なんてしない方が良かったかも…。
なんて今の職場に転職したことを後悔しているいるのなら、悩んでいる時間がもったいありません。
人生は常に終わり向かって走り続けているもの。同じ時を過ごすのであれば、1秒でも自分が納得している時間が長くあった方がよくないでしょうか。
すぐにでも一方踏み出したい!という方におすすめしたいのが、転職エージェントのdodaです。
筆者も転職活動時に利用していましたが、コンサルタントによる手厚いサポートがあり安心して転職活動を任せられます。
大企業から中小企業へ転職するメリット・デメリット
中小企業に転職するとなると、いくつかのメリット・デメリットがあります。
どちらも理解したうえで転職をしないと、転職後に後悔してしまう可能性がありますよね。
そこで、中小企業に転職する際のメリット・デメリットについてまとめます!
中小企業に転職するメリット
中小企業に転職するメリットは以下の通りです。
- 役職者との距離が近い
- 仕事がスピーディーに進む
- 人間関係を作りやすい
- 仕事に裁量権がある
- 残業が少ない
これらについてそれぞれ解説します。
役職者との距離が近い
大企業の場合には、社長や幹部と顔を合わせる機会すらないですよね。
しかし中小企業の場合には、社長や幹部陣も同じ職務室内で仕事をしていることが多いです。
また大企業と違い、比較的気軽に話しかけられるメリットもあります。
社長や幹部と仲良くなることで、帰属意識が向上し会社に貢献したいと思えるようになりますよ!
会社に貢献したいという気持ちも、社長や幹部陣に伝わりやすいので昇進できる可能性も高いのがメリットです。
仕事がスピーディーに進む
大企業の場合、社員数が多く仕事の意思決定に複数の承認を得なければなりません。
何度も確認をして仕事を進めるのにストレスを感じる方も多いです。
しかし中小企業であれば、仕事の確認に対するフローも少ないですね。
物事の決まるスピードが速いだけで、ストレスなく仕事を進められるメリットがあります。
いろいろな仕事をスピーディーに進めたいと思っている方におすすめです!
人間関係を作りやすい
中小企業の場合、会社内にいる人の数が比較的少ないため人間関係を作りやすいメリットがあります。
アットホームな雰囲気を感じられたり、同僚と仲良くなったりとメリットが大きいです。
仕事以外にもプライベートで関わりを作りたいと思っている方におすすめです!
人間関係が良い職場であれば、それだけでも仕事がやりやすくなります。
仕事をしやすい環境を手に入れられるのもうれしいですね。
仕事に裁量権がある
中小企業の場合、ひとりひとりが任されている仕事量が大きいです。
従業員が少ないため、それだけ多くの仕事をすることになりますね。
しかし上司からの指示だけで動く必要ななく、自分の好きなように働けるメリットがあります。
大企業のように上司からの指示のみで働く働き方が嫌いな方にとってはとてもありがたいですね。
残業が少ない
すべての中小企業に当てはまるわけではありませんが、比較的仕事量が少なく残業が少ない傾向にあります。
そのため、残業を多くする必要がなくプライベートも充実させられます。
昨今、ワークライフバランスを重視する方も増えているので、時代に合った働き方ができるのもメリットですね。
中小企業に転職するデメリット
中小企業に転職する場合、メリットだけでなくデメリットもあります。
具体的には下記のとおりです。
- ボーナス・昇給が少ない
- 福利厚生が悪い
- ワンマン企業の可能性
- 会社が安定していない
- ハラスメントが多い可能性
これらについてそれぞれ解説します。
ボーナス・昇給が少ない
中小企業は大企業と比べてボーナスや昇給が少ない傾向にあります。
好条件をもらって転職しているのであれば別ですが、ただ転職をしただけであればボーナスや昇給が少なくなってしまうことを覚えておきましょう。
大手企業に勤めていた方が中小企業に転職するほとんどの場合で、年収が下がってしまいます。
ボーナスや昇給額が減ってしまうのは大きなデメリットですね。
福利厚生が悪い
大手企業と比較すると、福利厚生が悪いです。
大手企業の場合、通勤手当や家賃手当、社内食堂などの福利厚生があります。
しかし中小企業の場合には、ほとんど受けられる福利厚生はありません。
家賃手当をもらえても、数万円程度のことがあるので福利厚生に期待して高い家に住むのはやめておきましょう。
ワンマン企業の可能性
社長や幹部層との距離が近いことはメリットもありますがデメリットもあります。
社長がほとんどの仕事を決めていて、自分に裁量がほとんどないことも…。
