医師の転職サービスをりようするとなると、その転職サービスのコンサルタントが医師転職の成功を左右するといっても過言ではありません。
「そんなことを言ったら、質のいいコンサルタントに当たらなくてはいけないから、運次第になってしまう」と思われた方。
質のいいコンサルタントが回ってくることが重要ではありません。
むしろ自分に都合の良いコンサルタントとして動かしてしまうことが大切なのです。
今回は医師転職を成功させるために、医師転職サービスの利用時のコンサルタントとの付き合いポイントをご紹介いたします。
また番外編として、医師からコンサルへの転職の道もご紹介いたします!
医師転職の成功のためにコンサルタントを活用するポイントは?
さて、医師の転職活動の成功にはコンサルタントの自分の思うように活用することが大切と言いましたが、実際どのように活用していけばよいのでしょうか?
それは医師転職のコンサルタントの仕事をくみ取り、そこに沿うように誘導していくことが大切なのです。
誘導とはどのようにしていけばよいのでしょう?
一つ一つポイントを解説していきます。
ポイント①「転職希望時期は今すぐです!」と伝える
医師転職のサービスを利用すると最初のコンサルタントとの面談で、必ず『転職希望時期』を聞かれます。
この際に、たとえそこまで転職に焦っていなくても「とにかく早く転職がしたい」と伝えましょう。
医師転職のコンサルタントに限らず、こういった人材紹介業では「売り上げに直結する人」を最優先するのです。
コンサルタントも自分一人の転職支援を行っておるのではなく、複数の医師の転職支援を行っています。
転職コンサルタントですから、もちろんその人にあった求人をピックアップして紹介してはくれます。
今すぐしたいと伝えないと、後回しにされて良案件を逃すかも?
しかし同時期に同じような転職希望条件の医師がいたとしましょう。
年収や希望条件はほぼ同じで、コンサルタントが転職希望時期を訪ねたところ、それぞれ以下の答えが返ってきました。
A「転職希望時期ですか?そうですね~そんなに焦っていないので、1年以内ですかね。」
B「転職希望時期ですか?今すぐ!すぐにでも転職したいです!」
この場合コンサルタントは、転職希望時期を今すぐと答えたBさんに優先的に求人を紹介をしてくれます。
何故なら求人を紹介をしてすぐに転職をしてくれそうであるからです。
今すぐに転職を希望していないと、「この人はそんなに急いでいないから後回しでいいや」と判断されてしまい、なかなか求人を紹介してもらえないということになりかねません。
また良い求人案件は突然やってくることが多いため、「早く転職をしたい」と伝えていることによりそういった良案件も優先的に回ってくる可能性が高くなります。
そのため良い求人を紹介してもらうためにも、コンサルタントには「転職希望時期は今すぐです。」と伝えましょう。
ポイント②希望年収額は希望よりちょっと高めに伝える
医師転職のコンサルタントとの面談で、転職希望時期と一緒によく聞かれるのが『転職後の希望年収額』です。
コンサルタントから希望年収額を聞かれた際は、遠慮をせずに自分の希望年収額、もしくはちょっと高めに伝えましょう。
医師転職サービスに限らず、このような人材紹介サービスでは紹介した人材が入職をすると、求人を出した病院側は、その成功報酬として手数料を支払わないといけません。
その成功報酬の額は、入職した医師の年収の1/3の額を支払います。
この成功報酬は入職した医師の給料から引かれるわけでは無く、別途病院側が転職サービス側に支払います。
そうなると年収の低い医師よりも、年収が高い医師の転職を成功させた方が転職サービス側に入る成功報酬の額が多いということが分かりますね。
例
年収600万円の医師の転職成功×3人の成功報酬=600万円の成功報酬
年収2000万円の医師の成功報酬=666万円の成功報酬
これを見てもわかる通り、年収の低い医師を3人転職成功させるよりも、年収の高い医師一人の転職を成功させた方が、一人分の労力で3人の成功報酬より高い金額が貰えます。
そのため希望年収はちょっと高めに伝えることで、コンサルタントからも「この人には優先的に求人を紹介しよう」と思わさせることが大切です。
希望年収を伝える際のポイントは?高ければいい話でもない