ワンマン経営になっていると、やりがいや裁量を持てずになぜ働いているのかわからなくなってしまいます。
ワンマン経営かどうかを確認するなら、会社の口コミや実際に見学をして判断するのがおすすめです。
会社が安定していない
中小企業やベンチャー企業の場合、倒産してしまうリスクがあります。
大企業であれば、収支が安定していてよっぽどのことがない限り倒産するリスクはありません。
しかし中小企業やベンチャー企業の場合、主力商品がないため少し経営が傾いただけでも倒産する可能性があります。
安定した仕事を求めているのであれば大企業に入社するのがおすすめです。
ハラスメントが多い可能性
大企業よりも中小企業のほうがハラスメントが多いといわれています。
大企業であれば、相談室を設置したり普段からハラスメント防止対策をおこなっていたりと、ハラスメントに対する対策が進んでいます。
しかし中小企業はハラスメント対策をおこなっていないことが多いので、まだまだハラスメントが横行しているのが現状です。
最近になって、中小企業にハラスメント防止対策が義務化されるようになりましたが、どの程度効果があるのかは未知数です。
少なくとも大企業よりもハラスメント防止対策が進んでいないことを覚えておきましょう。
なぜ大企業から中小企業へ転職をしようと考えるのか
そもそもなぜ、このようなリスクがあるのにもかかわらず大企業から中小企業への転職を考えるのでしょうか。
ここでは、中小企業への転職を考える人が、転職を考えるきっかけを解説していきたいと思います。
自分の能力に過信しすぎた
大企業の中でもまれたことにより、「この会社でこれだけの能力を発揮したのだから、中小で働けば役員クラスになれるのかもしれない」と過信してしまいがちです。
しかし実際は、大企業で担当した仕事はほんのひと握り、同じ分野の仕事も中小で1から10まですべて担当したら、過信しすぎていた…と気づくことも多いのです。
大企業での競争についていけなくなった
大企業では母数が多いため、昇進の座席争いの競争率もとても高いです。
そうなると上に上り詰められるのはほんの一握り。そうなると、残りの人は中堅ポジションでその会社に残り続けるのもしんどいこともあるでしょう。
そのことから、企業内での競争についていけなくなってしまい、少しレベルを下げた中小企業におりれば、大企業ブランドの効果でそれなりのポジションをたもてるのではないか?と考える人も多いです。
自分のキャリア・スキルアップに限界を感じた
「これ以上、この会社でキャリア・スキルをアップしていくのは難しいな」と感じた結果、転職を検討する人も多いようです。
とくに大企業では自分が担当する業務が限定されていることも多いことから、仕事自体のスキルアップに限界を感じることもあるでしょう。
その点、中小企業では一人当たりの裁量も大きいため、よりスキルアップを図るためにも、転職を考える人も多いです。
仕事内容に不満があったから
大手企業の場合、希望の会社に入れたからと言って必ずしも希望の仕事ができるとは限りません。
部署の配属なども希望は取るものの、必ずしもその希望が反映されるわけでは無いのです。
時には希望していた部署とはかけ離れた部署に配属になることもあるでしょう。
また全国に支店のある企業の場合、希望とは違うエリア配属となるケースも。
そういったことから、より希望に合った環境を夢見て、転職を検討するケースも多いでしょう。
大企業から中小企業への転職で後悔しないためには
ここまで、中小企業への転職時に後悔してしまいがちなリスクや、転職を考えてしまうきっかけなどを紹介してまいりました。
しかし中小企業の転職=後悔しやすい、という訳ではありません。
きちんとリスクを理解した上で、納得のいけば後悔をすることはないでしょう。
ここからは、中小企業の転職に後悔してしまわないためのコツを解説していきます。
前職での経験を持ち込みすぎない
中小企業転職後に後悔したと感じてしまうのには、中小企業への転職リスクを理解していないために起こってしまうと言えるでしょう。
リスクを把握しておけば勿論、転職後の後悔を防ぐことは出来ますが、それ以外にも「後悔してしまった…」と感じてしまうことがあります。
それは、大企業時代の経験を持ち込みすぎてしまうことです。
大企業にいた中高年が中小企業に転職して失敗するパターンに酷似してる。
「前の会社ではこうだった」「前の会社ではこんなことはやらん」と批判しながら指示しまくり、現場をかき回し、最後は周りから総スカンを食らって居場所がなくなり退職という悲劇の出羽守。— 城之内みな? (@7Znv478Zu8TnSWj) February 20, 2020
「前職ではこのようなやり方が主流だった」「前職ではこのようなことは省いて仕事を行っておりました」というように、前職時代の価値観を持ち込みすぎてしまうと、疎まれる原因になりやすいです。
特に大企業からの転職の場合、いい意味でも悪い意味でも色物として見られやすいです。中には大企業へのコンプレックスが強い人もいるでしょう。
そんな中、現場では一番経験が浅いとなる人が、一丁前に「前職では」と口をはさんでいると、職場環境も悪くなりがちです。
あくまで前職は前職、郷に入れば郷に従え精神で、前職の話は持ち込まないようにしましょう。
もちろん、意見を求められた際に答える分には問題ありません。
転職する目的を明確にする
大手から中小企業への転職を行う際は、後悔してしまうのリスクをふまえたうえで、自分は何の目的で中小企業に転職をするのかを明確にしましょう。
などのように、中小企業に行く目的を明確にし、リスクと相違が無いかチェックするだけでも、転職を後悔をしてしまうリスクを十分に避けることができます。
そのためまずは転職を行う目的をきちんと明確にしておきましょう。
転職先の中小企業について念入りに調べる
転職先の中小企業について、きちんとした調べを行いましょう。
大企業と違い規模が小さいため、イメージとのギャップが生じるだけでも転職に失敗してしまった、という感覚に陥りやすいです。
入社を検討している企業の公式HPはもちろんのこと、転職サイトの口コミなども入念にチェックを行いましょう。
ここで注意したいのが、口コミを鵜呑みしすぎないことです。
確かに実際に働いていた人の生の意見をチェックできるのは良いですが、基本的にネガティブな口コミが多いです。
そもそも転職の口コミサイトは、辞める人が書き込むことがほとんどです。在籍者が書き込みを行ってしまうと、内部告発や情報漏洩になりかねないためです。
そのためネガティブな口コミも多く、なかには情報を持って書き込みがされていることもあります。
真偽の判断は自分自身で行うことになってしまいますが、鵜呑みしすぎず、参考程度でチェックを行いましょう。
中小企業への転職を後悔してしまうのを防ぐには、エージェントなどで情報収集がカギ
中小企業への転職して後悔…なんてことを防ぐためには、プロからの転職支援や、情報収集をすることが大切です。
特に縁故採用なども難しいから自分で求人を見つけなければ…という人は、転職エージェントを利用をオススメします。
転職エージェントでは、求人紹介を始め、書類や面接対策なども行ってもらえる転職サービスです。
ただ求人紹介を行うだけでなく、その企業の内情や、これまでの動向なども情報収集を行っています。
そのためただ闇雲に転職活動を行うのではなく、プロも意見を聞きながら活動をすすめていくことができます。
また中小企業は大手企業に比べて、情報が少ないため、自分だけでは情報が賄いきれないことが多いです。
そこでプロの意見を聞きながら活動を進めることで、失敗を防ぐことができると言えます。
どこの転職エージェントを活用すればいいか分からない…というかたは、下記の記事も参考にしてみて下さい。
中小企業への転職を目指すなら
中小企業への転職を目指すなら、大手転職サービスのdodaがおススメです。
求人数 | 約260,000件 |
---|---|
対応地域 | 全国47都道府県 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://doda.jp/ |
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
大手企業に限らず中小企業の求人も多く保有しています。中小企業に絞った転職活動でも、安心して活動を進めることができるでしょう。
自分でも求人検索を行うことができますが、エージェントサービスを利用することで専任のキャリアアドバイザーから求人紹介を受けたり、面接練習などを対応して貰うことも可能です。
また非公開求人も多く保有しているため、市場には出回らない良案件のお宝求人に巡り合うことも出来るかも。
筆者も前職の時からdodaエージェントサービスに登録しておきました。
企業からのスカウトはもちろん、提携のエージェントサービスからのスカウトも毎日届くので、働きながらでも納得のいく転職活動を進めることが可能です!
もちろん自動送信のものなんだろうな…と感じるものもありますが、良い案件の求人からもたくさん連絡がきました。
個人としても、転職を考えている人にはまずおすすめしたいサービスです!
大企業から中小企業へ転職する際の企業選びのポイント5選
中小企業へ転職する上では、どのようなポイントを押さえて職場を探せば良いのでしょうか?