ただ希望年収を高ければ高い額を伝えればよいというわけではありません。
ご自身の現在の状況をきちんと把握して、希望年収を伝える必要があります。
希望年収を伝える際のそのポイントには二つあります。
現在・前職の正確な年収を把握しておく
希望年収を伝える際に、前職もしくは現職の年収を伝える必要があります。
ここではきちんと額面上の年収を伝える必要があるのです。実際は振り込まれる手取りの額しか知らない医師も多く、きちんと把握していない方が多いのです。
ここを把握していないと、希望の年収を伝えても実は現職の方が年収が多かった!なんてこともあります。
雇用形態によっては希望年収額が難しいこともある
例えば前職では常勤で働いており、転職では非常勤の週2から週3の勤務を希望して今より年収アップを希望している、となると難しいことがあります。
もちろん非常勤でもインセンティブなどが入ることによって希望年収額が可能になることもあります。
希望年収額を伝える際には、自分の希望する雇用形態なども考えながら伝える必要があります。
③医師転職支援サービスでは複数のサービスを並行して活用する
医師転職支援サービスを活用するときに、一つのサイトを使い倒すという使い方もいいです。
ですが医師転職では複数の転職支援サービスを利用し、それぞれのサービスごとでコンサルタントに支援してもらうことが大事です。
医師転職サイトで良いコンサルタントにあたるのではなく、そういうように誘導させるといいましたが、どうしても自分と合わないコンサルタントにバッティングされてしまうこともあります。
そうなるとそのサイト1つしか利用していないと、中々求人にたどり着けず、転職に字がんがかかってしまうこともあります、そうなってしまうのはとても勿体ないです。
そういった危険を回避するためにも、いくつかのサービスを並行して利用することが大切です。
コンサルタントがおススメの医師転職サービス
ここからはコンサルタントの質も良く、医師転職の際に複数活用するのにオススメのサービスをご紹介いたします。
エムスリーキャリアエージェント
エムスリーキャリアエージェントは、医師転職サービスの中でも質も高く人気のサービスです。
また専任のコンサルタントは、常に医療業界の座学研修や勉強会を行うことで医療業界や医療転職への知識をアップデートしています。
そのため安心して医師転職支援も安心してサービスを受けることが出来ます。
リクルートドクターズキャリア
リクルートドクターズキャリアは人材大手のリクルートが運営する医師転職支援サービスです。
専任のキャリアコンサルタントは、人材大手のリクルートが培ってきた転職ノウハウと、医者に限らず薬剤師など、メディカルジャンルでの転職支援ノウハウを生かした転職支援を行ってくれます。
またコンサルタントは出張面談も行ってくれるため、現職で働きながら転職活動を行う先生のフォロー体制もばっちりです。
自分が医師コンサルタントになっちゃう
おまけですが、医師転職をお考えなのであれば、医師からコンサルタントへの転職も一つの手です。
ここでは前述までにご紹介してきた転職支援のコンサルタントではなく、いわゆるコンサルです。
これまで第一線で臨床現場に携わってきた医師が、その専門性の高い知識を活かして医療コンサルティングに携わる人も増えてきています。
また実家の病院を継ぐために、ビジネスの知識も身に着けるために、医療コンサルとして転職をし、コンサルとしてビジネスを学んだ後、病院経営に携わるといったケースも多いのです。
医師がコンサルに転職をするには、臨床経験に加えて何か他の経験があると望ましいですが、基本的に医療系の会社であれば、歓迎してもらえることも多いのです。
医師転職で病院以外で医師の資格を活かすことで、ご自身の選択肢も広がります。
医師転職のコンサルタントのまとめ
いかかでしたでしょうか?
今回は医師転職を成功させるための医師転職支援サービスのコンサルタントの付き合い方のポイントなどをご紹介いたしました。
医師転職を成功させるためのコンサルタントとの付き合い方には以下の3つが大事です。
- 転職希望時期は「今すぐ」と答える
- 希望年収額は高めに伝える
- 複数のサービスを並行して活用することがポイント
また医師転職を考えているのであれば、病院だけでなく医師コンサルとしての道も視野に入れておくとよいでしょう!