中小企業へ転職したい一心で転職をしてしまうと、大きな後悔に繋がりかねません。
ここで解説する内容を押さえて、中小企業へ転職しましょう。
中小企業へ転職する際の企業選びのポイント5選
- 継続的に成長を続けているか
- ITの導入は積極的か
- 社内に活気はあるか
- 離職率は低いか
- 社長の雰囲気は良いか
①継続的に成長を続けているか
企業選びの際には、「売上が伸びていない」「新製品や新サービスの発表がない」といったネガティブな要素がないか注意しましょう。
売上が伸びていない企業では、昇給やボーナスが少ない可能性があります。
また、新製品や新サービスの発表がない企業では将来性がなく、キャリアが形成が難しくなりかねません。
中小企業の場合、大手企業に比べて毎年の売上や業績を公開していないところも多いです。
しかし、面接や面談の際には、うまく質問してこれらの情報を聞き出すようにしましょう。
売上の推移や新製品・新サービスの開発は、企業の成長や将来性を判断する重要な要素です。
②ITの導入は積極的か
現在IT化の進展により、あらゆる企業で業務の効率化が求められています。
そのため、「メールで済むものを郵送で送っている」や「メールの使い方が稚拙である」といった状況は、ITに不得手である印象を受ける会社に注意が必要です。
うっかり入社してしまうと、非効率な作業や手続きに追われる可能性があります。
効率的な業務の実現や最新テクノロジーの活用は、企業の競争力を高めるために重要です。
ITに対する適切な理解と活用ができる会社は、業務の効率化や改善にも積極的といえます。
➂社内に活気はあるか
面接時には、会社の社内の活気や明るさにも注目しましょう。
「挨拶しても返事が返ってこない」「社内全体が静か」など、無気力感がある会社は要注意です。
特に中小企業は社員数が少ないので、社内の活気が業績に直結します。
社員同士の会話や笑い声が聞こえるような活気のある社内環境があるかどうかを確認しましょう。
明るく活気のある社内環境は、働くモチベーションやチームワークを高めます。
社内の活気や明るさに注目することで、自身の働きやすさやキャリアの成長につながる環境かどうかを見極められるのです。
④離職率は低いか
定着率が低い、または離職率が高い会社は、研修や教育制度が整えられていなかったり、職場環境が良くなかったりする可能性があります。
そのため企業選びの際には、定着率や離職率のチェックが重要です。
定着率とは、入社した社員がどのくらいの割合で退職しないかを表す指標をいいます。
一方離職率とは、入社した社員がどのくらいの割合で退職するかを表す指標です。
定着率や離職率は、企業のウェブサイトや就職情報サイトに掲載されている場合があります。
定着率や離職率が低い企業は、研修や教育制度が整えられていなかったり、職場環境が悪かったり、社員が長く働けない環境である可能性が高いです。
⑤社長の雰囲気は良いか
社長は企業において権限を持ち、会社の成長や失敗に大きな影響を与える存在です。
そのため、一緒に働きたいと思えるかどうかは重要な要素と言えます。
中小企業では、社長との接触機会が多い場合もあります。
もし社長との共同作業や関わりに不快感を抱く場合は、その企業を候補から外すことを検討すべきです。
社員と社長の接し方の観察することも有益です。
社長が社員と対等な関係を築き、コミュニケーションが円滑であるかどうかも重要な判断基準となります。
中小企業への転職シーンで多い質問
では次に、中小企業への転職場面でよく聞かれる質問のなかから、特に多いものをみてみましょう。
現在中小企業への転職を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
Q.中小企業への転職にハローワークは有効?
A.ハローワークのみで転職活動を進めるのはお勧めできません。
ハローワークのお仕事は、求人広告に記載されている以上の情報を得づらいです。
情報が少ないまま求人に応募すると、せっかく内定を獲得してもミスマッチに終わる可能性があります。
転職活動をする場合、先ほど解説したdodaなどを軸に進めるのがおすすめです。
Q.中小企業の定義は?
A.業種によって異なります。
中小企業基本法では、業種ごとに中小企業の定義を定めています。
たとえば製造業であれば「資本金3億円以下・従業員数300人以下」、卸売業であれば「資本金1億円以下・従業員数100人以下」といったように、それぞれの業界で異なる定義づけがされていることを覚えておきましょう。
中小企業への転職を後悔すること・リスクは未然に防げる
今回は、中小企業への転職を後悔してしまうのにはどのようなことが原因にあるのかについて解説してまいりました。
中小企業への転職に後悔をしてしまうのには、中小企業に転職することのリスクを把握していないことが原因にあります。
改めて転職活動が後悔してしまう原因を振り返っていきましょう。
- 給料水準が下がってしまった
- 社会的信用力がなくなった
- 教育制度が整っていない
- 裁量が多すぎる
- 福利厚生面が少ない
これらの転職時のリスクを把握した上で、なぜ中小に転職をしたいのかを、明確にすることが大切です。
その上で、転職活動成功へのコツを駆使していきましょう。
- 第二新卒やフリーターの転職に特化
- 経歴や学歴に自信がなくても求人を紹介してもらえる
- キャリアアドバイザーのサポートが手厚い